バルセロナへのタイトル剥奪要求とアトレティコとの冷戦
レアル・マドリードはピッチ外でも激しい動きを見せている。ペレス会長が主導し、ライバルであるFCバルセロナが過去に獲得した複数のリーガタイトルの剥奪を求める文書(ドシエ)をUEFAに正式に提出したことが明らかになり、大きな物議を醸している。
また、同じ街のライバルであるアトレティコ・マドリードとの関係も最悪の状態に陥っている。フリアン・アルバレスへの1億5000万ユーロのオファーを巡り、ペレス会長がアトレティコのエンリケ・セレソ会長に電話で直接打診した際、セレソは『選手は有効な契約を結んでおり、アトレティコ・マドリードでそれを全うする。我々は獲得もしないし、交渉にも入らない』と即答した。アトレティコは、バルセロナからは電話すらなく一方的なメディアを通じた揺さぶりを受けていたことに憤っていたが、マドリードの公式なアプローチに対してもSNSで痛烈な皮肉を込めて反撃した。マドリードの声明を引用して爆笑する絵文字を投稿した直後、『隣人であるレアル・マドリードの公式声明に関する我々の見解:1. ローマ教皇がアトレティのファンでもあると言ったビデオがカットされているぞ。2. 礼儀正しさを感謝と勘違いしているようだが、疑念を晴らすために言っておく:我々はお前たちに何も感謝していない。3. フリアンへのいかなるオファーも検討も評価もしない。4. バルセロナ以上に我々を笑わせてくれるのだから、仲良くやれないわけがないだろう』と投稿。さらに追伸として『P.D. あなた方の新会長との良好な関係を利用して言わせてもらうが、我々のアカデミーから選手を「盗む」のはいい加減にしてくれないか。本当にありがとう、レアル・マドリード!』と、かつての不可侵条約が破られたカンテラ引き抜き問題にも言及し、公然と牙を剥いている。アトレティコは、レアル・マドリードのクラブ公式テレビチャンネルや周辺メディアからの継続的な敬意の欠如に限界を感じており、メディアへの影響力では劣ることを承知の上で、全面的な「戦争」状態に突入することを辞さない構えを見せている。 (via SPORT) (via Mundo Deportivo)
【本日の総括】
モウリーニョの監督就任が実質的に決定し、ペレス会長の再選やアディダス等との歴史的な巨額スポンサー契約更新など、クラブは新たな黄金期へ向けて激しく動いています。その一方で、フリアン・アルバレスへの巨額オファーを巡るアトレティコとの対立やモウリーニョとの摩擦、ビニシウスの去就を巡る論争、そしてベルナベウのコンサート開催を巡る法的な逆風など、ピッチ内外で火種を抱えながら、ポルトガル人選手を中心とした大改革の足音が聞こえてきています。