バレンシアCF

1点リードを守り切る展開の中で、ウマル・サディクと並ぶ勝因となったのが守護神ストレ・ディミトリエフスキの神がかった活躍でした。終盤にかけて猛攻を仕掛けるエルチェの至近距離からのシュートを驚異的な反応で防ぎ切り、ゴールマウスに鍵をかけ続けました。試合後、中盤で奮闘したハビ・ゲラはメディアの取材に対し、『正直に言って、試合終了のホイッスルが鳴るまで勝利を失うのではないかとビクビクしていた。過去に何度も終盤で追いつかれた苦い経験があったからね。でも、全員で泥臭く最後まで耐え抜くことができた。この勝利はチームの自信を大きく深めてくれる』と胸を撫で下ろしながら本音を語り、過酷な試合を制した手応えを口にしました。(via Plaza Deportiva)

エルチェCF

一方、本拠地マルティネス・バレーロで悔しい0-1の敗戦を喫したエルチェCFのニコラス・アンセルミ監督は、試合後の記者会見で怒りを隠し切れませんでした。ホーム初勝利を誓って臨んだダービーマッチで、相手よりもポゼッション率で上回りながらも一瞬の隙を突かれて失点した展開に対し、指揮官は『守備の局面で我々は数的優位を作っていたはずだ。それにもかかわらず、たった2人の相手選手に簡単に中央を突破されて失点してしまったことは絶対に受け入れられない』と厳しく選手たちの守備の集中力欠如を糾弾しました。連敗を喫し下位脱出のチャンスを逃したチームに対し、早急な守備構造の修正を強く要求しています。(via AS)

エルチェCF

エルチェにとってこの試合は、ゲーム内容と結果が大きく乖離する非常に歯がゆい展開となりました。立ち上がりからボールを保持して主導権を握り、チリ代表MFチェペダを中心としたテンポの良いパスワークでバレンシアのブロックを攻略しようと試みました。前半20分には、チェペダがペナルティエリア手前から放った豪快なシュートが相手GKディミトリエフスキの指先をかすめてクロスバーを強打する最大の決定機を創出。しかし、この絶好のチャンスを逃すと、後半はバレンシアの堅牢な守備陣と守護神の前に決定打を欠き、最後までゴールネットを揺らすことができずに零封負けを喫しました。(via Marca)

エルチェCF

諸聖人の日(11月1日)の祝日ムードに包まれたマルティネス・バレーロには多くのエルチェサポーターが詰めかけましたが、待っていたのはあまりにも苛立たしい結末でした。今季いまだ達成できていないホームでの初勝利がまたしてもお預けとなったばかりか、スタジアム周辺の道路アクセス問題により、試合終了後の帰路で数時間に及ぶ深刻な大渋滞が発生しました。ライバル相手のダービー敗戦という痛恨の結果に加え、駐車場から出られない劣悪な交通環境に対し、サポーターからはクラブ運営とチームのふがいなさに対する「ダブルの怒り」の声がSNSを中心に噴出しています。(via ElDesmarque)