アルテム・リバク 2アシストの活躍で勝利をもたらした10代の天才アタッカー
ウクライナ出身で10代のミッドフィルダー、アルテム・リバクが、FCバルセロナのフベニールBで臨んだグラマ戦で圧巻の2アシストを決め、3-2の勝利に貢献した。この活躍が注目される理由は、年上の選手が集う過酷なリーグにおいて、従来の偽9番から中盤へと役割を変えながら圧倒的な個の能力を発揮している点にある。
元シャフタール・ドネツクの下部組織で育ったこのレフティは、ラ・マシアに加入して以来、その卓越したクオリティと想像力で周囲を魅了し続けている。今週末に行われたリーグ第7節のグラマ戦で、背番号8を背負った彼はセスク・ボッシュ監督のもとインサイドハーフとして先発した。
相手のグラマは年上の選手で構成されたフベニールAのチームであり、体格面で不利が予想される中で、彼は高いサッカー知性で試合をコントロールしてみせた。かつて偽9番としてゴール前で起用されていた彼は、現在中盤での出場が増えているものの、FWヘニス・クルアの流動的な動きによって前線の基準点としても機能する。
さらに、同僚のウーゴ・ガルセスによる前線での惜しみないハードワークが、この天才アタッカーに対してライン間で落ち着いてプレーする自由を与えている。試合の模様はクラブ公式アプリのバルサ・プレイで生配信され、多くのファンが見守る中で彼の眩い才能が爆発することとなった。
チームはヘニス・クルア、エリク・ドミンゲス、そしてウーゴ・ガルセスの得点によって一時は3-0とリードを広げ、最終的に3-2の接戦を制した。とりわけ観客を魅了したのは、右サイドのタッチライン際でウイングのように相手DFを鮮やかにかわし、ウーゴ・ガルセスのゴールをお膳立てした一瞬の閃きだ。
さらに3点目の場面では、自陣近くからのパワフルな縦への推進力あふれるドリブルで相手守備陣を切り崩し、エリク・ドミンゲスの得点を演出してみせた。この勝利によりチームは7試合を終えて勝ち点3を積み上げ、非常に混戦となっているリーグにおいて驚きとともに5位につけている。
つまり、このパフォーマンスが示しているのは、年上の選手を相手に戦術的柔軟性と圧倒的な技術で試合を支配できるという事実だ。リオネル・メッシやラミン・ヤマルといったラ・マシアの系譜を継ぐ左利きの異彩として、彼の順調な成長はクラブの未来にとってもきわめて大きな意味を持つ。
今後はフベニールAやセカンドチームへの早期昇格を見据えたポジション争いが焦点となるが、その圧倒的なセンスは過酷な育成過程を勝ち抜く大きな武器となるはずだ。ラ・マシアで磨かれる卓越した戦術眼と左足の技術は、トップチーム昇格へ向けた確かな道筋を照らしている。(via SPORT)
