コルドバCF
イバン・アニア監督率いるチームは、本拠地エル・アルカンヘルでのアンダルシアダービーでグラナダを1-0で下し(ハコボ・ゴンサレスが得点)、破竹の6連勝を達成した。この6連勝は、1959-1960シーズンに記録して以来、クラブのプロサッカー部門において約65年ぶりとなる史上最高タイの成績である。(via SPORT)
この勝利により、第39節を終えて9位につけ、プレーオフ圏内の6位(カステリョン)との勝ち点差を5に縮めている。第27節から第33節にかけて1分け7敗という2部でのクラブ史上最悪の成績を記録していたが、カディス戦での勝利を機に驚異的なV字回復を見せた。アニア監督は試合後、「69ポイントに到達すればプレーオフに行ける。夢を見るのはタダだ、自分たちの仕事をしよう」と選手たちを鼓舞している。(via SPORT)
今季のセグンダにおいて、6連勝は他チームに類を見ない大記録である。首位ラシン・サンタンデールやアルメリアでも最大4連勝、デポルティーボやカステリョンが5連勝、マラガが第18節から23節にかけて6連勝を記録したのみであり、金曜のアルバセテ戦に勝利すれば今季セグンダ単独トップの記録となる。(via MARCA)
他方で、グラナダ戦は代償も大きな試合となった。今季14ゴールを挙げているチーム得点王のアドリアン・フエンテスが、59分に相手DFディアロのスパイクの裏を膝上の大腿部に受けて裂傷を負い、複数針を縫う怪我で途中交代した。筋肉への影響は回避されたが、次節アルバセテ戦への出場は回復次第となる。クラブは2027年まで契約を残す同選手の契約延長と条件改善にも動いている。また、その6分前には中盤の要であるアルベルト・デル・モラル(レアル・オビエドからのレンタル)がハムストリングを負傷し、アニア監督は「おそらく今季絶望だろう」と悲観的な見通しを示している。(via SPORT)
さらに、ディエゴ・ペルカンが退場処分を受けたことで、次戦の攻撃陣はオボルスキやセルジ・グアルディオラでやり繰りする必要に迫られている。(via SPORT)
ラシン・サンタンデール
首位を走るチームは、アウェーのブタルケでCDレガネスに1-2で勝利し、直近5試合で4勝目を獲得して勝ち点を75に伸ばした。(via Estadio Deportivo)
途中出場のFWアシエル・ビジャリブレ(今季15ゴール目でチーム内得点ランク2位)がペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。VARによる数分間のオフサイド確認を経てファウルが認められ、自らPKを沈めて決勝点を奪った。ビジャリブレは「PKに疑いはなかった。控えに回ってもチームのためにすべてを捧げる」とコメントしつつ、お馴染みのトランペットでの昇格祝いについては「まだ何も達成していない」と気を引き締めている。(via MARCA)
次節、本拠地エル・サルディネロでのレアル・バジャドリード戦に勝利し、同時刻に試合を行うアルメリアがUDラス・パルマスに引き分け以下であれば、14年ぶりのプリメーラ自動昇格が決定する。仮にアルメリアが勝利しても、デポルティーボが引き分け以下に終われば日曜日に昇格が決まる可能性がある。(via Mundo Deportivo)
また、第41節(アウェーでのマラガCF戦)は5月24日(日)18:30の同時キックオフで開催されることが正式に発表されている。(via SPORT)
デポルティーボ・ラ・コルーニャ
金曜日にアウェーのヌエボ・ミランディージャで行われたカディス戦で0-1の勝利を収めた。ルーカス・ペレスにとっては古巣対決となった一戦を制し、アルメリアが引き分けたため勝ち点71で並び、自動昇格圏の2位へと浮上した。(via Estadio Deportivo)
カディス戦の前半アディショナルタイムに、ペナルティエリア内で相手DFセルヒオ・オルトゥーニョのチャージを受けて倒れたU-21スペイン代表イェレマイ・エルナンデスに対し、主審はシミュレーションとしてイエローカードを提示した。これが今季累積5枚目となるため、クラブはビデオ映像や連続写真、今季の類似プレーの先例などを証拠として競技委員会に上訴し、次節本拠地リアソールでのFCアンドラ戦への出場停止処分の取り消しを求めている。(via SPORT)
昇格の懸かる第41節アウェーでのレアル・バジャドリード戦のキックオフ時間が5月24日(日)18:30に決定した。近隣であることや相手が既に残留を決めていることから、デポルティビスタの歴史的な大挙遠征が見込まれている。(via SPORT)
マラガCF
フネス監督率いるチームは、本拠地ラ・ロサレダでスポルティング・ヒホンとの激しい一戦を制し、直近2試合で2連勝を飾った。ラス・パルマスが大敗した隙を突き、勝ち点66で並びながらも順位を逆転してプレーオフ圏内の4位に浮上している。(via Estadio Deportivo)
第41節には、自動昇格を確定させている可能性のある首位ラシン・サンタンデールをホームに迎える。キックオフは5月24日(日)18:30。プレーオフ進出を決定づける可能性のある大一番に向けて、ラ・ロサレダは満員になることが確実視されている。(via SPORT)
UDラス・パルマス
ルイス・ガルシア監督率いるチームは、アウェーでFCアンドラ(カルレス・マンソ監督)を相手に先制しながらも1-5という歴史的な大敗を喫し、マラガに抜かれてプレーオフ圏内ギリギリの5位(勝ち点66)に後退した。7位エイバルとの勝ち点差はわずか2に縮まっている。(via Estadio Deportivo)
守備陣は不安定で、U-21代表のミカ・マルモルがオウンゴールを献上するなど精彩を欠いている。また、チーム2位となる7ゴールを記録しているカンテラーノのアレ・ガルシアがハムストリングの腱を負傷し、残り3試合(アルメリア、レアル・サラゴサ、デポルティーボ戦)を全休する今季絶望の離脱となった。さらにエンソ・ロイオディス、そして筋肉系のトラブルを抱えるセルヒオ・バルシアも欠場が確定しており、主力不在のまま過酷な昇格争いの最終盤を迎える。(via SPORT)
UDアルメリア
ルビ監督率いるチームは、ブルゴスCFと0-0で引き分けたことで勝ち点の取りこぼしが響き、デポルティーボに自動昇格圏の2位の座を明け渡して3位(勝ち点71)に転落した。次節はホームで、同じく昇格プレーオフを争うUDラス・パルマスとの直接対決という大一番を控えている。(via Estadio Deportivo)
レアル・サラゴサ
ダビド・ナバロ監督率いるチームは、アウェーのレアル・バジャドリード戦で敗北を喫し、残留ラインのカディス(勝ち点39)まで残り4ポイントとプリメーラRFEF(3部)への降格の危機に瀕している。開始わずか3分でDFインスーアがCKを献上し、さらにそのCKでマークを外して失点。そのまま覇気なく敗れ去った。(via SPORT)
チームの不振は歴史的であり、ケイディ・バレやフランチョ・セラーノらも期待に応えられていない。ファンからの怒りは頂点に達しており、次節本拠地エスタディオ・イベルカハでのスポルティング・ヒホン戦(日曜21:15キックオフ)の試合前、20:30からスタジアムの2番ゲートでペーニャ連合などが抗議集会を実施する。さらに、試合開始12分には新オーナーのホルヘ・マス会長の顔と「ファンは売り物ではない。サラゴサはビジネスではない」という抗議文が印刷されたドル紙幣48,000枚がスタンドから投げ込まれる予定である。(via SPORT)
万が一、3部降格が決まった場合、ラロ・アランテギSDはすでに来季の新監督として元FCアンドラ指揮官のイバイ・ゴメスと接触し、合意に向けた条件のすり合わせを行っている。ただし奇跡的に残留を果たした場合はダビド・ナバロ監督が続投する方針。(via ElDesmarque)
なお、ダービーのウエスカ戦で相手のプリードの顔面を殴打し、13試合の出場停止処分(暴力行為で12試合+累積警告で1試合)を受けたGKエステバン・アンドラダについて、弁護士のフアン・デ・ディオス・クレスポ氏を通じてスポーツ仲裁裁判所(TAD)に上訴する準備が進められている。本人は謝罪しており、過去の退場歴の少なさや、ウエスカのダニ・ヒメネスに科された4試合の処分との不均衡を理由に軽減を求めている。(via SPORT)
一方、24歳のカンテラーノ、フランチョ・セラーノがバジャドリード戦でクラブ公式戦200試合出場(史上38人目)を達成した。彼は11月から右膝半月板の断裂を抱えたまま強行出場を続けており、シーズン終了後の手術が予定されている過酷な状況である。(via SPORT)
ウエスカ & レアル・ソシエダB
第39節の締めくくりとして、月曜20:30からウエスカのホーム、エル・アルコラスで両チームの残留を懸けた直接対決が行われる。ホセ・ルイス・オルトラ監督率いるウエスカは前節、首位ラシンに2-4で敗れたものの、オスカル・シエルバを中心とした中盤を武器にホームでの勝ち点3を狙う。対するジョン・アンソテギ監督率いるサンセは、直近24ポイント中わずか2ポイントしか獲得できておらず、GKフラガやアタッカーのカレーラ、ミケル・ロドリゲスらを擁して是が非でも勝利が必要な瀬戸際に立たされている。(via MARCA)
カディスCF
直近54ポイント中わずか5ポイントしか獲得できないという、スペインプロサッカー界に歴史を残すほどの大崩壊を起こしている。金曜日のデポルティーボ戦でも0-1で敗れたが、残留争いのライバルであるレアル・サラゴサも敗れたため、依然として勝ち点39の残留ラインに踏みとどまり、奇跡的な残留の可能性を数字上は残している。(via SPORT)
CDカステリョン
パブロ・エルナンデス監督率いるチームは、アウェーの難しいスタジアムであるアルフォンソ・ムルベでセウタと引き分けた。直近2試合勝利がないものの、勝ち点65でプレーオフ圏内の6位を死守している。(via Estadio Deportivo)
レアル・バジャドリード
レアル・サラゴサを相手に勝利を収め、残留を確定させた。今後は、第40節で自動昇格を狙うラシン・サンタンデール、最終節で同じく昇格を争うデポルティーボと対戦するため、上位陣の運命を左右するキーチームとなる。(via SPORT)
CDレガネス、ブルゴスCF、スポルティング・ヒホン、FCアンドラ、SDエイバル
CDレガネスは本拠地ブタルケで首位ラシン・サンタンデールに1-2で敗戦。ブルゴスCFはアウェーでUDアルメリアと0-0で引き分け、SDエイバルとともにプレーオフ進出へ望みをつなぐ。スポルティング・ヒホンはアウェーでマラガCFに敗北。FCアンドラはホームでUDラス・パルマスを5-1で粉砕する大勝を飾った。(via Estadio Deportivo)
【本日の総括】
首位ラシンが手堅く勝ち点を積んで自動昇格に王手をかける中、デポルティーボがアウェーで貴重な勝利を挙げて2位へ浮上し、アルメリアと激しい自動昇格枠の争いを繰り広げている。プレーオフ圏内ではラス・パルマスの歴史的大敗によってマラガが4位へと躍り出た一方で、カステリョンは辛くも6位をキープ。また、コルドバCFが65年ぶりの6連勝という驚異的な追い上げを見せ、プレーオフ進出枠に肉薄している。
下位に目を向けると、レアル・サラゴサとカディスの泥沼の残留争いが激化しており、歴史と伝統を持つサラゴサの3部降格という最悪のシナリオが現実味を帯びている。ウエスカとサンセの直接対決も含め、昇格・降格ともに最終盤まで一瞬の油断も許されない熾烈な戦いが続く。














デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
コルドバCFの6連勝は、単なる勢い以上のものを感じさせます。特に、過去の不振から一転して驚異的なV字回復を遂げた背景には、アニア監督の戦術的な柔軟性と選手起用の妙があるのではないでしょうか。グラナダ戦でのアドリアン・フエンテスの負傷交代は痛手ですが、その後の攻撃陣のやり繰りや、退場者を出した状況での試合運びは、チーム全体の戦術理解度の高まりを示唆しています。プレーオフ圏内への猛追は、彼らが局面をどう乗り越えていくかという点で、今後の戦術的な興味を掻き立てます。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
コルドバCFの6連勝という快挙は、クラブに大きな希望をもたらしています。特に、過去の低迷期から一転してのこの勢いは、チーム内の士気や一体感が非常に高まっている証拠でしょう。アニア監督の言葉通り、夢を見ることは自由であり、その実現に向けてチーム全体が突き進む姿勢は、クラブの空気感を大きく変えています。一方で、主力選手の負傷はクラブにとって試練ですが、この状況を乗り越えることで、さらにチームが成熟していく可能性も秘めています。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
コルドバCFの驚異的な6連勝は、プレーオフ進出の可能性を現実のものとしています。クラブが2027年まで契約を残す得点源のアドリアン・フエンテスの契約延長と条件改善に動いているという事実は、チームの将来を見据えた補強戦略の一環と言えるでしょう。主力選手の負傷は痛手ですが、チーム全体の勢いを維持しつつ、来季に向けた編成をどのように進めるかが注目されます。特に、レンタル移籍中のデル・モラルの状況や、退場者が出たことによる攻撃陣の穴埋め策は、今後の編成の鍵となりそうです。