クティ・ロメロ獲得の公式発表
アトレティコ・マドリードはトッテナム・ホスパーからアルゼンチン代表DFクリスティアン・クティ・ロメロを獲得したことを公式発表しました。移籍金は固定3300万ユーロ、変動700万ユーロの計4000万ユーロ前後とされており、2031年6月30日までの5年契約に署名しました。選手は金曜日にマドリードのVithas - Invictumセンターでメディカルチェックを通過し、リヤド・エア・メトロポリターノのオフィスで正式に契約を締結しました。28歳のロメロは、ディエゴ・シメオネ監督が熱望していた右利きセンターバックであり、その強烈な個性、アグレッシブなインターセプト、確かな統率力が高く評価されています。トッテナムでは5シーズンで156試合に出場し、13ゴール7アシストを記録して24/25シーズンのUEFAヨーロッパリーグ制覇に貢献し、大会と決勝の最優秀選手に選ばれました。また、アルゼンチン代表でも58試合に出場し、W杯2022やコパ・アメリカ2021・2024を制覇、先のW杯2026でも準優勝に貢献した世界トップクラスの実績を持ちます。負傷歴の多さという懸念はありますが、アレハンドロ・グリマルド、モーテン・ヒュルマンド、イ・ガンインに続く今夏4人目の超大型補強として、新生ディフェンスリーダーに君臨することが期待されており、土曜日の午前10時からの練習から合流する見込みです。 (via Estadio Deportivo)
フリアン・アルバレス去就問題の葛藤
フリアン・アルバレスの去就を巡り、ピッチ外で不穏な報道合戦が繰り広げられており、クラブ内で大きな波紋を呼んでいます。アルゼンチンのメディアは、アトレティコ側がW杯2026開催中にフリアンに対して移籍希望を公言するよう促したと主張していますが、クラブ側はこの主張を驚きをもって完全に否定しており、大会中には通常通りのフィジカルチェックのための接触しかしていなかったと主張しています。フリアンは以前、バルセロナへの移籍希望を匂わせる発言をしていましたが、バルサの財政事情からこの移籍は事実上不可能となりました。フリアン本人は自分の振る舞いが不適切であったことを認識し、更衣室でチームメイトたちに対して『自分のやり方や表現方法に誤りがあった』と自らの過ちを認め、アトレティコへの忠誠とコミットメントを誓いました。これにより懸念されていたボイコットや反乱の可能性は消滅しましたが、本人の退団願望自体は完全に消え去ったわけではなく、今後のサポーターからの風当たりの強さを含めて、デリケートな関係をどのように修復していくかが注目されています。マルセイユとのプレシーズン最終戦では、バカンス明けで合流して間もないことを理由に招集メンバーから外されました。 (via ElDesmarque)
マルセイユ戦の劇的な逆転劇
アトレティコはプレシーズン最後のテストマッチとなったオリンピック・マルセイユとのアウェイゲームを1-2の逆転勝利で飾りました。試合前半は、35分限定で先発した新加入のグリマルドやジュリアーノ、リズムを欠いたイ・ガンインらがピッチに立ちましたが、ビルドアップのミスから Paixao に豪快な先制点を許す展開となりました。しかし、後半に若いカンテラーノたちが投入されると一転、アトレティコの下部組織の力が爆発しました。21歳のミッドフィールダー、ロドリゴ・メンドーサが、アデモラ・ルックマンによるバルエルディへの鋭いプレスからのボール奪取を受けて、エリア内で冷静に同点弾をマーク。さらに試合終了間際には、ジョルジュ・カスティージョの鮮やかなスルーパスからアルナウ・オルティスが右サイドを爆発的なスピードで突破し、中央に送ったアシストをカルロス・マルティンがゴールへと押し込んで逆転劇を完結させました。16歳の若きディフェンダー、ドミンゲスが守備陣で非常に落ち着いたパフォーマンスを披露するなど、多くのカンテラーノの台頭がシメオネ監督に大きな手応えを与えました。 (via MARCA)
新補強アレハンドロ・グリマルドの加入
今夏新しくアトレティコに加わったスペイン代表DFアレハンドロ・グリマルドが、リヤド・エア・メトロポリターノで正式にサポーターへお披露目されました。30歳になったグリマルドは、これまでにバルセロナの下部組織、ベンフィカで輝かしい実績を重ね、バイエル・レバークーゼンでは無敗での2冠の立役者となった世界トップクラスの左サイドバックです。アトレティコは過去に2度彼を獲得しようとしましたが、今夏ついに念願の移籍が実現。グリマルドは会見で、シメオネ監督について『彼は毎日ハードワークを要求する、極めてインテンシティの高い指揮官です』と述べ、互いにフットボールを同じ情熱で理解し合えると語りました。さらに、スペイン代表の戦友であり、ライバルクラブであるチェルシーに移籍したマルク・ククレジャとの友情について質問が及ぶと、『フットボールの世界と、個人的な人間関係は完全に分けなければなりません。代表チームで培った彼との素晴らしい友情は、ライバルになっても変わることはありません』と語り、自身の夢の舞台であるアトレティコでの戦いに向けて『早くこの大きなプロジェクトを勝ち点3でスタートさせたい』と、水曜日のマラガ戦への燃えたぎる闘志を語りました。 (via ElDesmarque)
攻撃陣の構想とFW獲得へのハードル
アトレティコの移籍市場におけるフロントの動きは、放出作業の進捗に左右されています。今夏、チームの攻撃陣には大幅な変化が予想されており、アントワーヌ・グリーズマンの退団やフリアンの不透明な去就が取り沙汰される中、去就が注目されていたノルウェー代表FWアレクサンダー・ソルロートがチームに残留することが濃厚となりました。当初、ソルロートを高額で売却して新たな別のストライカーを獲得する計画があり、ユベントスなどとの交渉が破断したため、ソルロートは今季もシメオネ監督の下で攻撃の重要な2番手として君臨し、多くの出場時間を得ることになりそうです。ディレクターのマテウ・アレマニーは、他の余剰戦力を放出しない限り新たな前線の補強は難しいとしており、現在はサント・ドミンゴで昇格の立役者となった19歳の左サイドバック、ジョージ・サリナスに関心を寄せていますが、バルセロナや海外クラブ、マンチェスター・ユナイテッドなどからの巨額オファーが割り込んできており、移籍交渉は一筋縄ではいかない状況です。 (via ElDesmarque)
新シーズンに課された義務
アトレティコは、26/27シーズンにおいてレアル・マドリードやFCバルセロナに真っ向から立ち向かい、プリメーラのタイトル獲得に全力で挑戦することが求められています。昨シーズン、チームは早い段階でリーグのタイトル争いから脱落し、チャンピオンズリーグやコパ・デル・レイといった一発勝負のトーナメントに軸足を移すという変則的なアプローチを取り、サポーターの期待を十分に満たすことができませんでした。しかし、今夏はグリマルド、イ・ガンイン、ヒュルマンド、そしてクティ・ロメロという一線級の実力派を各ポジションに配置し、指揮官の下で戦術のブラッシュアップが進んでいます。シメオネ監督がどのようにして新しいパズルのピースを組み合わせ、チームとしての強固な守備とインテンシティを取り戻せるかが最大の焦点となります。まずは水曜日の開幕戦となるマラガ戦での勝利が、彼らに課された最初の義務です。 (via Mundo Deportivo)
【本日の総括】
アトレティコ・マドリードは、待望のディフェンスリーダーであるクティ・ロメロの獲得を正式発表し、大きな興奮の中で新シーズンへの準備を進めています。フリアン・アルバレスの去就トラブルやメディアによる憶測に端を発する不穏な空気がピッチ外で漂う中、本人が更衣室に深く謝罪して残留姿勢を示したことは開幕戦に向けてこの上ないポジティブな材料です。プレシーズン最終戦マルセイユ戦での逆転劇で見せた若きカンテラ勢の驚異的な躍動はチームの大きな推進力となっており、新加入グリマルドら世界的な実力者たちを組み込んだCholoの戦士たちは、来週水曜日にリヤド・エア・メトロポリターノで迎えるマラガとのリーグ初戦に向けて、万全の状態でスタートラインに立っています。
