チーム編成と市場動向

スポーツ部門は今夏、大規模な人員整理という大きな課題を抱えています。新シーズンに向けてラ・リーガ、ヨーロッパリーグ、国王杯という3つのコンペティションを並行して戦うセルタですが、現在チームは事実上29人もの選手を抱えており、25人の登録枠を満たすため、そして新たな補強を行うためにスペースを空けることが急務となっています。プレシーズンは7月6日のメディカルチェックからスタートします。

現時点で公式に決定している動きは、エルチェからフリーで加入したアレイシ・フェバスの獲得と、イアゴ・アスパスの契約延長のみです。一方で、6月30日をもって契約満了となり退団が確実となっているのは、ジョセフ・エイドゥー、ミハイロ・リスティッチ、フランコ・セルビの3選手です。

また、レンタル移籍から復帰する5選手(マヌ・サンチェス、ウナイ・ヌニェス、カルロス・ドトール、ダミアン・ロドリゲス、カルレス・ペレス)についても、6月30日時点ではセルタの選手として扱われますが、マヌ・サンチェスにわずかな残留の可能性が残されている程度で、基本的には構想外と見られています。

その他のポジションでは、クラブが正GKラドゥの競争相手を探している影響で、出場機会に恵まれていないマルク・ビダルとイバン・ビジャールが退団する可能性があります。さらに、チーム内での役割からカルロス・ドミンゲスも放出候補に挙がっています。一方で、具体的なオファーはまだ届いていないものの、イライクス・モリバやウィリオット・スウェドベリは移籍市場で非常に魅力的な存在であり、多額の移籍金を残す高額売却候補として注目されています。クラブはまた、フェル・ロペスなどの獲得の可能性も探っています。

なお、セルタの現在のチーム価値はプリメーラで8番目に位置しており、この1年で75%という驚異的な成長を見せています。

(via Estadio Deportivo)

マリアン・モウリーニョ会長

マリアン・モウリーニョ会長がインタビューに応じ、主力選手たちの去就やイアゴ・アスパスへの深い愛情について語りました。チームはヨーロッパリーグ出場権獲得の祝賀ムードを終えて完全なオフに入っており、これから代理人との交渉が本格化します。

まず、去就が注目されているイライクス・モリバについては、『彼とは契約が残っており、その点については何の疑いもありません』と残留を明言しました。

延長オファーを提示しているマルコス・アロンソに関しては、まだ本人からの返答はないものの、クラブは楽観的な姿勢を崩していません。『マルコス・アロンソはサッカーを続けたいか、セルタに残り続けたいかを確認しなければなりません。彼はピッチの内外で本当に素晴らしい選手であり、絶対的なリーダーとしてすべてを捧げてくれました。彼がいたこの2年間で私たちはヨーロッパの大会に進出することができたのです。だからこそ、彼には契約延長してほしいと強く願っています』と熱烈なラブコールを送りました。

一方で、オスカル・ミンゲサについては退団に向かっていることを示唆し、『オスカル・ミンゲサも近いうちに自身の将来を決めなければなりません。セルタのプロジェクトを選ぶのか、それとも他のプロジェクトがあるのかを我々に伝えてくれるでしょう』と語りました。

そして、もう1年プレーを続けることが決まった大黒柱イアゴ・アスパスについては、会長自身の特別な思いを明かしました。『私はイアゴ・アスパスの大ファンであり、彼は私の弱点でもあります。だから一年中「イアゴ、続けなきゃダメでしょ?」と言い続けてきました。彼がクラブを愛していること、私たちの関係が非常に良好であること、そして私たちが何を望んでいるか明確であることから、交渉は簡単でした』

さらに、アスパスの引退に向けたプロセスについても、『私は彼に「こんな形で去ることはできないよ」と伝えました。つまり、去ることが分かっている上で、みんなで一緒に彼を送り出す1年にしなければならない。最後の試合で突然置いていくようなことはしないでほしいと。各スタジアムで、彼のセルティスモと偉大なサッカー選手であったことが評価される、そんなオマージュの1年にすべきだと思います。そして引退後はクラブの組織に加わり、自分の居場所を見つけてほしいです。選手から元選手になった時、突然自分の居場所を見つけるのが難しくなるものだから、「落ち着いて、君は自分の場所を見つけるだろうし、私たちはここで君をサポートするよ」と伝えました』と、引退後もクラブぐるみで彼を支えていく約束を交わしたことを明かしました。

(via Estadio Deportivo / SPORT)

ウーゴ・ソテロ

22歳の生え抜きMFウーゴ・ソテロが、今夏の移籍を検討しています。

今シーズン、ソテロは30試合に出場し、1606分のプレータイムで2アシストを記録しました。しかし、ミゲル・ロマンが負傷離脱した終盤戦において、ソテロはより多くの出場機会を得られると期待していましたが、最後の8試合でわずか3試合、合計161分の出場にとどまり、現状に満足していません。さらに、アレイシ・フェバスの加入によって中盤のポジション争いがこれまで以上に激化することが予想され、これが彼の退団志向に拍車をかけています。

クラブ側は、下部組織出身でトップチーム公式戦80試合に出場しているこの才能豊かな選手を現在も高く評価し信頼していますが、ソテロ自身が決断を下し、それがクラブの利益と一致する満足のいく条件であれば、彼の意思を尊重する方針を固めています。

(via MARCA)

ワールドカップ出場選手

6月15日に開幕するアメリカ、メキシコ、カナダ共催のワールドカップに、セルタからボルハ・イグレシアス(スペイン代表)とカール・スタルフェルト(スウェーデン代表)の2選手が出場し、デビューを目指しています。彼らは、直近の2018年ロシア大会に出場したイアゴ・アスパス、ピオーネ・シスト、マキシ・ゴメスなど、セルタ在籍時にワールドカップに出場した過去11人の選手たちの系譜に名を連ねることになります。

ワールドカップに選手を派遣することで、クラブにはFIFAから選手1人あたり1日9,321.84ユーロの補償金が支払われます。この計算は代表合宿の初日から適用されるため、セルタはすでに2人の選出で512,700ユーロの収入を確保しています。もしスペインとスウェーデンが順調に勝ち進み、両者が決勝で対戦するようなことがあれば、この金額は最大で930,000ユーロにまで達します。グループリーグを突破しただけでも約652,528ユーロの収入が見込まれています。

スペイン代表は5月30日に合宿を開始しており、イグレシアスはア・コルーニャで行われたイラクとの親善試合(1-1)の前半に出場しました。現在チームはテネシー州チャタヌーガに滞在しています。一方のスウェーデン代表は6月1日に合宿をスタート。スタルフェルトは腰痛から順調に回復し、ギリシャ戦(2-2)の残り30分でピッチに立ちました。現在はテキサス州ダラス・フォートワースに滞在しています。両代表とも6月15日に初戦を迎え、スペインはカーボベルデと、スウェーデンはチュニジアと激突します。グループリーグ最終戦は6月26日から27日にかけて行われ、それぞれウルグアイ、日本と対戦します。

また、今大会にはセルタに所属した経験を持つ選手たちも多数出場します。ストランド・ラルセン(ノルウェー代表/クリスタル・パレス)、オルベリン・ピネダ(メキシコ代表/AEKアテネ)、フニオール・アロンソ(パラグアイ代表/アトレチコ・ミネイロ)らが名を連ねています。中でも注目は、セルタBチーム出身でトップチームデビューも果たしたデニス・エケルト・ダルガヒ(スタンダール・リエージュ)です。母親がトゥイ出身で父親がイランにルーツを持つ彼は、イラン代表としてプレーします。ただし、イラン代表はアメリカのビザ発給が認められなかったため、現在はメキシコのティフアナで合宿を行っています。なお、元セルタのルカ・デ・ラ・トレ(シャーロットFC)は、ポチェッティーノ監督率いるアメリカ代表のメンバーから外れています。

(via SPORT)

ヒラルデス監督

クラウディオ・ヒラルデス監督が、セルタ・デ・ビーゴの歴史において指揮を執った試合数の歴代トップ10入りまであと6試合に迫るという、新たなマイルストーンに直面しています。

2024年3月、チームが残留争いの危機に瀕する中でラファ・ベニテスの後任として就任したヒラルデスは、見事にチームを立て直して残留を果たしました。さらに、ビクトル・フェルナンデス(4年連続)以来となる、2年連続のヨーロッパ大会進出という偉業を成し遂げ、彼独自のサッカースタイルをチームに浸透させています。

38歳(就任時は35歳)という若きカンテラ出身の指揮官は、これまでに107試合の公式戦で指揮を執り、46勝25分36敗という立派な成績を残しています。現在の指揮試合数ランキングは13位。あと少しで12位のイグナシオ・エイサギーレ(111試合)、11位のカルメロ・セドルン(113試合)、そして10位のバルタサル・アルベニス(116試合)を抜き、トップ10入りを果たします。さらにその上には、9位パコ・エレーラ(119試合)、8位ルイス・カサス・パサリン(123試合)、7位フェルナンド・バスケス(126試合)といった名将たちが名を連ねています。ちなみに歴代1位は207試合のビクトル・フェルナンデス、2位はチェチュ・ロホ(153試合)、3位はリカルド・サモラ(152試合)です。

(via Estadio Deportivo)

セルタ・フォルトゥナ

セルタのBチームであるセルタ・フォルトゥナが、セグンダ・ディビシオン(2部)昇格を懸けたプレーオフ準決勝第2戦に挑みます。日曜日の16時15分からバライードスでCEエウロパを迎え撃つこの一戦は、チームにとって歴史的な決勝進出を決める大一番となります。

カンドラゴで行われた第1戦では、試合終了間際の98分にアンドレス・アンタニョンの劇的なゴールが決まり、1-1の引き分けで終えました。フォルトゥナはリーグ戦グループ1を2位で終えているため、この第2戦が延長戦にもつれ込んで引き分けに終わった場合でも、アドバンテージによって自動的に決勝へ進出できる有利な状況にあります。

しかし、フレディ・アルバレス監督は決して油断していません。『引き分けで十分だと考えてしまえば、確実に足元をすくわれるだろう』と警告し、『我々の目標は試合に勝つことだ。様子を見ながら計算高くプレーすることはできない。相手に向かっていかなければならない』と勝利への執念を燃やしています。戦術面についても、『我々が主導権を握るつもりだが、バルセロナでの試合のように、リスクを冒してくる非常に勇敢な相手を予想している。多くの長所を持つ相手なので、それを発揮させないように封じ込めるつもりだ』と語り、さらに『我々はファン・サポーターの後押しを活かさなければならない』とバライードスに集まるファンの声援に期待を寄せています。

フォルトゥナは、5月のラス・パルマス戦で重傷を負ったユースのアンソニー・カヤットを除き、フルメンバーが揃っています。金曜日の練習を軽い違和感で早退したジョエル・ロペスも無事に回復し、27人の招集メンバーに名を連ねました。

対するCEエウロパは、今季22ゴールを挙げているジョルディ・カノと、5ゴール7アシストを記録しているアドナン・ガイランという強力な攻撃陣を擁しています。エウロパのアデイ・ベニテス監督も『フォルトゥナは非常にレベルの高いチームだが、我々はしっかり分析しており、何をすべきか分かっている。頭の中にある計画を実行できれば、それは簡単なことではないが、勝つチャンスはあるはずだ』と自信を覗かせています。

なお、この試合はTVG(ガリシア自治州テレビ)などで無料放送されます。フォルトゥナがこの準決勝を突破すれば、決勝ではアトレティコ・マドリードBを破ったポンフェラディーナと激突することになります。

(via SPORT, Estadio Deportivo)

【本日の総括】

来季の3コンペティションに向けた人員整理と補強が急がれる中、ソテロの移籍志願やミンゲサの退団濃厚といった動きが見られます。一方で、アスパスの残留やヒラルデス監督の歴史的な記録への挑戦など、ファンにとって明るい話題も豊富です。W杯でのイグレシアスやスタルフェルトの活躍によるクラブへの金銭的恩恵にも期待がかかると同時に、今夜バライードスで行われるBチームの昇格プレーオフはクラブの未来を占う大一番となります。