歴史的開幕スタート!ビジャレアルを破り勝点7で暫定首位へ浮上
デポルティーボ・アラベスは、ホームのメディソルサで行われたビジャレアルとの激戦を1-0で制し、今季2勝目をもぎ取りました。これで開幕3試合で2勝1分け、勝点を7に伸ばしたチームは、金曜夜の時点でラ・リーガの暫定首位に立っています。この開幕3試合で勝点7という素晴らしい滑り出しは、クラブの歴史において過去に1回しか達成したことのない偉大な快挙です。それは2001-2002シーズンにマネ監督が率いたチーム以来であり、当時のチームは最終的にリーグ7位に入り、UEFAカップの出場権を獲得しました。
キケ・サンチェス・フローレス監督のもとで、チームはインテンシティ、縦への速さ、一貫性、そして連帯感を備えた「らしさ」を存分に表現しています。昨季の後半戦はわずか2回しかクリーンシートを達成できず守備の崩壊に苦しんだチームが、今季はホームのメディソルサで行われた2試合とも無失点で終えています。
激戦を終えたキケ・サンチェス・フローレス監督は、次のように喜びを爆発させました。
『今この瞬間に首位に立てるなんてファンタスティックで素晴らしい。本当に最高のスタートだ。ファンがものすごく後押ししてくれて、この試合をこれ以上ない形で理解してくれた』
また、試合全体については以下のように分析しています。
『非常にインテンシティが高く、多くのことを要求された試合だった。相手は本当に良いプレーをする。とても興味深く、前半は非常に完璧な出来だった。リードを守り抜くことができた。常に勝点に近づき続けることこそが、このチームの存在意義だ』 (via MARCA)
負傷を乗り越えたルーカス・ボジェが執念の決勝ゴールを記録
この日、2トップの一角としてスタメン出場したルーカス・ボジェが、チームを勝利に導く価値ある決勝ゴールを決めました。前半13分に鋭い反転から強烈なシュートを放って相手GKを脅かしていたボジェは、前半31分に生まれた完璧な崩しの流れから、精密な右からのクロスをダイレクトで合わせてネットを揺らしました。
ボジェは少し前に身体的な問題を抱えていたため、これまでは出場時間がセーブされていました。しかしこの大一番でキケ監督の信頼に応え、相手ディフェンスとのデュエルでも体を張ってキープし、チームに息継ぎの時間をもたらすなど、攻守にわたって絶大な影響力を見せました。
試合後、キケ監督はボジェのパフォーマンスを絶賛しています。
『ボジェはとてもよくプレーし、ゲームに大きな影響を与えてくれた。彼は強く、本当に素晴らしい仕事をしてくれる。最近フィジカルの問題があったので出場分数をケアしていたが、今日は本来プレーすべきだった時間よりも長くピッチに立ったかもしれない。それでも、彼がチームにおいて非常に重要であることを証明してくれた』 (via Estadio Deportivo)
サイドを支配したアンヘル・ペレス、精密なアシストとポスト直撃シュートで輝く
右サイドハーフとして出場したアンヘル・ペレスが、攻撃の絶対的な起点としてピッチを駆け回りました。前半31分、アントニオ・ブランコによる正確な左から右への展開からボールをコントロールすると、エリア内に完璧なクロスを送り届けてボジェの決勝ゴールを導きました。
ペレスの輝きはアシストだけに留まりません。後半、カウンターから Pablo Ibáñez の突破を受けて放った右足のシュートは、惜しくもポストを直撃。また、後半55分には相手の Georges Mikautadze を美しい股抜きで置き去りにする圧巻のテクニックを披露して会場を沸かせました。
キケ監督はこの若きサイドプレーヤーについて、前半を完璧に彩り、後半もカウンターで常にビジャレアルの脅威であり続けたと、その縦への突破力を大いに評価しています。 (via Mundo Deportivo)
守護神シベラ、契約延長直後に6セーブを記録し2試合連続無失点を達成
2030年までの契約延長を発表したばかりの守護神アントニオ・シベラが、その実力を余すところなく証明しました。シベラはこの試合で合計6本のセーブを記録。特に前半終了直前のジェラール・モレノによる至近距離のシュートや、後半に繰り出されたアヨセ・ペレス、ニコラ・ペペの決定的なシュートを、脅威的なセービングでことごとく防ぎました。
後半アディショナルタイムには遅延行為で警告を受けたものの、最後までゴールマウスを守り抜き、2試合連続の無失点勝利に大きく貢献しました。
試合を終えたシベラは、以下のように誇りと冷静さを語っています。
『個人としては非常に嬉しいし、チームとしては守備のタスクを完璧に遂行できたことに大きな誇りを感じている。ビジャレアルのような強力なチームを相手に、無失点で終えられたことがその何よりの証拠だ。本当に満足している。でも、リーグ戦はまだ始まったばかりで、これから先はまだまだ長い。この良い勢いをできるだけ長く続け、同じラインを保っていく必要がある。地に足をつけ、毎週のように取り組み、一歩一歩進んでいくこと、そして何よりホームで強さを維持し続けることが大切だ』 (via MARCA)
移籍期限直前の去就問題、アントニオ・ブランコ残留をキケ監督が強く望む
夏の移籍市場閉幕が9月1日に迫る中、去就が噂されるミッドフィールダーのアントニオ・ブランコについて、試合後のキケ監督がその重要性を改めて熱弁しました。ブランコはこの試合でもスタメンとしてピッチに立ち、ボジェのゴールを演出する美しいサイドチェンジを披露するなど、中盤の要として確かなクオリティを示しました。
去就を巡る周囲の喧騒に対し、キケ監督は以下のように胸中を吐露し、残留を強く望む姿勢を示しています。
『市場が閉まるまでの数日間、心が二つに裂かれてしまうのは当然のことだ。しかし、彼が今こうして我々の選手であることに幸せを感じている。アントニオ・ブランコは我々に非常に多くの価値をもたらしてくれる存在だ』 (via Estadio Deportivo)
新戦力トニ・マルティネスがふくらはぎの負傷により無念の途中交代
今季加入した期待のストライカー、トニ・マルティネスにアクシデントが発生しました。ビジャレアル戦にスタメンとして出場したマルティネスでしたが、後半52分にピッチに倒れ込み、自ら交代を余意なくされました。
ベンチに退いた後、マルティネスはふくらはぎの裏に氷嚢を当ててケアを受けていました。筋肉の過負荷(オーバーロード)によるものと見られていますが、今後の詳細な診断が待たれます。この日も得点を挙げることはできず、ノーゴールでピッチを去るという悔しい一日となりました。 (via Mundo Deportivo)
途中出場のマリアーノ、監督が語る「ベンチスタート」の戦略とピッチでの躍動
開幕2試合で2ゴール2アシストを記録し、アラベスの全ゴールに直接関与してきたマリアーノ・ディアスは、この日もベンチスタートとなりました。キケ監督は試合前、好調なマリアーノをスタメンに選ばなかった理由について、DAZNの取材に次のように説明しています。
『マリアーノはすべてのチームメイトを非常に強く追い込んで、刺激を与えている。彼の見せているパフォーマンスは、同じポジションでプレーする全ての選手たちへの強力なメッセージだ。これこそがチームが持つべき高い競争レベルであり、マリアーノは本当に素晴らしい仕事をしている。この状態をキープしてくれることを期待している』
後半54分に負傷したトニ・マルティネスに代わってピッチに立つと、マリアーノは持ち前の力強さを発揮。デニス・スアレスのパスからペナルティエリア内に侵入し、相手ディフェンスをかわして決定的な折り返しを供給するなど、ビジャレアルの守備陣を終始脅かしました。後半アディショナルタイムには、激しいタックルによりイエローカードを受けましたが、その闘争心はサポーターを鼓舞し続けました。 (via MARCA)
【本日の総括】
デポルティーボ・アラベスは、チーム一丸となった強固な守備とルーカス・ボジェの執念のゴールにより、強豪ビジャレアルを1-0で撃破しました。契約延長した守護神シベラのビッグセーブや、終盤の3連続ポスト直撃という幸運も味方につけ、勝点を7に伸ばして暫定首位という歴史的快挙を成し遂げました。移籍市場の閉幕を前に主力の流出が懸念されますが、キケ監督率いるチームは最高の結束力で今季の飛躍を予感させています。
