デポルティーボ・アラベス

金曜日に宿敵ビジャレアルをホーム、メンディソロサに迎えるアラベスのキケ・サンチェス・フローレス監督は、試合前記者会見で緊迫感のある言葉を紡いだ。

キケ監督は、対戦相手であるビジャレアルについて『恐ろしいほどのフィジカルと推進力を誇り、イニゴ・ペレスの哲学であるアグレッシブなプレッシングと素早い攻守の切り替えが完璧に浸透している』と、かつてのチームとは全く異なるプレースタイルを警戒。アラベスが開幕2試合で33本のシュートを放っていることに胸を張りつつも、スタメンには好調なマリアーノ・ディアスではなく、信頼を置くトニ・マルティネスとルーカス・ボジェの頑強な2トップを起用する考えを示唆した。

また、ビジャレアルをはじめ複数のクラブから熱視線を浴びているゲームメーカー、アントニオ・ブランコについて問われると、『移籍市場は最終日の1分1秒まで何が起こるか分からない。ブランコの市場は今も開いている。私は彼がここにいる間、彼がずっとチームに残るかのように愛情と敬意を持って接するだけだ』と語り、市場閉幕までの流出の可能性を否定しなかった (via Mundo Deportivo)。なお、DFファクンド・ガルセスは、マレーシア国籍の不法取得問題によるFIFAからの厳しい制裁措置のため、今節も出場停止となる。

RCDエスパニョール

エスパニョールは、今夏の移籍市場における『最大の目玉』となるはずだった大物、ブライアン・サラゴサ(24歳)の1年レンタル(バイエルン・ミュンヒェンからの加入、800万ユーロの買い取り義務に準ずるオプション付き)を正式に完了し、オフィシャル発表を行った。

サラゴサは木曜日の午前中にクリニック・コラチャンでの厳格なメディカルチェックを無事にパスし、その足でダニ・ハルケ練習場を訪問。マノロ・ゴンサレス監督や新たなチームメイトたちと笑顔で固い握手を交わした。この獲得は、スポーツディレクターのモンチが全精力を傾けていた悲願の補強であり、今夏6人目の補強となった。

入団会見の席で、サラゴサは不敵な笑みを浮かべて語った。『非常にタフで、気の遠くなるような交渉だったが、私は最初からエスパニョールでプレーすることだけを望んでいた。私のフットボールはドリブルであり、ストリートの即興性だ。サポーターを楽しませる自信は100%ある。スターとしてのプレッシャーなど微塵も感じない。私のネーム入りのユニフォームを買おうとしている子供たちに言いたい。 “買って絶対に後悔はさせない” とね』 (via Mundo Deportivo)。

【本日の総括】

移籍市場の締め切りまで残り5日となり、ピッチ外の動きが狂気的な熱を帯びている。何よりもアトレティコ・マドリードによるバルセロナへの激しい宣戦布告とフリアン・アルバレスの無断欠席は、単なる移籍交渉の枠を超えた institutional な全面戦争へと発展した。その一方で、ピッチの上ではピッチのキノコ問題で延期されていたセルタとオサスナの熱き戦い、そしてヘタフェが魂を削りながら掴み取った欧州の光など、フットボールの本来の魅力とドラマが遺憾なく発揮されている。