パウ・クバルシの学業とフットボールの両立

19歳にしてバルセロナ、そしてスペイン代表の最終ラインで異次元のクオリティを証明し、世界王者(ワールドカップ制覇)の栄誉を手にしたパウ・クバルシ。彼はピッチの上での卓越したディフェンス対応だけでなく、ピッチ外における信じられないほどの勉学への情熱とコミットメントで周囲を驚かせています。

クバルシは、昨シーズンにヨーロッパ最高峰のチャンピオンズリーグにおけるアトレティコやPSGとの過酷な極限の激闘の真っ只中にありながら、毎日トレーニングの合間に参考書を開いて勉強を重ね、5月に見事に高校(バチジェラート)の卒業試験、および難関の大学入学資格試験(セレクティビダ)をストレートで一発合格しました。

クバルシはTV3の取材に対し、自身の将来のビジョンをこのように極めて大人びた口調で明かしています。

『私にとってフットボールは最大の情熱であり仕事ですが、プロとしてのキャリアがいつ何時、予期せぬ怪我などで絶たれるかは誰にもわかりません。だからこそ、自分の人生を守るために学問を通じて頭脳を鍛え続けることは非常に重要なのです。私は将来、お金をただ浪費するのではなく、正しく資産を管理・運用し、自分自身の将来的なビジネスを展開するための「経営学(ADE)」を大学で専門的に学ぶことをすでに決意しています』。 (via SPORT)

ガビを巡るホームレス支援プロジェクトの虚偽報道

バルセロナの闘将であるガビを巡り、数日前にスペインの全国紙『La Razon』を始めとする複数のメディアが一斉に報道し、SNS上で大音量で絶賛されていた『ガビが自らの生まれ故郷であるセビージャ県ロス・パライオス・イ・ビジャフランカに、130万ユーロ(約2億円)という巨額の個人資金を寄付し、150戸(計300名収容)の最新のホームレス支援シェルター(アパートメント)を建設するプロジェクトを開始した』という美談について、実際には完全なインターネット上のデマ(Bulo、虚偽ニュース)であることが公式確認されました。

ロス・パライオスの自治体およびガビの親族に直接の事実確認を行ったところ、そのような寄付の計画や建設手続きは一切存在しておらず、このデマは今年5月にオーストラリアのFacebook上で拡散した、地元フットボールスターのニック・ダイコス氏を巡る虚偽のRefugeニュース(150戸・300ベッド)の構成をそのまま流用してバルサのスターに当てはめただけの悪質な架空ストーリーであったことが判明しました。

しかし、ガビ自身は以前のインタビューにおいて、恵まれない人々へのサポートに対する自らの倫理的な意思を以下のように真摯に口にしています。

『私の母はかつてベティスのランドリーで泥だらけのシャツを毎日洗い、父は小さな地元ビジネスで私を支えてくれた。私は寒さに凍える夜を過ごす人々を深く心配しているし、自分がプロとして手に入れた特権的な立場を利用して、苦しむ人々を助けるための何らかのアクションをピッチ外で起こすことは、自分の人生における重大な責任だと深く信じている』。 (via SPORT)