【公式発表
アトレティコ・マドリードが、バイエル・レバークーゼンからアレハンドロ・グリマルドの獲得を公式発表しました。移籍金は固定で2000万ユーロ、契約期間は2030年6月30日までの4年間となります。現在スペイン代表としてW杯に参加している同選手はすでにメディカルチェックを済ませており、大会終了後にプレゼンテーションが行われる予定です。クラブは彼を「左サイドバック、ウイングバック、インサイドハーフ、さらにはトップ下もこなせる多才な選手」と評価しており、MLSのオーランド・シティへ移籍したアントワーヌ・グリーズマンの役割の一部を補う存在としても期待しています。
グリマルド本人は『ずっと前からスペインに戻ることが目標で、代理人は僕がどこに行きたいか知っていた。最初の希望はアトレティコだった。それが実現してここにいられてとても幸せだ。市場初日からアトレティコにしか行きたくないと言っていたので、家族にとってもとても幸せな日だ』と喜びを爆発させました。また、ディエゴ・シメオネ監督からも直接電話があったようで、『少しだけ話せた。W杯での幸運を祈ってくれたし、今は代表に集中して次の試合に勝つことが重要だと言ってくれた』と明かしています。(via ElDesmarque) (via SPORT)
【移籍市場
マテウ・アレマニーSDの下、来季に向けた補強が加速しています。グリマルドに続き、パリ・サンジェルマンからイ・ガンインの獲得も完了間近となっており、移籍金は2500万〜3000万ユーロ+変動額で最終調整中とされています。この獲得の動きに合わせて韓国初の公式ペニャ『Peña Atlética La Osa de Corea del Sur』も設立され、8月9日にはソウルでマンチェスター・シティとのプレシーズンマッチも控えています。
一方で、最大の補強ポイントである中盤の底「5番」の獲得は難航しています。当初狙っていたベルナルド・シウバやマルク・ククレジャはレアル・マドリードに獲得され、1月からの大本命だったジョアン・ゴメスも代理人との関係悪化により交渉が深刻な危機に瀕しています。現在、新たなプランBとしてスポルティングCPのモルテン・ヒュルマンドが急浮上しており、アトレティコ側は要求額の4000万ユーロからの値下げ交渉を行っています。これが決まれば、次はユベントスにレンタルから復帰したアルゼンチン人のニコ獲得へ動く予定で、イタリア側の要求を下げるために選手の譲渡なども含めた長い交渉になると見られています。シメオネ監督は全タイトルを狙うため、さらに即戦力のセンターバック2人と攻撃的選手2人の獲得を要求しています。(via MARCA) (via ElDesmarque) (via SPORT)
【公式発表
クレマン・ラングレのアトレティコ退団が公式発表されました。バルセロナからのレンタルを経て、昨夏にアトレティコと2028年までの契約を結び完全移籍していた同選手でしたが、シメオネ監督の構想外となり、今回はアトレティコとの契約を解除しての退団となります。移籍金ゼロのフリートランスファーでポルトガルのベンフィカへ加入し、2029年までの3年契約を結びました。アトレティコでの2シーズンでは公式戦60試合に出場し、3ゴール3アシストを記録。クラブは公式声明で『この2シーズンの努力と献身に感謝し、新たなプロとしてのプロジェクトでの幸運を祈る』とエールを送りました。グリーズマンに続く、今夏2人目の退団者となります。(via ElDesmarque)
【場外戦
フリアン・アルバレスを巡るFCバルセロナとの対立が、ついに制度的戦争に発展しました。アトレティコ・マドリードは、保護期間中にある選手への事前許可なしの交渉と「嫌がらせ」があったとして、バルサをFIFAおよびRFEF(スペインサッカー連盟)に公式提訴しました。ミゲル・アンヘル・ヒル・マリンCEOは『我々の責任はアトレティコ・マドリードの利益を守ることだ』と明言し、バルサに対する懲戒手続きの開始と制裁の検討を求めています。
バルサ側から提示された「1億ユーロ(固定+変動)の分割払い」のオファーは完全拒否しており、売却の絶対条件は「一括払いで約1億5000万ユーロ」のみ。ストライカー市場の高騰を考慮し、バルサの選手をトレードに含める提案も一切受け入れていません。なお、レアル・マドリードがアルバレスに対して1億5000万ユーロのオファーを出したことも確認されています。現在交渉は代理人を通じて行われており、バルサ側はW杯終了後に新たなオファーを提示すると見られています。(via SPORT) (via Mundo Deportivo)
【選手の声
現在W杯スペイン代表に参加しているマルク・プビルが、インタビューで渦中のフリアン・アルバレスについて言及しました。『彼の発言は少し奇妙だった。アトレティで幸せでないなら、どうなるか見てみよう。でも、彼が出て行くことになると思う。素晴らしい選手だからチームにいてほしいけれど、幸せじゃない選手は、そんなに良い選手ではなくなってしまう』と率直な思いを語りました。
また、自身をサイドバックからセンターバックにコンバートしたシメオネ監督に対しては、『彼には一生感謝する。アトレティコに着いてからすぐに僕をセンターバックとして見て、素早く的確に教えてくれた』と多大なリスペクトを示しています。なお、プビルはアトレティコ加入前にバルセロナのデコSDと交渉していましたが、FFPの問題で頓挫した過去も明かしています。(via SPORT)
【カレンダー
2026/27シーズンのラ・リーガ日程が発表されました。アトレティコは8月15日または16日の第1節で、ホームに昇格組のマラガを迎えて開幕します。ただし、現在W杯で勝ち進んでいるアルゼンチン代表らにアトレティコの選手が6人、スペイン代表にも4人いるため、W杯の進行次第では十分な休暇期間を確保するため、第1節が8月25日〜27日に延期される可能性が高いとされています。
注目のマドリードダービーは、第7節(9月20日の週末)がメトロポリターノ、第30節(4月4日の週末)がサンティアゴ・ベルナベウで開催。バルセロナ戦は第12節(11月8日の週末)にホームで迎え撃ち、第23節はスーペルコパの影響で前倒しされ、12月1日または2日にカンプノウで対戦します。そのスーペルコパ準決勝(2月3日)でもバルサと激突します。最終節(5月30日)はアウェーでのベティス戦となります。さらに、今季のチャンピオンズリーグ決勝が、2027年6月5日にアトレティコの本拠地「リヤド・エア・メトロポリターノ」で開催されることも決定しています。(via SPORT) (via ElDesmarque) (via Estadio Deportivo)
【本日の総括】
グリマルドの獲得が正式に発表され、イ・ガンインの加入も秒読み段階に入るなど、マテウ・アレマニーSDの主導で来季に向けた戦力補強が着実に進んでいます。一方で、フリアン・アルバレスを巡るバルセロナとの対立はFIFAへの提訴という深刻な事態に発展しました。中盤の底「5番」の獲得やセンターバックの補強など、シメオネ監督が求める完成形に向けて、今後の移籍市場での立ち回りがさらに重要になりそうです。