開幕ソシエダ戦での勝利から、中3日でアウェイのバレンシア戦へ向けた過密日程への挑戦
🟢 レアル・ベティスは、本拠地ラ・カルトゥハで行われた開幕戦でレアル・ソシエダを相手に、ロドリゴ・リケルメの魂のゴールにより1-0で見事に勝利を収め、最高の形でシーズンをスタートさせました。
この興奮が冷めやらぬ中、今週火曜日(8月25日)の21:00からは、早くも第1節延期分となるアウェイでのバレンシア戦が歴史あるメスタジャ・スタジアムで行われます。
この第1節の試合が延期された背景には、ベティスに所属する一部選手が先のワールドカップで準決勝以上に進出したため、規程に基づいてベティス側が延期を申請し、ラ・リーガに受理されたという経緯があります。対戦相手であるバレンシアのカルロス・コルベラン監督は、自分たちだけが中2日の過密日程を強いられることについて、競争における圧倒的な不平等や不利を訴え不満を露わにしていますが、ベティス側はあくまで現行のルールに則って正当な権利を行使したに過ぎません。
ベティスのマヌエル・ペジェグリーニ監督は、この過密日程と数日後に控える土曜日のレバンテ戦を見据え、チームの脚を休ませるために守備陣を中心とした部分的なターンオーバー(ローテーション)を予告しています。(via Estadio Deportivo / via Superdeporte / via ElDesmarque)
新加入の快速FWトロイ・パロットがバレンシア戦で初の招集メンバー入りへ
🇮🇪 オランダのAZアルクマールから、固定1600万ユーロ+インセンティブ300万ユーロ(総額約2000万ユーロに達する大型取引)で完全移籍加入したアイルランド代表フォワード、トロイ・パロットが、ついに火曜日のバレンシア戦で初の公式戦招集メンバー入りを果たしました。
パロットは金曜日のソシエダ戦をスタンドのVIP席から観戦していましたが、すでにオランダでのプレシーズンを完了しており、コンディションは完全に仕上がっています。
ペジェグリーニ監督は、彼に対する大きな期待とチャレンジをこのように称賛しています。
『トロイはすでに十分なプレシーズンを消化して実戦を戦ってきたため、私たちのチームにもすぐに合流することができた。彼は非常にパワフルで、何よりも天性のアウトサイドでの得点感覚(インスティンクト)を持っている。彼にとってベティスでのプレーは、キャリアのさらなるステップアップを目指す大きなチャレンジになるだろう。クチョ・エルナンデスだけでなく、彼のような素晴らしいストライカーが加わることは、これから多くの公式戦を戦い抜くチームにとって極めて重要だ。彼は戦術的な役割に素早く適応し、大きな力になってくれると信じている』
背番号19番を着用する可能性が高いこの若きアイルランド人ストライカーの公式戦デビューに、サポーターからも熱い視線が注がれています。(via Estadio Deportivo / via ElDesmarque)
主力たちの相次ぐ負傷:ロ・チェルソやアブデ、ルイバルなど6名が遠征メンバーから外れる
🏥 バレンシア戦に向けた遠征メンバーが発表されましたが、チーム内には負傷者に関する懸念が残されています。
まず、アルゼンチン代表ジオバニ・ロ・チェルソは、ワールドカップから復帰したものの、現在も筋肉系の負傷を抱えており、リハビリ調整を続けています。
ペジェグリーニ監督は彼らの状況について以下のように語り、慎重な姿勢を崩していません。
『ジオバニ・ロ・チェルソやゴンサロ・プティらは、まだ全体での最初のトレーニングセッションに復帰しておらず、依然として医療スタッフやフィジカルトレーナーとともにリハビリに取り組んでいる。彼らがいつチームに完全に合流できるかは、メディカルレポートの今後の推移を待たなければならない』
また、昨季の攻撃を牽引したモロッコ代表ウイング、エズ・アブデについても、全体練習の一部に参加し始めたものの、まだ実戦でプレーできる健康状態には達していません。土曜日のレバンテ戦に向けた復帰についても非常に厳しいスケジュールになるとの見解が示されています。
これらに加え、アイトール・ルイバル、ホセ・アントニオ・モランテ、肩を脱臼して別調整を行っているゴールキーパーのディエゴ・コンデ、さらにEU外選手の制限により登録外となっているゴンサロ・プティを合わせた計6名が、今回のバレンシア戦の招集リストから外れることになりました。(via Superdeporte / via Estadio Deportivo)
ペジェグリーニ監督が熱望する守備的MFアムラバトの再獲得とセバジョス優先順位の裏側
⚙️ 移籍市場の閉幕が1週間後に迫る中、ベティスの補強戦略における最優先ターゲットが浮上しています。ペジェグリーニ監督は、中盤の底で強固なバランスを保つことができる「ポジショナルな守備的ミッドフィルダー」の獲得が、現在のチームにとって最優先かつ必須の課題であると明言しました。
指揮官は補強への熱望をこのように語っています。
『Troy Parrottの加入によって2人目のストライカーは確保できたが、何よりも今もっとも必要とされ、優先すべきなのは中盤の守備的な、つまりその場に留まって中盤のバランスを整えることができるポジショナルなミッドフィルダーだ。現在、私たちのチームには前後にダイナミックに動くタイプのミッドフィルダーは多く揃っているが、しっかりと守備の基準点となれる選手が不足している。チャンピオンズリーグという最高峰の舞台を高いレベルで戦い抜き、同時にラ・リーガをおろそかにしないためには、可能な限り最高の選手層を揃えることが理想だ』
この条件に完全に合致する人物こそが、かつてベティスで素晴らしいパフォーマンスを見せたフェネルバフチェ所属のソフィアン・アムラバトです。アムラバトの給与負担は非常に高額ですが、フェネルバフチェ側が給与の一部を負担した上での「再レンタル」の形での放出を真剣に検討し始めており、ベティスにとっては現実的な選択肢として再び急浮上しています。
一方で、ファンの期待が高いダニ・セバジョスの復帰交渉については、ペジェグリーニ監督はセバジョスよりも中盤底の守備的MFの補強を最優先しているため、まずは誰かの大型売却によってサラリーキャップに大きな空きを作らない限り、セバジョスの登録は非常に難しい状況となっています。
なお、プレシーズン中にこのポジションでテストされていたカンテラーノのGnangoro Bouaréは、2027年までの契約更新交渉が難航しているため、ファーストチームでの起用が一時凍結されている状態です。(via Estadio Deportivo / via Mundo Deportivo / via ElDesmarque)
ジュニア・フィルポのベティス残留宣言と、ドバイでの徹底した肉体改造
🛡️ 一部で今夏の移籍によるチーム離脱の噂が浮上していたドミニカ共和国代表左サイドバック、ジュニア・フィルポですが、本人はベティスに残留して自身の本来の価値を証明することに100%フォーカスしています。
昨シーズンは度重なる負傷やパフォーマンスの低下により、キャリアで最悪の不本意な1年を過ごしたフィルポですが、今夏はバカンスを大幅に返上。アラブ首長国連邦のドバイへ渡り、世界的なパーソナルトレーナーの指導のもとで徹底的な個別強化メニューをこなし、肉体改造に成功しました。万全のコンディションでプリメーラとチャンピオンズリーグの戦いに臨む準備を整えています。
フィルポは自身の去就について、練習後に毅然とした態度でこのようにコメントしました。
『もちろん、私はベティスに残ります。そもそも、私がこの場所から別のどこかへ行く必要などどこにあるでしょうか』
今夏加入したフラン・ガルシアという非常に実力あるライバルとの激しいポジション争いについても、彼はポジティブに歓迎しています。
『監督はメンバーを非常に信頼してくれる指揮官であり、シーズンの最初の期間にはすべての選手にチャンスと出場時間を与え、ローテーションをうまく実行してくれます。新しい選手たちが加入してチームの競争力が高まることは、全員の最高のクオリティを引き出すために素晴らしい要素であり、大歓迎です』(via ElDesmarque / via Estadio Deportivo)
DFナタンに電撃浮上したマンチェスター・シティ移籍の噂とバルセロナの動向
🔥 移籍市場の終盤戦において、センターバックのナタンの周辺が急速に騒がしくなっています。
ナタンは数日前に代理人のアンドレ・カリー氏が「バルセロナからの興味や接触があった」と認めて注目を集めていましたが、ここにきてイングランドのメガクラブ、マンチェスター・シティ(Enzo Maresca監督)が彼の獲得をリストアップしているという驚くべき噂がブラジル発の情報として急浮上しました。マンチェスター・シティは、DFラインの整理に伴い、新たなセンターバックの補強候補としてナタンのクオリティを非常に高く評価しているとされています。
ベティス側は、ナタンの放出移籍金として少なくとも3000万〜3500万ユーロに達する大型の金額を要求しており、この売却が成立すれば中盤の補強予算(アムラバトやセバジョスの獲得)を一気に解決する鍵となります。
しかし、ナタン自身はベティスに深い愛着を示しており、トレーニング後に以下のように去就の憶測を強く否定しました。
『バルサからの噂?いや、私にはベティスとの強固な契約があり、ここで本当に幸せに暮らしています。私はこのチームに残り、ここでチャンピオンズリーグを戦いたい。その意志をはっきりと明確にしておきたいです』
正式なオファーは届いていないものの、市場最終週における彼の動向には大きな緊張感が漂っています。(via Estadio Deportivo)
去就に注目が集まるポリバレントなネルソン・デオッサを巡る国内外からの関心
🇨🇴 もう一人、ベティスの中盤補強を進めるための大きな売却候補(キーマン)として取り沙汰されているのが、コロンビア人ミッドフィルダーのネルソン・デオッサです。
デオッサは、メキシコの強豪クラブ・アメリカ(ギジェルモ・アルマダ監督)から強いアプローチを受けているほか、イングランド・プレミアリーグのIpswich TownやLeeds、さらにWest HamやWolverhamptonといった複数のクラブのスカウトが彼のプレーを現地で視察するなど、国外から非常に熱い関心を集めています。
ペジェグリーニ監督は、前線や中盤など複数のタスクをこなす彼の高い身体能力とポリバレント性を以下のように称賛しています。
『ネルソンはその優れたフィジカルとダイナミズムにより、中盤の中央だけでなく、左サイドハーフとしてのアップダウン、さらには高い打点のヘディングやシュート力も兼ね備えている。チームがその時々に求める役割に対して非常に柔軟に適応してくれる。彼のようにピッチ上のあらゆる位置で戦える万能な選手は、チームにとって極めて貴重な一人だ』
しかし、ベティス側としては、優れた売却オファー(特にイングランドからの好条件オファー)があれば交渉をまとめる意思を示しています。デオッサ本人はベティスへの残留を希望していますが、中盤のパズルを完成させるための取引として、市場の最後の数日間で驚きの展開が用意されている可能性があります。(via ElDesmarque / via Estadio Deportivo)
若き逸材たちの去就:ハル・シティ交渉中のパブロ・ガルシアとサラゴサが狙うボルハ・アロンソ
🇪🇸 カンテラ(下部組織)から変貌を遂げてきた若きタレントたちの去就も、大詰めを迎えています。
まず、ソシエダ戦の後にスタジアムのサポーターに向けて別れを告げるような意味深なジェスチャーを見せたパブロ・ガルシア。イングランドのハル・シティへの完全移籍に向けた交渉が進められており、最終的な合意に向けてクラブ間で最後の綱引きが続けられています。
また、ベティスのセカンドチーム(ベティス・デポルティーボ)の絶対的なエースであり、昨季は1部RFEFで31試合7ゴール1アシストと素晴らしい活躍を見せた22歳のFWボルハ・アロンソに対し、レアル・サラゴサが獲得に向けた電撃的なオファーを準備していることが判明しました。
ベティス・デポルティーボが昨シーズン限りで3部(Segunda RFEF)への降格を喫してしまったため、ボルハ・アロンソ自身はより高い競争レベルでプレーするために今夏の移籍を強く望んでおり、サラゴサへの期限付き、または完全移籍に向けた交渉が水面下で熱を帯びています。(via ElDesmarque)
かつての功労者ギド・ロドリゲスとの初めての再会がもたらすメスタジャでの注目の一戦
🤝 火曜日のバレンシア戦において、メスタジャのピッチでは非常にエモーショナルで美しい再会の物語が用意されています。
それは、かつてベティスで4シーズン半にわたって主力として活躍し、173試合に出場して9ゴール4アシストを記録、2022年のコパ・デル・レイ優勝の栄誉に貢献したアルゼンチン代表ミッドフィルダー、ギド・ロドリゲスとの初めての直接対決です。
ギドは今夏、ベティスとの契約満了に伴って一度はイングランドのウエストハムへと渡ったものの、わずか短期間でスペインへ復帰し、現在はバレンシアのカルロス・コルベラン監督率いる中盤の絶対的な大黒柱(アンカー)としてスタメンに定着しています。
ギドは古巣との初対決を前に、その決意をこのように真摯に語りました。
『バレンシアにとって、次はホームでの非常に厳しい第2戦(ベティス戦)になる。私たちはしっかりと体を休め、準備を怠らず、この難敵から勝利を掴み取るためにすべてを出し切らなければならない』
ベティスのサポーター、そしてピッチ上の元同僚たちにとっても、かつて中盤を強固に支えてくれた戦友との初のピッチ上での再会は、勝負の枠を超えた大きな興奮を呼び起こすはずです。(via Estadio Deportivo)
新フォーマットとなるチャンピオンズリーグの抽選会とベティスのポッド2配置が決定
🇪🇺 欧州最高峰の舞台へと舞い戻ってきたレアル・ベティスにとって、歴史的な瞬間が目前に迫っています。UEFAは今週木曜日(8月27日)の18:00より、モナコのグリマルディ・フォーラムにて、新しい大会フォーマットとなる2026/27チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズの組み合わせ抽選会を開催します。
今回のCLは従来のグループステージが廃止され、36チームが1つのリーグで競い合う画期的な新モデルとなります。ベティスは、これまでの圧倒的なクラブ係数(74.500ポイント)により、ボルシア・ドルトムントやマンチェスター・ユナイテッド、ASローマ、ポルト、アストン・ヴィラといった欧州のそうそうたる超名門たちと肩を並べ、堂々の「ポッド2(Bombo 2)」にシードされることが正式に確定しました。
リーグフェーズでは、各ポッドから2チームずつ(計8チーム、ホーム4試合・アウェイ4試合)と対戦することになります。同国対決の制限があるため、ポッド1のレアル・マドリード、バルセロナ、アトレティコ・マドリード、およびポッド3にあるビジャレアルなどのスペイン勢とは対戦しません。ベティスの運命を決定づける対戦カードとスケジュールは、木曜日の抽選会においてデジタルシステムと物理的なドローの組み合わせによって速やかに発表される予定です。(via SPORT / via MARCA)
バレンシアが贈る最後のメスタジャ記念ポスター、DANA洪水でのベティスの友情へのオマージュ
🎨 火曜日の夜、メスタジャのピッチ上では勝負に徹する両者ですが、試合前には両クラブの素晴らしい歴史的・人道的な友情を示す感動的なセレモニーが用意されています。
1923年の創設から104年の歴史を重ね、今シーズンを最後に解体が決まっている伝説のメスタジャ・スタジアム。バレンシアはこれを称え、地元の著名なアーティストであるラウェルタ(Lawerta)氏とコラボレーションし、ホームに迎える各対戦相手との歴史的な瞬間を描く特別マッチポスタープロジェクト「Mestalla és Etern(メスタジャは永遠)」を展開しています。
ベティスを迎える今回のポスターに描かれたテーマは、2024年11月23日、あの甚大な被害をもたらしたDANA(大洪水)による休止期間から、メスタジャで最初にフットボールが再開されたエモーショナルな日の追悼セレモニーです。あの日、ベティスは対戦相手としてだけでなく、被災地やすべての犠牲者に対して最大級の哀悼と支援を示す「連帯の友人」として黒いユニフォームを着用して追悼に加わりました。この美しいオマージュを込めたアートポスターは、試合当日、バレンシアの役員会からベティスの首脳陣へ、感謝と歴史的友情の証として公式ギフトとして贈呈されることになります。(via Superdeporte)
【本日の総括】
レアル・ベティスは、開幕戦での好スタートを経て、中3日というタフな日程の中で火曜日のバレンシア戦(第1節延期分)に挑みます。アブデやロ・チェルソ、ルイバルら主力6名が負傷リハビリのため遠征から外れる厳しい台所事情にあるものの、新加入アタッカーであるトロイ・パロットの初の招集入りはチームにとって非常に心強い起爆剤です。また、移籍市場最終週を迎え、ペジェグリーニ監督が強く望む「ポジショナルな守備的MF」としてのアムラバトの再獲得交渉が現実味を帯びる中、ジュニア・フィルポの残留宣言、ナタンやデオッサを巡る国内外のビッグクラブからの去就の噂など、ピッチ外の動向からも目が離せません。かつての戦友ギド・ロドリゲスとの再会や、DANA洪水でのベティスの友情を称える記念マッチポスターの贈呈など、歴史あるメスタジャでの特別な夜は、勝負の枠を超えたエモーショナルな戦いとなるでしょう。
