ラポルタ会長の第3期政権が始動、Spotifyカンプ・ノウの完成とスポーツプロジェクト継続を誓う
7月1日、ジョアン・ラポルタの2026~2031年の新任期(3期目)がスタートし、Spotifyカンプ・ノウのAuditori 1899で就任式が行われました👔 デコ、ハンジ・フリック、ラ・リーガのハビエル・テバス会長ら100人が出席する中、理事会は新メンバー5人を加え、全22名体制となりました。副会長陣はラファ・ユステ(第1副会長・スポーツ部門)、エレナ・フォルト(制度部門)、フェラン・オリベ(経済部門)、アントニ・エスクデロ(ソーシャル部門)、ジョアン・ソレール(マーケティング部門)が務めます📊
ラポルタは『経済的に強固なバルサの確立、Spotifyカンプ・ノウの完成、スポーツプロジェクトの継続』を目標に掲げました🏟️ さらに、『休むことなく攻撃してくる者たちには、強いリーダーシップでクラブを守る。バルサはオフィスでも常に守られる』と宣言し、テバス会長を『ラ・リーガを世界に広める忠実な協力者だ』と持ち上げる一方で、レアル・マドリード(フロレンティーノ・ペレス)を暗に批判して『他の分野では非常に神経質になっている。方向性を見失い、滑稽な会議を開いている』と言い放ちました💥
Espai Barçaについては、現在第3層が完成し間もなく座席の設置が始まり、春夏には全席が完成する予定です。『王冠部分の複雑さはあるが早く終わらせる』としており、『ワールドカップ2030の決勝に理想的だ』とアピールしました🏆 今後、Espai Barçaの進捗を説明し、資金調達の増額(3〜4億ユーロ)を承認するための臨時総会を開く予定です。また、ソシオによる所有権モデルを保護し、参加プロセスを強化するための定款改正を国民投票(レファレンダム)にかけることも発表されました🗳️
なお、選挙で対立したビクトル・フォントは『クラブの未来にとって決定的な段階での成功を祈る。我々は会長と理事会を助ける用意があるが、同時にクラブの利益を監視する』との声明を出しています。 (via SPORT, Mundo Deportivo, Esport3, ElDesmarque)
ハビエル・テバス会長の「バルサの成功を確信」発言がマドリディスモの反発を呼ぶ
ラ・リーガのハビエル・テバス会長は就任式で、『バルサが多くの成功を収めると確信している』『バルサが偉大になることはスペインサッカーが偉大になることだ。バルサの成功はラ・リーガの成功だ』『経済を健全化した。この国のどのクラブも羨むことはない』と大絶賛しました🗣️ この発言はマドリディスモの間で、特定のクラブに偏向しているとして大きな論争を巻き起こしています⚡ (via SPORT, ElDesmarque)
ラファ・ユステ副会長、将来の会長選への立候補に強い意欲を見せる
選挙期間中の5ヶ月間、会長代行を務めたラファ・ユステは、就任式で『5ヶ月間会長を務めたことは誇りだ。ラポルタは私にとって家族であり兄弟だ。制度的な安定を保つ使命を果たした』『暗い影から抜け出し、クラブの経済は強化されている。ソシオの皆さん、私たちを信じてほしい』とスピーチしました🎙️ さらにインタビューにおいて、将来の会長選への立候補について問われ、『「自分が候補者にならなければならない」と言うつもりはないが、否定はしない。愛されていると感じているので、そうしたいと思っている』と強い意欲を見せています🔥 (via SPORT, Mundo Deportivo)
ラ・リーガの「1:1ルール」適用を確認、売却益の全額再投資が可能に
ラ・リーガはバルサに対し、この夏の移籍市場で「1:1ルール」が適用されることを非公式に通知しました📄 これは新スポンサーの獲得と移籍費用の抑制などの大きな経済的努力の成果であり、選手売却で得た資金を全額再投資することが可能になります💰 レヴァンドフスキやアンス・ファティの退団で給与枠に5800万ユーロの余裕が生まれ、ダニ・オルモやパウ・ビクトルの登録問題も解決する見込みです。
ラポルタ会長は『フェアプレーの状況は良好だ。予算を守り、いくつか売却を行う。以前よりもずっと良くなっているが、警戒は怠らない』と述べました。また『1:1ルールは単に補強するためだけのものではない。新しい選手を入れるためには、他の選手が出なければならない』『我々は売却を行い、それによって購入が可能になる予定だ』と語り、オペレーション・サリダ(退団・売却計画)の進行を明言しています🔄
具体的な退団・売却候補として、マルク・カサドにはACミランやASモナコなど複数のクラブが興味を示しており、クラブは2000万〜3000万ユーロの移籍金を期待しています💸 マルク=アンドレ・テア・シュテーゲンは膝の怪我とジョアン・ガルシアの正GK定着により、アヤックスへのレンタル移籍が有力視されています🧤 ルーニー・バルドグジは前線の競争激化により、出場機会を求めてのレンタル移籍が検討されています。 (via MARCA, SPORT)
アンス・ファティが1100万ユーロでASモナコへ完全移籍、SNSで感動の別れ
アンス・ファティのASモナコへの完全移籍が公式発表されました🇲🇨 移籍金は1100万ユーロで、2030年までの契約となります。バルサは将来の売却益のパーセンテージを保持します💶
父親のボリ・ファティは移籍について『フリック監督は息子と全く話さず、退団の決断を再考させるようなことは何もなかった』『デコSDがブラジルでの休暇から戻るのを待っていたため、手続きが数日遅れた』と語りました🗣️
ファティ自身はSNSで『子供の頃にここに来て、ラ・マシアは私の家だった。トップチームでプレーするという夢を叶えた』『さようならを言う時が来た。Visca el Barça i visca Catalunya!』と感動的な別れのメッセージを綴り、14年間のバルサ生活にピリオドを打ちました😢 (via MARCA, SPORT)
フリアン・アルバレス獲得へ執念、アトレティコ・マドリードとは全面対立の様相
バルサはアトレティコ・マドリードのFWフリアン・アルバレスを最優先ターゲットに設定しています🎯 ラポルタ会長は会見で『デコがクラブ間オファーを出した。彼は(シティに行く前から)バルサに来たがっている。アトレティコに敬意を表してオファーしたが、彼らは「代役がいないので売りたくない」と言った。代役が見つかった時に我々のオファーが有効なら関心がある。オファーは無期限ではない。彼らが売る気がないのなら、我々はどうするか考える』と明かしました🧐
報道によると、アトレティコはフリアンの代役としてメイソン・グリーンウッド(マルセイユ)とニコロ・トレソルディ(クラブ・ブルッヘ)の獲得に動いており、これによりフリアンの移籍が解禁される可能性があります👀 しかし、アトレティコのエンリケ・セレソ会長は『我々は誰からもオファーを受けていないし、たとえオファーがあったとしても、彼を売るつもりはない。売るつもりはないし、それでおしまいだ』とバルサのオファーを真っ向から否定し、売却を固辞しています🚫
さらに、アトレティコがバルサを「無許可で選手と交渉した」としてFIFAとRFEFに提訴したとの報道もあります。これに対しラポルタは『彼らがFIFAやUEFAに訴えると言っているのは理解できない。騒ぎを起こしたい人がいるのだろう』と不快感を示しました😠 サンティ・カニサレスも『アトレティコが1億5000万ユーロを要求するなら、バルサは払えないだろう』と指摘しています💸
もしフリアンを獲得できない場合の代替案として、バルサはパリ・サンジェルマンも狙っているボーンマスのFWエリ・ジュニオール・クルピをリストアップしています📝 ラポルタは『アンソニー・ゴードンの獲得で必要なポジションは多くカバーできた。レヴァンドフスキが退団したため、そのポジション(CF)は補強が必要かもしれないが、それ以上はあまり必要ない。市場の要求で無駄遣いすることはない』と述べています。 (via SPORT, ElDesmarque)
クリステンセンが給与50%カットを受け入れ2028年まで契約延長、クラブに「2つの恩恵」
アンドレアス・クリステンセンが2028年6月まで契約を延長しました✍️ 彼はクラブに残留するため、年俸の約50%にあたる大幅な給与カットを受け入れました📉
昨季はアキレス腱の腱障害や十字靭帯の負傷などで543分しかプレーできず、1分あたりのコストが約11000ユーロに上っていました🏥 しかし、彼の長期離脱がクラブに「2つの大きな恩恵」をもたらしました。バルサは予算ルールの第77条を適用し、彼の給与枠の80%を利用して、ダニ・オルモやジョアン・カンセロを一時的に選手登録することができたのです✨
フリック監督は彼の技術や戦術理解度、ポリバレント性を高く評価しており、クラブはCBの補強を行わず、既存の戦力(クバルシ、エリック・ガルシア、クリステンセン、アラウホ、ジェラール・マルティン)でディフェンスラインを維持する方針です🛡️ (via ElDesmarque, SPORT)
新加入のアンソニー・ゴードンがイングランド代表で2アシストの大活躍
バルサが8000万ユーロで獲得したアンソニー・ゴードンが、ワールドカップのコンゴ戦で後半61分から途中出場し、ハリー・ケインへ2アシストを記録してイングランドの逆転勝利(2-1)に貢献しました🏴 前線でのボールロスト後の積極性やプレスの激しさ、ボール奪取でのアグレッシブさなど、フリック監督の哲学に合致するプレーを見せ、「バルサの新加入選手としてのインパクトを証明した」と高く評価されています🌟
ゴードン自身は『ベンチスタートが嫌で神経質になってしまう。試合に出たくてたまらなかった』と語り、強い意欲を見せています🔥 (via SPORT, Mundo Deportivo, ElDesmarque)
ラミン・ヤマルが幼少期の家族の苦労を明かし、スターとしてのプレッシャーを一蹴
ラミン・ヤマルがインタビューで、スター選手としてのプレッシャーについて問われ、幼少期の家族の苦労を明かしました🗣️ 『母が16歳で僕を産んだことこそが本当のプレッシャーだ。父は家に食べ物を持ち帰るために道で物を拾い集めなければならなかった。それが本当のプレッシャーだ。僕がやらなければならないのは、プレーしてスペインの人々を喜ばせることだけだ』と語りました✨ スターであることのプレッシャーについても『自分が誰であるか知っているし、普通の事だと思っている』と語り、18歳らしからぬ精神的成熟を見せています🧠 (via SPORT)
2026/27シーズンの1stユニフォームが発売開始、ガウディ没後100周年を記念したデザイン
FCバルセロナの2026/27シーズンの1stユニフォームがBarça Storeおよびオンラインストアで発売開始となりました👕 価格は125ユーロから175ユーロです。『Batec blaugrana. La passió que ens mou(ブラウグラナの鼓動。我々を突き動かす情熱)』というスローガンのもと、MACBA(バルセロナ現代美術館)で発表されました🎨
デザインは赤と青の3つのトーンを用いたグラデーション効果が特徴で、ガウディの没後100周年を記念し、背番号や名前にガウディ風のタイポグラフィ(FC Barcelona Modernista)を採用しています🏛️ シャツにはFundació Barça(バルサ財団)のロゴが入っており、左袖には新メインパートナーとなったスマート家電メーカー「Midea」のロゴが配置されています⚡ (via SPORT)
バレンシアのMFハビ・ゲラ獲得へ向け、6年契約のオファーを提示
デコSDは、バレンシアのMFハビ・ゲラを高く評価し、将来的な獲得を見据えて6年契約のオファーを提示して説得を試みています📝 数週間前にはバルセロナで彼の代理人と会談しました。デコは彼をボックス・トゥ・ボックスのMFとして、そのダイナミックさ、技術、縦への推進力、フィジカル、得点力などを高く評価しています🏃♂️
バレンシアは移籍交渉に応じず、違約金は7月中は4000万ユーロ、8月には6000万ユーロに上がる設定となっています。ゲラ自身と父親はバレンシア残留を公言していますが、バルサのオファーにも耳を傾けています👂 バルサは現在の最優先事項はCFですが、状況次第で選手の譲渡を含めた減額交渉を行う可能性があります。 (via SPORT, ElDesmarque)
セルジーニョ・デストのレバークーゼン移籍で、バルサに約500万ユーロの臨時収入の可能性
PSVで素晴らしいシーズンを過ごし、アメリカ代表でも右サイドを任されているセルジーニョ・デストに対し、バイエル・レバークーゼンがアレハンドロ・グリマルド(アトレティコへ1500万ユーロで移籍)の後釜として獲得に動いています🇩🇪 移籍金は2000万〜2500万ユーロと見込まれており、バルサは彼の権利の20%を保持しているため、移籍が実現すれば約500万ユーロの臨時収入を得る可能性があります💶 デストは以前、バルサから声がかかれば戻る準備ができていると冗談めかして語っていましたが、バルサに買い戻す予定はありません。 (via SPORT, Mundo Deportivo)
カンテラの逸材ダニ・ロドリゲスがディナモ・ザグレブへ完全移籍、買い戻しオプションを保持
バルサ・アトレティックのウインガー、ダニ・ロドリゲス(20歳)がクロアチアのディナモ・ザグレブへ完全移籍することで合意しました🇭🇷 バルサは将来の買い戻しオプションを保持します🔄
彼はフリック監督の下でトップチームデビューを果たし、1対1のスキルを評価されていましたが、ラミン・ヤマル、ハフィーニャ、ルーニー・バルドグジ、アンソニー・ゴードンらの存在により出場機会が限られるため、残り1年の契約を前に移籍を決断しました🚶♂️ 昨季は20試合で3ゴール7アシストを記録しましたが、大腿四頭筋の断裂や肩の脱臼などの怪我に苦しみました🤕 (via SPORT, ElDesmarque, Mundo Deportivo)
若手発掘のスペシャリスト、ダニエレ・プラチドをEmerging Talent部門の責任者に招聘
バルサは、有望な若手選手の発掘を強化するため、Emerging Talent(新興タレント)部門の新たな責任者としてイタリア人のダニエレ・プラチドをモデナから引き抜きました🇮🇹 彼は自身のSNSで就任を発表しました📱
同部門は、初めてプロ契約を結ぶ16歳から、トップチームに入り得る21歳までの選手を対象としています。ローマの下部組織ディレクター経験もある彼の手腕に期待がかかります🔍 デコの主導で、ジョアン・アマラルが率いるスカウト部門に今後も補強が予定されています。 (via SPORT, Mundo Deportivo)
「ミニ・ハフィーニャ」こと16歳のルスラン・ムバが契約延長、来季はフベニールBへ飛び級
バルサは、2010年生まれの有望株ルスラン・ムバ(16歳)との契約延長を発表しました🖋️ 左利きのウインガーで、スピードと突破力があり、プレースタイルが似ていることから「ミニ・ハフィーニャ」と呼ばれています⚡ U-16で22試合10ゴールを記録し、来季は飛び級でフベニールBでプレーする予定です👦 トップチーム昇格に向けては、ハフィーニャのような一貫性とインテンシティを身につけることが課題とされています📈 (via SPORT)
フリック監督が信頼する新フィジカルコーチを招聘、負傷離脱防止へ体制を一新
Hansi Flick監督は、頻発する筋肉系の負傷に対処するため、過去2年間フィジカル部門の責任者を務めたフリオ・トウスに代わる、ドイツ人の新フィジカルコーチと合意に達しました🇩🇪 トウスはBチームやフベニールAの若手のフィジカル開発担当に異動しました🔄
フリック監督は昨季のラフィーニャの再発や、バルデ、クンデ、デ・ヨングの負傷に不満を持ち、フィジカル面の改善を求めていました💢 新しいドイツ人コーチは、ペペ・コンデ、ラファ・マルドナド、ヘルマン・フェルナンデスと共に働きます。なお、フリックのスタッフからはステファン・ノップ(アナリスト)とチアゴ・アルカンタラが退任しています👋 (via Mundo Deportivo)
CBの補強は凍結、クティ・ロメロやルカ・ヴシュコヴィッチの獲得は見送り
トッテナムのアルゼンチン代表CBクリスティアン・"クティ"・ロメロが退団を希望し、スペイン(バルサかアトレティコ)でのプレーを優先しています🇦🇷 バルサも彼を高く評価していますが、移籍金が約6000万ユーロと高額なこと、現在はCF(フリアン・アルバレス)の獲得に全力を注いでいることから、CBの補強はストップしています🛑
また、長ヶ月追跡していたクロアチアの19歳CBルカ・ヴシュコヴィッチについても、財政的事情と他ポジションの補強優先によりバルサが手を引いたため、ブライトンへ総額5000万ポンド超で移籍することが決まりました🏴 (via SPORT)
U-19代表シャビ・エスパルトをフリック監督が「フィリップ・ラームのようだ」と絶賛
U-19欧州選手権でスペイン代表のレギュラーボランチとして活躍し、ウェールズ戦でゴールも決めたシャビ・エスパルトについて、フリック監督が絶賛しています👏 『シャビのプレーを見ると、ボールを持った時の自信がとても気に入っている。彼は6番(ボランチ)でも2番(右サイドバック)でもプレーできるので、フィリップ・ラームを思い出させる。ボールを持っている時も持っていない時も、彼のプレーを見るのが好きだ』と語りました🗣️ カンテラでは中盤で育成されましたが、右サイドバックにコンバートされた経験もあり、中盤の補強として計算に入れている可能性があります🧠 (via Mundo Deportivo)
ペドリがスペイン代表で驚異的な守備スタッツを記録、献身的なプレーが光る
ペドリはワールドカップにおいて、FIFAパワーランキングで373位(攻撃評価4.6、守備評価6.4)となっています📊 ボール奪取(34回)、守備的プレッシャー(117回)、ダイレクトプレッシャー(17回)、スプリント(110回)でスペイン代表トップの守備スタッツを記録しており、走行距離はロドリに次ぐ29kmですが、平均速度7.17km/hは最速です🏃♂️ パスは216本(成功率87%)を記録しており、その献身性が光っています✨ 彼をサポートする選手がいれば、より攻撃でフレッシュになれるかもしれないと指摘されています💡 (via Mundo Deportivo)
【本日の総括】
ラポルタ会長の第3期政権がスタートし、1:1ルールの適用確認やオペレーション・サリダの進行など、経済的な安定とチーム強化に向けた動きが活発化しています。アンス・ファティの完全移籍やクリステンセンの給与カット&契約延長など、クラブの財政健全化に向けた痛みを伴う決断が続く一方、フリアン・アルバレス獲得への強い執念も見せています。また、新加入のゴードンが代表で結果を残し、ラミン・ヤマルやペドリといった若手・主力も順調な仕上がりを見せており、フリック新体制の来季に期待が高まります。
デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
フリック監督が求めるインテンシティと戦術的規律が、補強と配置の両面から明確化されています。特にアンソニー・ゴードンのような前線からのアグレッシブなプレスを厭わない選手の獲得や、シャビ・エスパルトをラームになぞらえる評価からは、可変的な立ち位置で局面を支配する意図が透けて見えます。一方で、CB補強の凍結は既存戦力のポリバレント性に賭けるという意思表示であり、クリステンセンの残留と役割再定義が守備の安定感を左右する鍵となるでしょう。個の突破力に頼るだけでなく、組織的な連動性をいかに高めるか、フリック流の構築が本格化しています。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
ラポルタ会長の第3期政権発足は、単なる継続ではなく「経済的自立とスポーツプロジェクトの融合」という明確なメッセージを内外に放つものです。テバス会長との関係性やライバルクラブへの強気な姿勢は、クラブの求心力を高めるための政治的演出でもあります。ラファ・ユステの次期会長への意欲表明も含め、クラブ内部は「暗い影」を払拭し、再びバルサが欧州の主役であるという自信を取り戻そうとしています。サポーターの期待を背負い、Spotifyカンプ・ノウの完成という象徴的な目標へ向けて、組織全体が結束を強めている印象です。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
「1:1ルール」の適用により、バルサの編成はついに現実的な再建フェーズへ移行しました。アンス・ファティの売却やクリステンセンの減俸は、単なるコストカットではなく、フリアン・アルバレスのような大物獲得に向けた「枠の確保」という戦略的意図が明白です。また、ダニ・ロドリゲスの売却に買い戻しオプションを付帯させるなど、将来の資産価値を保護する手法も洗練されています。若手発掘部門の強化と併せ、目先の補強と中長期的な編成バランスを両立させる、デコSD主導のシビアかつ合理的なマネジメントが機能し始めています。