インテルの万能若手イシアカ・カマテ獲得に向けたモンチ氏の「猶予願い」と選手プロファイル

エスパニョールは、今夏の移籍市場において、すでにアレックス・カラトラバの違約金満額キャッシュ支払いによる完全獲得をはじめ、バーンリーからのキリンシー・ハルトマン、パリ・サンジェルマンからのガブリエル・モスカルド、セルタからのウナイ・ヌニェス、そしてゼニトからのバニャ・ドゥルクシッチという5名の強力な新戦力(完全移籍1名、ローン4名)の獲得を完了させています。

しかし、RCDEスタジアムのオフィスにおける補強作業はこれで終わりではありません。次なる大本命ターゲットとして、インテル・ミランに所属する22歳の超有望なフランス人マルチミッドフィルダー、イシアカ・カマテの獲得に向けて交渉を最終段階まで進めています。

この交渉は、著名なジャーナリストであるマッテオ・モレット氏によって数日前にスクープされ、ファンを熱狂させました。しかし、現時点でこの移籍劇は「保留(スタンドバイ)」の状態でストップしています。その理由は、エスパニョール側が獲得を正式に登録・完了させるための前提として、現在の高いサラリー(選手給与)を圧迫しているチーム内の不要な高給取り(過剰戦力)の売却・放出手続きを完了させなければならないという、シビアな財務状況にあります。この書類手続きや細かな条件の調整に突如として想定外の時間が必要となったため、モンチ氏はインテル・ミランに対して公式に『数日間の猶予(マージン)』を求めるという、極めて異例の「お願い」を申し入れました。

一方で、186センチの強靭なフィジカルを誇るカマテは欧州市場で非常に高い人気を誇っており、インテルには他の複数のクラブから魅力的な獲得オファーが殺到しています。インテル側は、カマテの去就がこれ以上長引いて「泥沼化(エキスターゼ)」することを極嫌しており、エスパニョールからの猶予願いを考慮しつつも、交渉がまとまらなければ他クラブへの売却に踏み切る構えを見せています。

サポーターの間では『一体、イシアカ・カマテとはどのような選手なのか』という疑問が広がっています。

カマテは2004年8月2日にフランスのオールネー=スー=ボワで生まれた、コートジボワールにルーツを持つ左利きのフランス人ミッドフィルダーです。2020年にFCモンフェルメイユからインテル・ミランの下部組織に加入しました。彼の最大の特筆すべきクオリティは、ピッチ上のあらゆるポジションを極めて高いレベルでカバーできる「圧倒的な汎用性(ポリバレンシア)」にあります。

本来の主戦場は中盤のインサイドハーフですが、戦況に応じて攻撃的ミッドフィルダー(トップ下)、両サイドのウイング、およびサイドバックやウイングバックとしても稼働できる高い戦術理解度を備えています。2023/24シーズンにはインテルのプリマヴェーラ(U-19)において、驚異的な「13ゴール6アシスト」というスタッツをマーク。その後、ポルトガルのAVSやセリエBのモデナ(10試合出場)への期限付き移籍で実戦経験を積み、昨シーズンはインテルU-23(セリエC)において33試合に出場し、6ゴール3アシストを記録して頭角を現しました。さらに、2026年2月にはコッパ・イタリアのトリノ戦でインテルのファーストチームにおいてついに念願のプロデビューをスタメンとして飾り、いきなりアシストを記録する大活躍を見せており、その才能は折り紙付きです。エスパニョールの未来を担うキーマンとしての登録完了に向け、モンチ氏による時間との必死の戦いが続いています。(via ElDesmarque)

【本日の総括】

開幕戦でのレバンテ戦を3-0で圧倒し最高の船出を飾ったエスパニョールは、新加入のバニャ・ドゥルクシッチが加わった強固な守備陣とともに、RCDEスタジアムでのレアル・マドリード戦という巨大なチャレンジに挑む準備を完璧に整えています。ピッチ外では、補強の優先事項であるウイング獲得を巡りイリアスやサラゴサ、ツィガンコフ交渉がシビアな現実に直面する中、モンチSDがマノロ・ゴンサレス監督の戦術思想に適合する選手を妥協せず追求する姿勢を崩していません。さらに、インテルの万能ミッドフィルダーであるカマテ獲得に向け、サラリー整理のための必死の時間との戦いが続いており、移籍市場最終盤までその野心的な挑戦から目が離せません。