ラフィーニャ FCバルセロナと2030年までの契約延長に正式署名
29歳のブラジル代表フォワード、ラフィーニャが、FCバルセロナとの契約を2030年6月30日まで延長する新契約に正式署名し、クラブから公式発表された。今季から第一主将を務めてチームの絶対的エースに君臨する男が、従来の2028年までの契約を2年延長したことで、クラブとの長期的な絆を強固なものとした格好だ。この決着は、数ヶ月前から進められていた交渉が結実したものであり、選手とクラブの双方が相思相愛であったことを証明している。
9月19日に行われた会員総会においてデコスポーツディレクターが交渉の開始を明かして以来、手続きは極めて円滑に進んだ。クラブ側は今季の劇的な活躍とリーダーシップを高く評価し、チーム内最高給クラスへの昇給を含む好条件を提示した。2022年夏にイングランドのリーズ・ユナイテッドから加入して以来、通算190試合に出場して94ゴールを記録し、かつて活躍したアドリアーノ・コレイアの出場数やロナウジーニョの通算得点数に並ぶクラブ史上4位のブラジル人選手となっている。
これまでに3度のラ・リーガ優勝と1度のコパ・デル・レイ制覇、3度のスーペルコパ獲得に貢献してきたが、今季の爆発力は過去の数値を大きく塗り替えている。ハンジ・フリック監督によってウイングから偽9番の位置へ配転されると、公式戦13試合で19ゴールという脅威的な数値を叩き出した。ラ・リーガでは10試合で15ゴールを挙げて得点王レースでレアル・マドリードのキリアン・エムバペに3ゴール差をつけて首位を走り、11月3日のチャンピオンズリーグ・アストン・ヴィラ戦でも2ゴールを決めて3対0の勝利を決定づけている。
ジョアン・ラポルタ会長と同席した署名式の記者会見において、かつて受けた激しいバッシングを振り返りながら自身の思いを吐露した。
『家族とともに非常に誇らしい気持ちで満ちている。加入当初の2年間は周囲から追い出されそうになり、激しい批判を浴びたが、自分と仕事の価値を信じ抜いてきた。自分の足が許す限り高いレベルでプレーを続け、このクラブで現役を終えたい』と語り、ファンやクラブへの深い愛情を露わにした。
さらにポジション変更についても『ゴールに近い位置でプレーすることで数字が驚くほど伸びたが、相手の背後へ抜ける動き自体は以前から変えていない。まだ発展途上であり、もっと遠くへ行けるはずだ』とさらなる高みを見据えた。また、代表中断期間に向けては『100パーセントの状態ではないものの、カルロ・アンチェロッティ代表監督と出場時間の管理について話し合っており、心配はいらない』と周囲の不安を打ち消した。
この契約延長が示すのは、かつて売却候補に挙げられていた選手が、指揮官の戦術的変更と本人の真摯な姿勢によってクラブの最重要柱へ変貌を遂げたという事実だ。最盛期を迎えた前線の軸を2030年まで確保したことで、バルセロナは宿願であるチャンピオンズリーグ制覇へ向けた極めて強固な土台を完成させたことになる。(via SPORT / MARCA / Relevo / Mundo Deportivo / ElDesmarque)
