アルバート・ペリス FCバルセロナ・フベニールAの新指揮官に即時昇格
38歳の指導者アルバート・ペリスが、FCバルセロナの下部組織における最上位チーム、フベニールA(U-19)の新監督に即座に抜擢された。前任者のポル・プラナスがクロアチアの名門ディナモ・ザグレブのトップチーム監督へ転身することに伴い、クラブは内部昇格による指導体制の迅速な再構築を決断した。プラナスは日曜日に行われるサント・アンドレウ戦(ナルシス・サラ競技場)で最後に指揮を執り、月曜日に現地へ出発する予定だ。バルセロナ側は間髪を容れずに後任人事を固め、土曜日にはすでにペリスが選手たちへお披露目された。
ペリスは昨夏バルセロナへ復帰し、今季は15歳以下のチーム(カデテ・デ・プリメール・アニョ)を率いていた。それ以前の3年間はクラブを離れ、フランシスコ・ハビエル・ガルシア・ピミエンタ監督の右腕としてUDラス・パルマスやセビージャFCでトップチームのコーチングスタッフを務めていた。しかし、彼の指導者としての根底には、バルセロナでの長年の経験がある。かつてペップ・セグラによってカタルーニャサッカー連盟から招聘されて以来、2015年から2018年にかけてフベニールAのスタッフを務めるなど、8シーズンにわたり育成年代に携わってきた。さらに2022-23シーズンにはメソッド部門のディレクターを務め、指導法の体系化にも深く寄与した経緯を持つ。
同氏はカタルーニャ州立自治大学(UAB)で運動・スポーツ科学を専攻したほか、精神生物学と認知神経科学の修士号、スポーツ高パフォーマンスの修士号を取得し、指導者として最高位のプロライセンスも保持する異色の高学歴キャリアを誇る。カタルーニャ指導者学校での教授歴や、ダム、エスパニョール、エスコラピス・デ・サリアでの育成経験も含め、理論と実戦の両面で極めて高い評価を確立してきた。
トップチームへの昇格を直前に控えるフベニールAにおいて、戦術眼と育成メソッドを熟知したペリスの就任は、選手たちの円滑な成長を保障する重要な手立てとなる。つまり、今回の人事が意味するのは、指導者の急な抜擢による動揺を最小限に抑え、ラ・マシアの伝統的なアイデンティティと育成ラインを揺るぎなく維持しようとするクラブの強い意志だ。今後の焦点は、彼がトップチーム経験で得た知見をいかに若い選手たちへ還元し、タイトル争いと人材育成を両立させていくかに集まる。(via SPORT)
