イケル_ルケ:カンテラの最高傑作の去就をめぐりラ・リーガ1部の8クラブが争奪戦を展開
アトレティコの下部組織(カンテラ)から、また一人規格外の超新星ウインガーが誕生し、移籍市場を大いに賑わせています。21歳の右ウインガー、イケル・ルケです。
ルケは昨シーズン、マドリーニョ(カスティージョ)の一員として1部RFEFで37試合に出場し4ゴールを挙げて大ブレイクを果たし、シーズン最終盤にシメオネ監督にトップチームへ引き上げられると、メスタージャでのバレンシア戦で鮮烈なデビューゴールを記録しました。契約は2028年6月まで残っており、クラブから4000万ユーロの強固な契約解除金が設定されている最高傑作の一人です。現在はファーストチームの韓国遠征(ソウル)に帯同しており、マンチェスター・ユナイテッド戦でも素晴らしいキレのあるドリブルを見せてアピール。日曜日のマンチェスター・シティ戦での出場を目標にトレーニングに励んでいます。
シメオネ監督は来週、ワールドカップを戦い終えた各国の代表メンバーがチームに完全合流するタイミングで、カンテラーノの保有・整理計画を最終決定し、ルケをファーストチームに留めるか、成長のためにローン移籍させるかを判断します。もしローンで放出する場合、クラブはかつてジュリオ・ディアスをセビージャに放出したときと同様に、「将来の選手保有権(売却利益の権利)の50パーセントをアトレティコ側が維持する」という、流出を防ぐ特別な条項を付帯させる方針です。
現在ラ・リーガ1部において、右サイドを主戦場とする生粋の右利きウインガーは極めて希少価値が高く、すでに1部の最大8つのクラブがアトレティコに獲得の可能性を正式に問い合わせています。具体的には、1部に復帰したデポルティボ・ラ・コルーニャのフェルナンド・ソリアーノSDが獲得に熱い視線を送っているほか、セビージャ、レバンテが状況を注視しています。また、ルケ自身がバジェカス出身であることから、本人はレイヨ・バジェカーノへの移籍に前向きな姿勢を見せていますが、レイヨの内部体制の不透明さが障壁となり、交渉の行方は移籍市場の最終盤までもつれ込む見通しです。(via ElDesmarque, Mundo Deportivo)
【本日の総括】
チームは昨シーズンにチャンピオンズリーグ準決勝進出、コパ・デル・レイ準優勝を達成し、今季も非常に野心的な戦いを志向しています。ソウルでのカング・イン・リーの電撃的な合流や彼が見せた素晴らしい人間性、現地での過熱するアトレティコ熱がファンを沸かせる一方で、クティ・ロメロ獲得のためのルッジェーリらの売却推進、ソルロートの4000万ユーロでの放出計画とヴラホヴィッチ獲得の条件整備、ジュリアン・アルバレスのバルサ移籍破談の裏事情など、新生アトレティコのスカッド完成に向けた巨大な神経戦が移籍市場の裏で緻密に展開されています。