ハビ・ゲラの契約解除金増額と揺るぎない残留の意志
🦇 バレンシアの至宝ハビ・ゲラの契約解除金が、昨年夏の契約更新条項により4000万ユーロから6000万ユーロへと引き上げられた。クラブ側は今後他クラブからオファーが届くことを想定しつつも、過去の移籍市場とは異なり、選手を慰留する強硬な姿勢を崩さない方針を固めている。ロン・ガーレイCEOは主力選手に対するオファーには解除金満額を要求する計画を立てている。しかし、ピーター・リムがオーナーである以上、過去の主力安売り前例を踏まえると、いかなるシナリオも完全には排除できない状況だ。バルセロナのデコSDが6月に代理人と接触して状況を問い合わせたものの、現時点で具体的なオファーには至っておらず、8月にバルサが本格的に動くかは不透明なままだ。
一方、ハビ・ゲラ本人に退団の意思は全くない。ジローナでのキャンプ中のインタビューで彼は『僕は常にこの街で、自分の人々と、自分のクラブで幸せだと言ってきた。僕をこれまでと同じように愛してくれる限り、ここにいるつもりだ』と力強く残留を宣言した。カルロス・コルベラン監督も彼をプロジェクトの柱として厚く信頼しており、プレシーズン初日からピボテと8番の前に位置する自由な「10番」のポジションで起用し続けている。昨季最高のパフォーマンスを見せたこのポジションで、本日のストーク・シティとの親善試合でもスタメンに名を連ねる見込みだ。
(via SPORT)
開幕戦延期に伴う日程調整とラジャ・カサブランカとの親善試合交渉
📅 対戦相手のレアル・ベティスに所属する選手がワールドカップ決勝まで進出した影響で、リーガ第1節のベティス戦が延期となった。バレンシアはこの決定をスポーツマンシップに則り受け入れたものの、クラブとして決して歓迎しているわけではない。この結果、8月最終週にセルタ戦(22日)、ベティス戦(25日)、デポルティーボ戦(30日)という過酷な3連戦を強いられることになった。
さらに問題となっているのがプレシーズンのスケジュールだ。8月8日のオレンジトロフィーから22日のセルタ戦まで試合間隔が空きすぎてしまい、コーチングスタッフの計画に狂いが生じた。ホセ・ルイス・ガヤも試合勘の維持の難しさを指摘している。そこでクラブは、リーグ開幕直前の8月15日か16日の週末に最後の親善試合を追加すべく動いている。現在交渉中の相手は、モロッコの強豪ラジャ・カサブランカだ。熱狂的なサポーターを持ち、CAFチャンピオンズリーグを3度制したアフリカ屈指の名門であり、かつてフアン・カルロス・ガリードが率いたこともある。このテストマッチが実現すれば、開幕に向けた完璧な試金石となる。
(via ElDesmarque)
ディミトリエフスキがストーク戦でデビューへ!守護神の熱い決意
🧤 今日のストーク・シティ戦で、新戦力のGKストーレ・ディミトリエフスキがいよいよプレシーズン初出場を果たす。代表活動による合流遅れやフィジカル調整のためこれまで欠場しており、ビセント・アブリルとクリスティアン・リベロがゴールを守ってきたが、カルロス・コルベラン監督は彼をスタメンで起用する方針だ。ディミトリエフスキは昨季後半戦を自身のキャリアの全盛期と振り返りつつ、さらなる高みを目指している。
『僕にとって後半戦は信じられないものだった。GKとしてキャリア最高の状態だった。マルコスやアンドニと共にたくさん取り組んできた結果だ。この2人の監督のもとでは、しっかり練習すれば最高のレベルに到達するのが楽になる。彼らの仕事の哲学は別次元で、それを楽しんでこの状態を達成できたのは素晴らしいことだ。間違いなくキャリア最高の瞬間で、フィジカル的にもメンタル的にも非常に力強く感じている。ただ、昨季がピークだったとはいえ、チームに多くの勝ち点をもたらすために、昨季以上のレベルに到達すべくもっと努力したい』
また、バレンシアでの正GK争いについても決して油断はない。
『マケドニア代表で6年間、200試合以上プレーしてきた。毎試合、国を代表することへのストレスや緊張を感じていた。そのプレッシャーと激しさの中で取り組んできたからこそ、バレンシアに来ることができた。ここでは決して自分が絶対的なスタメンだと思ってはいけない。競争は非常に厳しく、毎週末レベルを証明しなければならないからだ。違いはそこにある。毎試合自分にプレッシャーをかけることだ。メスタージャでファンの前でプレーするのは信じられないほど素晴らしいことだが、高いレベルを維持し、落ち着いて集中するためには、自分がスタメンだと思ってはいけない。そうしてこそ、このクラブが要求する水準に応えられる』
クラブが新たな第2GKを探していることについても歓迎の意を示している。
『これまで在籍した全ての年、全てのクラブで常に競争があった。日々戦い、努力しなければならない。競争は自分をより良くし、成長させてくれる。GK陣、そしてチーム全体の最高のレベルを引き出すための良いツールだ。競争が激しければ激しいほど、お互いにより多くを要求し合い、チームとしてより良いパフォーマンスを発揮できる』
(via SPORT)
新ママルダシュヴィリ候補、長身GKサプティン獲得へ
🇺🇦 カイネ・ファン・オーヴェレンの獲得が破談となったバレンシアは、ディミトリエフスキの競争相手となる新たなGK探しを再開し、オレクサンデル・サプティンをトップターゲットに定めた。トップチームの登録枠を圧迫しない東欧出身のU-23という条件に完璧に合致する「新ママルダシュヴィリ」として白羽の矢が立った形だ。
サプティンはウクライナ出身の22歳で、身長197cmの恵まれた体格を持つ。バレンシアは1月から彼をスカウティングしており、選手自身も今年2月に『バレンシアCFはそのような移籍の可能性を検討していましたが、クラブ間で合意に至りませんでした』と関心を認めていた。今回、ファン・オーヴェレンの件が流れたことで交渉が本格的に再開。サプティンの契約は2028年まで残っているものの、バレンシアはほぼフリーかそれに近い非常に有利な条件で獲得できると自信を持っている。この獲得が実現すれば、将来の正GKと期待される若手のビセント・アブリルを、出場機会を求めてレンタル放出する道が開けることになる。
(via ElDesmarque)
オレンジトロフィーの対戦相手ニューカッスル監督が電撃辞任
🏴 8月8日に開催されるオレンジトロフィー(Trofeo Taronja)でバレンシアと対戦するニューカッスル・ユナイテッドに激震が走った。エディ・ハウ監督がメスタージャでの試合をわずか1週間前にして辞任を発表したのだ。ニューカッスルは公式声明で『エディ・ハウがトップチーム監督を辞任する決断を伝えてきた。クラブは彼の決断を受け入れ、彼の素晴らしい貢献に感謝したい。チャンピオンズリーグの魔法のような夜、カラバオカップの忘れられない勝利、そして再び信じさせてくれたことに。すべてに感謝する』と発表した。なお、後任にはアル・アハリから1100万ユーロで引き抜かれたマティアス・ヤイスレが就任することが決定している。
(via SPORT)
【本日の総括】
ハビ・ゲラの契約解除金増額とクラブへの忠誠心が確認され、ファンには朗報となりました。開幕戦の延期による過密日程と空白期間という課題に対しては、モロッコの強豪との親善試合で調整を図る構えです。また、ついにストーク戦でデビューするディミトリエフスキの頼もしい決意と、新たな若手長身GKサプティン獲得の動きにより、ゴールマウスの陣容が固まりつつあります。目前に迫るオレンジトロフィーは、相手監督の電撃辞任という波乱含みの展開で迎えることになります。