マリアーノ・ディアスの衝撃的な復活とヘタフェ撃破の立役者
かつてレアル・マドリードに在籍したヒスパニック・ドミニカ共和国籍のストライカー、マリアーノ・ディアスが、誰もが予想しなかった形で開幕戦の絶対的な主役に躍り出ました。夏の暑さが残る中でのゲームをその圧倒的なパフォーマンスで完全に解き放ち、2つのアシストと自ら決めた芸術的なゴールでアラベスに完璧な勝ち点3をもたらしました。後半の74分にニコ・テナグリアの先制点をアシストしたのを皮切りに、自らも左サイドからペナルティエリア手前まで豪快に持ち込み、こぼれ球を拾ってゴール右上の隅に見事なシュートを突き刺しました。その直後には、ミケル・ロドリゲスへの素晴らしいアシストを供給し、不遇の立場からの完全な復活劇をファンに印象付けました。(via Mundo Deportivo)
ニコ・テナグリアとミケル・ロドリゲスが魅せた歓喜のゴールラッシュ
マリアーノの神がかったプレーに呼応するように、アラベスの選手たちが決定力を発揮しました。先制点をもぎ取ったのは、本職はディフェンダーであるアルゼンチン人ニコ・テナグリアでした。74分、前線への攻め上がりに合わせて供給されたマリアーノからの高精度のクロスにテナグリアが頭で合わせ、まるで本物のストライカーのようなヘディングシュートを叩き込み、重苦しかったゲームを動かしました。さらに試合終盤には、マリアーノからの絶妙なラストパスを受けたミケル・ロドリゲスが3点目を流し込んで試合を決定づけました。この鮮やかなゴールラッシュにより、アラベスは3-0での大勝を収め、暫定ながらリーガの首位という栄誉を手にすることとなりました。(via Mundo Deportivo)
前半のラフプレイの応酬とVARによる一発退場の舞台裏
アラベス対ヘタフェの開幕戦は、キックオフ直後から非常に荒れた激しい展開となりました。前半の45分間だけで合計18個のファウルが記録され、イエローカードが3枚提示されるなど、夏の暑さも相まって非常にトゲトゲしい「もう一つのフットボール」がピッチを支配しました。決定的な場面は前半の42分、ヘタフェのキコ・フェメニアがアラベスのレバシュに対して激しい足裏タックルを見せたシーンです。主審は当初、退場処分を下しませんでしたが、VARが介入したことで判定が覆り、フェメニアに一発退場のレッドカードが提示されました。この判定が、数的不利に陥ったヘタフェを崩し、後半のアラベスの一方的な攻撃を引き出す最大の要因となりました。(via Mundo Deportivo)
2日後に迫るラージョ戦の会場不透明状態に対するクラブの公式抗議
ラージョ・バジェカーノとの第2節が8月20日木曜日の21:00に迫る中、試合のわずか2日前になっても開催スタジアムが公式に確定していない異常事態に対し、アラベスのクラブ内には強い不満と憤りが広がっています。アラベス側にはアウェイに駆けつけるサポーターのためのチケット割り当て情報が一切届いておらず、ソシオたちに観戦の手順を案内できずにいます。これを受けてクラブはSNS上で公式声明を発表し、8月20日のラージョ戦に関してアウェイのアルビアスルサポーターに提供されるチケットの案内を待ち続けていること、ファンが現地でチームをサポートできるようあらゆる働きかけや手続きを継続していることを伝え、新情報が入り次第すぐにお知らせすることを約束しました。(via Mundo Deportivo)
本拠地バジェカスの使用禁止処分に伴う代替会場ブタルケへの変更経緯
この混乱の根底には、ラージョの本拠地エスタディオ・デ・バジェカスの極めて劣悪な施設状況があります。マドリード自治州はスタジアムの安全面に問題があるとして、7月28日に使用許可を一時的に差し止める仮処分を下しました。ラージョ側はアラベス戦に向けてこの仮処分の執行停止を申請していましたが、自治州のスポーツ省がこれを却下し、バジェカスでの開幕は不可能と公式発表されました。自治州の仲介のもと、ブルゴスのエル・プランティオなども候補に挙がりましたが、最終的にレガネスの本拠地ブタルケでの代替開催が決定しました。しかし、この決定はラージョのサポーター団体の怒りを買い、主催試合ボイコットの声明が出されるなど、アラベスを取り巻くピッチ外の環境は依然として揺れ動いています。(via ElDesmarque)
【本日の総括】
開幕戦でヘタフェを3-0で粉砕し、マリアーノ・ディアスの衝撃的な大復活劇によって暫定首位に立ったデポルティーボ・アラベス。しかし、2日後に控えるラージョ戦を巡っては、スタジアム使用禁止に伴う会場の二転三転やチケット情報の遅延など、ピッチ外での混乱に巻き込まれており、クラブはサポーターのための情報提供に全力を尽くしています。
