敵地サン・マメスで1-3の快勝!ロペテギ監督以来5年ぶりの開幕2連勝で暫定首位グループへ
⚽️ セビージャFCは、アウェイで行われたラ・リーガ第2節のアスレティック・ビルバオ戦(1-3)で快勝を収め、開幕戦のラージョ・バジェカーノ戦(2-1)に続く2連勝(勝ち点6、5得点2失点)を飾りました。これにより、暫定ながらリーガの首位グループに立つという最高のスタートを切りました。
開幕2連勝は、ジュレン・ロペテギ監督が指揮を執っていた2021/22シーズン以来、実に5年ぶりの快挙です。当時以来、189節ぶりにリーガの首位に君臨することになります。また、21世紀に入ってセビージャが開幕2連勝を達成したケースはこれで4度目であり、過去20年間で開幕2連勝を達成した監督はロペテギと、現指揮官であるルイス・ガルシア・プラザ監督の2人のみです。ここ数シーズン、降格争いに巻き込まれるなどの低迷と夏の経済的困窮を極めていたチームにとって、この首位浮上はサポーターに大きな希望をもたらしています。
次節は本拠地ラモン・サンチェス・ピスフアンで、強豪アトレティコ・マドリード(土曜日21:30開始)を迎え撃ちます。アトレティコは1勝1分け(勝ち点4)で乗り込んでくるため、この首位攻防戦に向けたスタジアムは狂気的な熱狂に包まれることが予想されます。 (via Estadio Deportivo / via ElDesmarque)
ハーフタイムの「3枚替え」神采配と実質16人の極限スカッドに発した指揮官の警告
⚙️ アスレティック・ビルバオとの一戦では、ルイス・ガルシア・プラザ監督の卓越したゲームプランと果断な采配が勝利を呼び込みました。前半に先制して0-1で折り返す際、すでに警告(イエローカード)を受けていたジョン・グリディ、ペケ、ミゲル・シエラの3名を、退場リスクを避けるためにハーフタイムで一気に「3枚替え」を断行。この交代でピッチに送り込まれたチデラ・エジュケ、イサーク・ロメロ、ニコ・ギジェンらが、後半開始早々のわずか10分間で2つの追加点を奪うという、完璧な神采配が的中しました。
しかし、素晴らしいスタートを切ったものの、ガルシア・プラザ監督は試合後の記者会見において、フロントとファンに向けて現在の選手層の薄さに対する極めて強い警告を発しました。
『現在の我がチームには、毎週の過酷なプリメーラの試合において、戦術的に計算できるメンバーが実質16人しかいません。この限られた人数で過酷な長いシーズンを戦い抜くのは、到底許されない不条理な贅沢です。選手が1人欠けるだけで戦術的な破綻をきたしてしまいます。現在、私の手元にいるセンターバックは、出場停止が明けるキキ・サラス、アロウナ・サンガンテ、そしてアンドレス・カストリンの3人のみです。その他のマルカン(負傷中)やファビオ・カルドーゾは構想外であり、サイドバックのフアン・イグレシアスやガブリエル・スアソのユーティリティ性に依存して何とか急場をしのいでいます。さらに、フォワード陣もロビー・ウレとイサーク・ロメロの2名しか稼働できず、2トップを採用することもできません。中盤でも、アグメがサウジアラビアからの巨額の関心を受けて揺れており、これ以上の離脱は致命傷になります。ナバロSDらディレクション部門とも危機感を共有していますが、クラブの厳しい経済状況、予算の壁によって新規選手登録へのブレーキがかけられているのです。市場閉鎖までの残り数日間で、少なくとも中盤と前線を中心に3〜4人の補強が絶対に不可欠です』 (via ElDesmarque / via Estadio Deportivo)
1ゴール1アシストと全得点に関与!ユース出身オソの大車輪の活躍と16番を受け継ぐイサークの決意
🌟 このビルバオ戦において、チームの最高評価となる「9」の採点を得て公式MVP級の大活躍を見せたのが、カンテラ(下部組織)の星であるウイングのオソです。
オソは前半15分、相手GKウナイ・シモンのクリアミスを突いて冷静に先制ゴールをマーク。さらに後半50分、自陣でボールを奪い取ってカウンターを開始し、チデラ・エジュケの素晴らしい2点目となるゴールを演出。さらに55分には、相手DFのヒールクリアミスを完全に読み切ってパスカットし、中央のイサーク・ロメロへ完璧なアシストを供給して1-3の勝利を決定づけました。まさにチームの全3得点に直接・間接的に関与する完璧なパフォーマンスでした。
オソは試合後に、その熱い情熱と野心を次のように振り返りました。
『チームの勝利のためにこれほど貢献できたことは信じられないほどの喜びです。先制の場面は、プレシーズンから監督と徹底的に練習してきた、高い位置からの連動したプレスが実を結んだ形です。すでにセビージャに合流して2シーズン目となりますが、この結果に決して満足することなく、さらに大きなハングリー精神を持って、もっと多くの素晴らしい瞬間をファンの皆さんに届けるために成長し続けます』
また、この日3点目となるゴールと、エジュケのゴールを美しくアシストしたイサーク・ロメロも、かつてアントニオ・プエルタや名だたるレジェンドたちが身にまとったセビージャの絶対的な象徴である背番号「16」を今季から背負うことへの強い覚悟と誇りを語りました。
『この背番号16を私の背中に背負うということは、クラブの歴史、そして世界中のファン全員にとって計り知れないほど大きな意味と価値、そして素晴らしい重みを持っています。私はピッチに立つたびに、その歴史に泥を塗らないよう、すべてを投げ出して犠牲を払い、全力を尽くして戦う決意です。今日の試合前、チームメイトを見渡した時に、カンテラ出身の選手たちが非常に多く、若さとハングリーさで満ちていることに気づき、とても誇らしく、興奮しました。カンテラの仲間たちには、チャンスが巡ってきたときにはその瞬間をしっかりと掴んで実を結ばせるよう、アドバイスを送っています』 (via ElDesmarque / via Estadio Deportivo)
ビルバオ戦での退場判定を巡る大論争:イニャキらの反論とテルジッチ監督の悲観的守備論
📢 このビルバオ戦の勝敗を早期に決定づけ、その後大きな論争の的となったのが、前半11分の判定でした。キーパーのヴラホディモスのロングキックのこぼれ球に対して、セビージャの若きミゲル・シエラが抜け出そうとしたところを、ビルバオのDFユーリ・ベルチチェが後ろから倒し、主審のソト・グラド氏が決定的な得点機会の阻止(DOGSO)とみなして一発レッドカードを提示しました。
この判定に対し、ビルバオのキャプテンであるイニャキ・ウィリアムズは怒りを隠そうとしません。
『あのプレーは絶対にレッドカードに値するファウルではありませんでした。シエラはトラップが完全に流れてしまっており、ボールを全くコントロールできていませんでした。開始11分という時間帯に、このような判定で試合のすべてを台無しにし、10人での戦いを強いる決定は厳しすぎます。ウナイ・シモンも確かに接触はあったと認めましたが、あれがファウルやまして退場になるほど十分なものではないと言っています。あのようなグレーな解釈の場面こそ、VARが主審を助け、映像を見せてレッドカードをイエローに変更させるべきでした。私たちは10人で80分間魂を削って戦い、内容面では多くのものを生み出しましたが、ディテールがことごとく不利に働き、1-3という大差で負ける内容では全くなかったはずです』
一方で、ビルバオのエディン・テルジッチ監督は、退場判定の愚痴をこぼすことを避け、自身の守備構築の甘さに目を向けました。
『退場判定について不満を述べるつもりはありません。私たちのミスは、守備においてあまりにも楽観的すぎたことにあります。味方が状況を処理できるだろうと無防備に信じてしまい、最悪の事態に対するプロテクションが欠けていました。フットボールにおける守備とは、常に悲観的でなければならず、もし仲間が一対一で敗れたら自分がどこをカバーすべきか、という絶対的な基本が崩れていました。結果として、早い時間に退場者を出し、さらに不要な単純ミスからすぐに先制点という非常に厳しいゴールを許してしまったことがすべてを困難にしました。1-3となった終盤も決して諦めずに戦い抜いた姿勢には拍手を送りたいが、この単純なミスの数々を徹底的に改善しなければならない』 (via ElDesmarque / via Mundo Deportivo)
ジョージア代表MFコチョラシュヴィリが完全移籍で電撃加入!クラブのDNAに深く響く接続
🇬🇪 セビージャFCは、ポルトガルの強豪スポルティングCPから、ユーロ2024で一躍名を馳せたジョージア代表の24歳MFギオルギ・コチョラシュヴィリ(コチョ)を完全移籍で獲得、契約期間は2030年までの4年間であることを正式に発表しました。
コチョラシュヴィリは、金曜日にセビージャのオフィスに到着して契約書にサインを済ませると、合流して一度の練習セッションすら行う時間がないまま、金曜日の夕方の飛行機に飛び乗り、土曜日のサン・マメスのビルバオ戦のベンチシート(背番号8)に滑り込むという、超電撃的な加入劇を果たしました。この日は出場機会がなかったものの、コチョラシュヴィリはセビージャのオフィシャルインタビューで、クラブと自身の運命的な深い繋がりを熱く、そして言葉を震わせながら激白しました。
『私はセビージャFCという歴史ある存在と、心から強く接続していると感じています。ジョージアでは幼い頃、大きなフットボールの試合を現地で見るチャンスなど全くありませんでした。私がこれまでに生観戦できた大一番は、2011年のスペイン代表戦と、2015年に私の故郷トビリシで開催されたバルセロナ対セビージャのUEFAスーパーカップの2試合だけだったのです。あの日、試合開始のわずか2時間前に幸運にもチケットが手に入り、スタジアムでセビージャの戦いを見届けました。私の人生で最も幸せな瞬間の一つであり、今でもその時のチケットを大切に保管しています。あの日、セビージャが見せてくれた、絶対に諦めない、どんなに苦しくてもお互いを信頼して助け合い、再び立ち上がるという強固なスピリットは、当時私の部屋の壁に英語で掲げていたネバーギブアップというモットーと完全に重なりました。あのセビージャの価値観に、私は子供の頃から心酔していたのです。サン・マメスのスタジアムで、ファンの皆さんが素晴らしいアンセムを歌っているのが遠くに聞こえた時、鳥肌が立ちました。いつか自分たちのホームスタジアムでそのアンセムを肌で感じた瞬間、涙が溢れてしまうのではないかと感じています。レバンテ時代の偉大なキャプテンであったビセンテ・イボラやコケ・アンドゥハルから、セビージャの謙虚さ、そして仲間を全力で助けることの大切さを徹底的に学び、叩き込まれてきました。この偉大なシールドを守るために、自分のすべてを捧げて犠牲を払い、最高の自分を引き出したいです』
かつてクラブで活躍した同胞のアブジャンヤや、ジローナ時代にいつも気にかけ、ペナルティキックをすべてセーブして見せてくれた元セビージャGKのヤシン・ボノとの美しい絆、そしてデビュー戦の相手がセビージャであったことへの運命を感じているコチョ。彼の熱い魂は、早くもサポーターの心を鷲掴みにしています。 (via AS / via Estadio Deportivo)
スイス代表バルガスの売却交渉とブライアン・サラゴサ獲得消滅に伴う後釜探し
✈️ 攻撃の主軸であったスイス代表の快速ウイング、ルーベン・バルガスですが、今回のビルバオ戦の遠征メンバーから完全に除外されました。ガルシア・プラザ監督は会見で、これが軽傷などではなく「移籍合意に非常に近づいている」という現実的な理由によるものであることを明言しました。
現在、ギリシャのオリンピアコスとの間で交渉が最終局面にあります。マリン・グループとの直接の連絡ラインを持つナバロSDは、1200万ユーロのベース案に対し、少なくとも1500万ユーロ+複数のボーナスを要求しており、市場最終週に向けて交渉をさらに引き上げています。バルガスの放出が決れば、セビージャはラ・リーガの定める厳しいサラリー上限に余裕(マージン)を確保できるため、計画の最終パズルを進めるために、この売却の行方に大きな注目が集まっています。他にもベシクタシュ、アストン・ヴィラ、ブライトン、トラブゾンスポルなどが関心を示しているとされます。
また、バルガスの代役候補として一時、今夏注目されていたバイエルン・ミュンヘンのブライアン・サラゴサの獲得が噂されましたが、サラゴサはセビージャではなく、エスパニョールへの買い取りオプション付きレンタル移籍がほぼ合意しているため、セビージャへの加入は消滅しました。これに伴い、クラブは経験豊富なベテラン、アドリアン・エンバルバや、水面下で複数のフリー、レンタル選手のリストを元に交渉を継続させています。 (via Estadio Deportivo)
チェルシーの構想外FWマルク・ギウ獲得に向けた電撃アプローチと激化する争奪戦
🔥 今夏の移籍市場において、かつてのエースだったアコル・アダムスをヴェネツィアへ売却し、さらにアレキシス・サンチェスやニール・モペイといった複数の前線メンバーを失ったセビージャ。このため、新たなストライカーの獲得は最大の優先課題となっています。
現在、その最有力ターゲットとして浮上しているのが、今夏にバルセロナからチェルシーへと完全移籍したものの、チームの登録上限や選手数の飽和により、ファーストチームの背番号を与えられず構想外となっている20歳のスペイン人FW、マルク・ギウです。セビージャは、ギウの代理人やチェルシーに対し、給与の一部をセビージャ側が負担する形での1年間のレンタル移籍という具体的なオファーを提示し、本格的な交渉を開始しました。
しかし、この若きストライカーを巡る獲得レースはきわめて困難です。なぜなら、チェルシーや選手自身はレンタルではなく、将来的な転売利益を見据えた完全移籍での放出を最優先に希望しており、そこへイタリアの強豪ナポリが、移籍金支払いを伴う完全移籍の獲得オファーを引っ提げて電撃的に大乱入してきたからです。さらに、ヘタフェやエルチェ、レアル・ソシエダといった国内外のクラブも彼の動向を鋭く監視しています。資金難に苦しむセビージャにとって、ナポリとのマネーゲームは厳しいため、ギウ本人がプリメーラへの復帰や、セビージャでの出場機会の確保を最優先に望むというシナリオにすべての望みを託し、粘り強く説得を試みています。 (via ElDesmarque / via Estadio Deportivo)
ミランMFボンドへのレンタル打診拒否と昨季の主力得点源たちの顔ぶれの激変
📊 移籍市場の最終盤、ナバロSDは中盤の底に厚みと強固なバランスを加え、アグメの退団可能性に備えるために、ACミランに所属する20歳のフランス・コンゴ国籍MF、ウォーレン・ボンドの獲得を模索していました。ミランに対して、有償レンタル移籍を打診。同じく中盤の強化を目指すヘタフェCFも獲得を打診していましたが、ボンド本人がセビージャやヘタフェからのアプローチを完全に拒否。本人はスペインではなく、イングランドのプレミアリーグ、または自国のリーグ1への移籍を優先的に希望しているため、セビージャへの加入交渉は完全に立ち消えとなりました。
また、今シーズンの攻撃陣の大きな特徴として、昨シーズンにチームの残留を支えた上位得点者たちの顔ぶれが劇的に激変している事実が挙げられます。
昨季10ゴールを記録し残留の最大の立役者となったアコル・アダムスは、今夏にセリエAのヴェネツィアへ売却。さらに、5ゴールをマークしたジブリル・ソウもセリエAのジェノアへ移籍。4ゴールを挙げたベテランのアレキシス・サンチェスもアメリカのモントリオールへと渡りました。昨季の主力得点源でチームに残留しているのは、イサーク・ロメロただ1人というきわめて厳しい編成の中、ガルシア・プラザ監督はカンテラの若き力や第二列目のマルチな得点力を引き出すことで、この窮地を乗り切るチーム構築を進めています。 (via Estadio Deportivo)
【本日の総括】
セビージャFCは、敵地サン・マメスでのビルバオ戦(1-3)で見事な快勝を収め、ジュレン・ロペテギ監督時代以来5年ぶりとなる開幕2連勝、そして189節ぶりとなるラ・リーガ暫定首位グループへと浮上する最高のスタートを切りました。前半11分の相手退場判定をめぐる論争や、終盤の失点後のナーバスな展開はあったものの、カンテラーノのオソが1ゴール1アシストを含む全得点に関与する大活躍を見せ、後半には交代枠を完璧に的中させたルイス・ガルシア・プラザ監督の「神采配」により勝負を決定づけました。しかし、指揮官が「戦術的に計算できるのは実質16人」と語るように、補強を必要とする手薄なスカッド事情はきわめて深刻です。電撃加入したジョージア代表コチョラシュヴィリに続く、バルガスの売却に伴う資金力の確保、チェルシーのマルク・ギウ獲得に向けたフロント陣の最後の攻防が、この最高のスタートを真の成功へと繋げる鍵となるでしょう。
