ジュリアン・アルバレス獲得破談とラウタロ・マルティネスとの合意

バルセロナが今夏、攻撃の絶対的なコアとして熱心に獲得を試みていたアトレティコ・マドリードのアルゼンチン代表FWジュリアン・アルバレスの引き抜き交渉は、アトレティコCEOのミゲル・アンヘル・ヒル・マリン氏およびディエゴ・シメオーネ監督による「放出の完全拒絶」と契約解除金5億ユーロ(約800億円)の提示により、事実上の完全な破談・終了を迎えました。

アトレティコ側はバルサによる度重なるアプローチに対し、メディアを通じて『他のクラブやその友好メディアに私たちの移籍戦略を荒らされたり、リスペクトを欠いたアプローチを受けるいわれはない。アトレティコは誇り高き団結したクラブであり、ジュリアンは私たちの今季の鍵だ』と強烈な反発と批判を発表。さらに、ジュリアンの代理人であるフェナン・ヒダルゴ氏がこの発言に憤り、自身のSNS上で以下のようにアトレティコ上層部を激しく非難するメッセージを投稿し、泥沼の政治闘争に発展しています。

『嘘つきに、なぜ嘘をついたのかと尋ねてはならない。それを説明するために、彼らはまた別の嘘を重ねなければならなくなるのだから』。

この事態を受け、スポーツディレクターのデコ氏は即座にプランBへと移行。同じくアルゼンチン代表の絶対的なストライカーであり、インテル・ミランの象徴である29歳のキャプテン、ラウタロ・マルティネスの獲得に向けて極秘交渉を完了させました。

交渉は先週、マドリードのホテルにてデコ、ボハン・キルキッチ、そしてラウタロの代理人を務めるアレハンドロ・カマニョ氏の間で2時間にわたり行われ、個人合意(給与条件などを含む)を100パーセント締結。バルサはインテルに対して、1億ユーロを下回る額(約8000万から9000万ユーロ規模、ボーナス込み)の第1次公式オファーを週明けに正式提出する準備を終えています。

インテル側は、マロッタ会長が『ラウタロは私たちのキャプテンであり、歴史そのものだ。どのような条件であっても、彼を放出するような意思決定を行う余地は絶対に存在しない』と強硬な姿勢を示しており、インテルのクリスティアン・チヴ監督も『市場は裏切りに満ちているが、彼を失えばチームの攻撃は完全に崩壊する』と悲痛な警告を口にしています。しかし、ラウタロ本人がバルサでのプレーを強く望み、インテル側に交渉のテーブルに着くよう直接プッシュしていることで、この移籍オペレーションは最終盤の最注目トピックとして加速しています。 (via SPORT / ElDesmarque / Esport3)

トミー・マルケスのSCブラガへの完全移籍合意

バルセロナは、ラ・マシアの若き最高傑作の一人であり、将来を大きく期待されていた19歳のミッドフィルダー、トミー・マルケスのポルトガル1部SCブラガへの完全移籍手続きを正式に完了させました。

取引は固定1100万ユーロという、今夏のカンテラ売却枠としてはアンス・ファティに並び、フェラン・トーレス(PSGへ最大500万ユーロ規模)に次ぐ素晴らしい大金がクラブの金庫へと支払われる形になります。バルサ側はさらに、将来のマルケス売却時の「20パーセントの分配権利」に加え、2028年まで有効な「6000万ユーロでの優先買い戻しオプション(リプラス)」を完全に留保する、お馴染みの防衛策を契約に組み込みました。

マルケスは9歳の時にベニハミンBから加入し、10年間にわたりマドリードやバルセロナの美しいユースで育ってきたピュアなカンテラーノ。昨シーズンはハンス・フリック監督にその優れた戦術眼を見出され、2月に本拠地でのマジョルカ戦にてトップチーム公式戦デビューを経験。しかし、今夏の補強資金確保というクラブの緊急のスポーツ方針から放出が決定しました。

マルケスは移籍合意の直後、自身のSNSにバルサでの子供時代からの思い出の写真を複数枚添えて、以下のように涙の惜別メッセージを投稿しました。

『嘘は言いません。この大好きなクラブを出て行くことは、私の心を引き裂くように本当に痛む。この私の人生のすべてだったエンブレムにこのような形で別れを告げるシナリオは、夢にも思っていなかった。しかし、私に関わってくれたすべてのコーチ、仲間、そしてサポーターへの深い愛と敬意は、どのような道を進もうとも、私の胸の中で永遠に残り続けるでしょう』。 (via ElDesmarque / SPORT)