ベルナベウで1対4の惨敗!前半のポゼッション支配も後半マドリードの個の力に沈む
レアル・ソシエダは、延期されていたラ・リーガ開幕戦(第1節)でレアル・マドリードとアウェイのサンティアゴ・ベルナベウで対戦し、1対4で敗れました。前半は、高い位置からの積極的なプレッシングと丁寧なパス回しで試合の主導権を握りました。前半終了時のボール支配率は51%に達し、ホームのベルナベウにブーイングが飛ぶほどのクオリティを示しました。しかし、後半に入るとマドリードがギヤを上げ、対抗できずに失点を重ねました。40分にエムバペに先制されるも、44分にスチッチが同点弾を決めて1対1で折り返しました。だが後半59分にエムバペ、68分にヴィニシウス、さらに80分にエムバペにハットトリックとなる4点目を決められ、大敗を喫しました。これで開幕からアウェイ2連敗となり、勝ち点0のまま最下位という非常に苦しいスタートになっています。最終的なスタッツは、支配率がマドリード51%に対しソシエダ49%、シュート数は20対10(枠内11対3)、コーナーキックは4対7でした。(via Mundo Deportivo)
マタラッツォ監督は後半の緩さに怒り!数学を皮肉りつつもホームでの反撃を誓う
ペレグリーノ・マタラッツォ監督は、試合後の会見で怒りと悲しみを隠しませんでした。前半の守備ブロックは高く評価したものの、後半のパフォーマンス低下に『ゴール場面をよく見る必要がある。後半は疲れもあり、マークのズレやアグレッシブさの欠如が目立ち、ボールを失った後にひどく苦しんだ』と守備陣の緩さを批判しました。さらに『自陣でのボール保持が長すぎて、縦への推進力がまったく足りなかった。得点時のようにスペースを突く深い攻撃をもっと増やすべきだ』と戦術的な反省点を口にしました。今後について『チームは昨年と異なる新しい守備構造を構築している最中で、正しい方向へ向かっている。ただ、もう再び勝ち始める時が来た。次のエスパニョール戦とセルタ戦のホーム2連戦が極めて重要になる』と前を向きました。なお、かつて大学で数学を専攻した経歴から、今後の勝ち点計算について問われると『大学で数学を学んだのは事実だが、もうずいぶんと昔のことで数式には触れていない』と語る場面もありました。(via DiarioVasco)
エース復活と粋な祝福!オヤルサバルが先発しククレジャとのW杯優勝ツーショットが実現
W杯を戦い抜いてチームに戻った主将のミケル・オヤルサバルが、今季初の先発出場を果たしました。試合前にはレアル・マドリードのマルク・ククレジャに対するW杯優勝セレモニーが行われましたが、そこでククレジャがスペイン代表のチームメイトであるオヤルサバルをピッチ上で呼び寄せ、一緒に優勝トロフィーを持ってカメラの前に並ぶという粋な演出があり、スタジアム中から大きな拍手を浴びました。試合では前線を精力的に動き回り、前半11分には久保建英からのスルーパスで最初の決定機を迎えたが、相手GKクルトワのファインセーブに阻まれました。予定通り55分過ぎにオスカルソンと交代して退きました。オヤルサバルは試合後『前半の1時間近くは非常に良い戦いができ、マドリードと互角に渡り合ってボールを支配できた。しかし、90分間戦い抜かなければ通用しない。もっと勇気を持ってチャンスを作り、守備で隙を見せないようにする必要がある。エスパニョール戦で必ず勝ち点3をもぎ取る』と決意を語りました。(via MARCA)
新星スチッチが豪快ボレーで今季初得点!ただしビルドアップのミスに監督からの厳しい宿題
今夏加入したルカ・スチッチが、前半44分にチームに貴重な同点ゴールをもたらしました。ジョブ・オチェンのシュートブロックのこぼれ球を、見事な左足ボレーで合わせてネットを揺らしました。昨季のコパ・デル・レイの同スタジアムでの活躍を思い起こさせる一発で、今季2戦目にして早くもその得点力を証明しました。しかし、手放しでは喜べない場面もありました。前半20分には自陣の危険な位置でボールを失い、フェデ・バルベルデに奪われてヴィニシウスの決定機を作られるなど、ビルドアップにおける軽率なミスも目立ちました。マタラッツォ監督は『スチッチは初めてマドリードと対戦し、エムバペの超高速のプレスに驚いたのだろう。スチッチは非常に素晴らしい試合をしたが、危険な場面ではまずクリアしてシンプルに裏を狙うことを学ぶべきだ。この経験は彼を成長させる』と、課題を提示しつつ期待を寄せました。(via Estadio Deportivo)
サプライズ先発のベイティア!前半の奮闘から後半の致命的ミスまで試練の一夜に
負傷や補強遅れの影響から、21歳の若手センターバックであるルケン・ベイティアが右CBとして大抜擢のサプライズ先発を果たしました。前半は非常に落ち着いた対応を見せ、見事なロングパスをセルヒオ・ゴメスに届けるなどビルドアップでも能力を誇示しました。しかし、マドリードが本気を見せた後半は悪夢の時間となりました。エムバペにスピードで翻弄され、2失点目ではマークを外し、68分の3失点目では自陣のエリア内という極めて危険な場所で、ジュード・ベリンガムをセルフパス(裏へ浮かして抜こうとするドリブル)でかわそうとしてボールを奪われ、そのままヴィニシウスにゴールをプレゼントする致命的なミスを犯しました。現地メディアはこの手痛い失点関与を厳しく評しましたが、マタラッツォ監督は『世界最高の攻撃陣に驚かされただけ。ここから学ぶことで大きく成長できる素材だ』と擁護しています。(via ElDesmarque)
奇跡のクラウドファンディング男!ジョブ・オチェンがベルナベウで先発する感動ストーリー
マタラッツォ監督が左ウイングに起用したケニア出身の22歳、ジョブ・オチェンが、ベルナベウの舞台で輝きを放ちました。スピードを活かした果敢な裏への抜け出しを繰り返し、前半44分には相手DFイブラヒマ・コナテとの競り合いを制して強引にシュート。この跳ね返りがスチッチの同点ゴールを演出しました。オチェンは17歳でプロサッカー選手になる夢を追い、両親や親戚、地元の住民たちが旅費と滞在費を集めた、いわばクラウドファンディングでナイロビからスペインのグラン・カナリア島(マスパロマス)に渡った経歴を持ちます。一時は仲介業者にだまされて荷物ごと路上に放り出される苦難を味わいましたが、地元のテストで才能を見出されました。ソシエダのテスト直前にも大怪我を負ったが、ソシエダがそのままスビエタに受け入れてリハビリを全面的に支援しました。そこからユース、Cチーム、サンセ(Bチーム)を経て、この夢の舞台のピッチに立つ奇跡のストーリーを体現しました。(via MARCA)
現地メディアは久保建英に酷評の嵐!ポゼッションロスト10回で本来のキレを欠く
かつて所属したレアル・マドリードを相手に先発出場した久保建英でしたが、現地メディアからは極めて厳しい視線が注がれました。右サイドで先発し、前半11分にはセカンドボールを拾ってオヤルサバルへ決定的なパスを通したものの、その後は完全にマドリードの守備に沈黙しました。後半74分にゲデスと交代してピッチを退きました。地元メディアは『非常に物足りない内容であり、チームの他のアタッカーに比べて動きが遅れている。昨シーズンの開幕前にクラブへ補強の野心を求めたコメントをして以降、輝きを欠いている。負傷の影響があるとはいえ、この日は10回のポゼッションロスト、枠内シュート0本、クロス1本、ドリブル成功わずか2回と、ゲームから完全に消えていた』と酷評。交代時にはマタラッツォ監督が戦術ノートを手に、身振りを交えて熱心に対話する姿が見られました。(via DiarioVasco)
謎の極秘手術から20日のゲデス!出場直後から存在感を示しアタッカーとしての価値を示す
今夏、完全非公開で極秘裏に行われた謎の手術からわずか20日、ポルトガル代表FWゴンサロ・ゲデスが後半74分に久保建英との交代でピッチに立ち、待望の復帰を果たしました。プレシーズンをほぼ消化できていないにもかかわらず、そのパフォーマンスは圧倒的でした。出場直後、ファーストタッチで強烈なシュートを放ってマドリード守備陣を威嚇し、コーナーキックを獲得しました。さらにスピードを活かした突破でエドゥアルド・カマヴィンガのイエローカードを誘発するなど、停滞していたソシエダの攻撃陣に大きな活力を注入しました。このゲデスの復帰は、得点力不足に喘ぎ、開幕2連敗スタートとなったマタラッツォ監督にとって唯一の、そして最大のポジティブなニュースとなりました。(via Mundo Deportivo)
バルサの有望右SBフォルト獲得が秒読み!ドルトムントを退け移籍合意に達した裏事情
右サイドバックの緊急補強として、バルセロナの20歳DFエクトル・フォルトの獲得が間近に迫っています。バルサとソシエダの間で交渉はほぼ口頭合意に達しており、バルサのデコSDとフォルトの代理人が会談を行い、スビエタを行き先として納得しました。移籍形態は、ソシエダが保有権の50%を約800万から1000万ユーロ(当初バルサは100%の権利を2500万ユーロと要求)で獲得し、バルサ側には2000万ユーロでの買い戻しオプションと将来の売却時手数料が組み込まれる見込みです。フォルトはCLに出場できるボルシア・ドルトムントへの移籍を熱望していましたが、ドルトムント側がバルサの要求額(2000万ユーロ)を払えず交渉が決裂。バルサのプレシーズンで17歳のシャビ・エスパルトが台頭したことにより、フォルトは背番号12を彼に奪われて登録を外されるという苦境に立たされていました。ソシエダの強化責任者エリック・ブレトスが交渉を急ピッチでまとめ上げました。(via DiarioVasco)
新キャプテン体制が正式発表!24歳のトゥリエンテスが第4主将に大抜擢される
2026-27シーズンの新たなキャプテン体制が発表され、ミケル・オヤルサバルが第1、イゴール・スベルディアが第2、アンデル・バレネチェアが第3に決定した中、第4キャプテンに24歳のベニャト・トゥリエンテスが就任しました。この人選はベテラン順ではなく、マタラッツォ監督からの絶対的な信頼と、昨季後半戦の目覚ましいパフォーマンス(コパ・デル・レイのアスレティック戦での貴重なゴールやオササナ戦での大逆転劇の牽引)を評価したクラブの強い期待が背景にあります。この体制により、4人のキャプテン全員がクラブの下部組織スビエタ出身のバスク(ギプスコア県)出身選手で構成されることになり、クラブの強力なカンテラアイデンティティを示す形となりました。一方で、これまでキャプテン候補だったアイヘン・ムニョスはこの役職から除外されました。アイヘンは契約最終年を迎えており、今夏に地元オサスナへの移籍が寸前まで進みながらも破談に終わるなど、契約やピッチ内の立場において非常に難しい時期を過ごしていることが反映された形です。(via NoticiasDeGipuzkoa)
強化部エリック・ブレトス氏への批判が加熱!補強の遅れが招いた開幕2連敗
夏の移籍市場も終盤を迎える中、ソシエダの強化責任者(SD)であるエリック・ブレトス氏に対するサポーターや現地メディアの批判が急速に強まっています。今夏はアリツ・エルストンドの退団やドゥジェ・チャレタ=ツァルの復帰にともなう退団により、センターバックの補強が最大の優先課題でした。しかし、補強が遅れに遅れた結果、開幕戦および今回のマドリード戦という極めて重要な2試合を本職のセンターバックが足りない状況で戦うことになり、結果として2連敗で勝ち点ゼロの最下位に沈む事態を招きました。チェルシーからセネガル人CBママドゥ・サールのレンタル合意が報じられており、マタラッツォ監督は『まだ正式に発表されていないためコメントは控えたい』と言及を避けたものの、この土壇場での慌ただしい動きと計画性のなさは、フロントの不手際として大きな不信感を買っています。(via NoticiasDeGipuzkoa)
【本日の総括】
サンティアゴ・ベルナベウでの開幕延期分は、前半こそ高いポゼッション支配でマドリードを慌てさせたものの、後半にエムバペのハットトリックを含む猛攻に屈し、1対4で手痛い大敗を喫しました。若手のベイティアやオチェンの抜擢、スチッチの今季初ゴール、そしてゲデスの手術からの復帰など今後に繋がる好材料はあったものの、2試合で勝ち点ゼロの最下位という現実は厳しく、フロントへの風当たりも強まっています。しかし、エクトル・フォルトの獲得合意間近や新キャプテン体制の確立など、未来に向けた基盤は整いつつあります。今週土曜日のエスパニョール戦で、ホームサポーターの前に立ち、チーム本来の力を見せる時です。
