レバンテUD

レアル・ベティスとの対戦で5-2という衝撃的な大勝を収めたレバンテは、このお祭り騒ぎの余韻が冷めやらぬ中で、移籍市場の最終局面を大きく揺るがす素晴らしい補強を成功させました。バイエル・レバークーゼンに所属する19歳のフランス人DF/MFアクセル・タペ(Axel Tape)を、1シーズンのレンタル移籍で獲得することで基本合意に達したのです。タペはすでにバレンシアに到着しており、メディカルチェック後に正式にサインを交わす予定となっています。

今夏のレバンテは、ケルヴィン・アリアガ、パブロ・マルティネス、ウーゴ・ラグベールといった中盤の主力を一気に失い、中盤の底を務められる専門職がオリオル・レイしかいないという致命的な選手層の薄さに喘いでいました。パリ・サンジェルマンの下部組織で育ち、アンカーとセンターバックを極めて高い水準で兼任できるタペのポリバレントさは、現在のレバンテにとってまさに砂漠のオアシスと言える緊急補強です。さらにフロントは攻撃陣のアップグレードも狙っており、セビージャやフランスのトゥールーズと激しい三つ巴の争奪戦を繰り広げながら、ラツィオのセルビア人FWペタル・ラトコフ(Petar Ratkov)の引き入れに全力を注いでいます。(via ElDesmarque)

レアル・スポルティング・ヒホン

テネリフェを1-0で下し、開幕3試合で勝ち点7(2勝1分)と昇格に向けて最高級のスタートを切ったスポルティング。この大一番で貴重な決勝ゴールを叩き出した新星アレホ・サルコ(Alejo Sarco)について、古巣テネリフェの聖地ヘリオドロ・ロドリゲス・ロペスに凱旋した司令塔アレックス・コレデラは、『信じられないほど素晴らしいパフォーマンスだった。前線でほぼ全てのボールを収め、極めて重要な決定仕事をしてくれた』と最大級の賛辞を惜しみませんでした。

コレデラは自身の独占取材において、『敵地で勝ち点3を持ち帰ることは、今季の昇格への戦いで最優先すべき絶対の義務。チームはまだ構築の初期段階(medio en construcción)にあるが、勝ち点を積み上げながらピッチ上で修正を重ねていく方がはるかに簡単だ。10日前の開幕サバデル戦で見せた不甲斐ない内容から劇的に何かが変わったわけではない。しかし、全員が歩み寄り、新戦力が素晴らしい形でフィットしつつある』と、以前の守備の脆さを克服し、ソリッドな集団へと生まれ変わりつつあるチームへの確かな手応えを熱く語っています。

そして、現地メディアとサポーターの間で熱狂を巻き起こしているのが、その決勝点を凄まじい突破からアシストした25歳のロシア人FWニキータ・ヨシフォフ(Nikita Iosifov / 愛称「Niki」)です。昨季スロベニアのCelje(チェリエ)で16ゴール12アシストを記録してスペインへの再挑戦を決意した彼は、グラナダやレガネス(アンドレス・パルドSDが熱心に追跡していた)との苛烈な争奪戦の末、1年契約(昇格時に1年自動延長)でヒホンへと加入しました。

この電撃移籍の裏には、元SDであるヘラルド・ガルシアの並々ならぬ執念と熱意があったことが明かされています。かつて20歳でビジャレアルに5年契約で引き抜かれながらも、スペインで輝けずに辛酸をなめた大器は、25歳となった今、ヒホンで覚醒の時を迎えています。彼の「cohete(ロケット)」と形容される異次元のスピードと、守備時には自陣エリア内まで泥臭く猛スプリントで戻る圧倒的な献身性は、早くもサポーター「マレオナ」やチームメイトの心を完全に鷲掴みにしています。(via SPORT)

レアル・オビエド & アルバセテ・バロムピエ

敵地カルロス・ベルモンテでアルバセテを1-0で沈め、待望の今季初勝利を手中に収めたレアル・オビエド。この試合で唯一無二の決勝弾を突き刺したパブロ・サエンズ(Pablo Sáenz)は、古巣への敬意を表してゴール後に謝罪のジェスチャーを示しました。

サエンズは試合後、『アルバセテのピッチに戻ることはいつだって特別な瞬間。ゴールを決めたことは純粋に嬉しいが、古巣のサポーターに対して失礼のないよう敬意を表したかった。Isfanから絶妙なボールが出た瞬間、左サイドから2対1の状況を狙って全力で走り込んだ。あとは冷静にゴール右隅のサイドネットに流し込むだけだった』と、緻密に描いたシナリオ通りの一撃であったことを解説しました。さらに彼は、『ホームのカルロス・タルティエレでの最初の2試合で勝ち点1(1 de 6)しか得られず、スタジアムに漂い始めていた嫌な重圧を一掃するためにも、この勝ち点3はあまりにも重要だった。前線のクリス・ラモスやカルロス・フェルナンデスといったエースたちが負傷離脱するスクランブル体制だったが、全員で泥臭くブロックを敷いて守りきった仲間のファイトを誇りに思う』と胸を張っています。

一方で、このホームでの敗戦により開幕3連敗というどん底に突き落とされたアルバセテのアルベルト・ゴンサレス(Alberto González)監督は、試合後の会見で悲痛な独白を残しました。『ピッチ上で表現した我々のパフォーマンス自体には十分納得しているが、この結果には本当に失望している。オビエドの極めて強固なローブロックに我々の攻撃のすべての道筋を制限されてしまい、犯したたった一つの些細なエラーがそのまま命取りとなった。しかし、怪我で離脱していた多くの選手たちがようやく戦線に戻りつつある。ここからチームが上向いていくことは間違いない』と必死に前を向いています。(via SPORT)

CDカステリョン

セリエAで200試合以上の凄まじい出場実績を持つ34歳の元イタリア代表クラスのDFフェデリコ・チェッケリーニ(Federico Ceccherini)を完全フリーで獲得し、今週の移籍市場の主役に躍り出たカステリョン。近年、クラブが「イタリア人マーケット」へ極端なまでに熱視線を送っている背景には、両国の育成事情とプレースタイルの本質的な違いが潜んでいます。

カステリョンは1年前に初のイタリア人選手として獲得したファブリツィオ・ブリニャーニ(現在長期離脱中)の成功を皮切りに、デ・ニポティ、ガラ、そして今回のチェッケリーニと、イタリア人選手の引き入れを急加速させています。今夏にミランの下部組織から加わった22歳の新生MFアントニオ・ガラのような若い才能がスペインを目指すのは、イタリアサッカー界における「若手にチャンスを一切与えない保守的な風土」が原因です。ACミランのプリマヴェーラで彼を指導した元監督クリスティアン・ランティニョッティも、『現在のイタリアでは18歳や19歳の若者がトップチームに定着することは不可能なシステムになっており、有望な若手は軒並み下位カテゴリーに送られて潰されている』と痛烈に母国の育成環境を批判しています。そのため、カステリョンが展開するような、ポゼッションを極限まで重視するスペインのスタイルは、若いテクニシャンにとって自らの価値を証明できる約束の地となっています。

しかし、守備者にとっては、このスペインへの移籍は極めて過酷なチャレンジとなります。先にスペインに渡ったブリニャーニは、『イタリアではDFの仕事はただ守備をすることだけ。しかしスペインでは、ピッチ上に圧倒的なスペースが存在し、異次元のスピードと高い技術が求められる。1対1のデュエルに勝利した後、自分でボールを持ち運んで敵陣に楔の縦パスを刺すという攻撃的な役割が義務づけられる。このプレースタイルが私のDFとしての幅を劇的に広げてくれた』と証言しており、新たに加わったチェッケリーニが、この攻撃的かつオープンなスペインの守備構築にどれだけ迅速に適応できるかが、カステリョンの今季の昇格を決定づける最重要ファクターとなります。(via SPORT)

RCDマジョルカ & ADセウタ

日曜日の直接対決を控え、昇格候補としての威信を保ちたいマジョルカと、開幕連敗からの脱出を期するセウタが、直前の切迫したメンバー調整に追われています。

昨季の降格を経て「今季の2部で絶対的な本命」と目されているマジョルカ(ルイス・ガルシア監督)ですが、開幕2試合でわずか勝ち点1という非常に不本意なスタートとなり、クラブ内には並々ならぬ焦燥感が募っています。さらにチームを襲う怪我人の嵐は深刻で、アルナウ・プッチマル、アブドン・プラッツ、カラムバ、ダニ・ルナ、ヤン・サラスの主力5名が引き続き完全に欠場。セルジ・ダルデルは金曜日にようやく全体練習の一部に合流したものの、スタメン出場は不可能なコンディションです。

さらに守備の要である右SBマテウ・ジャウメは、1部ジローナ(Girona)への移籍合意が秒読み段階に入ったため、本日の招集メンバーから完全に外れました。今週緊急獲得したばかりのアルベルト・モレノも合流したばかりでフィットネスが足りず、守備陣の顔ぶれは据え置かれる見込みです。攻撃の停滞を打破するため、若手のジョセップ・セルダやアドリアン・リソに急遽スタメンの白羽の矢が立つ可能性が高まっています。

対するADセウタも開幕からアンドラ戦での5失点大敗を含む連敗を喫しており、今回のマジョルカ戦では「満身創痍」の極みとも言える状況で敵地に乗り込みます。前線の柱であるFWオマル・サディクが負傷で招集外となり、中盤の絶対的な舵取り役であるケネス・ママは、手術を余儀なくされるレベルの重傷を負って長期離脱が確定しました。さらに、新守備の柱として期待されたDFホセマは、クラブのサラリーキャップ制限問題(límite salarial)による選手登録の承認が下りず、行政的な登録問題により本日もピッチに立つことができません。攻守両面の主軸を根こそぎ失ったセウタが、敵地ソン・モイシュでいかにして奇跡を演出するかに注目が集まります。(via SPORT)

CDテネリフェ

開幕から未勝利、さらには堅守のヒホンにホームで完封負けを喫し、サポーターのフラストレーションが最高潮に達しているテネリフェ。一刻も早い再建が望まれる中、かつてテネリフェで絶対的なディフェンスリーダーとしてファンに愛された元アルゼンチン代表DFルーカス・アベルダーニョ(Lucas Aveldaño、41歳)の衝撃的なインタビューが、島内を駆け巡っています。

アベルダーニョは来週、テネリフェ島のキャピタルで開催される「カナリア諸島初のHyrox(ハイロックス:ランニングと様々な筋力トレーニングを融合させた過酷な新興スポーツ)公式大会」に、アスリート兼認定コーチとして参加するため、2年ぶりに島へと帰還します。

2年前に惜しまれつつスパイクを脱いだ彼は、現在の自身の生活について、『多くのファンや友人から、あまりにもサッカー界から跡形もなく消え去ったことに驚かれる。実際、今の私の自宅にはテレビすら置いておらず、週末にサッカーの試合を観ることは一切ない。かつてサッカー界にいた時は、監督やフロントのライセンスも全て取得して指導者を目指したが、あの世界にいる限り、家族との大切な時間を確保することは絶対に不可能だと気づいた。今の私は、ハイロックスの極限のトレーニングと、マジョルカで主宰しているランニングクラブに人生のすべての情熱を注いでいる』と語り、サッカーというスポーツを完全に脳裏から消去し、新たな極限の肉体美を追求する充実した日々を明かしました。

それでも、今なお愛する古巣テネリフェについて問われると、『ピッチ内外で選手たちの絆が完璧で、日々の練習も100%のクオリティでこなしていても、なぜか週末の試合で結果だけがついてこない。サッカーには、どんな理論でも絶対に説明がつかない不思議で残酷な瞬間がある。今のテネリフェがまさにその時期にいる。それでも、今でも私を家族のように温かく迎えてくれる島のファンを愛しているし、彼らがすぐにこの苦境を抜け出すことを信じている』と、苦悶するチームへ向けて熱いエールを贈っています。(via SPORT)

コルドバCF & グラナダCF

日曜日の夜、エル・アルカンヘルを戦火に包む今季初の「アンダルシア・ダービー」。互いに前節で大きな勝ち点3を手にし、この伝統の一戦で一気に勢いを加速させたい両軍ですが、試合開始直前に両指揮官のプランを根底から覆す激震が走っています。

ホームのコルドバ(イバン・アニア監督)は、試合前日の最終調整で、チームの精神的支柱であるベテランMFビクトル・サンチェス(Víctor Sánchez)が内転筋を痛めて突如離脱することが確定しました。サリム・エル・ジェバリの回復プロセスは順調なものの、全体練習の強度の高いメニューにはまだ合流できていません。さらにフランク・フォメゲム、アディルソン・メンデス、ハコボ・マルティの3名も依然として治療室から抜け出せず、コルドバは主軸5名を欠く大ピンチで宿敵を迎え撃ちます。

一方、敵地に乗り込むグラナダ(パチェタ監督)も同様に満身創痍です。DFパウ・カサデサスが筋肉の重いトラブルで遠征メンバーから外れ、期待の若手MFラヤン・ジネビはU-20モロッコ代表として地中海競技大会に出場中のため物理的に起用不可能です。しかしグラナダにとって唯一の光明は、攻撃の核であるホセ・アルナイスと、右のダイナモであるセルヒオ・ロペスの2人が、満身創痍(entre algodones)の限界状態にありながら、ダービーでの強行先発に向けて痛み止めを打ってでもピッチに立つ姿勢を見せている点です。

なお、この殺気立つであろうダービーの笛を吹くのは、ラ・リーガ屈指のタフなジャッジで知られるベテラン主審ダマソ・アルセディアーノ・モネシージョ。そして、緊迫するスタジアムのVAR室にはルベン・アバロス・バreraが配置され、一分の隙もない監視体制が敷かれます。(via SPORT)

カディスCF & レアル・バリャドリード

開幕から無敗を維持しながらも勝ちきれず、未だ今季初白星がお預けとなっているカディスと、開幕連敗を喫して崖っぷちに立たされているバリャドリード。2部リーグの頂点、そして1部昇格枠を争うべき大本命同士が激突するこの日曜決戦は、極めて緊迫したタクティカルバトルとなることが約束されています。

カディスは圧倒的なホームサポーターの「イエロー・ウォール」の後押しを背に、攻撃の決定力不足を今度こそ解消する構えです。一方でバリャドリードは、連敗中に破綻しかけていた守備ブロックをミリ単位で再構築し、まずは失点をゼロに抑えた上で電光石火のカウンターを刺すという現実的なゲームプランを用意しています。この2部最高峰の熱量を誇る日曜日の大一番は、LALIGA TV Hypermotionにて19:00(CET)から全国へ完全生中継され、序盤戦の昇格レースの行方を占う重要な試金石となります。(via Mundo Deportivo)

【本日の総括】

今週のセグンダ・ディビシオン(LALIGA Hypermotion)は、1部ベティスを相手に5発大勝を飾ったレバンテの破壊力がリーグ全体に凄まじい衝撃を与える結果となりました。各クラブは9月1日深夜のマーケットクローズ(移籍市場閉幕)に向け、限られたサラリーキャップの中で文字通り血の滲むような補強を進めています。

特に、若手イタリア人の青田買いに活路を見出すカステリョンや、ビジャレアルの遺伝子を継ぐヨシフォフの「ロケットスピード」をフル活用するヒホン、そしてレバークーゼンから万能MFタペを強奪したレバンテなど、新戦力のアダプテーション(環境適応)能力が今後の勢力図を真っ二つに分けるでしょう。3連敗で焦るアルバセテ、主力の欠場と未登録に泣くセウタなど、狂気の2部を生き抜くためのリアルな「生存競争」が早くも本格化しています。