レアル・ベティス
ベティスは金曜日にレアル・マドリードを1-0で下しました。その劇的な勝利を決定づけたのは、90+5分にキリアン・エムバペが放ったペナルティキックを完璧にストップした守護神アルバロ・バジェスの活躍です。この29歳のゴールキーパーは驚異的なPK阻止率を誇り、対峙した16回のPKのうち、わずか9回(44%)しかゴールを許していません。これまでにファーストディビジョンにおいて、ジュリアーノ・シメオネ、アルテム・ドフビク、ゴルカ・グルセタ、ペペルらのPKを阻止してきた実績があります。また、公式戦37試合のうち14試合でクリーンシート(37.8%)を達成しており、その安定感は群を抜いています。バジェス本人も試合後に『人生で最高のゲームかもしれない』と感動を露わにしました。(via Estadio Deportivo)
レアル・ベティス
ベティスは、2005年12月6日のアンデルレヒト戦以来、実に7,581日(20年9ヶ月2日)ぶりとなるUEFAチャンピオンズリーグの舞台へ帰還します。火曜日に行われるグループステージ第1節の相手は、ダヴィデ・アンチェロッティ監督が率いるLOSCリールです。マヌエル・ペレグリーニ監督は、負傷から回復中のダニ・セバジョスやジョバニ・ロ・セルソを遠征メンバーに加えることを検討しており、彼らのコンディションは日々のトレーニングで慎重に見極められます。一方で、鼻骨を骨折したDFディエゴ・ジョレンテは、手術を回避してフェイスマスクを着用して練習を開始しました。彼の遠征帯同はマスクへの適応度合いにかかっています。なお、プレシーズンに肩を脱臼したディエゴ・コンデは引き続き戦列を離れています。(via SPORT)
レアル・ベティス
ピッチ外では重大な問題が発生しています。マドリード主義のユーチューバーであるイニャキ・アングロが、自身のYouTubeチャンネルで、ベティスDFエクトル・ベジェリンを名指しせずとも、その政治的傾向や性的指向、爪を塗っていることなどを引き合いに出し、極めて差別的で悪質な発言を行いました。これに対し、ベジェリンの親友でありセルタのボルハ・イグレシアスが『うわあ、なんて野蛮で、なんて恥知らずなんだ』とSNS上で即座に非難しました。さらに、「スポーツにおける透明性と民主主義協会」は、マドリード地方検察庁のヘイトクライム・差別部門にアングロを正式に刑事告発しました。告発状では、アングロがベジェリンを「隠れ同性愛者」などと罵り、表現を嘲笑したことが、刑法510条のヘイトクライム(6ヶ月から2年の禁錮刑および罰金刑に相当)に該当すると主張しています。(via Mundo Deportivo)
バレンシアCF
バレンシアCFは日曜日にバルセロナをホームに迎えます。1923年開場の歴史あるスタジアム「メスタージャ」で行われる最後のバルセロナ戦となる可能性が高く、来シーズンからは、2027年開場予定の新スタジアム「ノウ・メスタージャ」への移転が予定されています。現在、チームは3試合を終えて勝ち点1と、すでに深刻なスポーツ面での危機に直面していますが、サポーターによる社会的な怒りも頂点に達しています。ピーター・リムら現経営陣のずさんな補強方針やクラブ管理に対する抗議として、ファン団体「Libertad VCF」や「Kempes」、「Curva Nord」らは、試合開始から19分間はスタジアムへの入場をボイコットする抗議活動を呼びかけています。なお、バレンシアの社長であるキアト・リムが現地に到着しており、この緊張感に満ちた一戦をパルコ(VIP席)から観戦予定です。(via ElDesmarque)
バレンシアCF
チームはウマル・サディクやギド・ロドリゲスを負傷で欠き、さらにルイス・リオハも欠場、パブロ・マフェオも怪我から復帰直後と、満身創痍の状態でバルセロナ戦に臨みます。この危機的な状況において、2年前のバルセロナ戦で16歳306日のクラブ最年少記録でデビューを果たした若き才能、デビッド・オトルビ(18歳、背番号27)に大きな期待が寄せられています。リオハの欠場により、オトルビが先発、あるいは重要な役回りで長い時間プレーする可能性が高まっています。カルロス・コルベラン監督も『彼のエネルギーと闘志には大いに刺激される』と絶賛しており、新加入のハーヴェイ・エリオット(背番号10)とともに、停滞する攻撃陣に新風を吹き込むことが期待されています。(via MARCA)
アスレティック・ビルバオ
アスレティック・ビルバオがアトレティコ・マドリードを3-0で圧倒した一戦で、輝きを放ったオイハン・サンセトのゴールセレブレーションが大きな感動を呼んでいます。サンセトはゴール後、両手で「X」のサインを作りました。これは、今年4月に交通事故によりわずか9歳でこの世を去ったイトゥリゴリの少年「シャネット」に捧げたものです。サンセトは事故後、集中治療室(UCI)に入院していたシャネットの姉パウレを最初に見舞い、遺族に温かく寄り添い続けてきました。事前連絡なしでのこの特別な追悼ジェスチャーに、スタンドで見守っていた遺族は深く感動し、大粒の涙を流しました。テルジッチ監督はサンセトの献身的な姿勢とプレーを絶賛し、『彼はリーグを代表する最高の選手の一人になれる』と大きな信頼を寄せています。(via MARCA)
アトレティコ・マドリード
サン・マメスでビルバオに3-0で完敗したアトレティコ・マドリード。そのピッチ外で不可解な出来事が発生しました。試合後に行われた恒例のサブメンバーによる居残り練習に、後半途中に交代出場したはずのフリアン・アルバレスが姿を現しませんでした。記者会見でこの件について問われたディエゴ・シメオネ監督は、驚きを隠せない表情で『本当か?それについて評価することはない』と言葉を濁しました。後にクラブ側は「負荷調整のため」と説明したものの、指揮官がその事実を把握していなかったことで、チーム内の管理体制に対する当惑が広がっています。ピッチ上のフリアン・アルバレスはサポーターへの挨拶などプロとしての姿勢を保っているものの、状態の立て直しが急務です。(via Estadio Deportivo)
アトレティコ・マドリード
アトレティコは、フリアン・アルバレスが今夏、バルセロナへの移籍を強く望んでいたという事実を抱えながら新シーズンを戦っています。フリアンはシメオネ監督の戦術やアプローチに不満を抱いており、今年2月にはCEOのミゲル・アンヘル・ギル・マリンとの会食でシーズン終了後の売却を約束されていました。しかし、ギル・マリンはバルセロナからの1億ユーロに上る正式なオファーを拒否し、SNSでバルサを揶揄する発言を繰り返すなど、ファン向けのスタンドプレーに終始しました。選手側は裏切られたと感じ、一時は練習不参加などの強硬手段も辞さない構えを見せていました。結果としてアーセナルなどへの移籍もフリアン自身が拒否し残留したものの、クラブと選手、監督の関係修復には不穏な空気が漂っています。(via MARCA)
ビジャレアルCF
ビジャレアルはホーム開幕戦となったデポルティーボ戦で、2-1とリードしながらも終盤の15分間で崩壊し、2-3で敗れるという痛烈な逆転負けを喫しました。イニゴ・ペレス監督は試合後、『非常に悪いスタートだ。苛立たしく、痛みを伴う』と危機感を露わにしました。さらに、『勝っていたとしても、不安が残る内容だった。守備のミスが我々を痛めつけている』と分析。GKルイス・ジュニオールは失点シーンでの対応の遅さからスタンドからブーイングを浴び、DF陣もデポルティーボのオーバメヤンらの攻撃陣を抑えきれずに混乱に陥りました。火曜日に控えるドルトムントとのCL初戦に向け、早急な守備の再編が迫られています。(via Estadio Deportivo)
デポルティーボ・ラ・コルーニャ
新生デポルティーボは、ビジャレアルとの乱打戦を制して4位に浮上し、サポーターに大きな希望を与えています。その原動力となったのは、150万ユーロという破格の安さで獲得した37歳のピエール=エメリク・オーバメヤンです。彼はこの試合で1ゴール2アシストの大暴れを演じ、4試合連続ゴールを達成しました。また、後半66分からは、バルセロナからローン移籍してきたMFマルク・カサドがボランチとしてデビュー。カサドは守備のタスクを完璧に遂行し、相手の決定機をブロックするなど並外れた実力を見せました。オーバメヤンとの連携も良く、チームの劇的な逆転劇に大きく貢献しました。(via Mundo Deportivo)
RCDエスパニョール
RCDエスパニョールは本日、ホームにセビージャを迎えます。この一戦は、マノロ・ゴンサレス監督にとって、トップチームの指揮100試合目という極めて特別な節目となります。指揮官はこの記念すべき試合を勝利で飾るべく、強力なメンバーを揃える意向です。今夏に獲得した期待のウィンガー、ブライアン・サラゴサがサポーター待望の初出場を果たす見込みです。また、3試合の出場停止処分が明けたディフェンスリーダー、レアンドロ・カブレラが先発に復帰し、ウナイ・ヌニェスらとセンターバックのコンビを組む予定です。一方で、DFアンドニ・ゴロサベルは負傷により欠場が確定しています。(via Mundo Deportivo)
セビージャFC
セビージャFCを率いるルイス・ガルシア・プラザ監督は、エスパニョール戦に向けて、最終日に獲得した新戦力たちの活用を明言しました。フランス人MFユスフ・フォファナ、ルーカス・スタシン、そして最もフィットしているフェリックス・コレイアが遠征メンバー入りしています。指揮官はこれらの新加入選手の特徴を活かすため、従来の4-2-3-1から、イサク・ロメロとロビー・ウレを並べる「4-4-2」へのシステム変更を示唆しました。なお、ルベン・バルガスは右膝の外側半月板周囲炎の治療のため、今回の遠征を欠場しています。(via SPORT)
デポルティーボ・アラベス
デポルティーボ・アラベスは、本日ホームでオサスナとの無敗対決に臨みます。キケ・サンチェス・フローレス監督が率いるチームは、3試合でわずか1失点と堅守を誇ります。しかし、若手ミケル・ロドリゲスが右膝十字靭帯を断裂して今季絶望となったため、中盤にはデニス・スアレスが起用される見込みです。さらに、トニ・マルティネスが筋肉トラブルを抱えているため、マリアーノ・ディアスがルカス・ボジェとツートップを組んで出場することが決定しました。マリアーノはすでに今季2得点を記録しており、攻撃を牽引することが期待されています。(via Mundo Deportivo)
CAオサスナ
アラベスと同じく勝ち点7で無敗のオサスナですが、チームは主力であるアイマル・オロスとホルヘ・エランドがそれぞれ筋肉系の怪我により数週間の離脱を余儀なくされるなど、大きな痛手を負っています。この苦境において、最終日に加入したRomain Del Castillo(ロマン・デル・カスティージョ)が初のメンバー入りを果たし、デビューが予想されています。ディエゴ・リコも復帰しており、ルイス・ミゲル・ラミス監督は選手たちの団結力でこの難局を乗り切る構えです。(via Mundo Deportivo)
RCDマジョルカ
マジョルカはアウェイでのエルデンセ戦に臨みましたが、0-0のスコアレスドローに終わりました。試合の流れを決定づけるはずだったのは前半終盤のペナルティキック。しかし、アレックス・サラが放ったシュートは無情にもポストを直撃し、先制のチャンスを逸しました。その後も果敢に攻撃を仕掛けたものの、エルデンセの守護神ラモン・ビラのスーパーセーブにことごとく阻まれ、決定力不足に苦しみました。試合終盤には、バルサから加入したギジェ・フェルナンデスが83分に背番号2でプロデビューを果たし、フレッシュな動きを見せましたが、ゴールをこじ開けるには至りませんでした。(via SPORT)
マラガCF
マラガCFは、本日ホーム「ラ・ロサレーダ」でレバンテを迎え撃ちます。開幕からアトレティコ、レアル・マドリードという強豪との連戦が続き、現在勝ち点1で最下位に沈んでいるマラガにとって、この試合は「本当のリーグ戦の始まり」となります。ファン・フラン・フネス監督は、移籍市場最終日に獲得したフアン・ベロカル、アダム・アズヌ、イェンス・カユステを招集しており、彼らのデビューが期待されています。また、この試合は、長年にわたりレバンテのキャプテンとして155試合を戦ってきたパブロ・マルティネスにとって、古巣との特別な対決となります。負傷のジュレン・ロベテとアルバロ・オチョアは手術のため欠場します。(via Mundo Deportivo)
レバンテUD
前節ベティスを5-2で粉砕し、勢いに乗るレバンテUD。ルイス・カストロ監督は、アウェイでのマラガ戦に向け、リスクを避けるため、負傷したエッタ・エヨンやGKアレックス・プリモを休ませることを決定しました。また、主力だったカルロス・アルバレスがメキシコのクラブ・アメリカへ完全移籍したため、新しくチームに加わったアクセル・タペやペタル・ラトコフがメンバー入りし、ピッチに立つ準備を整えています。レバンテはマラガに対して過去の対戦成績で苦しんでいるものの、好調な攻撃力を維持してアウェイでの勝利を狙います。(via Estadio Deportivo)
レアル・ソシエダ
レアル・ソシエダのキャプテン、ミケル・オヤルサバルが極限の疲労に達しています。オヤルサバルは、今夏の国際大会で世界王者に輝いた後、わずか20日間の短い休暇を経て8月10日に合流。その後、チームの窮地を救うために直近の2試合で90分フル出場を続けたものの、前節の終了後に極度の肉体疲労からピッチに崩れ落ち、医療チームの応急処置を受ける事態となりました。ペレグリーノ・マタラッツォ監督は彼の身体を守るため、月曜日のエルチェ戦では出場時間の制限や温存を検討せざるを得ません。一方で、元ソシエダのエースFWジョナタスが取材に応じ、『ソシエダを去るべきではなかった。アペリバイ会長は私にとって最高の恩人だ』と熱いソシエダ愛を語り、後輩たちへ激励を送っています。(via Mundo Deportivo)
【本日の総括】
男子ラ・リーガ第4節、各チームが補強を終え、いよいよ新体制での本格的な戦いが始まっています。ベティスが王者リアル・マドリードを破り勢いに乗る一方で、バレンシアは経営陣への抗議の嵐と怪我人に苦しみながら王者に挑み、ビルバオとアトレティコ、ビジャレアルとデポルティーボ、それぞれの戦いで新戦力やドラマが生まれました。怪我による主力の離脱や、極限疲労に達するオヤルサバルの動向など、各クラブの選手管理と戦略が、過酷なシーズン前半戦を戦い抜くための鍵を握っています。
