バレンシアCF
エルチェ戦で途中出場からわずか9分後に決勝ゴールを挙げたナイジェリア人FWウマル・サディクですが、その起用の裏にはメディカルスタッフとの緊迫した駆け引きがありました。
約2ヶ月前の重い筋肉損傷から復帰途上だったサディクに対し、クラブのヒネル医師らメディカル陣は『内部の傷跡がまだ柔らかいため、あと1節復帰を待つべきだ』とアギーレ監督に強く進言していました。しかし、前線の爆発力を喉から手が出るほど欲していたアギーレ監督はサディク本人と面談し、『リスクは承知の上だ。必要なら無理にでも出す』とドクターの制止を押し切って遠征メンバーへ強行抜擢。後半60分に投入すると、即座に決勝点という最高の結果を導き出しました。同僚のペペルが『彼はカオスであり、ピッチにカオスを生み出してくれる』と形容するように、予測不能なストライカーの復活がチームを救う形となりました。
得点後、サディクが披露した独特で陽気な腕のダンスパフォーマンスについても本人が真相を暴露。ハロウィンおよび「諸聖人の日」に合わせ、マイケル・ジャクソンの名曲『Thriller』の振り付けをオマージュしたパフォーマンスであったことをInstagramで明かしました。
なお、圧巻の3度の大ピンチ阻止で今季4度目のクリーンシートを達成した守護神ストレ・ディミトリエフスキは、後半ピッチへ向かうサディクに『次はお前の番だ』と声をかけていたエピソードを告白。代表中断前の次節レアル・マドリード戦(メスタジャ)に向け、クラブはサディクの負荷を慎重にコントロールしながら調整を進めていく方針です。(via MARCA)