ジローナ
クラブ史上最高の監督と称されるミチェル監督が、5年間過ごしたジローナを退任しアヤックスの監督に就任することが決定した。契約期間は2028年までとなる。アヤックスのジョルディ・クライフSDが後ろ盾となってこの就任を強く後押ししており、ミチェル監督自身も『アヤックスを本来の場所に復帰させる目標があり、実現できると確信している』と新たな挑戦への意気込みを語っている。また、ダレイ・ブリントが契約満了に伴いアヤックスへ復帰する可能性も高まっている。(via SPORT)
ビジャレアル
新たに就任したイニゴ・ペレス監督の戦術ビジョンが明らかになった。マルセリーノ前監督の遺産を引き継ぎつつ、4-2-3-1を基本フォーメーションとして採用する。ハイプレスやボール喪失時の素早い切り替え、敵陣でのプレーを重視し、両サイドバックに積極的な攻撃参加を求めるなど、主導権を握る攻撃的で勇敢なサッカーを目指す。
一方、ビジャレアルBを率いるダビド・アルベルダ監督は、サモラCFとのセグンダ昇格プレーオフ第2戦に向けて、第1戦のリードを守りに入ることなく、リーグ戦と同様に勝ちに行く姿勢を強調している。
補強面では、セビージャやセルタも関心を寄せるGKディエゴ・コンデの獲得を狙っている。(via SPORT / Estadio Deportivo)
レアル・ベティス
マヌ・ファハルドSDはストライカーの補強を最優先事項に掲げている。フランスのロリアンと契約満了を迎えるバンバ・ディエングの獲得に動いているが、WBAやQPRなどイングランド2部の複数クラブと激しい争奪戦になっている。
中盤では、ネルソン・デオッサのリーベル・プレートへの移籍交渉が進行しており、クラブは選手に直接交渉を許可した。セルジ・アルティミラもライプツィヒやプレミアリーグのクラブから関心を集めている。
左サイドバックには、クルゼイロの23歳ブラジル人、カイキ・ブルーノの獲得を最優先としている。クルゼイロは移籍金1500万ユーロを要求しているが、ベティスは保有権の一部購入やボーナスなどの条件で交渉をまとめる構えだ。
また、かつてベティスで活躍したセルヒオ・カナレスがラシン・サンタンデールに加入する可能性があり、敵として再会する日が近づいている。
ブラジル人CBナタンにはFCバルセロナやニューカッスルなどが関心を寄せている。ベティスは4000万ユーロ以上の破格のオファーが届けば売却を検討する方針だ。
W杯スペイン代表からパブロ・フォルナルスが落選したことについて、元代表のフェルナンド・モリエンテスが非常に残念だと語った。
負傷からの復帰を目指すイスコは休暇中も練習施設でリハビリに励んでいる。W杯の予想ではスペイン対フランスの決勝となり、スペインが優勝すると予想した。
下部組織では、U-12チームがLaLiga FC Futuresで無失点の快進撃を見せている。(via Estadio Deportivo / ElDesmarque)
セビージャ
CBアンドレス・カストリンとの契約を2030年まで延長する交渉が順調に進んでいる。オサスナからの関心も報じられていたが、本人はセビージャでの成長を望み残留を優先している。
補強面では、フリートランスファーでフアン・イグレシアスとアルナ・サンガンテの獲得を完了し、ビジャレアルのGKディエゴ・コンデの獲得も目指している。契約満了を迎えるネマニャ・グデリとアレクシス・サンチェスとの契約延長交渉も進行中だ。
スイス代表のルベン・バルガスが、W杯に向けたアメリカ・サンディエゴでの合宿中に右脚を負傷した。予防措置と見られるが、度重なる負傷にファンからは懸念の声が上がっている。
セルヒオ・ラモスを中心とした投資グループによるクラブ買収交渉が破談になった件について、元SDのモンチ(現エスパニョール)が深い憂慮の念を示し、クラブにとって最善の決断が下されることを望んでいると語った。(via Estadio Deportivo / Mundo Deportivo / ElDesmarque)
バレンシア
アンドレ・アルメイダの放出を画策している。今季は出番が激減して市場価値が下がっているため、クラブは要求額を下げてでも早期の売却を目指している。
スペイン国内のスカウト網を統括する新たな責任者を探している間、リサンドロ・イセイとマヌエル・ルスが暫定的にその役割を担うことになった。
建設中の新スタジアム「ノウ・メスタージャ」について、ネーミングライツ売却のために名称から「Nou」の文字を外して企業名を冠する計画が進んでいる。アトレティコ・マドリードの「メトロポリターノ」の例を参考にしている。
FCバルセロナ戦の前にメスタージャ周辺で発生した暴動で、警察に椅子や瓶を投げつけたとして36歳のバレンシアファンが逮捕された。(via SPORT / ElDesmarque)
セルタ・デ・ビーゴ
最新の市場価値ランキングで、ウィリオット・スウェドベリの価値が昨年の4倍となる2000万ユーロに急上昇し、チーム内最高額に躍り出た。次いでスペイン代表デビューを果たしたハビ・ロドリゲスが1800万ユーロとなっている。
守護神ラドゥとポジションを争うGKを探している。ほとんど出番がなかったイバン・ビジャールとマルク・ビダルは退団する見込みだ。
今季のヨーロッパリーグでの戦いぶりが総括されており、14試合を戦って6カ国を巡り、リヨンとのアウェイ戦では3000人のファンが駆けつけるなど、クラブの歴史に残る躍進を見せたことが大きく称賛されている。(via Estadio Deportivo / SPORT)
アトレティコ・マドリード
パリ・サンジェルマンに所属するイガンインの獲得に本格的に動いている。移籍金は約3000万ユーロと見込まれており、選手本人もより多くの出場機会を求めておりアトレティコへの移籍を優先している。
フリアン・アルバレスの獲得を巡ってFCバルセロナとの間で緊張が高まっており、SNS上での皮肉なやり取りや、ネグレイラ事件を引き合いに出すなど、場外でのバトルが激化している。
Bチームであるアトレティコ・マドリーニョが、セグンダ昇格プレーオフのポンフェラディーナ戦に向けて準備を進めている。(via ElDesmarque / MARCA)
レアル・ソシエダ
日本代表の久保建英がメキシコで行われているW杯に向けた合宿中に25歳の誕生日を迎えた。チームメイトの菅原由勢から特製ケーキで祝福され、少し照れながら『ありがとう』と感謝の言葉を口にしている。一方で合宿のピッチ状態については、『昨日のグラウンドは硬くて穴が開いており、選手たちがケガを恐れていたため変更を余儀なくされた』と厳しい苦言を呈しつつ、現在の環境の改善には感謝を示している。
正GKのアレックス・レミロに退団の可能性が浮上している。FCバルセロナやナポリが関心を示しており、ナポリのメレトとのトレード案も挙がっているがメレト自身が難色を示している。クラブはすでに代役としてドイツ人GKのリストアップを開始した。
右サイドバックの補強を検討している。イニャキ・ルペレスとアルバロ・オドリオソラの負傷により、ジョン・ミケル・アランブルに負担が集中しているためである。
FWオーリ・オスカルソンに対してボルシア・ドルトムントなどが関心を寄せており、クラブは4500万ユーロから5000万ユーロのオファーが届けば売却に応じる構えだ。(via Mundo Deportivo / Estadio Deportivo / ElDesmarque)
RCDエスパニョール
新たにスポーツディレクターに就任したモンチが来季の補強戦略について語った。ビッグデータの活用や、バーンリーに所属する左SBのキリンチー・ハートマンを含む複数の候補をリストアップしていることを明かした。
ミランデスへのレンタル移籍から復帰したラファ・バウザが、エスパニョールでの定位置確保と成功を誓う意気込みを語った。
プレシーズンマッチの予定が決定し、ミドルズブラ、バーンリー、オロトと対戦する。キケ・ガルシアにとっては古巣との再会となる。(via Mundo Deportivo / Esport3)
ヘタフェ
MFマウロ・アランバリがアルゼンチンのリーベル・プレートへ移籍することが濃厚となった。移籍金500万ユーロで保有権の50%を買い取る条件でクラブ間合意に近づいており、選手とは3年半の契約を結ぶ予定だ。(via ElDesmarque)
オサスナ
アレッシオ・リスチ監督の後任として、ヘタフェを退任する可能性が高いホセ・ボルダラスの招聘を狙っている。他にもルイス・ミゲル・ラミス、ルビ、ルイス・ガルシア・フェルナンデスなどが候補に挙がっている。
FWラウル・ガルシア・デ・アロとの契約を2031年まで延長した。契約解除金は4000万ユーロに設定された。(via ElDesmarque / Mundo Deportivo)
ラージョ・バジェカーノ
GKダニ・カルデナスが、控えに甘んじる状況からうつ病に苦しんでいたことを赤裸々に告白した。妻の助言と支えで専門家の治療を受け、無事に病気を克服した。現在は家族との時間を大切にしながら、来季の去就についてクラブと話し合う予定だ。(via ElDesmarque)
【本日の総括】
各クラブが来季に向けた監督人事や移籍市場での動きを活発化させています。ジローナのミチェル監督引き抜きや、ベティスの積極的な補強と放出の動き、ソシエダのレミロ退団の可能性など、来季の勢力図を大きく変えうるニュースが相次いでいます。久保建英をはじめとする代表選手たちの動向もW杯に向けて注目が集まっています。
デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
ビジャレアルのイニゴ・ペレス新監督が掲げる4-2-3-1への回帰と、ハイプレスを軸とした主導権重視のスタイルは、マルセリーノ体制からの大きな転換点となります。特に両サイドバックの攻撃参加を促す設計は、現代的な可変戦術のトレンドを意識したものでしょう。一方で、ソシエダの久保建英が指摘したピッチコンディションへの苦言は、戦術以前の「プレー環境」が選手のパフォーマンスに直結する重要性を再認識させます。戦術の浸透には、こうした土台の安定が不可欠です。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
ジローナのミチェル監督退任は、クラブの黄金期がひとつの区切りを迎えたことを意味します。アヤックスという欧州屈指の育成・戦術的ブランドへの転身は、彼の指導者としての評価が頂点にある証左でしょう。また、セビージャのモンチが古巣の買収騒動に憂慮を示す姿からは、クラブのアイデンティティと経営の安定が揺らぐことへの重い警鐘を感じます。フロントの判断がサポーターの心理やクラブの品格にどう影響するか、今夏は各クラブの「姿勢」が問われる時期です。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
ベティスのカイキ・ブルーノ獲得交渉や、ヘタフェのアランバリ移籍に見られるように、各クラブは保有権の分割やボーナス条項を駆使した現実的な編成を進めています。特にソシエダのレミロやオスカルソンといった主力級の去就は、移籍金設定が市場の適正価格を大きく上回る傾向にあり、クラブ側も安売りを避ける強気の姿勢が目立ちます。単なる補強ではなく、サラリーキャップや登録枠を考慮した「出口戦略」と「投資」のバランスが、来季の競争力を左右するでしょう。