新時代の幕開けを告げる勝利!ロドリゴ・リケルメの魂のボレーで強豪レアル・ソシエダを撃破

チャンピオンズリーグに参戦するレアル・ベティスは、本拠地ベニト・ビジャマランの改修に伴い、今季もラ・カルトゥハをホームとして使用しています。21年ぶりのチャンピオンズリーグ復帰という記念すべきシーズンの実質的な開幕戦となったラ・リーガ第2節(第1節は延期)、59,490人の大観衆が詰めかけたスタジアムで、難敵レアル・ソシエダを1-0で破り、最高の発進を見せました。

試合前には、昨季のラ・リーガ最優秀選手(MVP)に輝いたパブ・フォルナルスへの表彰が行われたほか、元会長のホセ・レオン氏、元選手のパブロ・モリナ氏、そして夏に亡くなったサポーターたちに黙祷が捧げられました。

試合は8月とは思えない高いインテンシティと速いテンポで展開されました。ペレグリーニ監督は、今夏の新戦力であるフラン・ガルシアとファクンド・ベルナルを先発に抜擢。攻撃時には縦への速い展開と両ウイングを活かしたアプローチを仕掛けました。

均衡が破れたのは後半の63分でした。カウンターからクチョ・エルナンデスがエリア手前でタメを作り、左サイドを駆け上がったロドリゴ・リケルメへ柔らかな浮き球のパスを供給。リケルメはこれを左足のボレーで巧みに捉え、ゴール右隅へと流し込みました。このゴール直前にはエースのイスコがピッチに投入されており、彼の登場によってスタジアムのボルテージは最高潮に達していました。

その後、ソシエダの猛反撃に遭い、スシッチのシュートがポストを叩くなど危ない場面もありましたが、終盤の82分には至近距離からのオスカールソンの決定的なシュートを守護神アルバロ・バジェスが神がかり的なセーブで阻止。試合終了間際にもDFナタンが頭で決死のクリアを見せ、虎の子の1点を守り抜きました。

決勝弾を挙げたリケルメは、試合後に喜びを爆発させました。

『もしかしたら自分は今、世界で最も幸せな人間かもしれない。ここのファンは純粋にハートが熱く、このクラブを家族のように思っている。私たちがどこのホテルや街、場所に行ってもたくさんの人々がサポートしてくれ、このゴールのすべては彼らのためのものだ。望んでいた結果を手にすることができた。ライバルであり直接対決となる難しい相手にホームで勝ってシーズンをスタートさせることが重要だった。火曜日にはバレンシアという非常に難しいテストが待っている。まるでシーズン中盤のような非常にレベルの高い試合だったが、このリズムでプレーを続ければ、ビッグクラブたちを困難に陥れることができると確信している』と語り、サポーターへの感謝を口にしました。(via SPORT)

5秒ルールの最初の犠牲者に…新ルールに泣いたDFフラン・ガルシアの珍事件

今季から新たに導入されたいくつかのルールの中で、ピッチ上で最初の「犠牲者」となってしまったのがベティスの新加入左サイドバック、フラン・ガルシアでした。

前半の35分が経過した頃、スローインを投げようとしたフラン・ガルシアが時間をかけすぎたとして、主審のディアス・デ・メラ氏が笛を吹き、相手チームであるレアル・ソシエダにスローインの権利が移行されました。

これは今季から導入された「5秒スローインルール」によるものです。このルールは、スローインを故意に遅らせた場合、主審がジェスチャーやホイッスルで合図を送り、そこから5秒以内にスローインを実行しなければならないというものです。時間を超過した場合、自動的に相手ボールとなります。FIFAの元審判であるピエルルイジ・コリーナ氏は「試合の遅延行為を排除するための有効なルール」と説明していますが、今回の出来事はスタジアムのサポーターたちの驚きと怒りを買うことになりました。(via DiarioVasco)

アイルランド代表FWトロイ・パロットが加入決定!熱狂的な歓迎と『Mindhunter』パロディ動画の舞台裏

ベティスは、オランダのAZアルクマールからアイルランド代表の24歳フォワード、トロイ・パロットを獲得したことを公式発表しました。契約期間は2031年までの5年間となります。

移籍金は固定の1600万ユーロに加え、成績に応じた変動給が300万から400万ユーロ、さらに将来的な売却時のパーセンテージがAZ側に支払われる内容となっています。パロットはウェストハムなど、経済的により好条件のオファーを提示していた複数のクラブからの誘いを断り、チャンピオンズリーグへの出場とベティスのプロジェクトに惹かれてベティスへの移籍を強く望んでいました。

パロットは木曜日にセビリアに到着し、メディカルチェックをパスした後に契約に署名しました。レアル・ソシエダ戦ではまだピッチに立つことはできませんでしたが、ラ・カルトゥハのVIP席から新しいチームメイトたちの戦いを見守りました。初めて生で聞いたベティスのクラブ賛歌に対して、パロットは興奮を隠せない様子でピッチを見つめていました。今後はすぐにスペイン語のレッスンを本格化させる予定です。

また、ベティス恒例となっているユニークな新加入発表動画も大きな話題を呼んでいます。今回は大人気ドラマシリーズ『Mindhunter』をセルフパロディした『Killerhunter』という動画が制作され、アイトール・ルイバルとエズ・アブデがFBI捜査官に扮して犯人であるパロットを「捕獲する」という3分以上の大作です。これにはチームメイトのフラン・ガルシアやベジェリン、バルトラが「傑作シネマだ」と絶賛し、イスコの妻で女優のサラ・サラモさんも「このクラブは本当に素晴らしい。完全にファンになりました」と大絶賛しています。(via ElDesmarque)

若き才能パブロ・ガルシアがイングランドのハル・シティへ移籍秒読み!クラブに貴重な財政的酸素をもたらす売却劇

プレシーズンで3ゴール1アシストと大活躍を見せ、ベティスの将来を担う若手として大きな注目を集めていた20歳の生え抜きウイング、パブロ・ガルシアの退団が確実視されています。

イングランドのハル・シティへの移籍交渉が最終段階に入っており、ハル・シティのオーナーであるアジュン・イルジャリ氏はBBCのインタビューで「合意は9割がた完了している」と明かしました。今週末までに契約を完了させ、早ければマンチェスター・ユナイテッド戦の前に正式発表したい意向です。

移籍金は約500万ユーロの固定額に加え、将来的な転売時のパーセンテージをベティスが保持する方向で合意に近づいています。カンテラ(下部組織)育ちである彼の売却から得られる利益は、帳簿上ですべて純粋な売却益となるため、クラブにとっては現在熱望しているダニ・セバジョスの獲得交渉を進めるための非常に重要な財政的猶予をもたらすことになります。

移籍が目前に迫る緊迫した状況でしたが、ペレグリーニ監督は彼をソシエダ戦の招集メンバーに含め、実際に後半71分からピッチへ送り出しました。パブロ・ガルシア自身も全力でプレーし、これがベティスでの最後の恩返しとなるような献身的なパフォーマンスを披露しました。(via Estadio Deportivo)

負傷者続出とGKコンデの離脱…ペレグリーニ監督が明かす過酷な守護神問題とスカッド再編の苦悩

素晴らしい勝利の裏で、ベティスは多くの主力たちの欠場と、長期離脱となったキーパー問題に頭を悩ませています。

今夏のプレシーズン、新加入ゴールキーパーのディエゴ・コンデが怪我により、約1か月から1か月半の離脱となることが判明しました。これに直面したペレグリーニ監督は、今後の過酷な日程における守護神問題について危機感を吐露しています。

『不運なことに、ディエゴ・コンデが怪我で1か月から1か月半ほど離脱することになってしまった。その間、リーグ戦7試合とチャンピオンズリーグの試合を戦わなければならない。手元にはアルバロ(・バジェス)とマヌ(・ゴンサレス)しかいない。マヌは素晴らしい未来を持った素晴らしいキーパーだが、1部での出場経験がない彼にいきなりチャンピオンズリーグの試合を任せるのは、正直に言ってリスクを伴う。これはディエゴ・コンデの回復にどれだけの時間がかかるか、およびアルバロが怪我をしないかにかかっている。いずれにしても、マヌはその実力をすでに証明しており、もしチャンスが巡ってくれば、経験不足から急な対応にはなるだろうが、十分にこなせるだけのクオリティを持っている』

さらに、今回のソシエダ戦では、怪我やコンディション不足のためにジオバニ・ロ・チェルソ、エズ・アブデ、アイトール・ルイバル、ゴンサロ・ペティ、ホセ・アントニオ・モランテらが招集外となりました。

また、指揮官自身の将来をめぐるチリ代表監督への就任合意報道についても、ペレグリーニ監督は強い口調で否定しました。

『正直、そのニュースがどこから出たのか分からない。全くもって事実無根だ。誰ともいかなる約束も交わしていない。ベティスとの契約があり、最終日まで全うするつもりだ。代表チームの話は完全に別物。11月か12月に選挙があるようだが、これも選手の移籍の噂と同じようなものだ。個人的なことだが、いかなる合意も署名もしていない』と断言しました。(via Estadio Deportivo)

26-27シーズンの新たな背番号が確定!カンテラーノの昇格と新戦力たちの選択

新シーズンの開幕に伴い、ベティスはファーストチームの公式背番号を発表しました。現時点で登録枠の空き番号は「14」と「25」の2つのみとなっています。

主な変更点と注目ポイントは以下の通りです。

まず、カンテラ出身の右サイドバックであるアンヘル・オルティスが、昨季の背番号「40」から、リカルド・ロドリゲスが着用していた「12」へと変更され、ファーストチームへの正式昇格を果たしました。彼の存在は、チャンピオンズリーグの登録リストAにおける地元育成枠(カンテラーノ)を満たす上でも極めて重要となります。

新加入のトロイ・パロットは、クチョ・エルナンデスが背負っていた背番号「19」を引き継ぎ、そのクチョ・エルナンデスはチミ・アビラが残したエースナンバー「9」を新たに着用します。

その他の新戦力では、ファクンド・ベルナルがセルジ・アルティミラの「6」、フラン・ガルシアがセドリック・バカンブの「11」、ディエゴ・コンデがアドリアン・サン・ミゲルの「13」を選択しました。退団が迫るパブロ・ガルシアは「33」を登録しており、去就が不透明なイカー・ロサダには、現在「14」が仮に割り当てられているものの、クラブは売却や放出の選択肢を模索している状況です。(via ElDesmarque)

【本日の総括】

実質的な開幕戦となった強豪レアル・ソシエダとの一戦を1-0の完封勝利で飾ったレアル・ベティス。リケルメの素晴らしい決勝ボレーや守護神バジェスのビッグセーブなど、ピッチ上で輝きを放ちました。さらに、新加入FWトロイ・パロットの獲得発表や、生え抜きウイングのパブロ・ガルシアの売却交渉による貴重な資金調達など、移籍市場最終盤におけるクラブの動きも非常に活発です。複数の主力の負傷や守護神コンデの離脱といった試練に直面しながらも、名将ペレグリーニ監督のもと、21年ぶりのチャンピオンズリーグ参戦となるこの歴史的なシーズンに向けて、力強い一歩を踏み出しています。