パラグアイ上院議員のレイシズム発言に対しエンバペを全面支持する公式声明を発表

W杯ベスト16のフランス対パラグアイ戦(フランスがエンバペのPKで1-0勝利)の試合後、パラグアイのセレステ・アマリージャ上院議員が自身のSNSでキリアン・エンバペに対しレイシズムおよび外国人嫌悪(ゼノフォビア)に満ちた侮辱的な投稿を行いました。彼女はエンバペを『植民地化されたカメルーン人』『フランス人のふりをしている』『母乳の代わりにココナッツを吸って育ち、彼が聞いたことのある最も教養のあるものはチンパンジーだ』などと中傷しました。これに対しエンバペは彼女を『役職に値しない卑劣な女性』と表現し、『あなたは情熱と名誉を示してきたパラグアイを代表していない。このような人々に世界中で憎悪とレイシズムを広める自由を絶対に許さない』と毅然と反論しました。

この事態を受け、レアル・マドリードは以下の公式声明を発表し、所属選手を全面的に擁護しました。『レアル・マドリードC.F.は、パラグアイのセレステ・アマリージャ上院議員が当クラブの選手であるキリアン・エンバペに対して行った、嘆かわしいレイシズムおよびゼノフォビアの発言を断固として拒絶することを表明します。当クラブは、政治代表にふさわしくないこの種の発言を強く非難し、何百万人もの人々、特に世界中の子供たちにとっての模範である当クラブの選手キリアン・エンバペに全面的な支持を示します。憎悪を煽るこのような振る舞いは、社会に居場所を持つべきではありません。サッカーとスポーツは平等と連帯のための舞台であり、レアル・マドリードは、レイシズム、ゼノフォビア、暴力が永遠に根絶されるよう引き続き取り組んでいきます』。クラブは近年ヴィニシウス・ジュニオールに対するレイシズム問題でも断固とした対応を取ってきました。

また、フランスサッカー連盟(FFF)はこれらがヘイトクライムに当たるとして検察に告発する意向を示し、マクロン大統領やフランスのスポーツ大臣もエンバペを支持しています。パラグアイの政府や外務省は彼女の発言から距離を置いています。一方のアマリージャ議員は、興奮してやりすぎたと一部認めつつもエンバペに謝罪を要求し、これはFIFAの陰謀だと非難してエンバペに対する法的措置をちらつかせています。😡 (via SPORT) (via Estadio Deportivo) (via MARCA)

モウリーニョ新体制が7月13日に始動!プレシーズンへの参加メンバーとW杯の影響

ジョゼ・モウリーニョ監督の第二期政権となるプレシーズンが、7月13日(月曜日)にバルデベバスでスタートします。W杯準々決勝以降に多くのマドリー選手が残っているため、8月15日に予定されていたレアル・ソシエダとのリーガ開幕戦は延期される見込みです。モウリーニョ監督にとっては、最初の公式戦が8月21日以降となるため約40日間という充実した準備期間を確保できることになります。昨夏、シャビ・アロンソ前監督がわずか15日間しか準備期間を持てなかったことと比べると大きなアドバンテージです。

プレシーズン初日から参加するトップチームのメンバーは、アンドリー・ルニン、トレント・アレクサンダー=アーノルド、ラウール・アセンシオ、ディーン・ハイセン、アルバロ・カレーラス、フラン・ガルシア、エドゥアルド・カマヴィンガ、ゴンサロ・ガルシア、フランコ・マスタントゥオーノの9名です。これにカスティージャからパラシオス、マヌエル・アンヘル、ジョアン・マルティネス、ダビド・ヒメネス、バルデペーニャス、シリア、ラシャド、セステロなどの若手が加わります。休暇中のアルダ・ギュレル(6月26日から)、フェデ・バルベルデ(6月27日)、アントニオ・リュディガー(6月29日)、デンゼル・ダンフリース(6月30日)らに加え、最近W杯で敗退したヴィニシウス・ジュニオール、エンドリッキ、ベルナルド・シウバらも順次合流予定です。🏃‍♂️ (via ElDesmarque) (via MARCA)

約2億4500万ユーロの巨額投資の顛末と、同じ4ポジションの再補強

クラブは右サイドバックのデンゼル・ダンフリースを2000万ユーロで獲得したことを公式発表しました。しかし、この補強はクラブの昨夏の移籍市場での計画が失敗だったことを物語っています。昨夏、クラブはアルバロ・カレーラス、ディーン・ハイセン、トレント・アレクサンダー=アーノルド、フランコ・マスタントゥオーノの4選手を獲得するために約1億7000万ユーロを費やしました。しかし、彼らは期待に応えることができず、全員がW杯のメンバーから漏れました。

カレーラスはフェルラン・メンディとフラン・ガルシアの陰に隠れ、マスタントゥオーノはローテーションに入り込めず、ハイセンもシーズン終盤に調子を落としました。アレクサンダー=アーノルドも不安定なシーズンを過ごし、カルバハル退団後の競争相手としてダンフリースの獲得を余儀なくされました。結果として、今夏はダンフリースに加え、マルク・ククレジャ(5500万ユーロ)、ベルナルド・シウバ、イブラヒマ・コナテ(契約金など込みで約7500万ユーロ)と、昨夏と全く同じ4つのポジションに約7500万ユーロの追加投資を行いました。わずか2回の移籍市場で同じポジションに約2億4500万ユーロを投じたことになります。マスタントゥオーノの扱いはモウリーニョ監督の決定に委ねられ、カレーラスはククレジャの控えとなる見込みです。💸 (via SPORT) (via ElDesmarque) (via MARCA)

5日以内の人員整理が急務!F・ガルシア、アセンシオ、マスタントゥオーノらが放出候補に

現在、レアル・マドリードのトップチームの枠は26人で埋まっており、フロレンティーノ・ペレス会長はプレシーズン開始までの5日間で少なくとも3選手を放出すべき状況に直面しています。モウリーニョ監督は4バックを採用する予定ですが、ディフェンダーが11人もおり、飽和状態です。フェルラン・メンディが復帰時期未定の負傷離脱中であるにもかかわらず、DFから2人を放出する必要があります。

左サイドバックのフラン・ガルシアは退団が濃厚で、現在レアル・ベティスが優先ターゲットとして獲得交渉を進めており、移籍金の引き下げを試みています。センターバックのラウール・アセンシオは契約を延長したばかりですが、5番手のCBとなるため、買い戻しオプション付きでの放出が停滞しつつも検討されています。さらに、前線の競争激化によりフランコ・マスタントゥオーノもレンタル移籍で放出される公算が大きいです。ゴンサロ・ガルシアやエンドリッキもベンチ要員として役割が重なるため、去就が不透明となっています。カマヴィンガに関してはクラブは7000万ユーロ以上を要求し残留を基本線としていましたが、最新の動向では選手本人が退団を希望しており、市場に出る可能性があります。🚪 (via ElDesmarque) (via SPORT) (via MARCA)

インテルのバストーニ獲得へ本格始動&モドリッチの後継者スチッチを監視

モウリーニョ監督はセンターバックとミッドフィルダーの追加補強を求めています。センターバックのターゲットはインテル・ミラノに所属するイタリア代表DFアレッサンドロ・バストーニ(27歳、190cm)で、現在クラブにいる4人のCBが全員右利きであるため、貴重な左利きのCBとしてリストアップされています。バストーニ本人はバルセロナなどの他クラブからのオファーやインテルからの契約延長オファーを断り、レアル・マドリードへの移籍を希望しています。インテルの要求額は市場価値の6500万ユーロと見られており、マドリーは今週中にもインテルと正式な交渉を開始する予定です。

また、中盤の補強として、ルカ・モドリッチの後継者にふさわしい逸材としてインテル・ミラノのペタル・スチッチ(22歳)を監視しています。スチッチはクロアチア代表の新たな中心選手としてW杯で活躍し、ポルトガル戦で敗退した際にはクリスティアーノ・ロナウドが直接彼を慰めに行きました。本職はピボーテですが、インテルの3-5-2システムではインテリオールとしてプレーし、卓越した戦術眼や両足でのテクニックを発揮しています。インテルは昨夏にディナモ・ザグレブから約1400万ユーロで彼を獲得しましたが、現在は5000万〜6000万ユーロの価値があると見積もっています。この動きは、2015年にディナモ・ザグレブからインテルを経由して加入したマテオ・コバチッチの獲得パターンと酷似しています。🔍 (via SPORT) (via MARCA)

カンテラ出身選手の移籍で多額の収入を獲得&カルバハル買い戻しを行使

レアル・マドリードは今夏、カンテラ出身選手の移籍によって多額の資金を得ています。ラツィオに所属する25歳のセンターバック、マリオ・ヒラが3000万ユーロ(ボーナス込み)でACミランへ完全移籍することが合意に達しました。マドリーは2022年に彼の保有権の50%を600万ユーロでラツィオに売却していたため、今回のミランへの移籍でその半額にあたる1500万ユーロを受け取ることになります。これにより、ニコ・パス(コモへ6000万ユーロ)、ビクトル・ムニョス(オサスナからリバプールへ2000万ユーロ)、アルバロ・ロドリゲス(エルチェからボーンマスへ1250万ユーロ)、マリオ・マルティン(ヘタフェへ350万ユーロ)と合わせ、カンテラ関連で大きな収入を確保しました。さらにカスティーリャのGKフラン・ゴンサレスについても、ラシン・サンタンデールが獲得に向けてバルデベバスで交渉を行っています。

一方で、昨夏レアル・バジャドリードに移籍していたマドリード出身のストライカー、アンヘル・カルバハル(22歳)について、クラブは契約に含まれていた買い戻し条項を行使することをバジャドリードに通達しました。彼はバジャドリード・プロメサス(連盟2部)で20ゴールを記録し、トップチームからも招集される活躍を見せていました。対照的に、冬にバジャドリードからマドリーのカスティーリャへ買取オプション付きのレンタルで加入していたU-19スペイン代表FWアドリアン・アルヌンシオ(通称アルヌ)については、100万ユーロの買い取りオプションを行使せず、バジャドリードへ復帰させることを決定しました。📈 (via Mundo Deportivo) (via MARCA)

ヴィニシウスの契約延長交渉が難航、ポリ・リンコン氏がモウリーニョ構想外の可能性を指摘

ヴィニシウス・ジュニオールの契約延長交渉は、ブラジル代表のW杯敗退後に再開される予定ですが、難航が予想されています。選手側は年俸3000万ユーロ(手取り)という大幅な昇給を求めていますが、フロレンティーノ・ペレス会長はこれを給与上限を破るものとして難色を示しています。

これについて、元レアル・マドリードの選手であるポリ・リンコン氏が自身の見解を示し、ヴィニシウスの未来について過激な予測を立てました。リンコン氏は『マドリーは条件をのまないかもしれない。そうなれば決して契約は更新されない』と断言。さらに『休暇明けに、これを受け入れるか出ていくかと言われるだろう。ヴィニシウスがモウリーニョ監督のもとでプレーしない可能性もある』と語り、クラブが期限を設け、回答がなければセルヒオ・ラモスの時のようにオファーを取り下げて移籍市場に出す可能性があると指摘しました。また、アラビアからの引き抜きの噂は、選手側が外部から価格を吊り上げようとしたものだとの見方も示しました。⚠️ (via SPORT)

ロマーリオがW杯で決定機を逃したエンドリッキを痛烈に批判

W杯ベスト16でノルウェー代表に敗れたブラジル代表のエンドリッキに対し、1994年W杯優勝メンバーのロマーリオが辛辣な言葉を浴びせました。エンドリッキは後半58分に途中出場し、ヴィニシウスからの完璧なパスを受けてGKと1対1の決定機を迎えましたが、ファーストタッチのミスにより絶好機を逃し、そのままピッチに倒れ込みました。

ロマーリオはこのプレーを直接的に非難し、『エンドリッキは好きだし、我々に多くの喜びを与えてくれる選手になるだろうが、ノルウェー戦での彼は酷かった』と発言。年齢を理由にする意見に対しても『若手だからという言い訳があるが、ふざけるな。あのゴールは決めなければならなかった。若いとか、中堅だとか、ベテランだとかは関係ない』と一蹴しました。大会前にはカフーが彼を『年齢の枠を超えた選手』と絶賛していましたが、この一瞬のミスがブラジル国内で大きな批判の的となっています。🔥 (via MARCA)

イングランドの駅名が「ジュード・ベリンガム」に!W杯ベスト8にマドリー選手が多数残存

イングランド代表がW杯ベスト16でメキシコに3-2で勝利し、その試合でジュード・ベリンガムが2ゴールを挙げる大活躍を見せました。これを受け、ロンドンの鉄道路線「テムズリンク」は応援のために一時的に変更していた「ベリンガム」駅の名称を「ジュード・ベリンガム」のまま日曜日まで継続することを決定しました。駅の担当者は『彼が3ゴールのうち2ゴールを決めるなんて思ってもみなかった』と驚きを口にしています。

また、今大会のベスト8に進出したチームには、レアル・マドリードの選手が必ず残っている状況が続いています。準々決勝の左ブロックでは、フランス(エンバペ、コナテ、チュアメニ)対モロッコ(ブラヒム・ディアス)、そしてスペイン(新加入のククレジャ)対ベルギー(クルトワ)という組み合わせになっており、必ずマドリーの選手が準決勝へ進出することが確定しています。イングランドのベリンガムも勝ち進めば、決勝でマドリーのチームメイト同士が激突する可能性があります。🚂 (via Mundo Deportivo) (via MARCA)

セバージョスがフリーエージェントに、エンソ・フェルナンデスの獲得は声明で否定

ダニ・セバージョスはレアル・マドリードとの契約(残り1年)を解除し、フリーエージェントとなりました。彼はマドリーで保証されていた500万ユーロ(手取り)を放棄して退団を選びました。アヤックスが獲得に動いており、ビジャレアルにも売り込みが行われましたが、ビジャレアルにとっては優先事項ではありません。古巣であるレアル・ベティスへの復帰を最優先としていますが、ベティスのアンヘル・アロ会長は現在の状況では彼の復帰は非現実的だと語っています。

また、以前レアル・マドリードへの移籍が噂されていたチェルシー所属のアルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデスについて、クラブは公式声明を発表し、彼を獲得するつもりはないことを明確に否定しました。エンソはエジプト戦の終了間際に劇的な決勝ゴールを決めましたが、彼の未来がサンティアゴ・ベルナベウにあるという憶測は完全に打ち消されています。❌ (via ElDesmarque) (via MARCA) (via SPORT)

【本日の総括】

エンバペへのレイシズム被害に対しクラブが全面支持の声明を出す中、モウリーニョ新体制が目前に迫っています。巨額投資の再編や過剰人員の整理、そしてバストーニやスチッチといった新たなターゲットの浮上など、激動のプレシーズンが幕を開けようとしています!