ジェラードがエリオットのバレンシア移籍を強力後押し

バレンシアは現在、イングランド市場から魅力的な才能を獲得しようと動いています。そのターゲットが、リヴァプールに所属する期待の若手ミッドフィールダー、ハーヴェイ・エリオットです。すでにクラブは、期限付き移籍での獲得を目指してリヴァプール側と打診を始めており、交渉が進められています。バレンシアのクラブ内部では、この移籍に対して楽観的な見方が広がっている状況です。エリオット自身も、昨シーズンのアストン・ヴィラへのレンタル移籍が不遇な結果に終わったことを受け、出場機会を確保して本来の輝きを取り戻すために、バレンシアへの加入を非常に前向きに考えています。

しかし、この交渉を成立させる上での最大の壁は、依然として資金的な問題にあります。リヴァプール側がエリオットの給与の約半分を負担する姿勢を見せているものの、残りの半分であってもバレンシアが設定している厳しい人件費の上限枠を大きく上回ってしまいます。このため、交渉を最終的に合意へ導くには、既存の選手、特にアンドレ・アルメイダやダンジュマ、ダニ・ラバといったアタッカー陣の売却・放出を完了させ、チーム全体の給与予算に十分な空きを作ることが絶対条件となっています。

こうした状況の中、イギリス国内からは非常に心強い声が上がっています。リヴァプールの偉大な伝説であり、長年にわたりアンフィールドでキャプテンを務めた元イングランド代表スティーブン・ジェラードが、若きエリオットに対してスペイン、そしてバレンシアへの移籍を強く勧めているのです。

ジェラードは現在のエリオットが置かれている状況について、次のように語り、環境を変えることの重要性を熱く訴えかけています。

『適切な金額での移籍であれば、彼にとって完璧なステップになるはずです。彼には本当に同情しています。昨シーズンのアストン・ヴィラへの移籍は、あらゆる観点から見て最悪の選択となってしまいました。リヴァプールのイラオラ監督は現在、チーム内に非常に質の高い選手層を抱えており、正直に言ってエリオットがここで出場機会を得るのは極めて困難でしょう。バルコラが加入し、リヴァプールはエムバエを失ったものの、中盤や前線にはヴィルツやソボスライといった強力なタレントが揃っており、ポジション争いは激しさを極めています。リチャード・ヒューズはカマラの件で頭を悩ませていますし、イサクは前線で走り回れる選手を必要としています。エリオットは、ミランへ渡ったジョーンズと同じように、スペインの地でこそ大輪の花を咲かせるはずです。自分自身を再び見つけ出すためには、時に愛着のある故郷を離れる決断が必要なのです』

このリヴァプールレジェンドによる熱い進言は、現地イングランドのリヴァプールサポーターの間でも広く共有され、エリオットがバレンシアで再起を図る姿を期待する声が急速に高まっています。(via ElDesmarque)