Pitchwiseの1億ユーロ投資計画の全貌!パテルナ練習場改修・新スタジアム360度ビジョン・冬の補強枠

メリトン・ホールディングスが保有する株式の42%を取得してバレンシアCFの経営に参画した米国の投資コンソーシアム「Pitchwise Holdings」(米大手ファンドKKRやペナー・スポーツ・グループが背景)が、クラブへ持ち込む1億ユーロ(約160億円)の投資計画の具体的な内容が明らかになってきました。💵🏛️

この1億ユーロの資金注入は、すべてが選手獲得資金に回るわけではなく、インフラの近代化、新スタジアムの完成、練習場の改修、医療体制の強化など、クラブの構造的な成長を支える複数の領域に分配されます。

明らかになった主な投資の柱は以下の通りです。

1. パテルナ練習場の劇的改修: トップチームおよびVCFアカデミーが使用するシウダ・デポルティバ・デ・パテルナの設備強化に資金が投入されます。以前から構想されていた最新の医療センターや選手寮の建設が現実味を帯びており、ハイパフォーマンスサービスの向上が図られます。

2. ノウ・メスタージャの収益化強化: 新スタジアム(ノウ・メスタージャ)の完成はキアット・リム社長、アン・ロドリゲス氏、コーリー・ウールフォーク氏らの最優先事項です。単に建設を終わらせるだけでなく、MLBデンバー・ブロンコスのスタジアムなどをモデルに、最新鋭の「360度バーチャル大型ビジョン」を導入するなど、商業的・経済的価値を最大化する追加開発が検討されています。

3. スポーツ計画と補強枠: スポーツディレクターに就任したブラウリオ・バスケスのもと、将来的に約8名の新戦力を補強する構想が描かれています。しかし、前監督のルベン・バラハやカルロス・コルベランらの解雇手当支払いや、今夏のレンソ・サラビア獲得等に伴うコストが残っているため、ラ・リーガのFair Play Financiero(FFP)の制約を受けます。そのため、来年1月の冬の移籍市場で投じられる実質的な補強枠(移籍金・給与・減価償却費の合計)は800万〜1000万ユーロ程度にとどまる見込みであり、本格的な大型補強は来夏以降となります。

一方、現在の旧メスタージャの土地売却(1億5000万ユーロ以上を見込む)についてもPitchwiseが大きな発言権を得ています。売却交渉は最終段階に入っており、コンサルタントのCBREが各社の提案を評価中ですが、Pryconsa(アティトランと提携)やAcciona、さらに「ダークホース」とされる3社目が最終候補に残っています。売却先の決定は2026年末までに行われる予定で、スタジアム解体後には最高29階建てのタワー6棟(約500戸の住宅)が建設される計画です。これに伴い、バレンシア市役所は旧メスタージャ周辺の自転車道やバス停整備などの都市化計画書類の提出期限を、10月28日からさらに1ヶ月半延長することを認めました。(via Superdeporte)