アレックス・レミロ退団の可能性と複数クラブからの熱視線
レアル・ソシエダで過去7シーズンにわたり絶対的な守護神として君臨し、2度のコパ・デル・レイ優勝や2024年のEURO制覇に貢献してきたアレックス・レミロが、今夏チームを去る可能性が高まっている。現在31歳の彼は、契約最終年となる2027年までの契約を残しており、自身にとって最後となる大型契約を結ぶタイミングであることを自覚している。クラブ側も移籍金を得る最後のチャンスと捉え、約1000万ユーロのオファーがあれば放出を容認する構えだ。
現在、レミロにはヨーロッパの複数のクラブが関心を寄せている。FCバルセロナはマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンの後釜として彼をリストアップしており、テア・シュテーゲン本人がサン・セバスティアンを訪れたことで、両者が入れ替わるトレードの噂まで過熱している。スペイン代表でポジションを争うバルセロナのジョアン・ガルシアも『彼は素晴らしいGKであり、リーガで最も好きな選手の一人だ。クラブで何が起こるかは今後わかることだ』と高く評価している。
さらにイタリアのナポリや、イングランドのアストン・ヴィラもエミリアーノ・マルティネスの退団に備えてレミロを注視。そして最新の動きとして、来季のカンファレンスリーグに出場するASモナコが、ルーカス・フラデツキーの競争相手としてレミロの獲得を打診している。
レミロがチームを去った場合、これまで控えに回っていたウナイ・マレロが正GKに昇格するか、若手のアイトール・フラガがトップチームに引き上げられる見通しとなっている。(via ElDesmarque) (via SPORT) (via Esport3)
深刻な守備崩壊を立て直す新たなディフェンダー候補たち
今夏のレアル・ソシエダにおける最大の課題は、崩壊した守備陣の再構築だ。昨季は38試合で61失点を喫し、レバンテと並んで1部リーグ最多タイの失点数を記録してしまった。ヨーロッパ圏内を目指すチームとして、この数字は到底許容できるものではなく、スポーツディレクターのエリック・ブレトスは新たなセンターバックの獲得に奔走している。ジョン・マルティンの相棒として、場合によっては2人のディフェンダーを迎える可能性もある。
現在、最も有力視されているのがアタランタに所属するセアド・コラシナツだ。33歳を迎えようとしているこのボスニア・ヘルツェゴビナ代表DFは、現在W杯に出場中であり、カナダ戦でも左サイドバックとして先発し、カナダの決定的なゴールを阻止する素晴らしい守備を見せていた。クラブはすでに彼との正式な接触を開始しており、コラシナツ自身もレアル・ソシエダの内部事情について元チームメイトから情報収集を行っている。アタランタとの契約は残り1年で更新されておらず、手頃な移籍金で獲得できるローコストなオペレーションとして期待されている。
もう一人の候補は、ウニオン・ベルリンとの契約を満了した27歳のポルトガル人DF、ディオゴ・レイテだ。しかし、彼はエヴァートンやアイントラハト・フランクフルト、ベシクタシュ、さらには古巣のFCポルトなど多数のクラブから熱視線を浴びており、争奪戦は熾烈を極めている。また、ゼニトのブラジル人DFニノもリストに入っているが、こちらは移籍金が高額なため交渉は難航している。(via Estadio Deportivo) (via ElDesmarque)
ペジェグリーノ・マタラッツォ監督の来季続投が確定
来季のラ・リーガにおいて、監督交代に踏み切るクラブが多数ある中、レアル・ソシエダは現在の体制を維持する。チームのパフォーマンスをしっかりと向上させ、クラブが掲げた目標を見事に達成したペジェグリーノ・マタラッツォ監督は、来シーズンも引き続き指揮を執ることが確定している。激しい競争が予想される新シーズンに向けて、安定したプロジェクトの継続が保証された形だ。(via SPORT)
ミケル・オヤルサバルが右膝にテーピング、W杯初戦はベンチスタートか
アメリカのテネシー州チャタヌーガでW杯に向けたスペイン代表の合宿に参加しているミケル・オヤルサバルだが、直前のペルーとの親善試合で打撲を負い、右膝にテーピングを巻いてトレーニングを行っている。スペインサッカー連盟はこれを単なる予防措置だと説明しているが、カーボベルデとのW杯初戦は大事をとってベンチスタートになる可能性が高い。
合宿中のスポンサーイベントに登壇したオヤルサバルは、チームメイトのマルク・ククレジャが「W杯で優勝したら監督の顔のタトゥーを入れる」と宣言したことについて聞かれ、『僕は遠慮しておくよ。もっとクラシックな人間だからね。誰かがタトゥーを入れる機会が訪れることを願っているけれど、僕の分まで入れてほしい。自分は別のことをするよ』と笑顔で拒否し、会場の笑いを誘った。
また、共に登壇したボルハ・イグレシアスの能力で欲しいものはあるかという質問に対しては、『彼がいかに素晴らしい人間か、そして今のグループでどれだけ重要な存在かはみんなが知っている。周りの人への接し方や、チームメイトのために尽くす姿勢はぜひ学びたい。サッカーの面で言えば、彼の体格や、相手を背負ってプレーする技術が欲しいね。ああいうプレーは最近どんどん失われているけれど、こうした大会ではとても価値がある。僕ら全員に出番が来て、それぞれが重要な役割を果たせると確信しているよ』と称賛を惜しまなかった。
自身の立ち位置や優勝候補としての重圧については、『(ケインやエンバペなどのストライカーが)最高であることに疑いはないし、違いを生み出す選手たちだ。でも僕は自分がやってきたことに満足しているし、チームを助けるという道を歩み続けたい。重要なのは集団としてうまくいくことだ。僕らが優勝候補のリストに入ることは、ここ数年の素晴らしい取り組みを証明している。でも、そんなことは何の役にも立たない。ピッチの上でそれを証明しなければならないんだ』と力強く語った。(via ElDesmarque) (via SPORT) (via Mundo Deportivo) (via MARCA)
Bチームの点取り屋ゴルカ・カレーラにアラベスがレンタル打診
レアル・ソシエダのBチーム(サンセ)で活躍する21歳のストライカー、ゴルカ・カレーラの去就が注目を集めている。2030年6月までの長期契約を結ぶ彼は、昨季のセグンダ・ディビシオンで15ゴール3アシストという見事な成績を残し、一躍ブレイクを果たした。マタラッツォ監督もその決定力を高く評価しており、シーズン終盤のベティス戦やジローナ戦、そしてコパ・デル・レイのレウス戦でトップチームでの出場機会を与えている。
サンセが2部リーグに余裕で残留したため、来季もBチームとトップチームを行き来させながら育成することが可能だが、ここにきてデポルティーボ・アラベスが彼に目をつけ、来季のレンタル移籍を強く打診している。
クラブ首脳陣は、過去の失敗を繰り返さないよう慎重に議論を重ねている。かつて期待の若手だったジョン・カリカブルは、トップチームでの出番を得られずに成長が停滞し、ついに今夏完全移籍でクラブを去ることが濃厚となっている。ゴルカ・カレーラを同じような状況に陥らせないため、彼にとって最適な成長環境がどこにあるのか、1部リーグの他クラブへ武者修行に出すべきかどうかが慎重に検討されている。(via ElDesmarque)
スビメンディの合宿中の過ごし方と元所属選手ダディエへの関心
W杯スペイン代表に選出されているマルティン・スビメンディは、合宿中の自由時間をリラックスして過ごしているようだ。チームメイトのジョアン・ガルシアによれば、EUROの期間中から引き続き、スビメンディはウナイ・シモンやダニ・オルモらとともにスマートフォンのアプリでチェスをプレイし、頭脳戦を楽しんでいるという。
また、移籍市場の小ネタとして、レアル・ソシエダの元所属選手であるアルベルト・ダディエの獲得に、複数のクラブから高い関心が寄せられていることが判明している。(via SPORT) (via Estadio Deportivo)
【本日の総括】
守護神レミロの退団危機や、リーグ最多失点を喫した守備陣の再建など、夏の移籍市場はフロントにとって正念場となります。一方で、マタラッツォ監督の続投が決まり、若きストライカーのゴルカ・カレーラが台頭するなど、来季に向けた明るい材料も揃っています。W杯で戦うオヤルサバルやスビメンディの活躍にも期待です!