ハビ・ゲラ スペインA代表デビューと移籍の噂
ハビ・ゲラがデポルティーボ・ラ・コルーニャの本拠地リアソールで行われたイラク代表との親善試合(1-1の引き分け)で、スペインA代表デビューを果たした。58分にガビと交代でピッチに入り、背番号19を背負ってベニャト・トゥリエンテスとともに中盤を形成し、トップ下のバエナを支えた。ボール保持時の安定感やスピード、ダイナミズムを見せ、意欲的なプレーを披露。プレッシャーからファウルを犯す場面もあったが、最高のプレーはヘスス・ロドリゲスへの見事なサイドチェンジであり、評価点6の堂々たるパフォーマンスだった。
U-21スペイン代表のダビド・ゴルド監督も彼を高く評価しており、『ハビ・ゲラは計り知れない才能を持った選手で、まだとても若いのでとてつもない未来が待っている。クオリティと選手としての意欲があるため、将来必ずA代表のレギュラーになるだろう』と絶賛している。
ワールドカップ本大会のメンバーからは外れたものの、代表での活動を終えてバカンスに入った彼の周辺では、ヨーロッパの数々のクラブが獲得を狙っているという噂が絶えない。しかし、バレンシアCFに交渉に応じる意思はなく、選手の父親もラジオ番組で残留を強調している。
父親は『本人が先日も言っていたように、今は契約がある。私たちはどこへも行くつもりはない。彼は家にいて快適に過ごしている。バレンシアは要求の厳しいクラブで、同じ年に大ブーイングと大歓声を経験した。彼はここにいたいと思っているし、新しいメスタージャのピッチに立ちたいと思っている』と語った。また、一部のファンからブーイングを受けた時期については『とても辛い思いをしていた。22歳でピッチから出て、4万人にブーイングされるのだから... 彼はその時、求められているレベルのプレーができていないと自覚していた。でも、最終的に彼は状況を好転させることができた』と振り返っている。(via SPORT)(via ElDesmarque)
ストレ・ディミトリエフスキ 2028年までの契約延長
バレンシアCFは、北マケドニア代表GKストレ・ディミトリエフスキが持つ契約延長オプションを行使し、2028年6月30日まで契約を2年間延長したことを公式発表した。契約延長の条件として、クラブから50万ユーロの契約ボーナスが支払われ、給与も引き上げられている。
昨シーズンはギオルギ・ママルダシュヴィリの控え、今季はフレン・アギレサバラの控えとしてスタートしたものの、アギレサバラの負傷を機にスタメンの座を奪取。公式戦33試合(ラ・リーガと国王杯)に出場し、ヘタフェ、レバンテ、オサスナ、セビージャ、アスレティック・クラブ戦の5試合でクリーンシートを達成してすべて勝利に結びつけ、チームの後半戦の躍進に大きく貢献した。
契約延長について本人は『バレンシアCFとの2年間の契約延長を発表できて、とても幸せで満足している。この契約延長について何の疑いもなかったし、常にここに残ることに集中してきた。ここで過ごす日々やクラブが持つすべての要素にとても幸せを感じているからだ。スペインに来た時、ビッグクラブでプレーしたいとずっと言っていたが、バレンシアCFは最も偉大なクラブの一つだ。ここで続けられることをとても幸せに思うし、毎日トレーニングし、プレーし、このエンブレムを守ることを楽しんでいる』と喜びを露わにした。
また自身の状態については『今のところ、個人的なパフォーマンスとしては最高の状態にあると言える。これまでにこのような哲学を持つクラブでトレーニングしたことはなかった。毎日目にしているものから、信じられないようなセーブができると確信しているし、自分が最高の状態にあることを証明するための準備は素晴らしいものだ。もちろん、常に改善の余地はあるが』と自信を見せている。
北マケドニア代表とバレンシアの目標についても触れ、『ヨーロッパ予選からワールドカップに出場するのは非常に難しい。しかし、立ち上がって戦い続けるしかない。私にはあと1回か2回ワールドカップに挑戦するチャンスがあるし、全力で挑むつもりだ。そして、来年のバレンシアCFも同じように、上を目指し、より重要な目標を達成しなければならない。その鍵は? みんな分かっている。素晴らしい前半戦を送ることだ。そうすれば後半戦も間違いなく良くなる』と力強く語った。現在、ボスニア・ヘルツェゴビナ、トルコとの親善試合の代表活動を終えたディミトリエフスキは、バカンスの後にプレシーズンへ合流する。(via Estadio Deportivo)(via ElDesmarque)
ゴールキーパーの補強計画とターゲット
ディミトリエフスキの契約延長が決まった一方で、バレンシアCFのGK編成には課題が残っている。レンタル期間を終えるフレン・アギレサバラの退団が確実となり、クリスティアン・リベロが第3GKを務める中、ディミトリエフスキと定位置を争うもう1人のGKの獲得が急務となっている。
クラブは当初、アラベスのアントニオ・シベラやオビエドのアーロン・エスカンデルをリストアップしたが、アラベスが1部残留を決めたことでシベラの獲得は消滅し、エスカンデルも移籍金が高額なため困難な状況だ。
現在クラブが描いているプランは、アギレサバラのように最初から絶対的なスタメン候補を連れてくるのではなく、ディミトリエフスキにプレッシャーをかけられる成長意欲の高い若手GKの獲得だ。アタランタのエドアルド・モッタ(21歳)やレアル・マドリードのフラン・ゴンサレス(20歳)が候補に挙がっている。ただし、フラン・ゴンサレス側が一定の出場試合数を保証する契約条項を要求しており、過去に同様の契約で失敗した経験があるバレンシアは慎重な姿勢を崩していない。
なお、下部組織出身で世代別スペイン代表でもあるビセント・アブリルについては、出場機会を確保するためにレンタル移籍させる方針だ。(via Estadio Deportivo)(via ElDesmarque)
アリウ・ディエング 待望のバレンシア合流へ
3月末にエジプトのアル・アハリからバレンシアCFへの移籍が合意に達した28歳の守備的MFアリウ・ディエングが、ようやくプレシーズンに合流する。
バレンシア移籍を選択したことで、アル・アハリのイェス・トルップ監督の不興を買い、タイトルを争うプレーオフの重要な試合でベンチ外や途中出場の短い時間しか与えられないという冷遇を受けていた。3月31日のマリ代表対ロシア代表戦(0-0)でキャプテンマークを巻いてフル出場したのが、最後のまとまった出場時間だった。
試合勘が懸念されていたが、6月4日にトルコのアンタルヤで行われたイラン代表との親善試合(0-2で敗戦)に再びマリ代表のキャプテンとして先発出場し、久しぶりにピッチでリーダーシップを発揮して60分間プレーした。市場価値310万ユーロと評価される実力者は、この試合を最後にバカンスに入り、7月にオランダ人新加入選手のジャスティン・デ・ハースと共にバレンシアのプレシーズンキャンプに合流する予定だ。(via SPORT)
ラルジー・ラマザニの残留交渉と空き巣被害
バレンシアはラルジー・ラマザニ(25歳)の完全移籍での獲得を目指している。ロン・グーレイ氏がヨーロッパを回り、リーズ・ユナイテッドから300万〜400万ユーロの移籍金で引き抜けるよう交渉を進めている。リーズ側は彼を獲得した際の700万ユーロとインセンティブの一部を回収したいと考えており、チャンピオンシップ(イングランド2部)のノリッジなど資金力のあるクラブも関心を示しているため、交渉は簡単ではない。
しかし、ディエゴ・ロペスが重傷を負い、サイドの選手が不足しているバレンシアにとって、今季6ゴール1アシストを記録し、ラ・リーガの経験も豊富なラマザニはリスクの少ない貴重な戦力だ。
移籍の鍵を握るのは選手本人の意思だ。元バレンシアGKで移籍市場の専門家であるフアンル・モラ氏は地元メディアの番組で『私の知る限り、ラマザニは残留を熱望している。この種の取引では選手の発言権が大きい。彼はここでの生活に満足しており、街を気に入り、気候も気に入っている。そして友人のサディクもいる』と断言した。
バカンスに出発する前日にアラームをかけ忘れて空き巣被害に遭うという不運な出来事もあったが、本人のバレンシアでプレーを続けたいという意思は固いようだ。また、ハビ・ゲラの父親も、彼が残留するように後押ししていると明かしている。(via ElDesmarque)
ウマル・サディク 母国ナイジェリアでの草サッカー
バレンシアCFの背番号7、ナイジェリア人FWウマル・サディクが、バカンス中に母国ナイジェリアのカドゥナ(彼が子供の頃にサッカーを始めた故郷)で同胞たちと草サッカーを楽しんでいる様子が、Zamani Football AcademyのSNS動画で公開された。
動画の中でサディクは昨シーズンのバレンシアのオレンジ色のユニフォームを着用し、プロ選手には決して推奨されないような乾燥して硬い土のピッチでプレーしている。彼は夏にこのような草サッカーをすることが恒例となっており、昨年もバレンシアのユニフォーム(緑のパンツ)を着てセビージャのチデラ・エジュケと共にプレーし、セビージャファンの反感を買った経緯がある。彼にとって原点に帰る大切な時間のようだ。(via SPORT)
イスマ・ルイスへの正式オファー
バレンシアCFは、コルドバCFでプレーする25歳のピボーテ、イスマ・ルイスの獲得に向けて正式なオファーを提示したようだ。
ギド・ロドリゲスの残留が不透明であり、バティスト・サンタマリアの退団も確実視されているため、各ポジションに加えてダブルボランチの補強は急務となっている。ルイスはコルドバとの契約を2028年まで残しているが、市場価値は100万ユーロと手頃であり、給与面もコルドバがリーグ内で高額年俸を支払うクラブではないため、バレンシアの財政状況にフィットする。
ルイス本人は1ヶ月ほど前に『コルドバで最も愛されていると感じており、ここでプレーを楽しんでいる。自分がとても重要な存在だと感じられた。何年もここにいたい』と語っていたが、1部リーグのバレンシアからの正式オファーは彼の心を変えるのに十分な魅力を持っている。コルドバ側も今後届くオファーを検討し、決断を下すことになる。(via ElDesmarque)
エライ・キュマルト W杯スイス代表選出
バレンシアCFのDFエライ・キュマルトが、ワールドカップ2026のスイス代表メンバーに選出された。
しかし、バレンシアからワールドカップに出場する選手は彼1人のみであり、FCバルセロナ(15人)、アトレティコ・マドリード(12人)、レアル・マドリード(10人)、さらには同州のビジャレアル(8人)、レアル・ベティス(7人)と比較しても、クラブの国際的な影響力の低下が如実に表れている。1人の選出はエルチェ(オーストリア代表ダヴィド・アッフェングルバー)やレバンテ(オーストラリア代表マシュー・ライアン)、あるいはラシン・サンタンデールやクルトゥラル・レオネサなどと同数であり、歴史あるクラブとしては受け入れ難い数字だと厳しい指摘がされている。(via SPORT)
アカデミー情報:U-12チームがラ・リーガFCフューチャーズに出場
ビジャレアルのパメサ・スポーツシティで今週末(6月5日〜7日)に開催されるU-12の全国大会「第33回 ラ・リーガ FCフューチャーズ(旧ラ・リーガ・プロミセス)」に、バレンシアCFのAlevín(U-12)チームが出場する。
今季のラ・リーガ1部に所属する20クラブのアカデミーが集うこの大会で、バレンシアはグループCに入り、FCバルセロナ、ラージョ・バジェカーノ、デポルティーボ・アラベス、レアル・オビエドと対戦する。過去の大会では決勝に進出し、セビージャを破って優勝した実績もあり、下部組織の有望なタレントたちの活躍と優勝争いが期待されている。(via ElDesmarque)(via SPORT)
【本日の総括】
ハビ・ゲラのスペイン代表デビューやディミトリエフスキの契約延長など、ピッチ内外でポジティブな話題が続くバレンシア。一方で、正GKを脅かす若手の獲得、ディエングの合流、ラマザニの完全移籍交渉、イスマ・ルイスへの正式オファーなど、来季に向けた戦力編成は着々と進んでいます。W杯出場者が1名に留まった現状を打開するためにも、今夏の移籍市場での的確な立ち回りが求められます。