次期監督の動向

フランヒベルデ(白と緑)の愛称で知られるエルチェCFは、エデル・サラビア監督のバトンを引き継ぐ次期監督探しに尽力している。明確な本命候補が存在する中、クラブが管理する候補者リストにはサンティ・デニアの名前が浮上している。2024年のパリオリンピックでスペイン代表を頂点に導いた同監督は、エルチェが求めるプロファイルに完全に合致している。

サンティ・デニアについては、スペインサッカーの育成組織に対する圧倒的な知識が高く評価されている。彼の指導者キャリアの大半はスペイン代表の下部カテゴリーに結びついたものであり、昨夏にU-21欧州選手権を終えた後はラス・ロサス(スペインサッカー連盟の拠点)を離れ、カタールでの短い指導期間を経ていた。

スペイン国内のトップチームの第一監督として本格的にキャリアを始動させる扉が、エルチェの関心によって開かれようとしている。これまでの彼のクラブでのトップチーム指揮経験は、2009年10月にアトレティコ・マドリードでアベル監督の解任からキケ・サンチェス・フローレス監督の就任を繋ぐ暫定監督として指揮を執った1試合のみに限られている(マジョルカ戦で1-1の引き分け)。現時点では、アリカンテ県に本拠地を置くエルチェとサンティ・デニアの間で行われているのは初期の接触であり、同時にガルシア・ピミエンタとも同様のコンタクトを取っている状況である。

(via MARCA)

(via ElDesmarque)

クラブのビジョン

今シーズンのエルチェは、苦しみ抜いた末になんとかプリメーラ(1部リーグ)での残留を成し遂げた。クラブは今後、この1部の舞台に長期的に腰を据えて定着していくことを目指している。

そのための成長戦略として、若手選手たちに賭けるアプローチを採用している。この方針を持つエルチェのようなチームにとって、サンティ・デニアのプロファイルは非常に興味深いものとなっている。スペイン代表の下部カテゴリーを経験してきた選手たちや、これから台頭してくるであろう原石たちに対する深い知識とアプローチ能力を彼ほど持ち合わせている監督は他にほとんど存在しないからである。

(via MARCA)

移籍市場の動向

エルチェは中盤の強化に向けて、フリーエージェントとなる見込みの選手に目を向けている。そのターゲットとなっているのが、レバンテUDのキャプテンを務めるマドリード出身のMFパブロ・マルティネス(28歳)である。

彼はルイス・カストロ監督向けには契約延長のオファーが存在したものの、現在はテーブルの上に新たな契約更新のオファーがなく、退団が濃厚となっている。移籍金をかけずに獲得できるという魅力から、エルチェCFはCAオサスナ、ラージョ・バジェカーノ、ヘタフェCF、セビージャFCとともに彼への打診を行っている。

パブロ・マルティネスは直近の公式戦29試合に出場し、2000分弱のプレータイムの中で1ゴール5アシストを記録している。経験豊富な彼は、モラタラス・スポーツ学校やADアルコルコンの下部組織で育ち、2019年にレバンテのBチームに加入した。その後、CDミランデスやSDウエスカへの期限付き移籍を挟みながらも、7年間にわたってレバンテの組織でプレーを続けてきた選手である。

(via Estadio Deportivo)

【本日の総括】

苦しみながらも1部残留を果たしたエルチェは、1部への長期的な定着を目指して若手主体のチーム作りへと舵を切っています。エデル・サラビアの後任には、スペインの若手育成を熟知するサンティ・デニアやガルシア・ピミエンタと接触。さらに移籍市場では、実力者パブロ・マルティネスのフリー獲得競争に参戦しており、来季に向けた積極的な動きが始まっています。