アトレティコ・マドリード

シメオネ監督は、ワールドカップで決勝まで行ったアルゼンチン代表やスペイン代表の選手たちが非常に遅れてチームに合流したため、フィジカル面や精神的なコンディションに依然としてバラつきがあることを嘆いており、90分間しっかりと戦い抜くためのスタメン構成について『いまだに頭を激しく悩ませている』と苦悩を口にしています。

チームの負傷・欠場者はアレクサンダー・セルロートのみであり、彼は怪我の治療に専念しつつも、クラブ側はマテウ・アレマニー氏を筆頭に彼の売却手続きと新たな代替ストライカーの獲得交渉を進めています。ほかに、若きアメリカ代表のオベド・バルガスは育成目的のローン移籍、トマ・レマルは放出候補として招集メンバーから外れ、全体練習が短いコティ・ロメロも遠征メンバーから除外されました。

現在、チームの最大の焦点はバルセロナへの移籍を強く望み、公に『何よりも移籍することがお互いにとって最善であり、自分自身の夢を叶えたい』と発言したアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスを巡る問題です。この発言はクラブ側やアトレティコサポーターから強い反感を買っており、今週には練習場やメトロポリターノ周辺に彼を強く非難・拒絶する過激な看板や落書きが出現し、スタジアムで不穏なブーイングが飛び交うことが予想されます。

CEO of ミゲル・アンヘル・ヒル・マリン氏は、バルセロナという国内のライバルへ安易に売却することは絶対にないと「放出拒否」を断言。しかし、クラブはイングランドのアーセナルからのオファー(アルテタ監督からの直接の説得の電話もあったとされています)であれば聞く姿勢を示したものの、選手本人がバルサ行き以外を一切拒否。これに対し代理人のフェルナンド・イダルゴ氏がSNS上に『嘘つきに、なぜ嘘をついたのかと尋ねてはならない。それを説明するために、彼らはまた別の嘘を重ねなければならなくなるのだから』とアトレティコ幹部を痛烈に非難するメッセージを投稿し、泥沼の戦いとなっています。

本日のビジャレアル戦に向けた予想スタメンは、ゴールキーパーにオブラク、最終ラインにギリアーノ・シメオネ、マルコス・ジョレンテ、ル・ノルマン、ハニツコ、グリマルド。中盤にバリオス、モーテン・ヒュルマンド、コケ、メンドーサ、そして前線にアデモラ・ルックマンを並べるプラン。

対ビジャレアルの本拠地スタッツ:過去10年間のホームゲームにおいて、ビジャレアルを相手に2勝4分け4敗。直近の2025/26シーズンの対戦では、パブロ・バリオスとニコ・ゴンサレスのゴールにより2-0で勝利していますが、通算では24試合中アトレティコが12勝7分け5敗となっています。 (via Mundo Deportivo / SPORT / MARCA)

ビジャレアルCF

新指揮官イニゴ・ペレス率いるビジャレアルは、第2節にアウェーでアトレティコ・マドリードに挑みます。開幕戦のレーシング・サンタンデール戦において、2-0でリードしながらも一瞬の守備の緩みから2-2のドローに終わったことで、今回のビッグマッチでは守備陣の連携と攻撃におけるインテンシティの向上が強く求められています。

チームは、前シーズンの2部所属時の出場停止処分が残っているアラサヌ・ディアタが欠場。さらに、イタリアのコモへの完全移籍に向けた最終交渉を進めているディフェンダーのウィリー・カンブワラが遠征メンバーから外れました。また、筋肉の違和感を抱えるセルジ・カルドナと大黒柱のジェラール・モレノの二人は、直前までコンディションを確認する状態となっています。

この大一番において、スポーツディレクター陣から絶大な期待を寄せられている18歳のカンテラーノ、ミッドフィルダーのカルロス・マシアの電撃的な先発抜擢がささやかれています。練習での並外れた集中力を受けて、本来の主力であるサンティ・コメサニャに代わって中盤の底に入る可能性が浮上しています。

予想スタメンは、GKルイス・ジュニオール、DFにモウリーニョ、フォイス、レナート・ヴェイガ、ロメロ、MFにペペ、ゲイ、マシア、モレイロ、FWにアヨセ・ペレスとミカウタゼの布陣。 (via SPORT / Mundo Deportivo)

バレンシアCF

歴史的な本拠地メスタージャがその生涯を終えるラストイヤーの開幕戦。セルタ・ビーゴをホームに迎えて0-0の引き分けとなりましたが、スタジアムはサポーターによる強烈なフロント批判に包まれました。

クラブを長年放置し、十分な投資を行わないオーナーのピーター・リム(Meriton)や、幹部のキアット・リム、ロン・グーレイらに対して、ファンは恒例の「試合開始19分」にスタジアム全体で『ピーター、出て行け』と怒りの大合唱。試合の終盤には、一部サポーターからカルロス・コルベラン監督の辞任を求めるチャントが発生し、それに対して別のスタンドから大音量の口笛(ブーイング)が飛ぶなど、緊迫した空気となりました。

試合は30度を超える猛暑と70%の高湿度という過酷な気候条件で行われ、お互いに運動量を制限する plomizo(非常に重苦しい)な展開となりました。

この中で唯一の光となったのが、カンテラ出身であり、日本期待の19歳、神童佐藤龍之介(Ryunosuke Sato)です。佐藤は1-3-5-2の2シャドー(トップ下)として公式戦先発デビュー。前半10分に、正確無比なロングキックから裏に抜け出し、ダンジューマの決定機(オフサイドの判定でしたが、VARならば得点と認められていた可能性が非常に高いプレー)を演出。中盤での卓越したビジョンとキック精度でチームの攻撃を牽引しました。

しかし後半56分、コルベラン監督が佐藤龍之介をベンチに下げてウマル・サディクを投入した瞬間、メスタージャのスタンドを埋め尽くしたサポーターからは、最も攻撃を牽引していた佐藤の交代に対し、『なぜ佐藤を下げるんだ!』と監督に向かって凄まじい大ブーイングが浴びせられました。

去就の噂に揺れるアタッカーのアルナウト・ダンジューマは、PSVへの移籍を巡って揺れる中、監督に自ら直訴して先発出場。しかし、佐藤の極上パスからの決定機を外したほか、後半にも絶好のチャンスを完全に枠外へと飛ばし、交代時にはファンから拍手とブーイングが二分する悔しいパフォーマンスとなりました。

最終ラインでは、オランダ人ディフェンダーのジャスティン・デ・ハースが前半38分に相手を止めてイエローカードを受け、さらに足首に強い打撃を負ったためハーフタイムで負傷交代。代わって入ったモウクタール・ディアカビは7ヶ月におよぶ大怪我からようやくピッチに復帰しました。また、新戦力のパビル・マフェオも後半途中出場を果たしたものの、周囲との連携に苦しみました。

クラブはさらに、カンテラ育ちのディフェンダーであるルボ・イランソのレアル・サラゴサへの完全移籍を承認。移籍金は発生しないものの、将来的なリセール時の25%の権利、および優先的な買い戻し交渉権を留保する契約を結びました。 (via Superdeporte / ElDesmarque / SPORT / MARCA)

セルタ・ビーゴ

敵地メスタージャでのバレンシア戦を0-0のドローで終えました。クラウディオ・ヒラルデス監督のもと、ポゼッションを56パーセント支配してゲームをコントロールしたものの、攻撃の構築におけるアイデアやラストパスの精度を欠き、決定力を露呈する結果となりました。

この難しいアウェー戦において、アトレティコ・マドリードから電撃移籍したベテランディフェンダーのマルコス・アロンソ、および新戦力のアレイクス・フェバスの二人が、中盤と最終ラインで異次元のパフォーマンスを披露して強固な壁を築きました。マルコス・アロンソは終了間際の88分、エリア手前でパスを受け、左足で放った鋭いコントロールシュートがポストのわずか数センチ外をかすめる決定的なシーンを演出。

また、長期の怪我から復帰したミゲル・ロマンが素晴らしいインテンシティでピッチ中央を制圧。

ヒラルデス監督は、イングランドのプレミアリーグへの移籍の噂が絶えない22歳の右サイドバック、ハビ・ルエダについて、『彼はチームにとって絶対的に不可欠な存在であり、手放すつもりはない』と会見で残留を強くアピールし、後半64分から彼をピッチへと送り出しました。 (via SPORT / Estadio Deportivo / ElDesmarque / MARCA)

アスレティック・ビルバオ

新指揮官エディン・テルジッチ監督のホーム初陣であり、街のフェスティバル「アステ・ナグシア」の盛り上がりの中で行われたセビージャ戦は、1-3の極めて苦い完敗を喫しました。

試合を決定的に壊してしまったのは、開始わずか11分の悲劇的なレッドカードです。ディフェンスラインのミスを突いて抜け出そうとした相手のミゲル・シエラを、ユーリ・ベルチチェが後ろから倒したとして、レフェリーは一発退場を宣告。キャプテンのイニャキ・ウィリアムズは『あれは絶対にレッドではない。相手はトラップが大きく乱れてボールコントロールを失い、勝手に自重で倒れただけだ。開始10分でこのような不当な判定でゲームを壊されるのは本当に耐え難い』と怒りを爆発させました。

さらに15分、ゴールキーパーのウナイ・シモンがビルドアップの際、相手のロビー・ウレの執拗なプレスに焦ってパスミスを犯し、ボールを拾ったオソに無人のゴールに流し込まれ先制点を許しました。ウナイ・シモンは『確実に後ろから手で触られた、接触があった』と抗議したものの、判定は覆りませんでした。

10人となりながらも、カンテラーノのベニャ・ゲレナバレーナとペイオ・カナレスの若きダブルボランチが中盤の底で大いに存在感を示し、決定機を構築。しかし、後半開始直後に一瞬の隙を突かれて0-3と突き放され、70分にコーナーキックからアイトール・パラデスが鮮やかなボレーで1点を返したものの、力及びませんでした。

試合開始前、今夏ワールドカップで世界の頂点に立ったウナイ・シモン、ニコ・ウィリアムズ、アイメリク・ラポルテの3選手がピッチ上でトロフィーをスタンドに捧げました。しかし、バスクのアイデンティティとスペイン代表としての成功が複雑に交錯するスタジアムでは、割れんばかりの拍手と、激しいブーイング、さらにはバスク国旗「イクリニャ」がスタンドに大きく掲げられるなど、異様な空気が漂いました。

フロント方針:ジョン・ウリアテ会長率いるクラブは、選手、従業員、歴代会長、OBたちに対して、これまで無償で提供していた「優待チケット」の配給を完全に廃止し、すべて優先購入権に変更する経費削減策を敢行。ソポーターの会員待ちが11,000名に達している現状から、一般販売席の供給を増やすための冷酷な経営判断です。 (via Mundo Deportivo / MARCA / Estadio Deportivo / ElDesmarque)

セビージャFC

ルイス・ガルシア・プラサ監督率いるセビージャFCは、開幕のラージョ・バジェカーノ戦(2-1)の勝利に続き、難攻不落のサンマメスでアスレティック・ビルバオを1-3で破り、見事な開幕2連勝を飾りました。これはセビージャにとって、かつて黄金期を築いたフレン・ロペテギ監督以来、過去20年間で唯一となる歴史的なロケットスタートです。

指揮官は前半11分に相手の退場を誘発したのち、ハーフタイムに信じられない神采配を断行。すでに警告を受けていたペケ、ミゲル・シエラ、グリーディの3選手を、退場リスクの徹底排除と後半の攻撃力増強のために一気にベンチに下げるという大英断を下しました。

この采配が完璧に的中。後半開始直後の50分に交代出場のチデラ・エジュケが、イサク・ロメロの針の穴を通すようなスルーパスからループシュート(チピターダ)を極めて美しく沈めて0-2。さらに57分、相手のアレスの重大なミスを突いてイサク・ロメロが3点目を叩き込んで勝利を完全に決定づけました。

チームをピッチの最前線で支えたのが、今夏スウェーデンのシリウスから獲得された新フォワードのスコットランド代表、ロビー・ウレです。得点こそなかったものの、その猟犬のようなプレッシングは凄まじく、ユーリの退場を誘うミスの発端となったほか、ウナイ・シモンのクリアミスを誘って先制点(オソがゴール)を引き出すという、陰の絶対的なMVPの活躍を見せました。

試合後、ウレはセビージャの異次元の暑さに驚愕し、午後5時の練習時には『ここは狂っている(This is crazy)』と何度も悲鳴を上げ、試合終了時にはピッチの上で完全に体力を使い果たして死んだようになっていました。

現在、チームは la カンテラーノの台頭がチームを救っている状況。ホセ・イグナシオ・ナバロSDは閉幕までのさらなる補強に向けて水面下で緊急の交渉を続けています。 (via Estadio Deportivo / ElDesmarque / SPORT / MARCA)

レアル・ソシエダ

クラブは今週、わずか31歳の若さで闘病生活を送っていたBチーム(サンセ)の栄養士、イオン・ゴメス氏の早すぎる悲痛な急逝を発表。土曜日、Bチームがアウェーのアルバセテ戦で1-2の勝利を収めた際、ホセ・アンソテギ監督は試合後の記者会見の冒頭で涙をこらえきれず、目を真っ赤に腫らしながらこのように語りました。

『まずはフットボールを語る前に……今週私たちは本当にかけがえのない大切な仲間を失った。この信じられない勝利を、どこかで見守って私たちを助けてくれたイオンに心から捧げたい』。

トップチームにおいては、依然として移籍市場での動きが遅れており、ブラ・メンデス、アリツ・エルストンド、ハビ・ロペスといった主力たちの流出(または離脱)に対し、サポーターからはフロントの熱意のなさに疑問の声が上がっています。

そのような重い空気の中で、唯一の希望となったのがベネズエラ代表ミッドフィルダー、ヤンゲル・エレーラです。昨季1100万ユーロという大金で完全移籍したものの、怪我の連発によりほぼ全試合を欠場。今季から背番号を「12」から、レジェンドナンバーである「21」に変更してソシエダ戦でスタメン復帰。72分間ピッチを縦横無尽に走り回り、ようやく本来のダイナミックな姿を完全に取り戻しつつあることを証明しました。

補強:ディフェンス陣の急務であるセンターバックの獲得に向けて、ジョキン・アペリバイ会長とエリック・ブレトスSDがブラジルへ極秘裏に渡航。クルゼイロに所属する22歳の右利きセンターバック、ジョナタン・ジェズスの引き抜きに向けて1300万ユーロの公式オファーを提示。しかし、クルゼイロ側は『2000万ユーロに満たないいかなる交渉にも一切応じない』と拒絶し、交渉は非常にタフな難局を迎えています。 (via DiarioVasco / NoticiasDeGipuzkoa / Mundo Deportivo)

レアル・ベティス

開幕戦でレアル・ソシエダを1-0で下して最高の滑り出しを飾ったベティスは、延期されていたバレンシアとの第1節を火曜日に迎えます。マヌエル・ペレグリーニ監督はベティス就任後、メスタージャで3勝1分け2敗と非常に高い相性を維持しています。

新戦力:アイルランド代表の怪物ストライカー、トロイ・パロット(Troy Parrott、前所属AZアルクマール、昨季95試合51ゴール17アシストをマーク)が、22日にチームの全体練習に初合流。前節のソシエダ戦は登録が間に合わなかったものの、火曜日のバレンシア戦での電撃デビューに向けて、ペレグリーニ監督(通称:Ingeniero)のもとで非公開の特別フィットネスをこなしています。パロットはスタンドからベティスの大サポーターの大合唱を体感し、次のように興奮を隠しませんでした。

『本当に信じられない。私にとって初めてのベティスとしての経験は、人生で最高(トップ)の瞬間だ』。

移籍市場:コロンビア代表のネルソン・デオッサに対し、メキシコの名門クラブ・アメリカから正式な獲得オファーが届いています。ベティス側は1500万ドル(1285万ユーロ)の移籍金を強気に要求しており、これが実現すればアメリカのクラブの歴史において最高額のメガ獲得となります。

同時に、カンテラーノのパブロ・ガルシアの売却を巡り、プレミアリーグに昇格したハル・シティが500万ユーロを提示。ベティス側はさらに200万ユーロの上乗せによる買い取り義務と、将来のリセール時の30パーセントの経済権利を要求し、ハル・シティ側とのタフな条件闘争が最終盤に突入しています。 (via Estadio Deportivo / Mundo Deportivo)

ヘタフェCF

開幕戦でアラベスに3-0で完敗したヘタフェですが、木曜日のカンファレンスリーグ予選でパルチザンを3-1で撃破し、チームは完全に息を吹き返しました。本日19:30にホームでレーシング・サンタンデールを迎え撃ちます。

指揮官ホセ・ボルダラス監督は、度重なる自身やクラブへの審判団の理不尽な対応に怒り、メディアを通じて『主審組合などというものは、ピッチ外の4、5人の仲の良い友人たちだけで作られた、実体のない仲良しサークルに過ぎない』と痛烈な批判を浴びせ、物議を醸しています。

今回の試合では、新加入のヨハン・モヒカとフランチョ・セラーノの二人が初の先発起用となる予定。フアンミとクリスタントゥス・ウチェが負傷離脱、キコ・フェメニアが開幕戦の退場処分により出場停止となります。 (via Estadio Deportivo / MARCA / SPORT)

レーシング・サンタンデール

開幕のビジャレアル戦(2-2)で最高の輝きを見せた19歳の超新星、ミッドフィルダーのセルジオ・マルティネスに、スペインフットボール界の巨頭が電撃的に動きました。

マルティネスはビジャレアル戦の34分、エリア手前で浮いたボールをダイレクトで完璧に叩き、凄まじい軌道でゴール右隅に突き刺すボレーシュートを決めて世界を震撼させました。この活躍により、レアル・マドリードがバイアウト条項である3000万ユーロを上回る額(良好な友好関係を保つため)を支払っての完全獲得に調印。来週には正式にマドリード移籍が完了する見通しです。

指揮官のホセ・アルベルト・ロペス監督は、『1試合素晴らしいパフォーマンスを見せただけで、世界中が彼に群がる。これが一軍の恐ろしさだ。しかし、彼はしっかりと目の前の試合に集中している』と語り、本日のヘタフェ戦にも彼を帯同させました。

ディフェンスラインでは、ブラジル人ディフェンダーのペドロ・フェリペがハムストリングの肉離れにより欠場。新戦力のイヴァン・マルティンが今回のヘタフェ戦でデビューを果たす予定です。 (via Mundo Deportivo / ElDesmarque / MARCA)

ジローナFC

昨シーズン、まさかの降格を喫したジローナは、開幕2試合で1分け1敗と早くも大荒れの状況です。

ロッカールームでは、ウクラスナ代表MFヴィクトル・ツィガンコフが他クラブへの移籍を有利に進めるため、開幕戦の直前ウォーミングアップ時に、ピッチに立ってユニフォームを身につけることを完全に拒否するクーデターを画策。

この態度にキケ・アルバレス監督とフロントが激怒し、彼をただちに一軍チームの活動から永久に排除(ランニングメニューのみを科す)とする厳罰処分を発表しました。監督は『彼の処分はすべてクラブが対処している。私は試合の事だけを考えており、規律を乱すような者のために割くエネルギーは1ミリも残っていない』と冷酷に吐き捨てました。

主将イバン・マルティンの放出も重なり崩壊寸前のチームですが、ポルトガルの名門ベンフィカから、U-17ワールドカップを制した18歳の天才DFマウロ・フルタードを2031年までの超長期契約で完全獲得。最終ラインの防波堤として大きな期待がかけられています。 (via SPORT)

エスパニョール

ホームでのレアル・マドリード戦で1-2の悔しい惜敗。

今夏カステリョンから加入した新星アレックス・カラトラバが、30分に完璧な位置取りからボレーシュートを決めて移籍後初ゴール(1-1)。

試合中、カラトラバはヴィニシウスのピッチ上の振る舞いに激怒し、幾度も激しい小競り合いを繰り広げました(『僕は感情が昂っていたし、彼は包囲されていると感じていたのだろう。すべてはサッカーの枠の中の出来事だ』と語りました)。

さらに試合後、エスパニョールの公式Xアカウントは、イエローカードを受けながらもエリア内で再三明らかなシミュレーション(ダイブ)を繰り返したヴィニシウスに対して、『一体何回ダイブを繰り返せば2枚目のイエローが提示されるのですか?友達が知りたがっています』と強烈な皮肉をポストし、SNSで大炎上となりました。 (via SPORT / Esport3 / ElDesmarque / MARCA)

レガネス

最終ラインの補強に向けて、前シーズンにマレーシア代表を退団してフリーになっていた27歳のディフェンダー、ハビ・モンテロの完全移籍に合意。メディカルチェックを終え、3年契約を結ぶ見通しです。 (via MARCA)

【本日の総括】

今週のラ・リーガ(男子)は、王者レアルやバルサの影で、他クラブの思惑や怒り、ピッチ外の泥沼の移籍劇、カンテラーノの劇的な台頭がこれでもかと交錯したドラマチックな一週間となりました。アトレティコにおけるフリアン・アルバレスを巡るバルセロナやアーセナルとの緊密な政治闘争、本拠地メスタージャの最終シーズンにサポーターの怒りが爆発したバレンシア。しかし、そのバレンシアのピッチで唯一のまばゆい光を放ったのは、日本期待の19歳、佐藤龍之介のまばゆい公式戦先発デビューでした。セルジオ・マルティネスの衝撃ボレーとレアルへの電撃移籍、さらにジローナでのツィガンコフのユニフォーム着用拒否クーデターまで、開幕直後のラ・リーガの熱狂と興奮は早くも最高潮に達しています。