エルチェとの開幕戦と連覇への船出
FCバルセロナは今シーズン、王者としてラ・リーガ連覇(ここ2シーズン連続での戴冠)の防衛に向け、敵地エスタディオ・マヌエル・マルティネス・バレーロでのエルチェCF戦で公式戦の幕を開けます。
今夏のプレシーズンは、多くの代表選手がワールドカップの終盤まで戦ったことで、合流が段階的かつ非常に遅れたため、極めて異例な変則スケジュールとなりました。チームには8名の世界王者を擁していますが、依然としてコンディションの構築プロセスの段階にあります。
この開幕戦に向けて、ハンジ・フリック監督はいくつかの大きな不確定要素を抱えています。最大の焦点は攻撃の急先鋒である「9番」のポジション。プレシーズンで4ゴールを挙げ大爆発した18歳のエジプト代表FWハムザ・アブデルカリムがその筆頭候補ですが、フリック監督はラフィーニャや新戦力のアンソニー・ゴードンを「偽9番(ファルソ・ヌエベ)」として起用するプランも同時に温めています。
守備ラインにおいても、左サイドバックではアレハンドロ・バルデと電撃復帰したジョアン・カンセロが激しいライバル競争を展開。さらにセンターバックの一角では、カンテラ出身の17歳、ジェラール・マルティンが誰とコンビを組むかが注目されています。ジュール・クンデとアンドレアス・クリステンセンの二人がスタメンの有力候補となっています。
チームはエルチェに対し、1974年以来一度も敗れていないという素晴らしい歴史的な相性を持っており、昨シーズンもアウェーで1-3の勝利を収めています。この記念すべきシーズン初陣において、バルサはNikeとコービー・ブライアント氏のブランドであるMamba(マンバ)とのスペシャル・コラボレーションによる、黒と紫(Mamba Black & Lila)を基調とした最新のセカンドユニフォームを初めてピッチの上でお披露目し、王者の決意を証明する予定です。 (via MARCA / SPORT)
ジョアン・カンセロの電撃復帰とアレハンドロ・バルデの去就問題
今夏の移籍市場の最終盤、ポルトガル代表DFジョアン・カンセロがアル・ヒラルとの契約を正式に解除し、2029年までの4年契約を締結してバルセロナへ電撃的に帰還しました。この取引の完了にあたり、カンセロ自身がサウジアラビアのクラブで1年間プレーせずに過ごす覚悟を持って、バルサ復帰のみをエージェントに熱心に指示していたという裏話が判明しています。
カンセロの復帰に際し、カンセロの木曜日の公式プレゼンテーションでは、彼がこのように情熱的な本音を語りました。
『ここ数週間は本当に厳しい日々だった。しかし、私の目標はバルサに戻ること以外に何もなかった。エージェントにもバルサでのみプレーしたいと伝えていたし、ここにまたいられることは大きな誇りだ』。
また、カンセロはバルサ特有の美しく攻撃的でポゼッションをベースとする戦術モデル、およびカタルーニャの文化に深い親しみを感じており、自身の幼少期の唯一の右サイドバックのアイドルであるダニ・アウベスの系譜を継ぐことを強く誓っています。
さらに、プレゼンテーションにおいて、ファンの間で最も感動を呼んだピッチ外のディテールが、彼の左手首に光っていた1本の細いブレスレットです。
これは、バルサ財団が国際小児がんデーに際して展開している「Pulseras Blaugranas(青赤のブレスレット)」と呼ばれる社会貢献プロジェクト。闘病中の子供たちの治療や、小児がんの最先端の医学研究にすべての売上金(クラブ公式ショップで9.99ユーロで一般販売)が寄付される仕組みになっており、カンセロはこの特別な日において、サッカーというスポーツを超えたクラブの社会的価値と強くシンクロするために、自らこのブレスレットを着用してメディアの前に現れました。
カンセロは、昨シーズンにラ・リーガの栄冠を手にしたチームの現状について、さらなる高み、すなわち悲願のチャンピオンズリーグ制覇を見据えています。
『バルサのようなビッグクラブは、すべてのトロフィーを勝ち取るための野心を持たねばならない。我々は今シーズン、絶対にこのチャンピオンズリーグを獲りに行く』。
これに伴い、左サイドバックのポジションで直接競合することになった22歳のアレハンドロ・バルデの去就が急激に慌ただしくなっています。バルデは昨シーズン、公式戦42試合に出場して3アシストを記録。これまで「残留が絶対的な最優先」と主張していたバルデ本人およびその周辺ですが、カンセロの加入による出場時間の激減や、指導陣からのいくつかのメッセージに対し、心が揺れ動いていることが確認されています。
バルデのエージェントであるジョルジュ・メンデス氏は、バルデに対して届いているマンチェスター・ユナイテッドからの具体的な関心や、ベンフィカ、アストン・ヴィラからの獲得オファーを提示。特にベンフィカは2000万ユーロ規模の完全移籍金に加え、将来の保有権を一部維持する方向でバルサに最初の打診を行っています。アストン・ヴィラについては、現在のウイングの選手売却による軍資金の確保を待ちつつ、バルデ獲得の手続きを進めたい意向を示しています。
フリック監督は、このバルデを巡る動きについて、会見で次のように厳しい要求と覚悟を語りました。
『バルデが極めて素晴らしいクオリティを秘めていることは誰もが知っている。しかし、ここで最も重大なのは、選手本人が自らのライバル関係を勝ち抜いてピッチに立つという、確固たる信念を持っているかどうかだ。私は毎日の練習において、選手たちが100パーセント深くこのプロジェクトに専念している姿だけを求めている。チームが一丸となって戦わなければ、タイトルを獲得することはできないのだからね』。 (via SPORT / Estadio Deportivo / Esport3)
ジュリアン・アルバレス獲得破談とラウタロ・マルティネスとの合意
バルセロナが今夏、攻撃の絶対的なコアとして熱心に獲得を試みていたアトレティコ・マドリードのアルゼンチン代表FWジュリアン・アルバレスの引き抜き交渉は、アトレティコCEOのミゲル・アンヘル・ヒル・マリン氏およびディエゴ・シメオーネ監督による「放出の完全拒絶」と契約解除金5億ユーロ(約800億円)の提示により、事実上の完全な破談・終了を迎えました。
アトレティコ側はバルサによる度重なるアプローチに対し、メディアを通じて『他のクラブやその友好メディアに私たちの移籍戦略を荒らされたり、リスペクトを欠いたアプローチを受けるいわれはない。アトレティコは誇り高き団結したクラブであり、ジュリアンは私たちの今季の鍵だ』と強烈な反発と批判を発表。さらに、ジュリアンの代理人であるフェナン・ヒダルゴ氏がこの発言に憤り、自身のSNS上で以下のようにアトレティコ上層部を激しく非難するメッセージを投稿し、泥沼の政治闘争に発展しています。
『嘘つきに、なぜ嘘をついたのかと尋ねてはならない。それを説明するために、彼らはまた別の嘘を重ねなければならなくなるのだから』。
この事態を受け、スポーツディレクターのデコ氏は即座にプランBへと移行。同じくアルゼンチン代表の絶対的なストライカーであり、インテル・ミランの象徴である29歳のキャプテン、ラウタロ・マルティネスの獲得に向けて極秘交渉を完了させました。
交渉は先週、マドリードのホテルにてデコ、ボハン・キルキッチ、およびラウタロの代理人を務めるアレハンドロ・カマニョ氏の間で2時間にわたり行われ、個人合意(給与条件などを含む)を100パーセント締結。バルサはインテルに対して、1億ユーロを下回る額(約8000万から9000万ユーロ規模、ボーナス込み)の第1次公式オファーを週明けに正式提出する準備を終えています。
インテル側は、マロッタ会長が『ラウタロは私たちのキャプテンであり、歴史そのものだ。どのような条件であっても、彼を放出するような意思決定を行う余地は絶対に存在しない』と強硬な姿勢を示しており、インテルのクリスティアン・チヴ監督も『市場は裏切りに満ちているが、彼を失えばチームの攻撃は完全に崩壊する』と悲痛な警告を口にしています。しかし、ラウタロ本人がバルサでのプレーを強く望み、インテル側に交渉のテーブルに着くよう直接プッシュしていることで、この移籍オペレーションは最終盤の最注目トピックとして加速しています。
また、バルサはラウタロがバロンドールやゴールデンシューといった個人賞の栄誉を勝ち取るためにスペインでのさらなるステップアップに魅力を感じているという点に望みを託していますが、交渉が不調に終わった場合に備えて、第3・第4の矢を用意しています。
その筆頭が、ビジャレアルの32歳のスペイン代表FWアヨセ・ペレスです。フリック監督はアヨセの卓越した戦術的機動性とユーティリティ性を非常に高く評価しており、契約解除条項である3000万ユーロが提示されれば、アヨセ自身もバルサ移籍のためにビジャレアルに圧力をかける意思を固めています。そのほか、アーセナルからの退団を熱望しているビクター・ギェケレスや、クラブ・ブルッヘの18歳の若き大砲ニコロ・トレソルディなども獲得リストにその名を連ねており、移籍市場での動きが活発化しています。 (via SPORT / ElDesmarque / Esport3 / MARCA)
トミー・マルケスのSCブラガへの完全移籍合意
バルセロナは、ラ・マシアの若き最高傑作の一人であり、将来を大きく期待されていた19歳のミッドフィルダー、トミー・マルケスのポルトガル1部SCブラガへの完全移籍手続きを正式に完了させました。
取引は固定1100万ユーロという、今夏のカンテラ売却枠としてはアンス・ファティに並び、フェラン・トーレス(PSGへ最大500万ユーロ規模)に次ぐ素晴らしい大金がクラブの金庫へと支払われる形になります。バルサ側はさらに、将来のマルケス売却時の「20パーセントの分配権利」に加え、2028年まで有効な「6000万ユーロでの優先買い戻しオプション(リプラス)」を完全に留保する、お馴染みの防衛策を契約に組み込みました。
当初、バルサは固定1000万ユーロにボーナス200万ユーロという条件でポルトガルのクラブと合意寸前でしたが、途中でオランダのアヤックスが強奪を企てて接近してきたため、ブラガ側が焦って条件を釣り上げ、最終的に「固定額1100万ユーロ」の満額キャッシュ一括支払いで決着。バルサは将来の優先マッチ条項をしっかりと契約書に組み込むことに成功し、健全な売却益を懐に収めました。
マルケスは9歳の時にベニハミンBから加入し、10年間にわたりマドリードやバルセロナの美しいユースで育ってきたピュアなカンテラーノ。昨シーズンはハンス・フリック監督にその優れた戦術眼を見出され、2月に本拠地でのマジョルカ戦にてトップチーム公式戦デビューを経験。しかし、今夏の補強資金確保というクラブの緊急のスポーツ方針から放出が決定しました。
マルケスは移籍合意の直後、自身のSNSにバルサでの子供時代からの思い出の写真を複数枚添えて、以下のように涙の惜別メッセージを投稿しました。
『嘘は言いません。この大好きなクラブを出て行くことは、私の心を引き裂くように本当に痛む。この私の人生のすべてだったエンブレムにこのような形で別れを告げるシナリオは、夢にも思っていなかった。しかし、私に関わってくれたすべてのコーチ、仲間、およびサポーターへの深い愛と敬意は、どのような道を進もうとも、私の胸の中で永遠に残り続けるでしょう』。 (via ElDesmarque / SPORT)
デヴィッド・オドゥロのフランスFCアヌシーへの完全移籍
バルセロナB(バルサ・アトレティク)に所属していた20歳のガーナ代表DFデヴィッド・オドゥロが、フランス2部(リーグ・ドゥ)のFCアヌシーへ完全移籍することが正式発表されました。契約には、オドゥロがフランスの地で大爆発した際にもクラブが大きな経済的恩恵を受け取れるよう、将来の売却時の一部割合を確保する再販条項が含まれています。
オドゥロは2024年夏に母国のアクラ・ライオンズから加入。1年目はBチームで10試合に出場しつつ、ジュベニールの一員としてUEFAユースリーグを制覇する栄誉を手にしました。2年目となった昨シーズンは、ジュリアーノ・ベレッチ監督率いるチームで存在感を高め、リーグ戦23試合に出場してアルコヤーノ戦で記念すべき初ゴールをマーク。その将来性が評価され、フランスでのプロとしてのキャリアをスタートさせる運びとなりました。 (via SPORT)
2027年夏加入に向けたドミニク・リヴァコヴィッチとの口頭合意
バルセロナは、36歳を迎えて現役最後のシーズンを迎えることが確実視されている第2キーパー、フレン・シュチェスニーの退団に備え、トルコのフェネルバフチェに所属する31歳のクロアチア代表守護神、ドミニク・リヴァコヴィッチの獲得について、代理人のアンディ・バラ氏を介して「2027年夏の加入」に向けた極秘の完全口頭合意を締結しました。
合意プランによると、リヴァコヴィッチは移籍金200万ユーロ(変動200万ユーロ)の合計400万ユーロという、極めて格安なディスカウント価格でバルセロナへ売却されることが決定。これに伴い、今シーズン(2026/27)は一時的に別の欧州クラブへ「ローン(期限付き移籍、給与を負担させる形)」を施してフィットネスを維持させ、来年夏にシュチェスニーの契約満了に伴う引退の瞬間、バルサのファーストチームへ合流させて若き正キーパー、ジョアン・ガルシアの完璧なバックアップ兼ライバルとして君臨させるロードマップが完璧に固められました。
リヴァコヴィッチは、フェネルバフチェが今夏にマンチェスター・シティからブラジル代表GKエデルソンを電撃獲得したことでスタメンの座を失い、昨シーズンもスペインのジローナに期限付き移籍(出場はなし)するなど、実力を発揮できる新天地を強く求めていました。
リヴァコヴィッチの代理人事務所は、バルサの主力であるジョアン・ガルシアやダニ・オルモと全く同じ大手エージェンシー「Niagara Sports」が運営しており、バルサのフロントとのパイプは物理的に極めて太い状態にあります。 (via SPORT / ElDesmarque / Mundo Deportivo)
ジョアン・ラポルタ会長の回復とマルシアル・ピナ氏への合同オマージュ
バルセロナのジョアン・ラポルタ会長は、7月下旬に深刻な「心臓の不整脈(アリートミア)」を起こして緊急入院を強いられ、イギリス遠征をキャンセルするなど健康状態が極めて心配されていましたが、無事に手術と療養を終えて完全回復。今週の日曜日、チームのエルチェ遠征に会長として通常同行することが決定しました。
日曜日の14時からは、エルチェの名店レストラン「La Masia de Chencho」にて、エルチェ役員との公式な昼食会に出席し、クラブの経営正常化と関係強化を世に示す予定です。
また、キックオフ前のピッチ上では、この日(8月23日)にちょうど80歳の節目を迎える偉大なるレジェンド、マルシアル・ピナ氏に対する両クラブ合同の栄誉セレモニー(オマージュ)が開催。アストゥリアスに生まれながらエルチェで育ち、18歳でデビューしたのち、1969年からバルサの歴史の一部として357試合・84ゴールを記録。1973/74シーズンにはヨハン・クライフ氏らと共に不滅の伝説的な中盤を形成してリーグを制覇した彼の偉業を称え、両クラブの会長から背番号「10」が施された記念ユニフォームが贈呈されます。これに加え、エルチェ側からバルサに対する、先日獲得した世界王者(クラブワールドカップ戴冠)へのピッチ上での公式お祝い(レコノシミエント)も同時に執り行われます。 (via SPORT)
新背番号の決定とラ・リーガの登録手続き完了
バルセロナは、リーグ開幕戦を前に、デコSDが『クラブの経済状態の劇的な改善と各種の売却により、登録に関する財務問題は完全に解消された。いかなる選手も登録できないようなことは二度と起きない』と宣言した通り、今夏獲得したすべての新戦力および新契約の登録を土曜日までに100パーセント完了させました。
同時に、今シーズンのファーストチームにおける公式な背番号リストが発表されました:
- ロドリ・エルナンデス:マンチェスター・シティおよびスペイン代表で世界の頂点に立ったお気に入りの背番号「16」番に決定。
- アンソニー・ゴードン:マルク・カサドからはぎ取る形で、伝統の背番号「17」番に決定。
- カリム・アデイェミ:かつてヨハン・クライフ氏が背負った、フットボール界の神聖な背番号「14」番に決定。
- アンドレス・クリステンセン:契約更新に伴い、背番号「15」番を継続して登録。
- ジョアン・カンセロ:土曜日の午前に登録が滑り込み完了し、昨季も着用した背番号「2」番に決定。
なお、若き天才ジェシー・ビシウ(Jesse Bisiwu)については、行政的な書類手続き(国際移籍を巡るブランク)の関係により、今回の開幕戦の登録が間に合わず、今回はファーストチームの招集メンバーから完全に除外されることが決定。週明けには確実に選手登録が完了する見通しです。 (via SPORT / Mundo Deportivo)
ハンシ・フリック監督の公式記者会見
ハンス・フリック監督は、開幕を前にした記者会見において、いつもの紳士的で実直なドイツ流の語り口で、新チームへの手応えと、昨季アンチェロッティに煮え湯を飲まされ続けたライバル・レアル・マドリード(第二次モウリーニョ政権の発足)への関心を尋ねる報道陣に対し、鋭い牽制を交えて一蹴しました。
『明日、私たちはマドリードとピッチの上で直接対峙するのか? いや、違う。私たちの相手はエルチェだ。私にエルチェについて質問してほしい』。
また、未だ獲得できていない「絶対的なストライカー(9番)」の不在という現状に対し、プレシーズンで4得点とアピールを重ねる若きハムザへの信頼を強調しつつ、不敵なユーモアを交えてこのように発言しました。
『ストライカーの補強がないことを、私は1秒たりとも心配していない。デコと私は毎日密に会話をしており、どのようにチームを最高峰に押し上げるかのロードマップを完全に共有している。明日のスタメンの9番か……すでに心の中で決めている。いくつかの素晴らしい選択肢があるし、もしかしたら君たちを驚かせる特別なサプライズをピッチの上で用意するかもしれないね。ただ、それを予測することは、それほど難しいことではないはずだ』。
さらに、多くの代表選手がワールドカップで疲弊しているコンディション管理について、
『言い訳は絶対に許されない。全員が100パーセントのインテンシティで毎試合走る義務がある。エルチェはボールを素早く動かす非常にタフな相手だが、私たちは勝ち点3をもぎ取り、最高のスタートを切るだけだ』
と力強く語りました。 (via SPORT / ElDesmarque / Mundo Deportivo)
ジョアン・ガンペール練習場の新ジム建設の進捗
バルセロナは、選手たちのパフォーマンスの維持と、昨シーズンに多くの主力(アラウホやガビ)を襲った大怪我のリスクを劇的に軽減するため、練習場「シウダ・エスポルティバ・ジョアン・ガンペール」のメインピッチ(チト・ビラノバ)の脇に、最新の超大型ジム施設を建設する工事を進めており、その本館の基礎および鉄骨の梁・屋根の敷設を今週完全に完了させました。
この新施設は、ピッチと壁が全面防弾ガラスでシームレスに接続されたモダンな構造となっており、選手たちがピッチでの戦術トレーニングから一切の移動時間を失うことなく、シームレスに「力(ウェイトトレーニング)」や理学療法士を交えた「リカバリーセッション」へと移行できる、欧州最高峰のトレーニング環境を提供します。デコSDはこの先の第2段階として、一軍の選手たちが練習場でそのまま夜間の睡眠や食事の完璧な管理を行えるよう、最新のラグジュアリーな「選手専用レジデンス」の建設も極秘裏に計画しています。 (via SPORT)
マルク・カサドとエクトル・フォートの去就問題
バルセロナは、ハンス・フリック監督の今季の戦術構想から完全に外れ、一軍の練習場でもグループセッションから完全に隔離されて個別での調整を強いられている22歳のミッドフィルダー、マルク・カサドの売却交渉を急ピッチで進めています。
カサドは2028年まで契約を残しており、1億ユーロという多額の違約金が設定されています。現在、サウジアラビアのアル・ヒラルおよびアル・アハリの2つのクラブが、バルサの要求する「3000万から4000万ユーロ」という巨額のキャッシュを全額一括で支払う公式打診を提示。
バルサのフロントオフィスはこの巨額の売却益を喉から手が出るほど切望していますが、カサド本人が『私の優先順位はヨーロッパの最高峰のコンペティションで戦うことだ』としてアラビア行きを拒絶。カサドの代理人であるジョルジュ・メンデス氏が欧州内で彼をレンタル(買取オプション付き)で獲得できる適切なクラブ(ポルトガルやイタリアなど)を模索しており、移籍期限までのタフな説得交渉が続いています。
もう一人のカンテラの有望株、19歳のアタッカーであるエクトル・フォートについても、ハンジ・フリック監督の戦術モデルに適応できていない現状を受け、本人がドイツの名門ボルシア・ドルトムントへの完全移籍を強く直訴。フォートはすでにイタリアのローマや国内のレアル・ソシエダからの非常に好条件のオファーを自ら拒絶し、ドルトムントの聖地「黄色い壁」のピッチに立つことだけを夢見て、クラブ間の交渉成立を待ち望んでいます。フォートの市場価値は1500万ユーロに設定されています。 (via SPORT / Mundo Deportivo)
ラミン・ヤマルの独占インタビュー
バルセロナの至宝であり、今夏に10代にして世界中を完全に魅了し、ワールドカップ決勝において19歳にして世界王者の頂点に登り詰めたラミン・ヤマルは、Diario ASのロングインタビューに応じ、自身の劇的な環境の変化や、自らの生まれ故郷であるマタローのロカフォンダ地区への不滅の愛情、および富を巡る賢明な自身のマインドをこのように語りました。
ヤマルは小学校時代をマタローの労働者階級が住むロカフォンダ地区のペレアントン校で過ごし、授業の一環としてトロンボーンの演奏を好んで学んでいましたが、16歳でのプロデビュー後はすべてが急変。学業とプロキャリアの両立について、次のように本音を語っています。
『ある日、私は母親に、学校には行くけれど、授業は何も聞かずに、午後のバルサの練習のためだけに体力と集中力を温存すると告げました。母は私の言うことが理解できず、毎日のように烈火のごとく怒り狂っていました。プロデビューしたその日の朝ですら、母は私に、まず何よりも学校に行きなさいと叱りつけていました。最後には、これが私の人生のすべてを懸けた壮大な夢であることを理解し、静かに抱きしめて応援してくれました』。
ヤマルはその後、ラ・マシアの特別チューターによる遠隔指導や、EURO2024の最中にもノートと教科書を抱えてホテルの部屋で深夜まで勉強し、義務教育(ESO)を無事に完全修了しました。
しかし、急激な環境の変化は、彼の心に複雑な影を落としていました。
『私は最初はグラノリェースで勉強していましたが、その後、ラ・マシアから通う内部の学校に転校しました。1年目は順調でしたが、2年目は、マタローとは異なる、自分とは全く違う社会階層(富裕層)の人々の中に身を置くことにどうしても馴染めず、授業から心が離れてしまいました。私は、自分の近所の人々やパン屋、肉屋の主人がいるような、シンプルで飾らない環境が一番落ち着くのです。
私の母親が私のためにしてくれた過酷な犠牲、および父親がしてくれた数々の努力は、自分自身の子供のためでなければ、他の誰かのためにできるようなことではない。私はその記憶を絶対に忘れないし、だからこそ、子供の頃に貧しくて買えなかったり、やりたくても我慢せざるを得なかったすべての夢を、今すべて実現して人生を深く楽しむつもりだ。路地裏のストリートで培ったハングリー精神こそが、ピッチの上で大きなプレッシャーに直面したとき、私を世界で最も獰猛な選手にしてくれる最大の武器なのだ』。 (via SPORT)
パウ・クバルシの学業とフットボールの両立
19歳にしてバルセロナ、およびスペイン代表の最終ラインで異次元のクオリティを証明し、世界王者(ワールドカップ制覇)の栄誉を手にしたパウ・クバルシ。彼はピッチの上での卓越したディフェンス対応だけでなく、ピッチ外における信じられないほどの勉学への情熱とコミットメントで周囲を驚かせています。
クバルシは、昨シーズンにヨーロッパ最高峰のチャンピオンズリーグにおけるアトレティコやPSGとの過酷な極限の激闘の真っ都市の、毎日トレーニングの合間に参考書を開いて勉強を重ね、5月に見事に高校(バチジェラート)の卒業試験、および難関の大学入学資格試験(セレクティビダ)をストレートで一発合格しました。
クバルシはTV3の取材に対し、自身の将来のビジョンをこのように極めて大人びた口調で明かしています。
『私にとってフットボールは最大の情熱であり仕事ですが、プロとしてのキャリアがいつ何時、予期せぬ怪我などで絶たれるかは誰にもわかりません。だからこそ、自分の人生を守るために学問を通じて頭脳を鍛え続けることは非常に重要なのです。私は将来、お金をただ浪費するのではなく、正しく資産を管理・運用し、自分自身の将来的なビジネスを展開するための経営学(ADE)を大学で専門的に学ぶことをすでに決意しています』。
なお、水曜日のジョアン・ガンパー杯において、クバルシはベンチ入りメンバーの中で唯一、1分もピッチに送り出されませんでした。これはフリック監督が、新シーズンへの長丁場を見据えて組んだフィジカル負荷管理プロトコル(ケアプラン)の一環です。
クバルシはワールドカップでスペイン代表として全8試合、合計「750分」という天文学的な出場時間を記録しており、その代償として疲労が蓄積しています。エルチェ戦の遠征メンバーには名を連ねる見込みですが、先発ではなくベンチからのスタートが濃厚です。 (via SPORT)
ガビを巡るホームレス支援プロジェクトの虚偽報道
バルセロナの闘将であるガビを巡り、数日前にスペインの全国紙『La Razón』を始めとする複数のメディアが一斉に報道し、SNS上で大音量で絶賛されていた『ガビが自らの生まれ故郷であるセビージャ県ロス・パラシオス・イ・ビジャフランカに、130万ユーロという巨額の個人資金を寄付し、150戸(計300名収容)の最新のホームレス支援シェルターを建設するプロジェクトを開始した』という美談について、実際には完全なインターネット上のデマ(Bulo、虚偽ニュース)であることが公式確認されました。
ロス・パラシオスの自治体およびガビの親族に直接の事実確認を行ったところ、そのような寄付の計画や建設手続きは一切存在しておらず、このデマは今年5月にオーストラリアのFacebook上で拡散した、地元フットボールスターのニック・ダイコス氏を巡る虚偽ニュース(150戸・300ベッド)の構成をそのまま流用してバルサのスターに当てはめただけの悪質な架空ストーリーであったことが判明しました。
しかし、ガビ自身は以前のインタビューにおいて、恵まれない人々へのサポートに対する自らの倫理的な意思を以下のように真摯に口にしています。
『私の母はかつてベティスのランドリーで泥だらけのシャツを毎日洗い、父は小さな地元ビジネスで私を支えてくれた。私は寒さに凍える夜を過ごす人々を深く心配しているし、自分がプロとして手に入れた特権的な立場を利用して、苦しむ人々を助けるための何らかのアクションをピッチ外で起こすことは、自分の人生における重大な責任だと深く信じている』。
なお、この並外れた忠誠心は、移籍市場におけるピッチ外の大きなドラマへも直結しました。中盤の早急な補強を求めて躍起になっていたプレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドが、ガビに対して約4000万ユーロという天文学的な移籍金と巨額の給与を提示して獲得を打診してきましたが、ガビは交渉のテーブルに就くことすらなく一蹴し、バルサ残留の絶対的コミットメントを表明しました。 (via SPORT / ElDesmarque)
フォラリン・バログンへのアプローチ
バルセロナは、移籍市場の締め切りまで残り10日を切りながら絶対的なストライカー(9番)の確保を急いでおり、フランスの名門ASモナコに所属する25歳のアメリカ代表FWフォラリン・バログンの完全移籍獲得に向けて、水面下で緊急の調査とアプローチを開始しました。
バログンは昨シーズン、フランスリーグで19ゴール(公式戦43試合)をマークし、モナコの攻撃を牽引。さらに先のワールドカップでもアメリカ代表の絶対的な急先鋒として3ゴールを挙げ、チームのベスト16進出に多大なる貢献を果たしました。大会期間中には、トランプ米大統領による異例の「直々の政治的介入」により、本来累積警告で出場停止であったはずのラウンド16(ベルギー戦)への出場が直前で特別許可されるという、前代未聞の物議を醸す大事件の中心にいた、世界で最も話題を集めたアタッカーです。
バログンの契約は2028年まで残っており、モナコ側は「最低でも4000万から4500万ユーロ」のキャッシュを求めており、トッテナムやアストン・ヴィラといったプレミアリーグの資金力豊富なクラブも獲得レースに参戦しています。バルサは、モナコが現在登録上のメンバーとして彼をすでにUEFAリストに組み込んでいるなどの交渉上の障壁をクリアしつつ、ラウタロ交渉が万が一停滞した場合の最大の電撃カードとして、バログンの状況を24時間体制で厳しく注視しています。 (via SPORT)
クラブの歴史に埋もれた偉大なるレジェンド「パコ・ロドリ」の功績とマラドーナ獲得を最初に推薦したスカウティング秘話
ロドリ・エルナンデスが今夏バルサのユニフォームを身にまとったことで、バルサの歴史上における「もう一人のロドリ」、すなわちクラブ史における比類なき忠誠の象徴である「パコ・ロドリ(Francesc Rodriguez)」ことフランセスク・ロドリゲス氏(1934-2022)の高潔なキャリアが改めて見直されています。
1934年にバルセロナのサンツ地区で生まれたパコ・ロドリは、カンテラから昇格してエレニオ・エレーラ監督にその卓越した空中戦の強さと冷徹なマーク能力を見出され、1950年代後半のバルサの伝説的な守備の絶対的柱としてリーグ連覇に大きく貢献しました。
現役引退後も彼は一貫してバルサの裏方としてクラブを支え続けました。下部組織やアマチュア部門の監督を務める傍ら、技術秘書として欧州全域のスカウティングレポートを担当。
実は、若き日のディエゴ・アルマンド・マラドーナの卓越した才能を見抜き、クラブに対して『何が何でも、すぐにこのアルゼンチンの真珠を獲得すべきだ』という内容の、世界で最初のスカウティング推薦レポートに署名したのが、他ならぬパコ・ロドリでした。
それだけでなく、彼はミゲリやキケ・コスタス、デ・ラ・クルス、アラン・シモンセン、およびビクトル・ムニョスといった、後にバルサの黄金期を築くことになる数々の名手たちの獲得を決定づけた数万枚のプロファイルレポートを書き上げました。
ピッチ上で神のように君臨するロドリ・エルナンデスが中盤のゲームを完璧に支配する存在であるならば、1930年代から2020年代までバルサ一筋でその生涯を全うしたパコ・ロドリは、クラブが窮地にあるときも常に裏から支え続けた「最も美しいバルサの魂」そのものです。 (via SPORT)
パリSG指揮官ルイス・エンリケが語る、2000年10月に宿敵マドリードの一員としてキャンプ・ノウに帰還したルイ・フィーゴへの『恐怖すら覚える狂気的エネルギー』の記憶
かつてスポルティングからレアル・マドリードを経てバルセロナへと渡るという、フットボール界で最も稀有なキャリアを歩んだ名将ルイス・エンリケ監督(現PSG指揮官)が、バルサの歴史の中で今なお「最悪の裏切り」としてサポーターの記憶に刻まれている、2000年10月21日のルイ・フィーゴの宿敵マドリードの一員としてのカンプ・ノウ帰還の日について、当時のスタジアムを包み込んでいた凄まじいピッチ外の裏事情を語りました。
エンリケ監督は、新作ドキュメンタリー番組『El Camp Nou: Bienvenidos al estadio』の中で、あの狂気に満ちた夜の様子を次のように振り返っています。
『カンプ・ノウというスタジアムは、空っぽの状態でも見る者を圧倒する凄まじい威厳を持っています。しかし、私がバルサで過ごした8年間の中で、あの夜ほど恐ろしい雰囲気を感じた試合は他には存在しません。フィーゴは、ピッチの上では我々にとって本当に、本物の兄弟のような大切なチームメイトであり、最高のプレイヤーでした。しかし、彼はマドリードの白いユニフォームを選んで去ってしまったのです』。
その日、スタジアムに渦巻いていたエネルギーは完全に常軌を逸していました。
『通常、カンプ・ノウのサポーターはキックオフの間際になるまで席に就きません。しかしあの日は、キックオフの45分前、我々がウォーミングアップのためにピッチに足を踏み入れた瞬間には、スタンドはすでに入り切らないほど満員に膨れ上がっていました。あまりの地鳴りのような大ブーイングで、ピッチの上でペップやアベラルドと会話をしようとしても、お互いの声が1ミリも聞こえない状態でした。その瞬間、私は二人に、今日の試合、何が何でも、誰がピッチに立とうが絶対に負けるわけがないと叫びました。スタジアム全体から、文字通り恐怖すら覚えるほどの、強烈なエネルギーがピッチに降り注いでいたからです』。
試合は、若き日のカルレス・プジョルが怪物のようなマークでフィーゴを完璧に封じ込め、ルイス・エンリケ自身の先制弾とシマオのゴールにより、バルサが2-0で宿敵に完勝。伝説の「豚の頭の投げ込み」事件を筆頭に、あの夜の狂熱はスペインフットボールの歴史に不滅の足跡として残り続けています。 (via SPORT)
テレビキャスターのフアン・カルロス・リベロが放った『バルサのスポーツディレクターはデ・ラ・フエンテだ』というコメントがSNSで大炎上したピッチ外の論争
スペインテレビ局(TVE)の人気フットボールキャスターであり、その辛口な論評で知られるフアン・カルロス・リベロ氏が、ライブ番組のTwitchチャットにおいて放ったある皮肉めいた発言が、スペイン全土のサポーターやメディアの間で激しい賛否両論の嵐を巻き起こしています。
リベロ氏は番組の討論において、バルサのここ最近のリクルーティング戦略(補強方針)を痛烈に皮肉り、次のように言い放ちました。
『私が時折感じているのは、バルセロナというクラブの実質的なスポーツディレクターは、実は誰も気付かないうちに、現スペイン代表監督のルイス・デ・ラ・フエンテ氏が務めているのではないか、という点です。なぜなら、デ・ラ・フエンテ監督がスペイン代表のチームにおいて自ら指導し、ピッチの上でその能力とバリューを劇的に引き上げた(改善させた)すべての代表インターナショナルたちを、バルサは常に後ろから追いかけて、まるで義務であるかのように次々と獲得しているからです』。
この「バルサは代表でのデ・ラ・フエンテの成果を横取りしているだけだ」とも受け取れる極めて過激で挑発的なコメントは、瞬く間にSNS上で拡散。
バルサのサポーターからは『ラ・マシアからこれほど多くの若き代表プレイヤーたちを輩出している事実を完全に無視した、不当極まりない侮辱だ』と激しい怒りの抗議が殺到する一方、マドリード寄りのファンからは『的確な真実を突いている。バルサの補強は代表での活躍という出来上がった素材の獲得に依存している』と賛同する声が上がるなど、移籍市場の閉幕を前にピッチ外での論争が過熱しています。 (via MARCA)
フレンキー・デ・ヨングの膝の負傷を巡る論争の激化、手術拒否への葛藤とハンジ・フリック監督によるキャプテン剥奪の冷酷な決断
オランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングを取り巻く状況が、バルセロナのピッチ内外において非常に緊迫した危険な局面を迎えています。
ことの発端は、デ・ヨングが昨シーズンのワールドカップにおいて、オランダ代表として戦うために自身の右膝の怪我が完治していない状態であるにもかかわらず、無理をして強行出場を続けたことにあります。さらに、代表が敗退した直後、クラブへの早期合流やバルセロナのメディカルスタッフによる精密検査を優先させることなく、そのまま自身のバカンスに直行したことが、フロントの多大なる不快感を煽りました。
その後の精密検査の結果、膝の関節の負傷状態は当初の想定よりも遥かに深刻であることが確認されました。クラブのチームドクターや医療スタッフの大多数は、関節の長期的な安定性と完治のために『早急な手術の実施』を強くアドバイスしたものの、デ・ヨング自身は体にメスを入れたくないとして、頑なに独自の保存的治療を選択。
この彼の頑なな姿勢は、すでに2ヶ月以上経過した現在も回復の兆しが全く見られず、最悪の場合、今から手術を余儀なくされてシーズンの半分(6ヶ月以上)を完全に棒に振る可能性が極めて濃厚となっています。
これに対し、ハンジ・フリック監督は、かつてテア・シュテーゲンが怪我の際にもファーストキャプテンとして伝統のスピーチを任されていた前例があるにもかかわらず、今回のロッカールームのキャプテン投票プロセスにおいてデ・ヨングを候補から完全に除外し、その腕章を剥奪するという冷酷かつ明確なペナルティを科しました。
これについて、エリック・ガルシアは次のようにコメントしています。
『それはすべてフリック監督自身が下した決定であり、我々チームに対して特別な説明はありませんでした。監督はただ、移籍市場が完全に閉まり、所属メンバーが確定した段階で改めて全員で投票を行うと言っただけです』。
水曜日のジョアン・ガンパー杯において、ベンチ外のデ・ヨングが私服姿で選手紹介のためにピッチに姿を現した瞬間、スタンドのクレスからは一部の温かい拍手を超えて、明確な冷たいブーイング(口笛)が浴びせられ、ファンの不満が完全に沸点に達していることが証明されました。
さらに、新加入のロドリの存在やカンテラーノのマーク・ベルナルの台頭、シャビ・エスパルトらの急成長により、中盤におけるデ・ヨングの戦術的居場所は事実上失われつつあります。
フロント内部からは、冬の移籍市場(1月)において、彼の高額な給与負担を全面的に引き受ける意思を示しているイタリアの名門ユヴェントスなどのクラブへ、買取オプション付きのレンタル、あるいは完全移籍の形で放出すべきだという強硬な売却論が急速に浮上しています。 (via MARCA / SPORT)
プレシーズン4ゴールで得点王に輝いた18歳のエジプト代表FWハムザ・アブデルカリムの衝撃と古巣アル・アハリへの敬意
バルセロナの今夏のプレシーズンマッチにおける最大の、および最も美しい驚きとなったのが、18歳のエジプト人ストライカー、ハムザ・アブデルカリム(Hamza Abdelkarim)の圧倒的な大ブレイクです。
当初、エジプトの名門アル・アハリからの買い取りオプション付き期限付き移籍という形でユース(Juvenil A)に加入したハムザですが、直後の代表での大活躍を受け、バルサはすぐさま保有権を完全に買い取り、2029年までの5年のプロ契約を締結。
彼は、ワールドカップ出場に伴う規定の休暇を自ら返上し、ハンジ・フリック監督のファーストチームのトレーニング初日に一番乗りでグラウンドに現れました。このプロとしての模範的な姿勢が、規律を極めて重視するドイツ人指揮官の心を瞬時に鷲掴みにしました。
ハムザは今夏のプレシーズンを通じて凄まじい決定力を披露。バーゼル戦でのゴール、さらには水曜日のガンパー杯でのアル・アハリ戦において、アレハンドロ・バルデからの正確無比なクロスに完璧なタイミングで飛び込み、試合の均衡を破る値千金の先制ゴールをマーク。計5試合で「4ゴール」を挙げ、並み居る主力クラックたちを退けてチームの単独得点王に君臨しました。
この「夏のプレシーズン得点王」の称号は、一昨年のウスマヌ・デンベレ(5ゴール)、昨年のフェラン・トーレス、さらに一昨年のラミン・ヤマル(ともに3ゴール)の系譜に並ぶ、文字通りのエリートロードへの直行切符です。
しかし、スタジアムのファンを最も感動させたのは、彼のピッチ上での得点後の態度でした。かつて自身を育ててくれた最愛の古巣アル・アハリに対する最大のリスペクトを示すため、ハムザはゴールネットを揺らした瞬間、一切の派手なセレブレーション(パフォーマンス)を行うことなく、静かに両手を挙げて謝意を示し、同僚たちの抱擁を静かに受け入れました。
試合後、メディアの取材に応じたハムザは、まだティーンエイジャー特有のあどけなさと極めてシャイな表情をのぞかせながら、次のように語りました。
『神に感謝します。神の御心なら、これはまだ始まったばかりに過ぎません。自分を育み、プロとしての扉を開いてくれたアル・アハリとの対戦は、本当に言葉にできないほど特別な感情で満ち溢れていました。ハンジ・フリック監督が私に寄せてくれている絶大な信頼に対し、ピッチ上で100パーセントの結果で応えられたことが本当に嬉しいです』。 (via SPORT)
快速ウイング、カリム・アデイェミの右サイドへの適応と元指揮官ニコ・コヴァチが語る『トップキャリアの確信』
今夏ボルシア・ドルトムントから加入し、その圧倒的な縦へのスプリント能力とアジリティでサポーターを魅了しているドイツ代表FWカリム・アデイェミ(Karim Adeyemi)に対し、かつて彼を指導していた名将ニコ・コヴァチ氏が、その高いポテンシャルとバルサでの成功を固く予言しました。
コヴァチ氏はメディアの独占対談において、アデイェミのパーソナリティについて次のように語りました。
『カリムは本当に純粋で、信じられないほど誠実な心を持った素晴らしい青年です。彼の契約が残り1年となっていたため、クラブが引き留めることは非常に困難でした。彼が異なるトップクラブに移籍し、スペインの全く新しい戦術コンセプト(フットボールモデル)に触れることは、彼自身の成長にとっても、クラブにとっても極めて正しい決断だった。ハンス・フリックは代表を通じてアデイェミの特長をスミズミまで知り尽くしており、彼がバルサにおいて異次元のスピードと高いインテンシティを駆使し、必ずやワールドクラスのトップキャリアを歩むと確信しています』。
プレシーズンマッチにおいても、アデイェミはバーゼル戦で素晴らしいファーストゴールを記録するなど、高い戦術適応度を披露。アデイェミは取材に対し、バルサでのプレーについて次のように語っています。
『このような素晴らしい街に、および世界最大のクラブにいられるなんて本当に素晴らしい。多くのことを学んでおり、毎日さらに良くなろうと努力しています』。
フリック監督はアデイェミについて、キャリアを通じて130試合以上の出場経験を持つセンターフォワード(9番)としての起用を現段階で完全に除外しており、右サイドハーフ、すなわちラミン・ヤマルのポジションの完璧なバックアップ(あるいはライバル)として、前線に凄まじいダイナミズムを注入する役割を求めています。 (via SPORT / MARCA)
17歳カンテラーノ、ジョルディ・ペスケルの驚異的なトリプルジャンプ!カンテラBからファーストチーム開幕メンバー選出への舞台裏
バルサの輝かしい育成組織(ラ・マシア)の歴史においても、これほど急速で劇的なジャンプ(成長ステップ)を遂げた少年は他に存在しないかもしれません。17歳のカンテラ育ちの左サイドバック、ジョルディ・ペスケル(Jordi Pesquer)が、ファーストチームの開幕戦メンバーとして公式に招集されることがほぼ確定的となりました。
ペスケルは、クラブの下部組織の最も下のカテゴリー(プレベニハミン)から10年間にわたり一歩一歩コツコツと成長を遂げてきた、純度100パーセントのブラウグラナ(青赤)の申し子です。
驚くべきは、彼が昨シーズンの大部分をユースBチーム(カンテラB)で過ごしており、Aチーム(カンテラA)での出場時間は、Pol Planas監督のもとで終盤に出場したわずか8試合、545分間のみであったという事実です。彼はUEFAユースリーグなどの主要なエリート大会への出場経験すらありません。
しかし、今夏のファーストチームにおいて、ジョアン・カンセロの事務手続きの遅れ、若手ホフレ・トレンツのアヤックスへの完全移籍、オドゥロの去就問題、および主力のバルデの筋肉の違和感といった様々な不測の事態が重なった結果、フリック監督はこの長身で圧倒的なフィジカル強度と高精度な左足のキック技術を兼ね備えたペスケルをトップチームの練習に急遽召集。
ペスケルはこの千載一遇のチャンスを完璧に見事にモノにし、プロの猛者たちの中でも全く臆することのない卓越したパフォーマンスを披露してドイツ人指揮官を大いに驚かせました。
かつてリオネル・メッシがファーストチームに到達するまでに、カンテラB、カンテラA、Cチーム、およびBチームと多くのプロセスを踏まなければならなかった歴史と比較しても、このペスケルの「カンテラBからファーストチームへの直行」というウルトラCは、クラブの育成の歴史における新たな伝説です。
日曜日のエルチェ戦において、彼がマヌエル・マルティネス・バレーロのピッチにその足を一歩踏み入れる瞬間、10年にわたる地道な努力が最高のエモーショナルな結末へと繋がることになります。 (via SPORT)
ベルギーとガーナによる18歳の新星ジェシー・ビシウを巡る代表争奪戦とプレシーズンでの鮮烈なダブルゴール
今夏バルサがベルギーのクラブ・ブルッヘから850万ユーロの移籍金を支払って獲得した18歳の天才ウインガー、ジェシー・ビシウ(Jesse Bisiwu)の周囲が、その卓越したクオリティゆえにピッチ外で非常に慌ただしく動き始めています。
ビシウは今夏のプレシーズンマッチ、特にバーゼル戦において、後半途中出場からわずか2分間の間に、ダニ・オルモの極上の縦パスをトラップしてゴール隅に突き刺す電撃弾と、ラミン・ヤマルの絶妙なアシストから追加点を挙げるという、驚愕のダブルゴールを記録し、そのポテンシャルを一挙に証明しました。
この彼の衝撃的なパフォーマンスを受け、アフリカの強豪ガーナサッカー協会(GFA)が、彼のガーナにルーツを持つファミリーの家系に着目し、ベルギー代表に先んじて彼をガーナのフル代表(ブラック・スターズ)へ電撃招集するための説得プロセスを数ヶ月前から秘密裏に開始していることが明らかになりました。
ガーナ側は、ビシウを2027年に開催されるアフリカカップのキープレイヤーとしてチームの主役に据えるという、破格の好条件を提示してアプローチを続けています。
一方、ビシウはこれまでベルギーの各アンダーカテゴリー(U-15からU-19)において計25試合に出場している、ベルギーフットボール協会の至宝です。ベルギー側もガーナの執拗なマークとアプローチをすでに察知しており、彼の流出を阻止するための具体的な対抗措置を画策中。
18歳のビシウ自身の決断はまだ下されていませんが、バルサのファーストチームという世界で最も華やかなメガステージでの活躍が、彼の代表としての市場価値と決断のスピードを劇的に加速させています。 (via SPORT)
【本日の総括】
新生FCバルセロナは、今夏の移籍市場最終盤におけるトミー・マルケスらカンテラーノの戦略的売却による財政健全化を最大の武器に、バロンドールゲームメーカーであるロドリ・エルナンデスの獲得やジョアン・カンセロの電撃無償復帰、さらには新戦力全員の登録手続きを完璧に完了させ、連覇への万全の船出を整えました。フリアン・アルバレス交渉決裂をインテル主将ラウタロ・マルティネスとの電撃合意で即座に上書きしつつ、ピッチ外ではデ・ヨングの主将剥奪問題やガビの寄付デマなど多大な話題を提供。ピッチ上では、18歳のハムザ・アブデルカリムや17歳のペスケル、さらには19歳の至宝ラミン・ヤマルといった、ラ・マシアが誇る比類なき超新星たちを中心に、ハンス・フリック新監督率いる獰猛な王者の進撃が再びここから始まります。
