ラージョがベティスの若き至宝MFニャンゴロ・ブアレを完全移籍で獲得したことを公式発表し、5年契約を締結しました。

✅ 移籍金ゼロの舞台裏!ベティスが将来の利益50%を握る複雑な契約スキーム

実質的な移籍金はゼロながら、ベティスが将来の売却益50%や優先交渉権などを保持する緻密な取引となっています。

✅ 『試合に出さずスタンドに送る』契約更新拒否をめぐるベティスとの泥沼交渉劇

プレシーズンで輝いたブアレに対し、ベティスは不当な条件での契約延長を迫り、拒否すれば干すと脅していました。

✅ 退団したグンバウの穴を埋める!中盤の主軸としての期待とこれまでの歩み

ベニャト・サン・ホセ監督率いるチームにとって、ブアレは退団した主軸グンバウの後釜として極めて重要な補強です。

ニャンゴロ・ブアレの完全移籍を公式発表!2031年までの5年契約

ラージョ・バジェカーノが、レアル・ベティスから期待の若手MFニャンゴロ・ブアレを完全移籍で獲得したことを正式に発表しました。

ベティス側は木曜日の朝に『レアル・ベティス・バロンピエとラージョ・バジェカーノは、MFニャンゴロ・ブアレのラージョへの移籍で合意に達しました。クラブはこれまでの貢献に感謝し、今後の幸運を祈ります』との公式声明を発表し、別れを告げました。(via Estadio Deportivo)

その直後にラージョ側もブアレの加入を正式に発表。契約期間は2031年6月までの5年間という超長期契約であり、クラブがこの22歳の才能にどれほど大きな期待を寄せているかが伺える内容となっています。選手登録もトップチーム枠(1部登録)であることが保証されており、新シーズンから即戦力としてラ・リーガの舞台に立つことになります。(via ElDesmarque)

移籍金ゼロの舞台裏!ベティスが将来の利益50%を握る複雑な契約スキーム

今回の取引は一見すると移籍金が発生しないフリー移籍のように見えますが、その背景には非常に複雑で緻密な契約スキームが存在しています。(via Estadio Deportivo)

まず、今回の取引のベースは今年6月に遡ります。ラージョはDFノーベル・メンディの買い取りオプションを実行する交渉の際、ベティスに対して50万ユーロを支払い、ブアレに対する今夏の「優先交渉権」を事前に獲得していました。(via Estadio Deportivo)

この優先権があったため、今回ラージョは追加の移籍金をベティスに支払うことなくブアレを獲得(50%の保有権を獲得)することに成功しました。しかし、ベティス側もただで手放したわけではありません。契約条項には、将来ブアレが他クラブへ移籍した際の売却益の50%をベティスが受け取る権利が設定されています。また、ベティスには将来的な買い戻しオプションはないものの、ラージョが他クラブからオファーを受けた際に同額で買い戻せる「優先マッチング権(優先交渉権)」が残されています。(via ElDesmarque)

『試合に出さずスタンドに送る』契約更新拒否をめぐるベティスとの泥沼交渉劇

ブアレのラージョ加入が決定するまでには、ベティス側との間で激しい対立が繰り広げられた泥沼の人間模様がありました。(via Estadio Deportivo)

ブアレとベティスの契約は2027年まで残っており、今夏のプレシーズンではマヌエル・ペジェグリーニ監督の下で中盤のキーマンとして大きな輝きを放ちました。これを見たベティスは、監督のゴーサインを得て、ブアレに対して3年間の契約延長をオファーしました。しかし、アルメリアのビカル出身である22歳のブアレは、提示された年俸額が低すぎること、そしてトップチームとBチームを並行してプレーするという曖昧な役割設定に納得がいかず、この最初のオファーを拒否しました。ベティスは金銭面を改善した2度目の提案を行いましたが、これも拒絶されました。(via Estadio Deportivo)

頑なに拒否し続けるブアレの姿勢に対し、ベティス側は強硬な姿勢に出ました。クラブはブアレに対し、『契約を延長しないのであれば、今シーズンは一切ユニフォームを着ることはできず、1年間ずっとスタンドで過ごすことになるだろう』と通告し、実質的な懲罰処分をちらつかせて脅しをかけたのです。さらに『唯一の逃げ道は、6月に優先交渉権を約束したラージョに移籍することだけだ』と選択を迫りました。結局、契約更新が完全に決裂したことで、ブアレはラージョとの交渉を急速に発展させ、ベティスより高い給与とトップチームの登録を確約したラージョへの移籍を決断しました。(via Estadio Deportivo)

退団したグンバウの穴を埋める!中盤の主軸としての期待とこれまでの歩み

ベニャト・サン・ホセ監督が率いるラージョにとって、このブアレの獲得は極めて重要な意味を持ちます。(via MARCA)

チームでは、過去2シーズンにわたり中盤の底でゲームをコントロールしていたヘラール・グンバウが退団しており、その穴をどう埋めるかが大きな課題となっていました。ブアレはまさにそのポジションを埋めるための「直接的な後釜」として迎え入れられており、新システムの中核を担うことが期待されています。(via Mundo Deportivo)

ブアレは2004年8月13日生まれの22歳で、Polideportivo El Ejidoで頭角を現した後、2025年1月にベティスに加入しました。その後、アトレティコ・サンルケーニョへのレンタル移籍を経て、昨季はベティスBで主軸として定着。3部リーグに相当する1部RFEFで30試合すべてに先発出場し2ゴールを挙げるなど、その守備力と展開力で急成長を遂げました。この実績とプレシーズンでの活躍が、今回のラ・リーガ1部へのステップアップに繋がっています。(via MARCA)

【本日の総括】

移籍期限が迫る中、ラージョ・バジェカーノはベティスとの泥沼の交渉を制し、中盤の要となる超新星ニャンゴロ・ブアレを2031年までの5年契約で完全獲得しました。実質移籍金ゼロという驚異的なスキームで、去就が注目された実力派若手を迎え入れられたことは、グンバウ退団に伴う中盤の再編成を急ぐチームにとって最高の補強と言えます。