開幕ソシエダ戦を1-0で制し、今週火曜日は因縁の地メスタジャで第1節延期分バレンシア戦へ
🟢 レアル・ベティスは、本拠地ラ・カルトゥハで行われた開幕レアル・ソシエダ戦をロロ・リケルメの魂のダイレクトボレーシュートで1-0と制し、最高の形で新シーズンをスタートさせました。この試合は夏真っ只中の8月にもかかわらず、約60,000人(正確には59,490人)もの大観衆が詰めかけ、素晴らしい一体感に包まれました。
そして、その興奮が冷めやらぬ中、今週火曜日(8月25日)の21:00(現地時間)には、早くも第1節延期分となるバレンシアCF戦が敵地メスタジャで行われます。バレンシアの現本拠地メスタジャは、来シーズンには新スタジアムへの移転が予定されているため、ベティスにとってはこれが歴史あるメスタジャでの最後の戦いとなります。
過酷なプレシーズンを経て開幕戦を戦い抜いたばかりのベティスですが、この後はすぐに土曜日のレバンテUD戦(シウタ・デ・バレンシアにて17:00キックオフ)というバレンシア連戦が控えており、まさに過密日程の極限状態にあります。マヌエル・ペジェグリーニ監督は、蓄積された疲労を考慮し、チームのコンディションを保つために「ターンオーバー(rotaciones)」を積極的に活用して選手の脚を休ませるプランをすでに温めています。 (via SPORT / via Estadio Deportivo)
新ルール「5秒ルール」の最初の犠牲者となったフラン・ガルシア、前半35分スローイン遅延での悲劇
📐 レアル・ソシエダとの開幕戦では、今シーズンからラ・リーガに導入された厳格な新ルールの適用を巡り、歴史的な場面が見られました。その当事者となってしまったのが、今夏ベティスに加入した左サイドバックのフラン・ガルシアです。
前半35分、フラン・ガルシアが左サイドでスローインを行おうとした際、投げる位置を調整するなどで時間をかけすぎたとして、主審のディアス・デ・メラ氏が笛を吹きました。今シーズンから、スローインを故意に遅らせたと審判が判断した場合、5秒以内のカウントダウンが始まり、その時間内にスローインを完了しなければポゼッションが即座に相手チームに譲渡されるという新ルールが厳格に運用されています。
フラン・ガルシアはこの5秒制限を超えてしまったため、プレーを再開することなくスローインの権利をソシエダに奪われるという「新ルールの最初の犠牲者」の一人になってしまいました。FIFAや審判委員会が試合時間の遅延行為を完全に撲滅するために導入したこの厳しいルールは、今後他チームにとっても非常に大きな注意点となるはずです。 (via DiarioVasco)
恥骨痛を完全克服したアントニー、完璧なコンディションで迎える「仕事」の結実
⚡️ ブラジル人ウインガーのアントニー・ドス・サントスは、ベティスで過ごす3シーズン目にして、初めてプレシーズン全体を完全にチームと共に過ごすことができました。これまでのシーズンでは、冬の移籍市場での合流や、リーグ開幕後の遅れた加入を強いられていたのに対し、今回は完璧な肉体の準備を行ってきました。
昨シーズンの彼を長く苦しめていたデリケートな恥骨痛(pubis)の問題は完全に過去のものとなりました。アントニーは、専属フィジカルトレーナーであるフラン・シウバ氏とともに、ジムで力強くダンベルを持ち上げるなど筋力とパワーの向上を狙ったハードなトレーニングの様子を「目に見えない仕事(El entrenamiento invisible)」と題して自身のSNSで共有し、これまでの並々ならぬ個人努力の成果を明かしました。
ソシエダ戦ではその仕上がりの良さを遺憾なく発揮し、右サイドバックのベジェリンとの見事な連係から素晴らしい突破を連発。90分フル出場を果たし、決定機も演出しました。ベティスでの通算成績において、73試合で23ゴール15アシストという圧倒的な影響力を誇るアントニーは、指揮官ペジェグリーニにとって、今シーズンも攻撃の絶対的なファーストチョイスとしての真価を示し続けています。 (via Estadio Deportivo)
アイルランド代表FWトロイ・パロットがバレンシア戦でベティス公式デビューへ、背番号は「19」に決定
🇮🇪 オランダのAZアルクマールから、固定1600万ユーロ+インセンティブ300万ユーロ(総額約2000万ユーロに達する巨額の取引)で完全移籍加入したアイルランド代表フォワード、トロイ・パロット。金曜日のソシエダ戦をスタンドのVIP席から観戦し、アンセムを歌うサポーターに鳥肌が立つほど感動したと語っていた新エースが、いよいよベティスのピッチに立ちます。
ペジェグリーニ監督は、パロットについて次のように明確に発言していました。
『パロットはAZでのプレシーズンと、すでに公式戦1試合(8月8日のEredivisie開幕ADOデン・ハーグ戦にて30分以上プレー)を戦っており、コンディションは完全に出来上がっている。火曜日のバレンシア戦の招集リストには間違いなく入るだろう』
パロットは土曜日から Luis del Sol 練習場での非公開トレーニングに参加し、月曜日にはメディアに一部公開された全体練習でも新しい仲間たちと精力的な汗を流しました。注目の彼の背番号は「19」に決定。これは、昨季まで背番号19を着用していたクチョ・エルナンデスが、今季からチミ・アビラの退団によって空き番号となっていた絶対的なストライカー番号「9」へ変更したため、その19番をそのまま引き継ぐ形となりました。 (via Estadio Deportivo / via SPORT / via Superdeporte)
膝の負傷を乗り越えたエズ・アブデ、月曜の全体練習に完全合流しバレンシア戦へ向け準備完了
🇲🇦 ベティスにとって最も嬉しいビッグニュースは、昨シーズンに攻撃陣の絶対的なエースとして君臨したモロッコ代表ウイング、エズ・アブデの劇的な合入です。
アブデは、W杯を控えた時期に膝を負傷した影響で、今夏のプレシーズンは全体での練習がほぼできず、個別のメニューや部分的な合流にとどまっていました。ソシエダ戦でも招集が見送られたため、ファンからはそのコンディションが強く懸念されていました。しかし、月曜日の朝に行われたバレンシア戦前の最後の練習セッションにおいて、アブデはチームメイトたちと同じビブスを着用して完全合意の形でピッチに姿を現しました。
アブデの回復について、現地メディアやチームスタッフも大きな手応えを感じており、今回のメスタジャ遠征への招集メンバーに名前が連なることはほぼ確実と見られています。攻撃における「最高の一撃(el jugador más diferencial)」を持つアブデの帰還は、メスタジャの守備陣に巨大な脅威を与えることになるでしょう。 (via SPORT / via Estadio Deportivo / via Superdeporte)
筋肉トラブル克服のモランテが全体練習に復帰、バレンシア戦の負傷者リスト
🏥 若きカンテラーノのホセ・アントニオ・モランテも、筋肉の違和感を完全に克服しました。モランテは週末から個別トレーニングのステップを経て、月曜日には通常通り他のメンバーと同じインテンシティでメニューを完了。バレンシア戦でのベンチ入りへ向けて健康状態が100%であることを示しました。
その一方で、ベティスの負傷者リストには大きな変化はありません。
正GKとしての登録が期待されるディエゴ・コンデは、肩の脱臼リハビリのため、この日もグラウンドの隅で個別でのリハビリ調整メニューを実施。さらに、膝の半月板を手術して現在もリハビリに励むアイトール・ルイバル、そして休暇明けに筋肉の違和感を訴えて別メニュー調整を続けるアルゼンチン代表ジオ・ロ・チェルソ、さらに筋肉トラブルのゴンサロ・プティの3名は、月曜日の練習でもピッチに現れず、バレンシア戦の欠場が確定しています。 (via SPORT / via Estadio Deportivo)
ジュニオール・フィルポはベティス残留へ、ドバイでの徹底強化と欧州リストでの極めて重要な役割
🇩🇲 一部でイングランドやトルコのフェネルバフチェへの売却交渉の噂が飛び交っていたドミニカ共和国代表左サイドバック、ジュニオール・フィルポですが、今夏の移籍市場でのベティス離脱の可能性はほぼゼロとなりました。
選手エージェント(Gersh社)やベティスのフロントは、双方ともが少なくとも冬の移籍市場までは契約を尊重してチームに残る意思を明確に確認しています。フィルポは昨シーズン、度重なる負傷に苦しみ自信と信頼を完全に失っていましたが、今夏はドバイの特別専門トレーニングセンターにて自身のフィジカルを徹底的に強化。『人生で最もタフなコンディション』を作り上げ、再びファンの信頼を取り戻すための不退転の決意を固めています。
さらに、クラブにとっても彼の残留は戦術プラン上、絶対に欠かせない事情があります。それは、UEFAチャンピオンズリーグの登録リストAにおける「カンテラーノ(育成枠)」の規定です。ベティスがこのリストを満たすには、下部組織出身かつ一定の基準をクリアした選手を4名登録しなければならず、フィルポ、そしてダニ・セバジョスやアルバロ・バジェス、ジュニア期の特定の選手たちの存在は、この複雑なレギュレーションにおいて非常に大きな防壁(プロテクション)となっています。 (via Estadio Deportivo)
ダニ・セバジョスのベティス帰還とアムラバト獲得へのシナリオ、サラリーキャップ制限という高い壁
⚙️ 移籍市場の最終盤を迎え、ベティスのスポーツディレクター、マヌ・ファハルド氏が最も頭を悩ませているのが、中盤の絶対的な強化とサラリーキャップのパズルです。
現在、登録可能な背番号は「25」が空き番号となっており、追加登録は1名可能となっています。
何よりもファンとクラブが熱望しているのが、ウトラの自宅で家族とともに時を過ごし、双子の娘のお披露目を行っているダニ・セバジョスの「わが家(ベティス)」への帰還です。セバジョスはレアル・マドリードを退団してフリーエージェントとなって以降、サウジアラビアやトルコ、イタリアからの莫大なマネーオファーをすべて拒絶し、ベティスに移籍するために給料の大幅な減額に応じる覚悟を完了しています。
また、ペジェグリーニ監督が守備的ピボーテの更なる強化として熱望するソフィアン・アムラバト(フェネルバフチェ所属、契約は2028年まで)についても、アムラバト本人が2年の契約のうち1年を放棄して自由契約でのベティス移籍を画策しており、ベティスへの強い愛着を示しています。
しかし、これらの大物を同時に登録するためには、現在リーガの定める経済的制限(LCPD)がほぼ限界に達しているため、まずは高給を支払っている「大きな選手の放出(トランスファー)」を完了させなければ、どのような形であっても新たな登録は不可能という冷酷な現実がフロントを待ち受けています。 (via Estadio Deportivo)
デオッサを巡るクラブ・アメリカとの交渉、ベティス側の1300万ユーロ要求と本人の欧州残留希望
🇨🇴 サラリー制限を大幅に解放するための売却候補の最有力とされているのが、現在チーム内で「偽9番(falso Nueve)」としても起用されているコロンビア人ミッドフィルダー、ネルソン・デオッサです。
現在、メキシコの強豪クラブ・アメリカを率いるギジェルモ・アルマダ監督が、デオッサの身体能力と推進力を強く評価し、獲得に向けて執拗にフロントをプッシュしています。ベティス側は、これまでの減価償却費の回収とわずかな利益を見据え、1500万ドル(約1300万ユーロ)の移籍金、あるいは買い取り義務付きのレンタルを提示し、メキシコ側に妥協なき態度を示しています。
しかし、この交渉には2つの大きな障壁があります。第一に、クラブ・アメリカ側がメキシコサッカー史上最高額クラスとなるこの金額を支払うことに二の足を踏んでいる点。そして何より、デオッサ本人が現在ヨーロッパでの挑戦を続けることを強く希望しており、現時点でメキシコへ帰国する意思が全くないという点です。そのため、この電撃交渉が市場閉鎖までにまとまる可能性は非常に低いと見られています。 (via Estadio Deportivo)
ハリ・シティへの移籍交渉が続くパブロ・ガルシア、涙の別れと条件変更による交渉長期化
🏴 ソシエダとの開幕戦の後、スタジアムの芝生の上に一人残り、涙を浮かべてサポーターに投げキッスを送りながらスタジアムを1周するエモーショナルな姿を見せたカンテラーノのパブロ・ガルシア。このジェスチャーにより、イングランドのハル・シティへの移籍は「決定(hecho)」したかに見えました。実際、ハル・シティのオーナーであるアジュン・イリジャリ氏も「合意90%」と豪語していました。
しかし、交渉は現在も停滞しています。
その原因は、ベティス側が最終局面で要求条件を引き上げたことにあります。以前は500万ユーロの固定支払いで保有権の50%を売却する案でまとまりかけていましたが、ベティスは新たに「固定800万ユーロ、さらに将来の転売利益のパーセンテージ」を強く逆提示。ハル・シティはこの突然の条件変更に難色を示し、アラベスのアンヘル・ペレスやニースのモハメド=アリ・ショへのアプローチを並行して進めるなど、交渉の駆け引きが続いています。
パブロ・ガルシア本人はクラブの決定を最大限に尊重する大人の態度を崩しておらず、月曜日のベティスの練習セッションにもプロフェッショナルとして通常通り参加。火曜日のバレンシア戦の招集リストに入るかどうかが、移籍プロセスの真の進捗を測るリトマス試験紙となるでしょう。 (via Estadio Deportivo)
カンテラーノの星ロドリゴ・マリーナを巡るバルセロナの電撃参戦とイタリア移籍破談の裏側
🇪🇸 ベティスBチームの絶対的なストライカーであり、昨シーズンのUEFAユースリーグで10ゴールを奪って得点王に輝いた19歳の至宝ロドリゴ・マリーナに対し、バルセロナが電撃的に獲得レースへ参戦しました。バルセロナは、ジュリアン・ベレッチ監督が率いるBチーム(バルセロナ・アトレティク)の得点力を大幅に強化するための切り札としてマリーナを評価しています。
マリーナは、ほんの数日前にはイタリアのセリエBアヴェリーノ(Avellino)への移籍が完全に合意に達していました。「80万ユーロの固定移籍金、20万ユーロのボーナス、さらに将来の転売時の利益30%をベティスが保持する」という非常に具体的な内容で契約サインの寸前までいっていましたが、アヴェリーノ側で土壇場に発生したクラブオーナーの交代劇により、イタリア移籍は完全に白紙となってベティスに差し戻されました。
これを受け、ポルトガルのモレイレンセやアルヴェルカ、スペイン3部のセウタなど多くのクラブがマリーナを狙っていましたが、バルセロナというビッグネームの出現により、2028年まで契約を結ぶ若きゴールマシンの去就は一気に注目の的となっています。 (via Estadio Deportivo)
2026/27チャンピオンズリーグ抽選会が間近、ベティスは強豪ひしめくポッド2に決定
🇪🇺 欧州最高峰の舞台へと這い上がったベティスにとって、歴史的な瞬間が目前に迫っています。UEFAは今週木曜日、8月27日の18:00(現地時間)より、モナコのグリマルディ・フォーラムにおいて、新フォーマットとなる2026/27チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズの組み合わせ抽選会を開催することを正式に発表しました。
今回は従来のグループステージ制から大きく変貌を遂げた新しい欧州選手権モデルとなります。スペインからは5つのクラブが参戦し、レアル・マドリード、バルセロナ、アトレティコ・マドリードの3クラブが「ポッド1(Bombo 1)」にシード。
そして、見事に出場権を掴み取ったレアル・ベティスは、なんとボルシア・ドルトムントやマンチェスター・ユナイテッドといった欧州の超名門クラブたちと肩を並べ、堂々の「ポッド2(Bombo 2)」に配置されました。このポッド分けにより、ベティスは第一段階から非常に競争力の高いワクワクするようなビッグマッチを戦うことが確定。もう一つのスペイン勢であるビジャレアルはポッド3からスタートします。 (via MARCA)
バレンシアが贈る最後のメスタジャ記念ポスター、2024年のDANA洪水追悼をテーマにした美しい絆
🤝 火曜日の夜、ピッチ上では激しい戦いが繰り広げられるバレンシアCFとレアル・ベティスですが、試合前には両クラブの素晴らしい歴史的な絆を象徴する、胸が熱くなるような公式行事が用意されています。
今シーズン限りで100年以上の歴史に幕を閉じるメスタジャ・スタジアムを称え、バレンシアは地元アーティストのラウェルタ(Lawerta)氏とコラボレーションし、ホームの各試合ごとに歴史を振り返る特別なアートポスターを制作するプロジェクト「Mestalla és Etern(メスタジャは永遠)」を展開しています。
ベティスを迎える今回のマッチポスターとして採用されたのは、2024年11月23日のメスタジャにて、あの甚大な被害をもたらしたDANA(局地的大雨による大洪水)の被災者へ向けて行われた感動的な追悼セレモニーの瞬間です。あの震災の際、ベティスファミリーも多大な支援と深い哀悼の意を示し、バレンシアとの間に非常に強い友情の絆を結びました。この美しいデザインポスターは、対戦当日、SNS上でのマッチデインフォメーションを飾るだけでなく、ベティスの役員会を迎える際の「クラブ公式ギフト」として、感謝と敬意を込めてベティス側に贈呈されることになります。 (via ElDesmarque)
【本日の総括】
レアル・ベティスは、開幕ソシエダ戦での勝利という素晴らしい勢いをそのままに、今週火曜日に敵地メスタジャでの第1節延期分バレンシア戦に臨みます。アブデやモランテの待望の全体練習合流、パロットの背番号19での公式デビューへの準備、そして恥骨痛を克服したアントニーの好調など、ピッチ上には明るい話題が溢れています。しかし一方で、市場閉幕まで残り数日となり、ダニ・セバジョスの帰還やアムラバト再獲得という夢のパズルを完成させるため、デオッサやパブロ・ガルシア、カンテラーノのロドリゴ・マリーナらの去就を巡るフロント陣のギリギリの交渉、そしてUEFAチャンピオンズリーグの「ポッド2」としての登録リスト登録を巡るサラリー制限(LCPD)との戦いは、まさに緊迫した最終盤を迎えています。
