ベルナルド・シルバの構想外と矛盾
今夏マンチェスター・シティから自由移籍で加入したベルナルド・シルバが、早くもジョゼ・モウリーニョ監督の構想から外れる厳しい状況に直面している。
ポルトガル代表MFは直近のリーグ戦2試合でわずか8分間しかプレーしておらず、エルチェ戦では出番なし、ダービーでも終盤に投入されてアントニオ・リュディガーのゴールをアシストするにとどまった。
シウバは今夏、元々FCバルセロナへの移籍を第一希望としていた。しかし高い俸給要求と絶対的なレギュラー保障を求めたため、ハンジ・フリック監督が獲得を見送り、バルサのスポーツディレクターであるデコ氏も『我々の経済的パラメータに合わず、彼がプレイ時間を望んでいた』と明かしている。
アトレティコからの関心も蹴ってマドリーを選んだシウバだったが、開幕2節(エスパニョール戦、レアル・ソシエダ戦)で先発した後はポジションを失い、直近リーグ戦5試合で先発は1試合のみ。モウリーニョ監督は中盤の底にフェデ・バルベルデとオーレリアン・チュアメニのフィジカル重視のコンビを固定しており、シウバはインサイドハーフでも右ウイングでも居場所を見出せない矛盾に陥っている。(via SPORT)
クロース喪失と構造的欠陥
審判への激しい抗議の陰で、チームが抱える2年以上解決されていない深刻な構造的課題が浮き彫りになっている。
トニ・クロースの退団によって生じたゲームメイクと試合のペースをコントロールできる司令塔の不在は、カルロ・アンチェロッティ、シャビ・アロンソ、そしてジョゼ・モウリーニョと監督が代わっても埋められていない。夏にロドリ・エルナンデスの獲得に失敗した後、フロントが同タイプの補強を行わなかったツケが回っている。
さらに、ヴィニシウス・ジュニオール、キリアン・ムバッペ、ジュード・ベリンガムの3名を同時に起用する布陣では、前線2名の守備貢献度が低いため、中盤には運動量とカバーリング能力に長けたバルベルデとチュアメニを配置せざるを得ない。その結果、ボールを保持して試合を支配することができず、ダービーでもアトレティコに中盤を完全に支配された。
また、ムバッペは公式戦8試合8ゴールと数字を残しているものの、ビッグマッチでのリーダーシップに欠けると批判されている。ダービーではヴィニシウス・ジュニオールとムバッペの2人で枠内シュート0本、22回のボールロスト、敵陣での成功パスわずか21本と完全に抑え込まれた。(via SPORT)