アトレティコ・マドリード

移籍市場の閉幕が迫る中、ジュリアン・アルバレスを巡る騒動は新たな局面を迎えています。アルバレスは金曜日の全体練習を欠席し、これで3日連続の不参加となりました。クラブ側は「体調不良」と説明していますが、土曜日に控えるセヴィージャとのアウェイ戦への遠征メンバーからは完全に除外されました。ディエゴ・シメオネ監督は、ル・ノルマンの出場停止やセルロートの負傷離脱も重なり、練習でアデモラ・ルックマンとジュリアーノ・シメオネを2トップに配した新システムをテストしています。一方で、ジャーナリストのピピ・エストラーダは、アトレティコのCEOヒル・マランがアルバレスに対して『バルセロナへの移籍を約束したことは一度もない』と明かし、クラブはガラタサライのヴィクター・オシムヘン獲得に向けて交渉を行っており、合意すればアルバレスの放出を容認する可能性があると主張しています。さらに、コメンテーターのジョタ・ジョルディは、アルバレスがアーセナルやPSGへの移籍を拒否してアトレティコに残留することを決めたと語り、市場が閉まる9月2日か3日に『すべてを勇敢に語り、真実を暴露する』と予告しているため、クラブとの冷戦は泥沼化が予想されます。また、アーセナルのミケル・アルテタ監督は、アルバレス獲得の噂(1億5000万ユーロ)に対し、『選手は家族や周囲のサポートを含めたエコシステム全体が、その移籍を正しいと感じることが極めて重要だ』と語っています。 (via SPORT) (via Esport3) (via ElDesmarque) (via MARCA) (via Mundo Deportivo)

アスレティック・ビルバオ

バルセロナ戦で0-2の敗北をキックオフした直後、アスレティックの選手たちがメディアの前に一切姿を見せないという異例のボイコットが発生しました。この決断は、ジョン・ウリアルテ会長が、選手たちが家族や友人のために利用していたサン・マメスの無料招待券(従来は4枚支給)を「ゼロ」に削減する方針を決定したことに対する抗議です。選手たちのウリアルテ会長に対する怒りは凄まじく、スタジアムの廊下ですれ違っても目を合わせないほどの冷戦状態に陥っています。このテレビ取材などのボイコットは、ラ・リーガがメディア協力度に応じて各クラブに分配する最大500ポイントの放映権ボーナスに悪影響を及ぼし、クラブにとっては直接的な財政的損失を招くことになります。その一方で、エディン・テルジッチ監督は、バルセロナの神童ラミン・ヤマルに対する世間の過剰な批判に対し、『まず第一に彼らが人間であることを忘れてはならない。3週間の休暇から戻ってすぐに毎週5ゴールを期待するのは酷であり、もっと批判は慎重に行われるべきだ』と温かい擁護のコメントを残しています。 (via Estadio Deportivo) (via SPORT) (via MARCA)

レアル・ソシエダ

守備陣の補強が急務となっていたレアル・ソシエダは、チェルシーから20歳のセネガル代表DFママドゥ・サールを1年間の期限付き移籍(買取オプションなし)で獲得したことを正式発表しました。サールは身長194センチを誇る大型センターバックで、ハピ・マタラッツォ監督が待ち望んでいたディフェンスの柱として、すぐさまAnoetaでの戦いに投入される見込みです。また、今夏にバルセロナやモナコ、ナポリへの移籍の噂が絶えなかった守護神アレックス・レミロは、地元紙のインタビューでこれらの噂を『嘘や過剰なクリックベイト』と一蹴し、『私はレアルで非常に充実しており、現在の契約が切れる2027年以降も契約を更新してここでプレーし続けたい』と、クラブへの固い忠誠を明らかにしました。 (via NoticiasDeGipuzkoa) (via DiarioVasco) (via ElDesmarque) (via Mundo Deportivo) (via MARCA)

レアル・ベティス

地元出身の元司令塔ダニ・セバジョスの買い戻しに向けて、ベティスのフットボールディレクター、マヌ・ファハルドを中心に毎週のように連絡が取り合われていますが、サラリーキャップと選手登録枠の制限が大きな障壁となっています。マヌエル・ペレグリーニ監督は守備的なボランチ(ソフィアン・アムラバトなど)の獲得を優先しているのに対し、フロントはセバジョス獲得を希望しており、クラブ内部での方針のズレが浮上しています。また、若手のパブロ・ガルシアについては、ハル・シティとの間で約800万ユーロでの完全移籍に向けた交渉が最終段階に入っています。さらに、土曜日の17時という過酷な時間帯に設定されたレバンテ戦に向けて、バレンシアの酷暑(29度、湿度55%)の中でのプレーを強いるラ・リーガへの抗議が再燃しており、ヘクトル・ベジェリンが過去に『30度の気温と80%の湿度の中でプレーさせられるのは人間らしくない過酷な環境だ』と糾弾した発言が再び注目を集めています。なお、ロ・チェルソは練習に部分合流したものの次節は欠場。アブデとモランテは回復して出場可能で、ジュニオル・フィルポは家族の事情で欠場します。 (via ElDesmarque) (via SPORT) (via MARCA)

セヴィージャFC

アドリア・ペドロサのラージョ・バジェカーノへの1シーズンにわたる期限付き移籍(買取オプションなし)が正式に発表されました。一方で、22歳の下部組織出身の左ウイング、ジョアキン・マルティネス・ガウナ(通称オソ)が、フランスのストラスブールに1000万ユーロ(将来の売却時に10%がセヴィージャに入る条項付き)で完全移籍することが決定し、金曜日にメディカルチェックのためプライベートジェットでフランスへ出発しました。この資金をもとに、スポーツディレクターのホセ・イグナシオ・ナバーロはジローナのブライアン・ヒルの再獲得に動いています。ジローナ側は800万から1000万ユーロの売却益を求めていますが、ジローナが2部に降格したことで多くの主力選手が退団を望む混乱状態にあり、さらにブライアン・ヒル自身が古巣セヴィージャへの復帰を望んでいることから、交渉が有利に進む可能性があります。 (via MARCA) (via ElDesmarque) (via Estadio Deportivo)

バレンシアCF

リーズ・ユナイテッドに所属するベルギー人ウイング、ラルジ・ラマザニの再獲得を目指すバレンシアですが、サウジアラビアのプロリーグから「オイルマネー」を背景にした高額オファーが提示されたことで、交渉は困難を極めています。ラマザニ自身はバレンシアでのプレーを最優先の夢としつつも、サウジからの正式オファーの動向を見極めるためにイタリアのパルマやレッチェからの打診を保留にしています。また、絶対的なエースであるウーゴ・ドゥロには他クラブから打診がありましたが、クラブ側は800万ユーロの相談を即座に拒否し、「1500万ユーロ」の価格を設定しました。カルロス・コルベラン監督の戦術プランにおいて、ドゥロは必ずしも絶対的な存在ではなく、後釜を確保できる資金さえ手に入れば売却を認める方針です。なお、次節デポルティーボ戦に向け、ジュスティン・デ・ハースが新たに負傷離脱しています。 (via ElDesmarque) (via MARCA) (via SPORT)

デポルティーボ・アラベス

金曜日にビジャレアルとの一戦を控えるアラベスで、最も注目を浴びているのがマリアーノ・ディアスです。ここ2試合で1時間の出場ながら2ゴール2アシストを記録し、4点すべての得点に関与するという驚異的なペースで復活を遂げました。キケ・サンチェス・フローレス監督も『現在のマリアーノのクオリティは市場で大金を払っても買えないレベル。彼の最高のバージョンを引き出して、チームの強力な武器にする』と大絶賛。長年得点から遠ざかっていた元レアル・マドリードの点取り屋は、ビジャレアル戦で今季初の先発出場のチャンスを掴む可能性が高まっています。 (via Estadio Deportivo) (via ElDesmarque) (via MARCA)

RCセルタ・デ・ヴィゴ

オサスナに1-2で逆転負けを喫した一戦について、クラウディオ・ヒラルデス監督は『VARの介入によるマルコス・アロンソの一発退場がすべてを変えてしまった。審判の判定は受け入れるが、同点弾を許した場面の守備の乱れや、ハビ・ガランの不運なハンドによるPKが痛恨だった』と守備の崩壊を悔やんでいます。しかしピッチ外では好材料もあり、23歳の生え抜きDFハビ・ロドリゲスに対して、PSGのルイス・エンリケ監督やルイス・カンポス、さらにニューカッスル、エヴァートン、フラムといったプレミアリーグ勢が強い関心を示しています。4000万ユーロの違約金が設定されているロドリゲスに対し、セルタは流出に備えつつ、メキシコのクラブ・アメリカに所属するウルグアイ代表DFセバスティアン・カセレスの獲得に向けて正式なオファーを提出しました。 (via ElDesmarque) (via SPORT) (via MARCA)

デポルティーボ・ラ・コルーニャ

アダマ・トラオレの電撃加入で攻撃陣を強化したデポルティーボは、次に守備陣のテコ入れを画策しています。本命視されていたナントのDFゼゼの獲得交渉がネオム(サウジアラビア)の拒否によって難航しているため、スポーツディレクターのフェルナンド・ソリアーノはプランBにシフト。ナポリを退団してフリーエージェントとなっている35歳のブラジル代表経験DFファン・ジェズスに対し、正式な契約オファーを提示しました。クラブは早期の合意を確信しており、余剰戦力となっているホセ・アンヘル、エリック・プエルト、チャーリー・パティーニョ、ダニ・バルシアの4名の放出先探しを急いでいます。 (via ElDesmarque) (via MARCA)

マラガCF

1部復帰を果たしたマラガは、中盤のフィジカル強化に向けて、ナポリに所属する27歳のスウェーデン代表MFイェンス・カユステ(昨季イプスウィッチにレンタル)の獲得交渉を進めています。フラン・フネス監督は、空中戦に強く、複数ポジションをこなせるカユステを中盤のダイナモとして熱望しています。一方で、もう一人の候補である元セヴィージャのネマニャ・グデリの獲得も諦めていません。マジョルカがマラガを上回る年俸と2年契約を提示してグデリにアプローチしていますが、グデリ本人はセヴィージャに近いアンダルシア地方への残留を最優先にしており、この本人の希望がマラガの交渉を後押ししています。 (via ElDesmarque) (via MARCA)

RCDレガネス

サイドバックのハビ・エルナンデス(28歳)が、Jリーグのセレッソ大阪へ1シーズン限定(買取オプション付き)で期限付き移籍することが公式に発表されました。これによりハビは日本での新たな冒険をスタートさせます。また、レガネスはスペイン代表を率いた経験を持つベテランFWアルバロ・モラタの獲得に向けて合意に近づいており、ヘタフェのアンヘル・トーレス会長が『モラタをヘタフェに呼び戻すのが今夏の夢だった』とラジオ番組で告白したものの、その計画は頓挫し、モラタのブタルケへの到着が確実視されています。 (via MARCA) (via Mundo Deportivo)

レアル・オビエド

カディスからブラジルでの武者修行を経てオビエドへ加入したクリス・ラモスが、地元メディアのインタビューで激動のキャリアを振り返りました。ラモスはカディスでの思い出について『私の故郷であり、祖父ペドロとの夢だった1部でのプレーをカディスで叶えられたことは本当に美しかった』と話し、ブラジル時代に経験したヴァスコ・ダ・ガマ戦での爆音と花火の狂気的な雰囲気に衝撃を受けたことを明かしました。また、かつてベティスなどで活躍したトニ・ドブラスから「ジョン・カリュー」というあだ名を付けられ、動画サイトで急いでプレースタイルを確認したという微笑ましいエピソードを披露。『オビエドのプロジェクトと熱狂的なサポーターに惹かれた。ここでは限界を設けず、必ず素晴らしい1年にしてみせる』と新天地での活躍を誓っています。 (via SPORT)

CDテネリフェ

現在ラ・リーガ・ハイパームーションで2連勝と完璧なスタートを切り、首位に立つテネリフェで、DFダビド・ロドリゲスが注目を集めています。彼はカデット時代にラス・パルマスからの誘いを受けた際も、教育熱心な両親の影響から非常に丁寧な態度で断り、地元テネリフェへの忠誠を貫いたエピソードを披露。アルバロ・セルベラ監督も『どこへ行くにしても、絶対に彼を自分のチームに連れて行きたい』と人間性とパフォーマンスを絶賛しています。一方で、クラブの過去の失態として、前オーナーのホセ・ミゲル・ガリドがアレックス・コレデラ(現スポルティング)を巡りメキシコからの好条件オファーを拒否した挙句、数ヶ月後に消滅したロシアのクラブに破格の安値で売却し、結局1ユーロも回収できなかったという破滅的な取引が批判を浴びています。 (via SPORT) (via MARCA)

スポルティング・ヒホン

敵地でのテネリフェ戦を前に、スポルティングのニコラス・ラルカモン監督は、前節で軽傷を負った主力のガスパール・カンポスがアストゥリアスに残留し、遠征に帯同しないことを発表しました。さらにフェラーリ、ギジャモンの負傷離脱も重なり、チームは厳しい選手選考を強いられています。今回の注目はテネリフェ出身のアレックス・コレデラがかつてのホームスタジアムに凱旋する点です。指揮官はメディアから浴びせられた「3バック」の戦術非難に対し、『私たちの戦術システムはダイナミックであり、常に変化し続けている』と毅然とした態度で反論し、戦術の柔軟性を主張しています。 (via SPORT)

【本日の総括】

今夏の移籍市場の閉幕まであとわずか数日と迫る中、ラ・リーガのピッチ内外では激しい駆け引きが続いています。アトレティコでのジュリアン・アルバレスの去就を巡る泥沼化や、アスレティック・ビルバオの選手たちによる招待券削減に対する前代未聞のメディアボイコットは、ピッチ上の成績以上にクラブ内の深刻な冷戦状態を浮き彫りにしています。その一方で、ソシエダによるサールの獲得やレガネスによる日本へのハビ・エルナンデス放出など、各クラブは最後の戦力整理に向けてラストスパートをかけており、激動のまま新シーズン第3節のピッチへと突入していきます。