試合後のロッカールームと通路の混乱

メトロポリターノの敗戦直後、レアル・マドリードのロッカールーム内および通路では激しい感情が爆発していた。

アウェイの控え室からは『俺たちは完全にハメられた!審判には臆病者が送り込まれてきた!』という選手たちの絶叫が漏れ聞こえ、審判団や判定に対する強い怒りが充満していた。

ピッチ上でも試合終了のホイッスルが鳴った直後、カメラは主審に詰め寄るジュード・ベリンガムの姿を捉えていた。ジュード・ベリンガムは大声で『なんて恥ずかしいんだ。レッドカード2枚だぞ、2枚!このクソ野郎!』と不満を爆発させて暴言を言い放っており、今後競技委員会によって処分が検討される危険性が浮上している。ジュード・ベリンガムは2025年のコパ・デル・レイ決勝のバルセロナ戦でも審判に激高して退場処分となった過去がある。

さらにハーフタイムに向かう通路では、前半の激しい攻防やカード不提示を巡り、アントニオ・リュディガーとアトレティコのMFモルテン・ユルマンドが激しく対立。両者がつかみ合い寸前の揉み合いとなり、スタジアムの民間警備員が割って入る事態となった。この騒動の際、モウリーニョ監督の助手であるペドロ・マチャド氏とアトレティコのGKコーチであるパブロ・ベルセローネ氏に退場処分が下されていた。(via Estadio Deportivo)

ペレス会長がVIP席で大激怒

メトロポリターノの役員席(VIP席)では、試合前からピッチ外の重大なトラブルが発生していた。

今年6月に行われたレアル・マドリード会長選挙でフロレンティーノ・ペレス会長の唯一の対立候補として立候補した実業家エンリケ・リケルメ氏が、アトレティコ・デ・マドリード側の招待を受けてVIP席に臨席していた。

試合直前に開催された両クラブ幹部による公式昼食会の場で、リケルメ氏がアトレティコの招待客としてVIP席に座ることを知らされたペレス会長は激怒。『あいつがVIP席にいるなら今すぐ帰る!もしあいつと鉢合わせするようなことがあれば、俺は即座にスタジアムを去る』と怒りを露わにし、周囲が必死に宥める事態となった。

リケルメ氏は選挙戦でロドリやアーリング・ハーランドの獲得、ラウール・ゴンサレス氏のSD就任などを掲げてペレス体制を強く批判した因縁の相手であり、アトレティコ側のこの対応が両クラブ間の緊張関係をさらに悪化させる形となった。(via SPORT)