ラシン・サンタンデール
見事にセグンダ・ディビシオンで優勝を果たし、来季のLaLiga EA Sports(1部)への自動昇格を決定している。マヌエル・イゲラ会長は、14年ぶりとなる1部での戦いに向けてチームの基盤を固めることを目標に掲げ、『我々は変わることはできない。謙虚さと、心からの正しい行いによってここまで来た。それを続けるべきだ』と宣言している。(via MARCA)
補強の最大の目玉として、モンテレイ(メキシコ)との契約が6月30日で満了してフリーとなるセルヒオ・カナレスの獲得に動いている。会長は『今週彼と話した。彼が戻ってくるのは私の夢であり、就任以来の目標だ。数日中にラシンファンに喜びを与えたい。彼が100%の状態で来てくれると確信している』と熱烈なラブコールを送っており、契約締結は間近に迫っている。(via MARCA)
ホセ・アルベルト・ロペス監督のチームには約8人の新戦力が加わる予定であり、一方で数人の退団も避けられない。会長は『選手たちを愛しているし、家族のような関係を築いてきたからこそ別れは辛い』と語るが、サリナスやグスタボ・プエルタといった主力選手を引き抜こうとするクラブには契約解除金の支払いを求める強硬姿勢を貫く方針である。(via MARCA)
来季のスポーツ予算は3000万ユーロを超えると予想されるが、それでも1部で最低クラスの予算規模になる見込みである。(via MARCA)
デポルティボ・ラ・コルーニャ
ラシン・サンタンデールと共に自動昇格の切符を掴み、1部リーグへの復帰を果たした。フェルナンド・ソリアーノSDは、アントニオ・イダルゴ監督のチームを1部仕様に引き上げるべく、あらゆるポジションでの補強を進めている。(via ElDesmarque)
最大の優先事項は右ウイングの獲得である。ダビド・メジャを彼が最も得意とする左サイドに戻し、ルイスミ・クルスを中盤の中央に配置するというチーム構想の決定が、この補強の理由である。右サイドでプレーできる選手はいるものの、クラブは純粋な右ウイングのスペシャリストを求めており、このポジションには多額の資金を投じる覚悟を持っている。(via ElDesmarque)
また、サムエレ・ムラッティエリの退団が確定したため、新しいセンターフォワードの補強も必須となっている。クラブは万が一の予期せぬ退団にも備え、複数のシナリオを用意して夏の移籍市場に臨んでいる。(via ElDesmarque)
契約満了となるベテランDFシモ・ナバロ(36歳)については、契約更新の可能性が残されている。(via SPORT)
アルメリア
レギュラーシーズンを3位(勝ち点74)で終え、あと一歩のところで自動昇格を逃してプレーオフへ回ることになった。終盤の4試合で1勝1分2敗(引き分け1、負け2)と失速したことが響いた。最終節はレアル・バジャドリードを相手に、セグンダ得点王(25ゴール)に輝いた元レアル・マドリードのセルヒオ・アリバスのPKによる1点で勝利を収めている。(via SPORT)
クリスティアーノ・ロナウドの企業「CR7 Sports Investments」がクラブ株式の25%を取得して共同オーナーとなっているこの巨大プロジェクトは、ルビ監督のもとで主導権を握り敵陣に押し込む攻撃的なスタイルを標榜している。80得点はプレーオフ進出チームの中で最多だが、同時に63失点も最多であり、守備の脆さが露呈している。(via SPORT)
プレーオフ準決勝では6位のカステリョンと対戦する。第1戦は敵地、第2戦はホームで行われる。ルビ監督はアンドレ・オルタを除く全選手を起用可能であるが、過去3回のプレーオフ(19-20、20-21はジローナに、昨季はオビエドに敗北)で全て敗退している負の歴史を払拭できるかが鍵となる。(via MARCA)
カステリョンから代表招集による欠場者が出ていることについて、ルビ監督は昨季ルイス・スアレスとマルク・プビルを代表招集で失った経験を振り返り、『最も重要な試合に選手を起用できないのはおかしい。プレーオフのシステムは歪んでいる』と苦言を呈している。(via MARCA)
予想スタメンは、アンドレス・フェルナンデス;マルコス・ルナ、ロドリゴ・エリー、フェデリコ・ボニーニ、アレックス・ムニョス;ディオン・ロピ、ステファン・ジョディッチ;レオ・バチスタオ(またはアルナウ・プイグマル)、セルヒオ・アリバス、アドリアン・エンバルバ;ミゲルとなっている。(via SPORT)
チームの市場価値は5030万ユーロ、予算は4000万ユーロとセグンダ屈指の規模を誇る。(via SPORT)
マラガ
レギュラーシーズンを4位(勝ち点73)で終え、プレーオフ準決勝でラス・パルマスと激突する。第1戦はアウェー、第2戦は3万人以上を収容する熱狂のラ・ロサレダで行われる。(via SPORT)
フネス監督が第15節に就任して以降の快進撃は目覚ましく、それ以降わずか4敗しかしておらず、直近5試合で4勝を挙げるなど最高の状態でプレーオフに臨む。(via SPORT)
攻撃力はアルメリアに次ぐ73得点を誇り、今季24ゴールを叩き出したチュペテが絶対的な得点源として君臨している。一方で、被シュート数(13.1本/試合、ワースト8位)、デュエルでのロスト(50.9回/試合、ワースト9位)、ドリブル後のロスト(ワースト2位)といった守備面やボール保持のスタッツに不安を抱えている。(via SPORT)
鬼門となるのが敵地グラン・カナリア・スタジアムでの戦いであり、歴史上2勝(直近は今季のラフィタのゴールによる1-0での勝利)しかしておらず、6引き分け7敗と圧倒的に分が悪い。(via SPORT)
また、フネス監督自身も過去4年連続で昇格プレーオフ敗退(アンテケラ、ウエトル・タハル、エル・パロ、アルメリアB)を喫しており、ジンクスの打破が求められる。(via SPORT)
契約満了となるハビ・モンテロとエイナル・ガリレアは契約更新に至っておらず、コルドバなど他クラブからの関心を集めている。(via SPORT)
チームの市場価値は2720万ユーロ、予算は2100万ユーロである。(via SPORT)
ラス・パルマス
レギュラーシーズンを5位(勝ち点73)で終え、マラガとのプレーオフ準決勝に挑む。第1戦はホームのグラン・カナリア・スタジアムで行われる。(via SPORT)
ルイス・ガルシア監督率いるチームの最大の武器は強固な守備であり、39失点はプレーオフ進出チームの中で最少である。シュートを打たれないスタッツ(11本/試合で少ない方から3位)、ボールロストの少なさ(43.7回/試合)、ドリブル後のロストの少なさ(7.4回/試合で5位)など、圧倒的な安定感を示している。(via SPORT)
特にホームでは12勝6分3敗(勝ち点42)と無類の強さを誇り、セウタ、スポルティング、グラナダ、ウエスカ、レガネス、バジャドリードを立て続けに撃破して現在ホーム6連勝中である。ホームでの失点はわずか14にとどまっている。(via SPORT)
攻撃陣では、かつての批判を歓声に変えたヘセ・ロドリゲスが今季10ゴール(直近5試合で3ゴール)と爆発しており、セグンダ屈指の11アシストを記録しているマヌ・フステルとのコンビが脅威となっている。ディンコ・ホルカス、ミカ・マルモル、ロレンツォ・アマトゥッチ、キリアン・ロドリゲス、ジョナタン・ビエラといった実力者も健在である。(via SPORT)
懸念材料は負傷者の多さであり、セルヒオ・バルシア(右大腿二頭筋の微小断裂)とビティ(左膝捻挫)は第1戦の欠場が確実となっている。さらにエンツォ・ロイオディス、ヘレミア・レコバ、アレ・ガルシア、サンドロ・ラミレスも負傷者リストに名を連ねている。(via SPORT)
チームの市場価値は4500万ユーロ、予算は4670万ユーロに達する。(via SPORT)
カステリョン
レギュラーシーズンを6位(勝ち点72)で終え、ブルゴスと勝ち点で並んだものの、得失点差(+4)で上回り、劇的な形でプレーオフ最後の切符を手にした。最終節エイバル戦での勝利がこの奇跡を呼び込んだ。(via SPORT)
ヨハン・プラット監督の解任後、Bチームから昇格したパブロ・エルナンデス(元バレンシア、リーズ)が指揮を執り、チームを立て直した。シーズンを通じて70得点51失点を記録している。(via SPORT)
プレーオフ準決勝で激突するアルメリアとは相性が良く、過去2シーズンで4戦3勝(昨季は2-5、4-1と大勝、今季はアウェーで0-1負け、ホームで2-0勝ち)と優位に立っている。(via SPORT)
代表招集によりブライアン・シペンガ(コンゴ民主共和国代表)とアワー・マビル(オーストラリア代表)を欠き、ジェレミー・メジョも筋肉の負傷で欠場となる。代役としてパブロ・サンティアゴとアダム・ヤコブセンの起用が濃厚である。攻撃の中心は14得点8アシストを記録しているアレックス・カラトラバが担う。(via SPORT)
予想スタメンは、マティス;ブリニャーニ、アルベルト・ヒメネス、シエンラ;バリ、ゲレナバレーナ;ロナウド、パブロ・サンティアゴ、ヤコブセン、カラトラバ、カマラである。(via SPORT)
カステリョンの特筆すべき点はその圧倒的な資金力不足にある。ボブ・ウルガリス会長の投資による予算は1430万ユーロ、選手価値は2040万ユーロといずれもプレーオフ組で最低であり、スタジアム(スカイファイ・カスタリア)の収容人数も1万4500人と最小である。しかし、このハンデをチームの結束力とサポーターの情熱でカバーし、35年ぶりの1部復帰を夢見ている。(via SPORT)
アグスティン・シエンラは契約満了を迎え、コルドバなどが獲得を狙っている。(via SPORT)
レアル・オビエド
1部リーグからの降格という憂き目に遭い、ギジェルモ・アルマダ監督が退任した。後任の最有力候補としてフリアン・カレロが挙がっており、セウタのホセ・フアン・ロメロも候補としてリストアップされている。(via SPORT)
再起に向けた最初の補強として、セウタで圧倒的な活躍を見せたモロッコ系スペイン人の大型ボランチ、ユネス・ラチャブ(25歳、身長約2m)を冬の時点で確保している。昨季はエルデンセでわずか591分の出場にとどまり構想外となったが、セウタのロメロ監督の下で復活を遂げた。「アンカー」や「羅針盤」としてセルヒオ・ブスケツに例えられるプレースタイルであり、長短のパスや空中戦の強さ、優れた戦術眼でオビエドの中盤に安定感をもたらすことが期待されている。(via SPORT)
クラブは選手の市場価値上昇率において、セグンダでトップクラスの数字を記録している。(via Estadio Deportivo)
ジローナ
1部リーグからの降格に加え、チームを率いていたミチェル監督がアヤックスに引き抜かれるという激震に見舞われた。(via SPORT)
ディレクターのジョルディ・クライフとともにアヤックスの再建を託されたミチェルの後任探しが急務となっている。また、ダレイ・ブリントもアヤックスへ復帰する見込みであり、チームは大きな過渡期を迎えている。(via SPORT)
ブルゴス
勝ち点72を獲得しながらも、得失点差でカステリョンに及ばず7位となり、無念のプレーオフ進出逃しとなった。この結果を受けて、ルイス・ミゲル・ラミス監督がチームを去ることが決定している。(via ElDesmarque)
主力であるセルヒオ・ゴンサレスは契約満了を迎え、コルドバなどが獲得に興味を示しており、チームの解体が危惧されている。(via SPORT)
ミランデス
セグンダ・ディビシオンからの降格が決定し、来季はPrimera RFEF(3部)で戦うことになった。(via Estadio Deportivo)
チームの降格に伴い、主力ディフェンダーのフアン・グティエレス(26歳)に対してグラナダやコルドバが獲得の動きを見せている。また、セルヒオ・ポスティゴやマルティン・パスクアルといった選手たちも契約満了となっており、草刈り場となる可能性が高い。(via SPORT)
テネリフェ
Primera RFEFからの昇格組として、来季のセグンダ・ディビシオンに参戦する。(via ElDesmarque)
エースストライカーであるヘスス・デ・ミゲル(29歳、契約は2028年まで)に対して、サラゴサのラロ・アランテギSDが正式に獲得のコンタクトを取っている。エルクレスやクルトゥラル・レオネサも競合しているが、サラゴサが一歩リードしている状況であり、絶対的エースの引き抜きという脅威に晒されている。(via ElDesmarque)
エルデンセ
テネリフェと同様にPrimera RFEFからの昇格組としてセグンダ・ディビシオンの舞台に立つ。(via ElDesmarque)
昨季チームを率いたダニ・ポンツ監督の継続が濃厚とされており、安定した体制で過酷なセグンダの戦いに挑む構えである。(via ElDesmarque)
グラナダ
パチェタ監督の就任(または継続)が既に確定しており、来季へ向けた準備をいち早く進めている。(via ElDesmarque)
ミランデスの降格に伴い、ディフェンダーのフアン・グティエレスの獲得に興味を示しており、守備陣の強化を図っている。(via SPORT)
コルドバ
イバン・アニア監督の続投が濃厚となっている。(via ElDesmarque)
昨季は守備陣の負傷が相次いだため、新たなセンターバックの獲得を今夏の最優先課題としている。ルベン・アルベス、アレックス・マルティン、シャビ・シンテス、フランク・フォメジェム(重傷から回復中)の4人は契約を残しており残留する予定である。また、アトレティコ・マドリードからレンタルバックするマティアス・バルボサもプレシーズンでアピールを狙う。(via SPORT)
獲得候補のリストには、アルバロ・カリージョ(ウエスカ)、フアン・グティエレス(ミランデス)、マティヤ・バルジッチ(エルチェからクルトゥラル・レオネサにレンタル中)、ディエゴ・ゴンサレス(セウタ)、エリック・クルベロ(スポルティング・ヒホン)、アグスティン・シエンラ(カステリョン)、ハビ・モンテロ、エイナル・ガリレア(ともにマラガ)、セルヒオ・ゴンサレス(ブルゴス)といった名前がズラリと並んでいる。(via SPORT)
ウエスカ
セグンダ・ディビシオンからの降格という痛恨の結果に終わった。(via SPORT)
アルバロ・カリージョとホアキン・フェルナンデスの両ディフェンダーが契約満了を迎えており、コルドバなど他クラブからのターゲットとなっているため、守備陣の再構築が避けられない状況である。(via SPORT)
スポルティング・ヒホン
ボルハ・ヒメネス監督を解任し、ニコラス・ラルカモン監督を新たに招聘して新体制をスタートさせた。(via ElDesmarque)
下部組織出身の有望株マルコ・スアレス(2007年生まれの中盤)と2029年までの契約延長に合意し、若手の囲い込みに成功している。一方でBチーム(スポルティング・アトレティコ)のサム・バニョス監督は契約を更新されず、後任を探している状況である。(via SPORT)
ベテランのエリック・クルベロが契約満了でチームを去る見込みだが、代役としてレガネスのホルヘ・サエンスの獲得に迫っている。(via SPORT)
レアル・バジャドリード
最終節でアルメリアにPKで敗北を喫した。チームの立て直しを図るべく、監督を交代してフラン・エスクリバを新たに招聘している。(via ElDesmarque)
レアル・サラゴサ
セグンダからPrimera RFEF(3部)への降格という、クラブ史上稀に見る屈辱を味わった。(via SPORT)
新監督としてイバイ・ゴメスを1年契約(+オプション2年)で招聘し、アシスタントのイニゴ・ラリケタ、ダビド・ビナテアと共にチームの完全な大刷新を断行する。ラロ・アランテギSDは、センターフォワードと左ウイングの補強を最優先に動いている。(via ElDesmarque)
センターフォワードにはアレンテイロのビクトル・ミンゴ(22歳、12ゴール)を狙ったが、クラブが契約延長オプションを行使したため断念し、現在は海外のストライカーをリストアップしている。左ウイングはイバイ監督の教え子であるハスティン・ガルシアを狙っているが、競合が多く難航している。また、テネリフェのヘスス・デ・ミゲル獲得にも正式に動いている。(via ElDesmarque)
下部組織のハイメ・トバハス(19歳)とイケル・バディージョ(20歳)については、他クラブへレンタルに出さず、Bチーム(デポルティボ・アラゴン)でプレーさせながらトップチームの練習に常時参加させる方針を固めている。パブロ・インスアとエル・ヤミクは契約満了により退団する。(via SPORT)
エイバル
最終節でカステリョンに敗北を喫し、結果的に他チームのプレーオフ進出争いに大きな影響を与えることとなった。ベニャト・サン・ホセ監督の継続が内定している。(via ElDesmarque)
アルバセテ
アルベルト・ゴンサレス監督の継続が内定しており、来季へ向けたチーム作りを進めている。(via ElDesmarque)
FCアンドラ
カルレス・マンソ監督の継続が内定している。(via ElDesmarque)
レアル・ソシエダB
イオン・アンソテギ監督の継続が内定している。(via ElDesmarque)
レガネス
カルロス・マルティネス監督の継続が内定している。イグナシ・ミケルとホルヘ・サエンスの両名が契約満了を迎え、サエンスはスポルティング・ヒホン行きが濃厚となっている。(via ElDesmarque)
エルチェ
アレイクス・フェバスがフリーでセルタへ移籍することが決定した。(via Estadio Deportivo)
クルトゥラル・レオネサにレンタルされていたクロアチアU-21代表のマティヤ・バルジッチがチームに復帰するが、構想外となる公算が大きく、コルドバなどが獲得を狙っている。(via SPORT)
【本日の総括】
ラシン・サンタンデールとデポルティボ・ラ・コルーニャが圧倒的な強さで1部への切符を掴み取った一方で、カステリョンが奇跡的な滑り込みでプレーオフに進出するなど、悲喜こもごものレギュラーシーズン閉幕となった。オビエド、ジローナ、ウエスカ、サラゴサ、ミランデスといった降格組は、監督交代や主力の大量流出危機に直面しており、チームの解体と再構築という過酷な夏を迎えている。特にサラゴサの3部降格は歴史的な事件であり、イバイ・ゴメス新監督の下での血の入れ替えに注目が集まる。プレーオフは、アルメリアの爆発力、ラス・パルマスの鉄壁、マラガの勢い、カステリョンのパッションがぶつかり合う、予測不可能な激戦となるだろう。
デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
プレーオフ進出チームのスタッツを見ると、アルメリアの攻撃力とラス・パルマスの守備の対比が非常に興味深い。アルメリアは得点数で圧倒する一方、守備の脆さが失点数に直結しており、トーナメント戦でのリスク管理が問われる。対照的にラス・パルマスは被シュート数やロストの少なさが際立ち、組織的な安定感で勝負する構えだ。マラガの勢いやカステリョンの結束力も侮れないが、短期決戦では「守備の綻びをいかに最小化するか」という構造的な安定感が、最終的な勝敗を分ける鍵になるだろう。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
昇格の歓喜と降格の絶望が交錯する中、クラブの「継続性」と「刷新」の判断が来季の明暗を分けます。ラシン・サンタンデールが掲げる「謙虚さと継続」という哲学は、1部という厳しい環境でこそ真価が問われるでしょう。一方で、サラゴサの3部降格やジローナの監督引き抜きといった激震は、クラブの屋台骨を揺るがす事態です。フロントが感情に流されず、いかに冷静な再建計画を提示できるか。サポーターの熱量を維持しつつ、現実的な組織改革を進められるかが、各クラブの正念場となります。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
今夏の市場は、降格組の主力流出と昇格組の補強が連動する「草刈り場」の様相を呈しています。特にミランデスやウエスカの契約満了選手を巡る動きは、コルドバをはじめとする中堅クラブにとって戦力底上げの好機です。また、サラゴサの刷新やデポルティボのピンポイント補強など、予算規模に応じた編成の優先順位が明確化しています。フリー移籍やレンタルバックの処遇を含め、限られたリソースをどう最適化するか。各SDの交渉手腕が、来季のスタートダッシュを左右することになるでしょう。