アイセム・ハッサンがW杯で大ブレイク

エジプト代表としてワールドカップ決勝トーナメントのアルゼンチン戦に左ウイングとして初先発出場したアイセム・ハッサン(23歳)が、世界中を驚かせる驚異的なパフォーマンスを披露しました。オビエドの10番を背負うレフティーは、スピードと1対1の強さ、そしてラインブレイクの能力でアルゼンチン守備陣を大いに苦しめました。

自陣深くの3/4のエリアからドリブルを開始すると、フリアン・アルバレスを置き去りにし、ニコラス・タグリアフィコを股抜きでかわすスーパープレーを見せました。このプレーから最終的にエジプトのゴールが生まれましたが、起点となったパスの際に味方のマルワン・アティアがリサンドロ・マルティネスに対してファウルを犯していたとして、VARの介入により惜しくも取り消しとなりました。しかしその直後、モハメド・サラーからのカウンターを受けると、ペナルティエリア角でエンソ・フェルナンデスを鋭いペースチェンジで置き去りにし、再びタグリアフィコを翻弄してグラウンダーのパスを送り、モスタファ・ジコのゴールを完璧にアシストしました。

スタッツでもドリブル成功4/6、パス成功率85%という圧倒的な数字を残しました。フィジカルの消耗が激しく73分にトレゼゲと交代してピッチに倒れ込みましたが、彼が退いた直後からアルゼンチンが息を吹き返して逆転したことからも、その影響力の大きさが伺えます。

SNSでは有名ストリーマーのIbaiが『ハッサンはリオネル・メッシだ、これは一体何なんだ』と投稿し、ファンからも『このレベルならオビエドをチャンピオンズリーグに導ける』と絶賛の嵐が巻き起こっています。

2002年2月8日にパリで生まれ、パリFCの下部組織やシャトールー、ビジャレアルを経てオビエドに定着したハッサンは、2025-26シーズンに39試合出場で2,210分プレーし、4ゴール3アシストを記録。オビエドの歴史的なプリメーラ・ディビシオン(1部)昇格の立役者となりました。フランスのアンダー世代代表経験を持ちながら家族のルーツであるエジプトを選択した若き才能は、このワールドカップでの大活躍によって市場価値が急騰しており、クラブは大きな期待を寄せています。 (via SPORT / MARCA / Mundo Deportivo / ElDesmarque)