アトレティコを粉砕し3位確定!賞金増額とCLポット情報

ビジャレアルはラ・リーガ最終節でアトレティコ・マドリードをホームのラ・セラミカに迎え、5-1という歴史的な大勝を収めた。この結果、チームはリーグ3位でのフィニッシュを確定させ、クラブ史上初となる2年連続のチャンピオンズリーグ出場権を獲得した。この3位確定はクラブの財政にも大きな恩恵をもたらす。ラ・リーガのテレビ放映権料の順位ボーナスにおいて、3位の配分は全体の13%となり、4位の11%を上回る。これによりビジャレアルは約4200万ユーロを手にすることになり、4位に終わったアトレティコが得る約3550万ユーロと比較して、600万ユーロ以上もの大幅な増収となる。さらに、来シーズンのチャンピオンズリーグにおけるポット分けでは、ビジャレアルがポット3に入ることが確定している。同国対決の回避ルールにより、同じスペイン勢であるレアル・マドリード、バルセロナ、アトレティコ、そしてベティスとはフェーズリーグで対戦しない。なお、現在のビジャレアルのスカッド価値は約2億8200万ユーロとリーグ5番目の評価額となっている。約5億8700万ユーロの価値を持つアトレティコを順位で上回ったことは、チームの効率的な戦いぶりが証明されている。(via ElDesmarque) (via SPORT)

アルフォンソ・ペドラサの涙の退団とラツィオへの挑戦

アトレティコ戦は、15年間クラブに在籍したアルフォンソ・ペドラサにとっての別れの舞台となった。ペドラサは2-0となるゴールをアシストする活躍を見せ、後半に交代でピッチを退く際にはあふれる涙を抑えきれず、ファンから万雷の拍手で見送られた。下部組織から這い上がり、234試合に出場して13ゴールを記録。ヨーロッパリーグ優勝やチャンピオンズリーグ準決勝進出など、クラブの黄金期を支えた生え抜きの退団に、スタジアムは感動的な雰囲気に包まれた。ペドラサは契約満了に伴い、イタリアのラツィオへ移籍する。試合後、ペドラサは次のように語っている。

『アトレティコから大勝してシーズンを締めくくれるなんて本当に夢のようだ。僕らは重要な3位を懸けて戦っていて、素晴らしいシーズンの集大成になった。15年過ごした、僕の人生でありすべてを与えてくれたクラブを去るのはとても感情的な日だった。個人的にもチームに貢献でき、目標を素晴らしい形で達成できた満足感を持って去ることができる。ファンが素晴らしい夜にしてくれて感謝している。クラブにとって3位は非常に重要で、チャンピオンズリーグ出場権と経済的な恩恵を残せて満足だ。僕のことはサッカー面よりも、働き者で良い人間だったと記憶してもらえれば十分だ。ファンとして必ずここに戻ってくる。ここは僕の一部であり、家族もここが気に入っている。15歳でコルドバを離れて成長したこの場所を我が家だと感じているよ。イタリアでの新たな挑戦については、リーグも国も変わり、気分を変えて違う経験をしてみたかった。新しい街、新しいチームで上手くいくよう全てを捧げる、ワクワクする挑戦だ』

クラブは彼の決断を尊重しており、後釜としてはエスパニョールへレンタル移籍していたカルロス・ロメロをプレシーズンから復帰させる計画を立てている。(via Estadio Deportivo) (via SPORT)

ダニ・パレホが語るクラブでの6年間と未来への思い

ペドラサと同様に、ダニ・パレホもこの試合を最後にビジャレアルを去る。6シーズンにわたり中盤の要として活躍し、2020-21シーズンのヨーロッパリーグ優勝に大きく貢献したパレホは、この試合でもPKで先制点をマークしてチームを勢いづけた。後半に交代する際には、ペドラサと共にスタンドから割れんばかりのスタンディングオベーションを受け、ファンに別れを告げた。パレホはクラブでの日々を振り返り、次のような言葉を残している。

『僕の人生において本当に素晴らしい6年間だった。クラブの最も成功したサイクルを経験し、重要な役割を果たせたと思っている。フェルナンド会長をはじめ、この6年間で関わった全ての人に、僕を重要な存在にしてくれたこと、すべてを容易にしてくれたことに感謝したい。誇りに思うし、このユニフォームを着るたびにすべてを捧げてきたので、忘れられない夜と思い出を持って満足して去ることができる。クラブ史上初の2年連続チャンピオンズリーグ出場も達成し、クラブは成長している。愛情と愛を持って仕事に取り組めば、ほとんど常に成果が出るものだ。将来については考えていない。調子は良いからプレーは続けたいけれど、今は少しサッカーのことは忘れて休みたい。妻や家族、子供たちと一緒に焦らずに決めたいと思う。どうなるか見てみよう』(via ElDesmarque) (via SPORT)

マルセリーノ監督の記念タイル設置と完璧なシーズン総括

アトレティコ戦のキックオフ数時間前、ラ・セラミカの外にある黄色い遊歩道に、マルセリーノ・ガルシア・トラル監督の功績を称える記念タイルが設置された。彼はクラブ史上最多となる298試合で指揮を執り、2013年の昇格やヨーロッパリーグ優勝、度重なる欧州大会への出場など、数々の成功をもたらしてきた。フェルナンド・ロチ会長らと共に除幕式に出席した指揮官は『これは特権であり、クラブからの評価に永遠に感謝しなければならない。とても感動している』と喜びを口にした。試合後には、記録的な大勝と3位確定という結果について、手放しでチームを称賛した。

『選手たちの素晴らしいパフォーマンスに感謝と満足感を感じている。直接のライバルに大勝して3位を確定させるという、完璧なシナリオだった。ファンも最初から後押ししてくれ、最高の雰囲気だった。僕らはアトレティコよりも3位の座を重要視していたね。この歴史的なシーズンは並外れた価値がある。ビジャレアルは僕の人生の重要な一部だ。7シーズンも成功し続けられるのは特権だよ。3度目の就任があるか? 2度目も予想していなかったから何とも言えないけど、今は考えるのは難しいね』(via Estadio Deportivo) (via SPORT)

アトレティコ戦・全出場選手の詳細評価とスタッツ

アトレティコを5-1で粉砕した試合における、ビジャレアル全出場選手の評価と詳細は以下の通り。

アヨセ・ペレス (9点): 2ゴール1アシストの圧倒的活躍。前線のミカウターゼとのコンビで相手守備陣を崩壊させた。

ミカウターゼ (9点): 今季チームの得点王(ピチチ)。3-0となるダメ押しゴールを記録し、常に相手の脅威となった。

ニコ・ペペ (9点): 右サイドで躍動。自身で獲得したPKのほか、4点目と5点目の見事なアシストを記録。

アルフォンソ・ペドラサ (9点): 守備で高いパフォーマンスを見せつつ、攻撃に参加して2-0のゴールをアシスト。

モウリーニョ (8点): 右サイドで圧倒的な存在感。デュエルに強く、素晴らしい予測能力を披露した。

パウ・ナバロ (8点): 今季最大のサプライズ。真面目で力強く、非常に信頼できるプレーを見せた。

ラファ・マリン (8点): 空中戦での強さと後方からのボール配球で高水準のプレーを維持。

ダニ・パレホ (8点): 中盤でゲームを完璧にコントロールし、先制となるPKを冷静に沈めた。

パプ・ゲイェ (8点): 堅実で信頼でき、ダイナミズム溢れるプレーでボールを奪取。左足で4-1となるゴラッソを叩き込んだ。

アルベルト・モレイロ (7点): 前線にダイナミズムをもたらし、あらゆる形で攻撃を試みたが、最後の精度だけが欠けていた。

セルジ・カルドナ (7点): 堅実なプレーで守備の安定に貢献。

アラサン・ディアタ (7点): 途中出場から信頼できるパフォーマンスを披露。

ロガン・コスタ (6点): 真面目なプレーで試合を締めた。

アルナウ・テナス (6点): 2つの素晴らしいセーブを見せたが、飛び出しのミスから唯一の失点を招いた。

パウ・カバネス (6点): ピッチへの復帰を果たし、無難にプレー。

カルロス・マシア (評価なし): 出場時間が短く、評価の対象外。(via SPORT)

スペイン代表W杯メンバー選出と移籍市場の噂

北中米ワールドカップに向けたスペイン代表の26名の最終メンバーが発表され、ビジャレアルからはアレックス・バエナとジェレミ・ピノが選出された。ピノは負傷で離脱したフェルミン・ロペスの代役としての抜擢となる。また、今季素晴らしい活躍を見せたアルベルト・モレイロも、負傷を抱えるニコ・ウィリアムズの代役候補としてルイス・デ・ラ・フエンテ監督の構想に挙がっており、AIによる代表選出予想リストにも名を連ねていた。

アルゼンチン代表関連では、アトレティコ・マドリードに所属するティアゴ・アルマダが筋肉の違和感によりビジャレアル戦を欠場した。

移籍市場の動向では、ベティスからの退団が確実視されているアルゼンチン代表MFギド・ロドリゲスに対して、メキシコのクラブなどと共にビジャレアルが関心を示している。契約満了を迎える経験豊富なボランチは、来季の補強候補としてリストアップされている。(via SPORT) (via MARCA) (via ElDesmarque) (via Estadio Deportivo)

ピッチ外情報:選手居住エリアでの空き巣事件

ピッチ外の話題として、ビジャレアルの選手たちが多く居住しているバレンシア郊外の高級住宅街「トーレ・エン・コニル」で空き巣事件が発生した。今回はバレンシアに所属するラルジ・ラマザニの自宅が試合中に標的となり、現金や宝石など約10万ユーロ相当が盗まれた。この地域はビジャレアルやバレンシア、レバンテの選手たちが数多く住んでいることで知られており、過去にも同様の被害が相次いでいる。セキュリティの高さにもかかわらず被害が出ていることから、内部の事情に詳しい情報提供者の存在が疑われており、ビジャレアルの選手たちにも改めて警戒が求められている。(via Mundo Deportivo)

【本日の総括】

アトレティコを5発で粉砕し、2年連続のCL出場権と多額の賞金を確保。パレホとペドラサという黄金期を支えた功労者との別れ、そしてマルセリーノ監督の歴史的偉業の達成と、感情と歓喜に包まれた最高のシーズンフィナーレとなった。