レアル・スポルティング・ヒホン
テネリフェを1-0で下し、開幕3試合で勝ち点7(2勝1分)と昇格に向けて最高級のスタートを切ったスポルティング。この大一番で貴重な決勝ゴールを叩き出した新星アレホ・サルコ(Alejo Sarco)について、古巣テネリフェの聖地ヘリオドロ・ロドリゲス・ロペスに凱旋した司令塔アレックス・コレデラは、『信じられないほど素晴らしいパフォーマンスだった。前線でほぼ全てのボールを収め、極めて重要な決定仕事をしてくれた』と最大級の賛辞を惜しみませんでした。
コレデラは自身の独占取材において、『敵地で勝ち点3を持ち帰ることは、今季の昇格への戦いで最優先すべき絶対の義務。チームはまだ構築の初期段階(medio en construcción)にあるが、勝ち点を積み上げながらピッチ上で修正を重ねていく方がはるかに簡単だ。10日前の開幕サバデル戦で見せた不甲斐ない内容から劇的に何かが変わったわけではない。しかし、全員が歩み寄り、新戦力が素晴らしい形でフィットしつつある』と、以前の守備の脆さを克服し、ソリッドな集団へと生まれ変わりつつあるチームへの確かな手応えを熱く語っています。
そして、現地メディアとサポーターの間で熱狂を巻き起こしているのが、その決勝点を凄まじい突破からアシストした25歳のロシア人FWニキータ・ヨシフォフ(Nikita Iosifov / 愛称「Niki」)です。昨季スロベニアのCelje(チェリエ)で16ゴール12アシストを記録してスペインへの再挑戦を決意した彼は、グラナダやレガネス(アンドレス・パルドSDが熱心に追跡していた)との苛烈な争奪戦の末、1年契約(昇格時に1年自動延長)でヒホンへと加入しました。
この電撃移籍の裏には、元SDであるヘラルド・ガルシアの並々ならぬ執念と熱意があったことが明かされています。かつて20歳でビジャレアルに5年契約で引き抜かれながらも、スペインで輝けずに辛酸をなめた大器は、25歳となった今、ヒホンで覚醒の時を迎えています。彼の「cohete(ロケット)」と形容される異次元のスピードと、守備時には自陣エリア内まで泥臭く猛スプリントで戻る圧倒的な献身性は、早くもサポーター「マレオナ」やチームメイトの心を完全に鷲掴みにしています。(via SPORT)