振り返りとマルセリーノ監督退任の真相
今季、勝ち点72を獲得して堂々の3位フィニッシュを果たし、2年連続のチャンピオンズリーグ出場権を獲得したビジャレアルCF。マルセリーノ・ガルシア・トラル監督の退任は1月の時点ですでに決定していたが、チーム内での秘密が完全に守られ、選手たちのプロ意識によってパフォーマンスへの悪影響は全く出なかった。同監督は『素晴らしい結果であり、クラブからの評価にも誇りと感謝を感じている。ビジャレアルでの2度の指揮、計7シーズンは成功と偉大な業績に彩られた』と振り返っている。
今後の去就について同監督は『居心地の良い場所から離れるのは少し寂しい』としながらも、『スペインで来季指導するのはかなり難しい。何も決まっていないが、海外での指揮を真剣に検討している』と、プレミアリーグやセリエA(特にクリスタル・パレスやローマ)への関心を隠していない。言葉の壁については『昔の人間だからフランス語を勉強していたので英語はイマイチだが、高いパフォーマンスを引き出すためのコンセプトや感覚を選手に伝えるのに十分なレベルは習得できるはずだ』と自信を見せている。
また、今季限りでクラブを去るベテランのダニ・パレホについて『他人にアドバイスするのは難しい。家族の状況や彼自身の意向もあるが、彼には信じられないほどの才能とクオリティがあるから、まだ我々のサッカーに貢献できる。プレーを見られなくなるのは本当に残念だ』と、惜別の言葉を送った。
(via MARCA / Estadio Deportivo / ElDesmarque)
ラ・リーガ最終節でアトレティコを5-1で粉砕し3位確定
ラ・リーガ最終節、エスタディオ・デ・ラ・セラミカでアトレティコ・マドリードを迎え撃ったビジャレアルCFは、5-1という歴史的な大勝を収めた。この圧倒的な勝利により今季の3位フィニッシュを確固たるものにしている。相手のディエゴ・シメオネ監督に就任後最悪のリーグ戦大敗を味わわせることとなり、敵将をして『ビジャレアルはリーグ戦だけに専念できたため、我々よりも楽なシーズンだったのだろう』と言わしめるほどの完璧な試合運びを見せた。
(via ElDesmarque / Mundo Deportivo / Estadio Deportivo)
マルセリーノ監督が今季の最優秀監督候補にノミネート
チームをラ・リーガ3位に導き、見事な手腕を発揮したマルセリーノ・ガルシア・トラル監督が、今シーズンのラ・リーガ最優秀監督候補のトップ3に選出された。バルセロナをリーグ優勝に導いたハンジ・フリック、そしてヘタフェを指揮するホセ・ボルダラスと共にノミネートされており、ビジャレアルCFでの見事な軌跡が高く評価されている。
(via SPORT)
イニゴ・ペレス新監督就任とチャンピオンズリーグに向けた新体制
ダニ・パレホ、アルフォンソ・ペドラサ、そしてマルセリーノ監督といった長年チームの骨格を担ってきた中心人物たちがクラブに別れを告げ、ビジャレアルCFは完全な新時代へと突入する。来季の新たな指揮官として、ラージョ・バジェカーノで手腕を発揮したイニゴ・ペレス新監督の就任が決定した。限られた戦力のチームでヨーロッパを見据えた戦いを見せた彼の勇敢さと、タイトルを本気で狙う確信に満ちた姿勢が、クラブの求める新たな競争的アイデンティティと完全に合致した。
昨シーズンのチャンピオンズリーグでは、勝ち点わずか1(7敗、8試合で5得点)というクラブの評判に傷をつける悲惨な結果に終わった。ファンはもはや「ヨーロッパの単なる旅行者」であることに満足しておらず、新プロジェクトにはヨーロッパの過酷な舞台で戦い抜けるチーム作りが求められている。今夏の移籍市場では、チームを若返らせ、よりエネルギッシュでテンポの速い、真に競争力のあるチームを構築するための的確な補強が必須課題となっている。
(via Estadio Deportivo)
来季チャンピオンズリーグのポット分けと過酷な対戦展望
2026-2027シーズンのチャンピオンズリーグにおいて、ビジャレアルCFはポット3に振り分けられることが確定している。このポット3にはフェイエノールト、リール、ナポリ、ライプツィヒ、シャフタール・ドネツク、ガラタサライといった実力派クラブが名を連ねる。
大会のフォーマットにより、ビジャレアルCFはポット1(バイエルン、PSG、リヴァプール、インテル、マンチェスター・シティ、アーセナルなど)およびポット2(ドルトムント、ローマ、スポルティング、アストン・ヴィラ、ポルト、マンチェスター・ユナイテッド、PSVなど)のトップクラブの中から、それぞれホームとアウェーで2試合ずつ戦うという、極めて過酷なスケジュールに直面することになる。フェーズ・リーグは9月上旬に開幕し、決勝戦は2027年6月5日にマドリードのメトロポリターノ・スタジアムで開催される。
(via Estadio Deportivo / Mundo Deportivo)
レバンテの20歳大型FWカルロス・エスピ獲得への動き
攻撃陣の強化を狙うビジャレアルCFは、レバンテUDでブレイクした20歳のストライカー、カルロス・エスピの獲得に強い関心を示している。身長1.94mを誇るこの大型FWは、今季セグンダ・ディビシオン(2部)で25試合に出場して11ゴールをマークし、レバンテの1部残留の立役者となった。エリア内でDFを背負うフィジカルの強さや空中戦、そして圧倒的な得点感覚が高く評価されている。
レバンテは今年2月に彼との契約を2028年まで延長しており、契約解除金は約2500万ユーロに設定されている。チェルシーのサテライトクラブであるフランスのストラスブールをはじめ、ブンデスリーガのクラブ、ミラン、ボローニャ、ボーンマス、エスパニョール、アトレティコ・マドリードなど国内外の多数のクラブが争奪戦に参加しており、獲得への道のりは非常に険しいものとなっている。
(via Estadio Deportivo / MARCA)
下部組織出身GKアーロン・エスカンデルの動向を注視
ゴールキーパーの補強候補として、現在レアル・オビエドに所属する30歳のGKアーロン・エスカンデルに注目している。彼はビジャレアルCFの下部組織で育った経歴を持ち、今季はオビエドの降格を防ぐことはできなかったものの、リーグ最多となる148回のセーブを記録し、10回のクリーンシートを達成するという傑出した個人成績を残した。
彼の契約解除金は500万ユーロに設定されているが、バレンシアやレアル・ベティス、さらにはMLSの2つのフランチャイズも獲得に興味を示している。オビエド側は解除金満額を要求しない構えではあるものの、適切な移籍金を求めており、古巣への復帰が実現するかどうかが注目される。
(via Estadio Deportivo)
アルベルト・モレイロがスペイン代表W杯予備リスト入り
今季10ゴール6アシストという見事な成績を残し、ビジャレアルCFの投資が正しかったことを実力で証明したアルベルト・モレイロ。この大活躍がルイス・デ・ラ・フエンテ監督の目に留まり、ワールドカップ・北中米大会に向けたスペイン代表の55人の予備登録リストに堂々の選出を果たした。
惜しくも最終メンバー26名およびサポートメンバー9名からは外れたものの、FIFAに提出された公式な55人のリストにはしっかりと名を連ねているため、本大会直前までに代表チーム内で負傷者などのアクシデントが発生した場合には、代替招集される可能性が十分に開かれている。
(via SPORT / MARCA)
ビジャレアルB、セグンダ昇格プレーオフでサモラCFと激突
セグンダ・ディビシオン(2部)昇格を目指すビジャレアルBは、昇格プレーオフ第1戦でサモラCFと対戦する。試合は日曜日の20:30からホームのミニ・エスタディで行われる。
チームにとって最大の痛手となるのが、今季35試合で8ゴール2アシスト(2044分プレー)を記録しているチーム得点王のアルバート・ガルシアの欠場である。彼はアトレティコ・サンルケーニョ戦の78分に相手GKへの危険なタックルで一発退場となり、出場停止処分を受けた。ダビド・アルベルダ監督はこの穴を埋めるため、プレースタイルが似ているアイマン・アルギゲスを先発に抜擢する見込みであり、エティエンヌ・エトーもオプションとして控えている。なお、運命の第2戦は6月7日(日)18:30にエスタディオ・ルタ・デ・ラ・プラタで開催される。
(via SPORT)
【本日の総括】
マルセリーノ監督の退任とイニゴ・ペレス新監督の就任で新たな時代を迎えるビジャレアルCF。アトレティコを粉砕して3位でラ・リーガを終え、来季はCLでの雪辱を誓います。補強面ではカルロス・エスピやエスカンデルへの関心が強まっており、ビジャレアルBの昇格プレーオフも含めて、クラブ全体が熱い夏を迎えています。