ギド・ロドリゲス(バレンシアCF) 母国からの関心報道をクラブSDが即座に完全拒絶

32歳のアルゼンチン代表ミッドフィルダー、ギド・ロドリゲスは、母国の名門リバー・プレートからの獲得関心報道が出ているものの、所属するバレンシアCFのスポーツディレクターが即座に放出を全面否定し、現時点では交渉拒絶による残留確定の状況にある。本国での期待が高まる一方で、現在のクラブにおける中心選手としての重要性が改めて示された格好だ。

事態の発端は、アルゼンチン現地メディアによる報道であった。リバー・プレートが2027年に向けた中盤の強化策としてギド・ロドリゲスの獲得を視野に入れ、情報収集に着手していると伝えられた。リバー・プレートのスポーツディレクターを務めるパブロ・ロンゴリアが彼の名前を補強リストの筆頭に挙げ、代理人を務めるパブロ・サバグとの接触を計画していると報じられた。マルセロ・ガジャルド監督率いるチームにとって、中盤の底でフィルター役をこなせる彼のプレースタイルは長年の課題を解決する絶好の選択肢であった。また、カタールワールドカップをともに制したゴンサロ・モンティエルやニコラス・オタメンディ、マルコス・アクーニャ、チアゴ・アルマダといった代表の仲間が在籍していることも、本人の心を動かす要素として取り沙汰されていた。

さらにアルゼンチン側では、リオネル・スカルローニ監督が率いる代表への復帰アピールとして母国へ戻る選択肢が浮上したとも噂された。しかし、スカルローニ監督は現在マヨルカに拠点を置いており、毎週のようにスペイン国内で彼のプレーを直接観察できる環境にある。そのため、代表選考のためにわざわざ帰国する必要性は極めて低いのが現実である。

こうした本国での熱狂とは裏腹に、バレンシアCF側の態度は極めて明確であった。スポーツディレクターを務めるブラウリオ・バスケスは、リバー・プレートからのアプローチについて「オファーは届いていない」と断言した。さらに、仮に今後正式な買い取り打診が届いた場合でも交渉に応じる姿勢があるか問われると、即座に『いいえ』と一言で突っぱねた。前監督のカルロス・コルベランに続き、新たに就任したハビエル・アギーレ監督にとっても、ギド・ロドリゲスは戦術の要でありピッチ上のリーダーとして代えが効かない存在だからだ。

彼とバレンシアCFとの契約は2028年まで残されており、さらに1シーズンの延長オプションまで付帯している。高額な基本給に加えて試合出場や欧州カップ戦進出に応じた各種インセンティブが設定されており、財政的にもリバー・プレートが引き抜くことは容易ではない。

あわせてブラウリオ・バスケススポーツディレクターは、キャプテンを務めるホセ・ガヤを含めた今季限りで契約が満了する7名の選手たちの去就についても触れた。しかし、現在チームは19節という熾烈な戦いの最中にあり、個別の更新交渉については『大切なのは日々の戦いであり、契約の件はいずれ時期が来れば向き合う』と述べ、現時点では保留してリーグ戦に集中させる方針を示した。

つまり、アルゼンチン側が期待を込めて報じた移籍説はバレンシアCF側の強い拒絶によって完全に遮断されたということだ。クラブ内での圧倒的な立場と強固な契約構造に守られており、少なくとも来夏までの期間に彼がメスタジャを去る可能性は限りなくゼロに近い。(via ElDesmarque)