カステッロ・ルケバ バルサが狙う左利き守備の要

RBライプツィヒに所属する23歳のフランス人左利きセンターバック、カステッロ・ルケバが、憧れのFCバルセロナへの今夏移籍に向けて動き出している。現時点では獲得に向けた協議打診の段階にあり、選手本人がキャリアの進展を見据えてスポティファイ・カンプ・ノウへの加入を強く望む姿が注目を集めている。

その背景には、昨夏の移籍市場で叶わなかったブンデスリーガからのステップアップを、今度こそ果たすという強い決意が存在する。ルケバは今期に入り代理人事務所を変更しており、FCバルセロナのスポーツディレクターを務めるデコとは10月末にすでに直接会談を行った。ドイツのSky GermanyやSPORTの報道によれば、彼の契約解除金は2027年夏に8,000万ユーロから6,500万ユーロへと減額される手筈になっている。しかしRBライプツィヒ側は、UEFAチャンピオンズリーグ出場権を逃した場合に1億ユーロ以上の移籍金収入を確保する必要があり、来夏の売却にも前向きとされる。

一方、FCバルセロナ側にとってもルケバの獲得は戦術的に極めて魅力的な選択肢となっている。若さに加えて左利きであり、最後方から攻撃を組み立てる足元の技術を備えたプレースタイルは、ハンジ・フリック監督が求める守備像と合致するためだ。資金面でのハードルはあるものの、過去にダニ・オルモを獲得した際と同様、良好なクラブ関係を活かした分割払いの交渉スキームが適用される可能性がある。

この動きが意味するのは、FCバルセロナが長期的な守備陣の再構築に向けて、若手実力派の確保を現実的な優先課題として位置づけている点だ。選手自身がスポティファイ・カンプ・ノウでのプレーを強く望み、交渉に自ら協力する姿勢を示していることは、他クラブとの争奪戦においても有利に働くだろう。次の注目点は、今夏の移籍に向けた具体的な支払条件の調整と、RBライプツィヒ側のチャンピオンズリーグ出場権争いの行方である。

(via SPORT)