マルク・ククレジャの電撃加入と波紋

チェルシーからの加入が正式に決定したマルク・ククレジャが、スペイン代表の合宿地チャタヌーガで記者会見に応じ、その移籍の舞台裏をすべて明かしました。移籍金は約6000万ユーロとされています。ククレジャは『とても早かった。新しいステージを始めることができてとても嬉しい。朝電話がかかってきて、クラブ間で話がついている、そこに行きたいかと聞かれた。自分のキャリアにおいて大きなステップだったので、何の迷いもなかった。1日半で完了した』と、文字通りの電撃契約であったことを告白しています。アトレティコ・マドリードやFCバルセロナからの関心もあったものの、『マドリーがあれほど強く主張してきたら、断るのはとても難しいし、迷いはなかった』と断言しました。W杯という大舞台を前に、移籍問題を早期に決着させることが非常に重要だったとも語っています。💬

また、ジョゼ・モウリーニョ新監督からも直接電話があったことを明かし、『彼との会話はとても手短だったが、私がベンフィカと対戦した時のプレーを覚えてくれていて、細部まで記憶していることが気に入った。自分が踏み出すべきステップだと確信する自信を与えてくれた』『一緒に働くのを楽しみにしていると言われた』と、監督の熱意が決定打になったとしています。一方で、W杯での成功を見据え『早く一緒に働きたいが、ワールドカップで最後まで勝ち進むためになるべく合流が遅くなることを願っている』と冗談交じりに語りました。📞

バルセロナのカンテラ「ラ・マシア」出身であることに対するファンからの批判については、『意見は尊重する。バルサのカンテラが与えてくれたすべてに非常に感謝しているし、忘れることはない。しかし、人生は段階であり、マドリーのようなクラブからのオファーは拒否できない。これが最も適切なステップだった』と冷静に返答しました。🔴🔵

さらに、妻のクラウディア・ロドリゲス氏がSNSにアップしたマドリーのユニフォームを着た子供の写真が、ククレジャ本人だと勘違いされ炎上した件についても言及。『多くの人が私が子供の頃の写真だと思っていたようだが、あれは彼女だ。もう殺されかけていたよ! 彼女の家族が昔からマドリーのファンなのは事実だ。サッカーを内側から経験すると感情は脇に置き、キャリアにとってベストなものを選ぶ。彼女のパートナーがマドリーでプレーするなんて、誰が想像しただろう。彼女はとても喜んでいると思うし、重要な瞬間を共に過ごしてくれた』と笑いを交えて語りました。📸

マドリーでの目標については、『マドリーは世界最高のクラブの一つであり、プレッシャーは最大になる。チャンピオンズリーグ最多優勝クラブだから、あそこでチャンピオンズリーグを勝ち取り、その経験を楽しめればと思う。私のキャリアは全く簡単なものではなかったから、マドリーの選手になれるというご褒美はとても美しいことだ。タイトルを獲得したい』と野心を燃やしています。また、マドリー特有の逆転劇について『予測不可能だ。絶体絶命に見える状況からどうやって逆転するのか、外から見ている人には説明がつかない。その魔法のような夜を内側から体験できるなら、迷う余地はない』と語りました。🏆

この移籍に対し、スペイン代表の同僚であるダニ・オルモは『予想していなかった。彼がそれを心に秘めていたのなら、友人として嬉しい。これからは彼もリーガで苦しむことになるし、私たちもだ。彼はラミネ・ヤマルに苦しめられるだろう』とコメント。一方、元バルセロナのジェラール・ピケはイベントの場で『個人的には彼に良いキャリアを歩んでほしいが、彼が契約したのはレアル・マドリードだからね。あのクラブについて私がどう思っているかは皆知っているだろう。彼らが一つもタイトルを獲得しないことを願っているよ』と強烈な皮肉を浴びせています。(via SPORT, ElDesmarque)

イブラヒマ・コナテの公式獲得とセンターバック陣容

フロレンティーノ・ペレス会長の新たな任期における3人目の公式補強として、フランス代表のセンターバック、イブラヒマ・コナテ(27歳)の加入が正式に発表されました。クラブの声明は『レアル・マドリードC.F.とイブラヒマ・コナテは、2030年6月30日までの今後4シーズン、彼がレアル・マドリードの選手となることで合意に達しました』という簡潔なものでした。リヴァプールとの契約が満了したためフリートランスファーでの加入となりますが、契約ボーナスとして2000万ユーロという巨額が支払われます。これは近年のマドリーが多用している手法です。✍️

コナテの獲得は、ダビド・アラバの退団や近年の度重なる守備陣の負傷離脱という危機的状況を解決するため、ジョゼ・モウリーニョ新監督が即戦力として強く要望したものです。パリFCやソショーの下部組織からRBライプツィヒを経て、2021年に4000万ユーロでリヴァプールへ移籍した彼は、身長1.94mという巨大な体躯と、昨季時速36.07kmを記録した圧倒的なスピードを併せ持ちます。プレミアリーグで118試合、チャンピオンズリーグで36試合に出場し、フランス代表でも約30キャップを刻む実績豊富な「怪物」です。🏃‍♂️💨

昨季のリヴァプールでは、プレミアリーグで空中戦174回中124回勝利、デュエル全体で319回中220回勝利、190回のクリアを記録。ボール保持時はシンプルでリスクを冒さない堅実なプレースタイルを持ちます。リヴァプールでコンビを組んだファン・ダイクや、代表でのチームメイトであるアレクサンダー=アーノルドも彼の広大なカバー範囲と対人能力の強さを絶賛しています。フランスの記者陣も『彼は自然の驚異だ。フィジカルの怪物で、戦術的にも賢いモダンなセンターバック。必ずマドリーで成功する』と太鼓判を押していますが、一方で『父親や同僚の身内の不幸などピッチ外の悲しい出来事の影響で、昨季はリヴァプールで不安定だった。失われた自信を取り戻す必要がある』との懸念の声も上がっています。🛡️

この加入により、マドリーの最終ラインはエデル・ミリトン、アントニオ・リュディガー、ディーン・フイセン、ラウール・アセンシオと合わせて過剰気味となり、熾烈なポジション争いが予想されます。モウリーニョ監督の理想の4バックは、トレント・アレクサンダー=アーノルド、ミリトン、コナテ、ククレジャになると見られており、ラウール・アセンシオの退団の可能性も指摘されています。さらにクラブはこれで満足せず、左利きのトップクラスのセンターバック(ルベン・ディアス、アレッサンドロ・バストーニ、ニコ・シュロッターベックなどが候補)のさらなる獲得も水面下で模索しています。(via Esport3, SPORT, MARCA, ElDesmarque, Estadio Deportivo)