開幕戦延期による過密日程とラジャ・カサブランカとの親善試合追加の動き
バレンシアCFのラ・リーガ第1節、対レアル・ベティス戦が延期されることが決定しました。これは、レアル・ベティスに所属する選手がワールドカップ決勝に出場するためです。
クラブはこの決定をスポーツマンシップに則り受け入れましたが、バレンシア内で歓迎されているわけではありません。この延期による最初の大きな悪影響として、バレンシアは8月の最終週に3試合(22日のセルタ戦、25日の延期されたベティス戦、30日のデポルティーボ戦)という過密日程をこなさなければならなくなりました。ホセ・ルイス・ガヤもこの試合の詰め込みに対して不満を漏らしています。
二つ目の悪影響は、コーチングスタッフが計画していたプレシーズンのスケジュールが大幅に狂ってしまったことです。8月8日のトロフェオ・ナランハから、22日のセルタ戦まで、実戦の感覚を試すことなく長期間が空いてしまうことになります。
そのため、クラブはラ・リーガの開幕戦に向けて最適な状態で臨めるよう、8月15日か16日の週末にもう1試合、本格的な親善試合を組むために急遽交渉を開始しました。
現在交渉を進めている相手は、モロッコおよびアフリカサッカー界の巨人、ラジャ・クラブ・アスレティック(カサブランカ)です。
1949年に創設されたこの緑と白のクラブは、アフリカチャンピオンズリーグを3度(1989年、1997年、1999年)制覇し、大陸タイトルを計6つ持つモロッコで最も国際的な成功を収めているクラブです。2013年には、ロナウジーニョ擁するアトレチコ・ミネイロを破ってクラブワールドカップの決勝に進出し、バイエルン・ミュンヘンに敗れたものの準優勝に輝いた歴史もあります。また、かつてはフアン・カルロス・ガリード監督が指揮を執っていたことでも知られています。
ラジャ・カサブランカは現在、2025-26シーズンのモロッコリーグ(ボトラ・プロ)を3位(勝ち点56)で終えたばかりで、2026-27シーズンのCAFコンフェデレーションカップへの出場権を獲得しています。この強力な相手との対戦が実現すれば、バレンシアにとって開幕前の貴重なテストの場となるはずです。
(via ElDesmarque)
【本日の総括】
イギリス合宿を締めくくるストーク戦は引き分けに終わりましたが、ダンジュマのゴール量産やディミトリエフスキの好守など明るい材料が見えました。一方で、ハビ・ゲラの契約解除金上昇に伴う移籍市場の動向や、野戦病院化している負傷者リスト、開幕戦延期による過密日程と追加の親善試合の調整など、ピッチ内外でフロントと監督の手腕が問われる重要な8月が幕を開けました。