CDテネリフェ
昨シーズンのPrimera Federacion(3部リーグ相当)を戦い、わずか1年でのプロリーグ帰還を勝ち取った blanquiazul は、今季のLALIGA Hypermotion開幕戦において歴史的なロケットスタートを決めました。敵地イプルアに乗り込んだ初戦で、強豪エイバルを相手に1-3の快勝を収め、勝ち点3を手にして現在3位に位置しています。イプルアでの勝利は2013-14シーズン以来という、クラブにとって非常に特別な金字塔となりました。この勢いに乗ったまま、日曜日の現地時間20:30(カナリア諸島時間)に、今季の本拠地開幕戦となるUDアルメリアとの一戦をエスタディオ・ヘリオドロ・ロドリゲス・ロペスで迎えます。サポーターの熱狂がスタジアムを包み込む中、本拠地での帰還後初勝利を目指して牙を研いでいます。(via SPORT)
UDアルメリア
今季の2部リーグにおいて、間違いなく昇格争いの最有力候補(本命)として位置づけられているアンダルシアの強豪ですが、開幕戦では手痛い黒星を喫するスタートとなりました。そのため、今週末のテネリフェ戦は早くも勝ち点獲得が義務づけられる過酷な敵地戦となります。両者が公式戦で対戦するのは、アルメリアが2-0で勝利を収めた2024-25シーズンの最終節以来となります。当時はテネリフェがすでに3部降格を決定させていたのに対し、アルメリアはプレーオフ進出をかけて戦っていました。それから1年が経ち、異なる軌跡を辿った両雄が再び激突します。アルメリアとしては、昇格候補としての威厳を示すためにも、何としてもヘリオドロで勝ち点3を持ち帰る必要があります。(via SPORT)
カディスCF
今季の開幕戦において、カンプ・ノウ行きを決めたCelta B(セルタ・フォルトゥナ)をホームに迎え、1-1の激しい引き分けで勝ち点1を分け合いました。この試合で注目を集めたのが、テグエステ出身のMFジョアキン・フェリペ・ゴンザレスです。彼は今夏、カディスから『フットボールのプロフェッショナルとして再び自分を証明する機会』を与えられたことに深く感謝しており、一度はキャリアの限界を感じかけたところから見事に再起を果たしました。開幕戦の後半に交代出場して28分間ピッチに立ち、中盤の要として確かな存在感を示しました。今後もベテランとしての経験を活かし、チームの昇格ロードを支えるべく先発の座を狙っています。(via SPORT)
セルタ・フォルトゥナ
カディスとの厳しい開幕戦で1-1のドローを演じ、昇格1年目ながらプロの舞台での高い競争力を証明しました。この試合で記念すべきプロデビューを飾ったのが、ポンテベドラ出身の19歳DFアンショ・ロドリゲス(2007年生まれ)です。彼は昨季、ユースチームからリザーブ(フォルトゥナ)へスピード昇格してチームの2部昇格に大きく貢献し、さらに今夏はU-19スペイン代表として欧州王者に輝くなど、目覚ましい飛躍を遂げています。アンショはデビュー後に次のように語りました。
『2部リーグでプレーすることは本当に素晴らしい挑戦です。子供の頃にテレビで見ていたような有名なスタジアムで実際にプレーできるのは、本当に感慨深い。しかし、自分はこれを当たり前だと思わず、これまで通りのルーティンを守り、地に足をつけ、謙虚に毎日の練習に臨みたい。フォルトゥナは他のチームのように、落ちたらクラブが破産するような昇格や残留の過酷なプレッシャーを背負っていない。私たちの仕事はただ、サッカー選手として成長し、いつかファーストチームに上がるための切符を掴むこと。プレッシャーがないからこそ、ピッチの上で自由に、そして果敢に表現することができる』
と、大舞台での恐れなきプロ意識とタフなメンタリティを示しました。(via SPORT)
ブルゴスCF
今季、エスパニョールからのレンタル移籍で加入したギホン出身のMFホセ・グラゲラが、日曜日に自身の古巣であり心のクラブであるスポルティング・デ・ヒホンの本拠地エル・モリノンに敵として帰還する複雑な心境を明かしました。グラゲラはブルゴスへの移籍を決断した理由について、伝説的アタッカーであるミチュ氏(現ブルゴススポーツディレクター)からの熱烈な電話での口説きがあったと明かしています。ミチュ氏に『君の能力がこのプロジェクトにどうしても必要なんだ。共に高い志を持って戦おう』と言葉をかけられ、昨季デポルティボ・ラ・コルーニャへのレンタル中に負った2度のケガから完全に復活し、再びピッチで存在感を示すためにブルゴスへの加入を決意したと語りました。
チームの仲間たちの雰囲気について、『ロッカールームは本当に素晴らしく、みんなが温かくファミリーのように迎え入れてくれたおかげで、新しい環境への適応は非常に容易だった』と喜んでいます。また、スポルティングが獲得を狙っていたFWサム・フォレスがブルゴスへの加入を選択したことについても、『彼のような素晴らしい選手がチームメイトになってくれて本当に嬉しい。彼は開幕戦でも早速ゴールを決めており、この温かいグループの中でとても幸せそうに過ごしている』と語りました。かつて降格の悲しみも味わった古巣との対戦に向けて、グラゲラは日曜日の大一番を楽しみにしています。(via SPORT)
スポルティング・デ・ヒホン
名門スポルティング・デ・ヒホンは、LALIGA Hypermotionにおいてすでに10年目という長い年月を過ごしており、今季こそ悲願の1部昇格を果たすべく、ニコラス・ラルカモン新監督を招聘して新たな船出を迎えました。開幕からホームのエル・モリノンで2連戦を戦えるアドバンテージを活かしたいところですが、今週末に対戦するブルゴスのMFホセ・グラゲラからは、笑顔を交えながら次のような挑戦的なメッセージが届いています。
『ヒホンのファンには、どうか落ち着いて長いシーズンを信じて見守ってほしい。ただ、今週の日曜日に関して言えば、彼らが勝ち点を取りこぼして、ブルゴスが勝利を持ち帰ることになれば嬉しいね。もちろん、その後のシーズンはヒホンがすべての試合で勝利し、悲願の昇格目標を無事に達成できることを心から願っているよ』
と、古巣への深い敬意とライバルとしての闘志を覗かせました。(via SPORT)
アスレティック・ビルバオ
アスレティック・ビルバオに所属する23歳の左ウインガー、ニコ・セラーノの去就が不透明となっています。契約は2028年まで残っているものの、トップチームでの出番が限られているため、クラブは彼の放出に前向きです。ニコ・セラーノは過去にミランデス、Zwolle(オランダ)、ラシン・フェロール、そしてスポルティング・デ・ヒホン(2024/25シーズン)へのレンタルを経験してきました。
ヒホンが昇格した場合には300万ユーロでの義務買い取りオプションが設定されていましたが、結局ヒホンが昇格を逃したため、移籍は成立しませんでした。ビルバオ側は、将来の買い戻し優先権( tanteo)や将来の売却の一部を保持する形での移籍を模索しており、ヒホンを含む2部リーグのクラブからのアプローチを精査しています。選手自身も出場機会を確保するため、今夏の移籍市場閉幕前の決断を控えています。(via MARCA / Estadio Deportivo)
コルドバCF
ビジャレアルCFから、アンダー世代のスペイン代表でも活躍する超有望な20歳の右サイドバック、ダニ・ブデスカ・ロペス(ムルシア出身、2006年5月27日生まれ)を期限付き移籍で獲得しました。ビジャレアルは彼の将来的な価値を非常に高く評価しており、水曜日に彼との契約を2031年6月30日までの超長期にわたって更新したことを発表したばかりで、その翌日にコルドバへのレンタルが正式に決定しました。
11歳でレアル・ムルシアからビジャレアルのアカデミーに加入したブデスカは、高い守備タスクの処理能力と、圧倒的な走力、および右サイドの攻撃を活性化させる推進力を兼ね備えたモダンなサイドバックです。コルドバは、この並外れた若き大器をLALIGA Hypermotionでの戦いの中心に据え、今季の躍進を狙っています。なお、コルドバは金曜日の現地時間21:00から、本拠地ヌエボ・アルカンヘルにジローナを迎えて親善試合(テストマッチ)を行います。ジローナは過去12回のコルドバ訪問で一度も勝ったことがなく、コルドバは過去16年間、ホームでジローナに勝ち点1さえ与えていないという圧倒的な相性を誇っています。(via SPORT)
UDラス・パルマス
今季のリーグにおいて、若いカンテラーノ(下部組織出身選手)が歴史的な偉業を成し遂げました。日曜日のアルバセテ・バロンピエとの試合において、16歳8ヶ月という若さでトップチームデビューを果たしたウインガーのラファ・『レコード』・Cruzです。これはクラブ創設77年の歴史の中で3番目に若いデビュー記録となりました。アルアカス出身の彼は、後半60分に元マドリードのヘセ・ロドリゲスに代わってピッチに立つと、エスタディオ・グラン・カナリアを埋め尽くしたサポーターから大きな拍手と熱狂的な大喝采を浴びました。パコ・ガジャルド監督率いるU-19スペイン代表も彼の才能に熱視線を送っており、将来的な代表招集が確実視されています。
さらにチームには、アルゼンチンU-20代表からの招集を断り、ラス・パルマスでの戦いに専念することを決めた18歳のディフェンダー、バレンティン・ペゾレージや、若手センターバックのフアンマ・エルツォグといった素晴らしい才能が揃っています。そして中盤を統べるのが、第一キャプテンのキリアン・ロドリゲス(カンデラリア出身)です。彼はジョナサン・ビエラ退団後のチームの絶対的な大黒柱であり、病を乗り越えて今季の完全復活に並々ならぬ闘志を燃やしています。
『夏の間、しっかりとしたプレシーズンを過ごせるだけで本当に幸せだ。今季は怪我やトラブルを恐れず、最後まで落ち着いてプレーし、すべての試合でチームに貢献したい』
と、キャプテンとしての強い決意を語りました。(via SPORT)
アルバセテ・バロンピエ
エスタディオ・グラン・カナリアで行われた開幕戦において、ラス・パルマスと対戦し、大観衆の中で激しい攻防を繰り広げました。試合は相手の若い逸材であるラファ・レコード・Cruzの歴史的なデビューシーン(後半60分にヘセと交代出場)を目撃する記念碑的な一戦となりましたが、アルバセテもまた、厳しい2部リーグを戦い抜くための確かな組織力とハードワークを示しました。今後もこの強固なインテンシティを維持し、昇格プレーオフ枠を争うための土台を固めています。(via SPORT)
CEサバデル
今夏、悲願の2部昇格を果たしたCEサバデルは、組織の本格的なプロ化と持続可能な成長を目指し、世界的なテクノロジー企業であるHPエンタープライズ(Hewlett Packard Enterprise)のプレジデント兼CEOであるアントニオ・ネリ氏を取締役会( Consejo de Administracion)の新しい投資家メンバーとして迎えたことを発表しました。サバデルのパウ・モリジャ=ジネル会長は次のように語りました。
『アントニオ・ネリ氏がもたらすビジネス経験、国際的なビジョン、およびリーダーシップは計り知れない。彼は、クラブの歴史や地域、そしてサポーターとの絆を大切にしながら、サバデルを経済的・スポーツ的に自立した強い組織にするという私たちの野心を共有してくれている』
また、投資参入を決めたネリ氏も、次のように語り、抱負を述べました。
『サバデルの持つ素晴らしい歴史、情熱的なファン、および将来的なプロジェクトの野心に深く惹かれ、投資を決めた。私の国際的な経験を活かし、クラブの価値をさらに高め、持続可能な発展を支える強固な基盤を築く手助けをしたい』
なお、サバデルは中盤の補強として、元レアル・サラゴサのMFラウル・グティ(29歳)に契約の打診を行いましたが、選手側が提示額を『経済的に不十分』として拒否したため、現在は交渉が保留状態となっています。しかし、合意への扉は完全には閉ざされていません。(via Mundo Deportivo / SPORT)
レアル・オビエド
今夏、チームの主力ストライカーであったジョアキン・デルガドをレアル・サラゴサへ売却したものの、ジュリアン・カレロ監督の率いる攻撃陣には、新たなリーダー候補が台頭しています。それが若きアタッカーのビクトル・ミンゴです。彼はプレシーズン中の親善試合において、目の覚めるようなパフォーマンスを披露し、フランスのル・アーヴルとのフレンドリーマッチでは劇的なPKを沈めてチームを3-2の勝利へと導きました。
カレロ監督は、若さと野心、および高いインテンシティを兼ね備えたミンゴのクオリティを高く評価しており、開幕のグラナダ戦でも彼をベンチから送り出してピッチに立たせました。ミンゴは限られた時間の中で素晴らしい動きを見せ、指揮官の信頼を確固たるものにしています。デルガドが去った前線において、ミンゴが今季のブレイク候補としてサポーターからの大きな期待を集めています。(via MARCA / SPORT)
SDエイバル
開幕戦において、本拠地イプルアにテネリフェを迎えた一戦は、予想外の1-3の敗北という残酷なスタートとなりました。イプルアでのテネリフェ戦における敗北は、実に2013-14シーズン以来という、サポーターにとってもショッキングな黒星となりました。かつて1部リーグでも存在感を示した伝統的なクラブであるエイバルは、守備組織の再構築と、前線のクオリティ不足を解消するための補強を急いでいます。LALIGA Hypermotionの長い戦いの中で、初戦の躓きを速やかに払拭し、持ち前のタフな戦術とハードワークで昇格争いに踏みとどまるための再起の挑戦が始まっています。(via SPORT)
LALIGA Hypermotion放映権事情と女性主審の誕生
今シーズン、テレビ放映オペレーターであるMovistar Plus+は、2部リーグ(LALIGA Hypermotion)の全試合を、追加のプロバイダー契約なしで月額9.99ユーロ(または年間99.90ユーロの、12ヶ月で10ヶ月分という非常にお得なプラン)にて完全生中継するサービスを提供し、サポーターから非常に高い評価を受けています。
さらに、今シーズンの開幕戦においては、主審のオラツ・リベラ氏が2部リーグの公式戦で主審デビューを飾りました。これは、リーグの演出をより現代的かつ魅力的なものにするための新しい取り組み(試合前後に主審がテレビ中継のインタビューに答えて自身のジャッジやルールを説明する試み)の一環でもあり、審判の控室にカメラが入る新演出とともに、フットボールをより身近で魅力的なものにするための新しい歴史の始まりとなりました。(via SPORT / Mundo Deportivo)
【本日の総括】
今季のLALIGA Hypermotionは、1年でのプロ復帰を果たしたテネリフェの劇的な開幕エイバル破りや、サバデルへのグローバル大企業の投資参入、さらにラス・パルマスやセルタ・フォルトゥナといった若いカンテラーノたちの熱いプロ意識と歴史的なデビューなど、早くもピッチの内外で非常に鮮烈なドラマが交錯しています。昇格への執念と、若手たちの熱いプライドがぶつかり合う2部リーグの勢力図は、今週末のヘリオドロでの激突やモリノンでのグラゲラ帰還劇を経て、さらにその激しさを増していくことになります。
