クラブの素晴らしいシーズン滑り出しとキケ監督が語る「中盤の成熟と課題」
チームは開幕戦のゲタフェ戦で3-0という非の打ち所がない快勝を飾り、これ以上ない最高のシーズン滑り出しを記録しました。キケ・サンチェス・フローレス監督のもとで進められているプロジェクトは、昨シーズンの終盤に築かれた強固な基盤をさらに進化させる段階に入っています。
キケ監督は、開幕戦のハッピーなチーム状況を喜びつつも、次のように今後の課題について厳しく、かつ冷静な眼差しで分析を語りました。
『私たちはリーグ最初の試合で起きたことに対して、とても満足しており、幸せな日々を送っています。これまでの5週間にわたって熱心に準備してきた戦術やゲームのダイナミクスを、いかにこの長いシーズンで安定して維持し、継続させられるかが最も重要です。毎週、新しい要素を追加し、前回の試合で気に入らなかった部分を修正しようとしていますが、当然ながら、ハッピーで陽気なモチベーションを維持しながら、次の試合でも再び高い競争力を持って戦いたいと考えています』。
さらに、チームの完成度について次のように付け加えました。
『私たちのチームには、まださらに時間と努力を投資し、磨きをかけていくべき「成熟度」という点が存在しています。その成熟度は、ゲームの戦術的な各部分を正確に読み取り、攻撃と守備をいかに完璧にバランスさせるか、そして攻守のトランジション(切り替え)をいかに高い精度でコントロールするか、という点に深く関わっているのです』。(via Estadio Deportivo / ElDesmarque)
ラヨ戦スタジアム移転劇の裏で起きたチケット不払い・非提供を巡る両クラブ間の大スキャンダル
第2節の対戦相手であるラヨ・バジェカーノ戦を前に、ピッチ外で前代未聞のスキャンダルが発生し、クラブ周辺が騒然となっています。
本来ラヨのホームである「エスタディオ・デ・バジェカス」が、マドリード州から安全基準の未達やメンテナンス不足を理由に使用停止処分を受けたため、試合は急遽レガネスの本拠地である「エスタディオ・ブタルケ」へ開催地が変更されることになりました。ブタルケは14,000人以上の収容能力を誇り、バジェカスとほぼ同等の規模を持っています。しかし、ラヨ側はブタルケでの代替開催にあたり、アラベスのアウェーサポーターに対するアウェー席用のチケット枠を一切提供しない(販売しない)という一方的な決定を下しました。
アラベスはこの冷酷な判断に激しく憤慨し、クラブとしての尊厳とファンの権利を守るため、非常に強硬な抗議を表明する公式声明を発表しました。
『デポルティーボ・アラベスは、ラヨ・バジェカーノから、アウェーのサポーターに対するチケット販売枠は一切用意されないとの正式な連絡を受けました。このような状況に直面し、ファンを蔑ろにする決定に対して明確な「拒絶の意思」を示すため、デポルティーボ・アラベスの理事会・役員会は、本日 Butarque で行われる試合において、スタジアムのVIP貴賓席(大統領席)への出席を拒否(ボイコット、 plantón)することを決定いたしました。クラブは、自分たちの愛するサポーターが、チームに同行して現地で直接応援する権利を奪われることを絶対に容認できません。サポーターはフットボールというスポーツの最も根底を支える柱であり、クラブのアイデンティティやエッセンスそのものです。私たちはサポーターの利益を断固として擁護し、このような理不尽な状況が常態化したり、今後二度と繰り返されたりしないように強く要求します』。
ラヨのスタジアム問題によってファンが直接的な被害を被る中、アラベスのフロントは断固としてファンと共闘する姿勢を明確に示しました。(via ElDesmarque / MARCA)
ラヨの「協力的だった」とする主張をアラベスが公式に「断固拒絶」した泥沼の声明対立
チケット非提供問題をめぐり、両クラブの対立は修復不可能なレベルへと悪化しています。
ラヨ・バジェカーノが自らの非難を回避するため、『チケットの手配に関して、スタジアムの使用停止が解除されなかった困難な状況下においても、常に最大限の配慮と協力的な態度を維持してきた』とする弁明の公式リリースを発表しました。
これに対し、アラベスは即座に猛反発し、その言い訳を『完全に拒絶する』と断定する、より強硬な反論メモを公式に発信しました。
アラベスはリリース内で次のように真実を告発し、相手の不誠実さを暴露しました。
『デポルティーボ・アラベスは、ラヨ・バジェカーノが提示した一方的な説明、特に「常に最大限の協力的な意思を持って、アウェーファンの入場を容易にするために動いていた」とする虚偽の主張を断固として拒絶します。実際には、アラベス側が数日前から何度も粘り強く問い合わせを行い、チケット枠の確保に向けて繰り返し調整を求めてアプローチし続けてきたにも関わらず、ラヨ側はその回答を不自然に引き延ばし続けました。そして最終的に、試合前日の水曜日の朝になって初めて、アラベスに対して「アウェーサポーター用のチケット販売枠は一切用意できない」との決定を一方的に通告してきたのです。これにより、私たちの熱狂的なファンがチケットを購入し、チームと共に現地を訪れる機会が完全に奪われました』。
対話による解決を模索したアラベスの努力を無視し、不誠実な対応を隠蔽しようとしたラヨに対する怒りは頂点に達しています。(via MARCA)
注目エース・ルーカス・ボジェの去就問題と復帰に向けた怪我の最新回復状況
エースストライカーであるアルゼンチン代表FWルーカス・ボジェの去就と身体の状態について、大きな注目が集まっています。
ボジェは8月初旬に内転筋を痛めて以来、実戦から遠ざかっていましたが、木曜日のラヨ戦でのプレー許可(グリーンライト)を掴み取るため、ギリギリまでリハビリと回復のプロセスを続けています。
一方で、移籍市場の閉幕が迫る中、彼を引き止められるかというピッチ外の懸念について、キケ・サンチェス・フローレス監督が記者会見で率直な見解を明かしました。
『私たちは自分たちの現在の財政的な可能性や、市場におけるリスクの高いポジションを十分に理解しています。私個人の強い希望としては、ルーカス・ボジェやアントニオ・ブランコのような、既存のレベルを超える素晴らしい能力を持った選手たちが今シーズンを最後まで完遂し、契約を全うして戦ってくれることを心から願い、全力を尽くして彼らの残留を望んでいます。しかし、現実として彼らが「移籍市場のターゲット(オブジェクト・デ・メルカド)」になっており、他クラブから大きな関心を集めている事実は否定できません。もし彼らが移籍する可能性が生まれたとしても、私たちのチームには素早く反応して解決策を見出すだけのダイナミックな柔軟性や対応力が備わっています。それでも、やはりブランコとボジェがこのまま残ってくれれば、チームにとってはそれに勝るものはありません』。
ボジェはアラベスと2029年6月まで(メンディソルサでさらに3年間)の契約を結んでいます。万が一、本日のラヨ戦への招集がフィットネス調整により見送られた場合でも、翌週の8月28日金曜日にホームで行われるビジャレアル戦に向けた復帰は確実視されており、十分な回復時間が与えられる予定です。(via Estadio Deportivo)
新ヒーロー・マリアーノ・ディアスの覚醒とスタメン奪取に向けたキケ監督の評価
開幕戦のゲタフェ戦において、後半からの途中出場でありながら衝撃的な1ゴール2アシストをマークし、3-0の快勝に大きく貢献したマリアーノ・ディアス。かつての得点王が再び覚醒の兆しを見せていることについて、キケ・サンチェス・フローレス監督は彼の努力を称えつつも、さらなる成長に向けた訓示を授けました。
『マリアーノはすでに自分のキャリアの新しい一ページを書き始めました。過去のページをしっかりとめくったため、彼はもう同じ過ちのループに逆戻りすることはないでしょう。しかし、ここから最も困難な挑戦が始まります。それは一貫性と、それを維持するための不屈の努力(ペルセベランシア)です。リーグの戦いは非常に長く、常に極めて高い集中力と注意力を維持することが求められます。さらに、彼の周りには非常に優秀なフォワードの同僚たちが揃っており、毎日練習からスタメン争いの厳しい競争が存在します。このエリートの舞台でのサバイバルは快適なものではないため、それを維持するタフさを証明し続けなければなりません』。
キケ監督はラヨ戦に向けたフォワードの構成として、前節で好連携を見せたトニ・マルティネスとアイトール・マニャスのスタメン継続も考慮しつつ、開幕戦で最高のインパクトを残したマリアーノをいきなりスターティングメンバーに抜擢する可能性も極めてリアルなものとして検討しています。(via Estadio Deportivo)
アンヘル・ペレスのスタメン起用とキケ監督との「ベンチでの激しい議論」のその後
右サイドバック(右ウイングバック)のポジションにおいては、若手のアンヘル・ペレスの先発起用が確実視されています。
アンヘル・ペレスは前節のゲタフェ戦において、試合中のピッチサイドでキケ・サンチェス・フローレス監督と戦術や指示をめぐり、非常に激しい口論・言い争いを行ったことでメディアやファンの間で物議を醸しました。
しかし、キケ監督は彼のピッチ上での戦術的な貢献度や高い運動量を全面的に評価しており、試合中の衝突を個人的な確執として引きずることは一切ないと明言。今回のラヨ戦でも、チームの5バックシステムの右翼を担うキーマンとして、引き続き彼をスタメンとして厚く信頼しています。(via ElDesmarque)
新加入ディフェンダーのニコラス・バレンティーニのフィットネス状態とチームへの適応
今夏に新たに加入したディフェンダーのニコラス・バレンティーニの最新のコンディションについて、監督が状態を明らかにしました。
バレンティーニは前の所属チームでの様々な状況により、長い間グループトレーニングから離れて、個別にトレーニングを消化せざるを得ない期間が続いていました。そのため、他の選手たちに比べてチーム全体の戦術的な合流にやや遅れが生じています。
キケ監督は彼の状態について次のように語っています。
『バレンティーニは長い間個別練習をしていましたが、合流後の彼の動きは非常にダイナミックであり、ピッチに立ちチームを助けるための準備は十分に整っているように見えます』。
今後の試合展開やチームのディフェンスラインの状況に応じて、彼がピッチに立つ準備は100パーセント整っています。(via Estadio Deportivo)
FIFAからの厳しい制裁を消化中のファクンド・ガルセスの現状と復帰の見通し
ディフェンスの強力な戦力として期待されているファクンド・ガルセスですが、残念ながら当面の間公式戦に出場することはできません。
彼は過去に移籍プロセスにおいて発生した書類偽造問題への関与により、国際サッカー連盟(FIFA)から極めて重い出場停止処分(ペナルティ)を科されています。
この制裁期間により、ガルセスは今シーズンのリーグ開幕からピッチに立つことができず、処分が完全に解除されてチームに復帰し公式戦のピッチに立てるようになるのは、第12節以降となる見通しです。(via Estadio Deportivo)
第2節ラヨ戦の予想スターティングメンバーとキケ監督が警戒する相手の戦術
本日のラヨ・バジェカーノ戦に向けて、チームは開幕戦での成功を踏襲した「5-3-2」の強固なシステムで臨む予定です。
守護神のアントニオ・シベラがゴールマウスを守り、ディフェンスラインはアンヘル・ペレス、テナーリア、コスキ、ジョニー・オットー、アブデ・レバシュが5バックを形成。中盤にはパブロ・イバニェスとアントニオ・ブランコが固定され、残りの一枠をミケル・ロドリゲスとデニス・スアレスが競う形になります。前線はトニ・マルティネスとともに、マリアーノ・ディアスあるいはルーカス・ボジェが起用される見込みです。
対戦相手のラヨは、ベニャ・サン・ホセ新監督が率いるものの、ブロック(メンバーの骨組み)は長年変わっておらず、非常に速く激しいインテンシティを持ったチーム。キケ監督は『相手のそのスピードに対して私たちがダイナミックに対抗し、抵抗力を見せながら、自分たちのサッカーを提案していかなければならない。相手をこちらの攻撃で心配させ、私たちの弱点を最小限に抑える必要がある』と戦術眼を光らせています。(via Estadio Deportivo / ElDesmarque)
【本日の総括】
スタジアム問題に伴うチケット非提供スキャンダルにより、役員会が貴賓席をボイコットする泥沼の事態に発展していますが、チームは開幕大勝の勢いをそのままに団結を強めています。ボジェの復帰やマリアーノのスタメン争いを含め、キケ監督率いるチームはピッチ外の雑音をシャットアウトし、本日のアウェー戦で連勝を飾るための準備を完璧に整えています。
